1988/05 - 1988/05
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みどりのくつしたさん
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1988年5月19日、アテネからエジプト航空機で、カイロへと飛んだ。
アテネの空港で知り合った日本女性がカイロ経由で日本へ帰るという。
ひょっとしてカイロくらいは一緒に見られないかと思ったが、トランジットだったので無理矢理別れさせられた。
彼女はトランジットホテルへと収容されてしまう。
2人でピラミッドを見れたら見ようという話をしていたので、1人でちょっと寂しくなる。
カイロの空港では、「政府公認ガイド」という連中がうるさいほどに寄ってくる。
タクシーの誘いを断って、僕はカイロ空港から27番のバスでカイロへと向かう(50ピアストル=30円)。
すると、客引きが一緒に乗り込んで、ホテルを紹介するとしつこい。
でも彼も、そろそろ家に帰るつもりだったらしく、タハリール広場で振り切った。
まあ、僕はそれまでに、しつこいので有名な、インドのリキシャーマンにも、モロッコのガイドにもでくわしたことがある。
カイロのガイドくらいを振り切るのは簡単だ。
「Lonely Planet」でめぼしをつけていた安宿「ホテルチューリップ」が満杯。
変な客引きに店に連れ込まれたりしたが、猛烈に暑い(43℃!)ので、考えがまとまらない。
こういう日は無理をしてはいけないと、タハリール広場に面した4つ星の「クレオパトラホテル」へ行ってみた。
すると、朝食つきでツインルームのシングルユースでたったの20ドルだ。
クーラーがガンガン効いた、ごく普通のシティホテル部屋なので、とにかくこれに決定。
翌日、タハリール広場から8番のバスに乗って(10ピアストル=6円)ピラミッド見物へ出かける。
バスの乗客に「ピラミッド!ピラミッド!」と話をしている。
普通の町並みを通っているときに、よってたかって、ここだと降ろされてしまう。
降りたところは普通の町並みなのだが、その向うにピラミッドが見えるよ。
つまり、ピラミッドは普通の民家やホテルのすぐ横にあるわけだ。
ただ、あとでわかったんだけれども、反対側にはよく写真で見る空間が広がってるだけどね。
国際学生証(ISIC)を見せて、ピラミッドの入場料は1.5ポンド(90円)に値切った。
クフ王のピラミッド、カフラー王のピラミッド、メンカウラー王のピラミッド。
このすべての中に入った。
もちろんそのあとは、定番のスフィンクスも見たし、世界最古の木造船「クフ王の船」を収めた太陽の船博物館も訪れる。
40度を超す中、外を歩き回り、ピラミッドの中を歩きと、とにかく身体が疲れている。
またバスに乗って、カイロの中心部へと戻る。
すぐにカイロ鉄道駅へ行った。
翌日のアスワン行き列車の予約を取ろうと考えたのだ。
ところが、どの窓口で切符を買ったらいいのかわからない。
案内所みたいなところもみつからず、とにかくどの窓口にも長い列があった。
世界旅行者の特徴はとにかく諦めが早いこと。
このときはもともとどんな列車があるのかも、全く知らなかった。
それに、いまカイロにいるのは、ケニアへ飛ぶ途中のストップオーバーだ。
ナイロビに飛ぶ予約は6月13日に予約が入っている。
つまり、エジプト滞在は2週間。
いまエジプトでのんびりと時間を使うわけにはいかない。
一番南のアスワンまで一気に移動したあとで、ところどころ寄りながらカイロへ戻ってきた方がいいだろう。
これが「一番見たいものを最初に見てしまう」という世界旅行主義だ。
ウィンピーでハンバーガーを食べていたら、フィリピン人の出稼ぎ労働者が話しかけてきた。
なんとなく、コーラをおごってあげたりする。
そのあと「ナイルヒルトン」へ両替に行ったら、エジプトエアのオフィスを発見。
一気にカイロからアスワンまで飛んでしまうことに決めて、翌朝のフライトを予約する(片道125.30ポンド=約7500円)。
クレオパトラホテルの地下に、韓国人経営のなぜか「九龍レストラン」がある。
ここは、いかにも韓国レストランらしく、無料のキムチの小皿がずらりと並ぶ。
外務省の留学生と、建設プロジェクトのエンジニアとホテルのロビーで会う。
一緒に九龍レストランへ行くと、そこでなかなか色っぽい日本女性二人と会う。
一緒に食事をして話をする。
この日本女性はなんと、ナイル川を現地のボートで、欧米人旅行者と一緒に下ってきたそうだ。
おっぱいが大きい上にタンクトップなので、脇からおっぱいが観察できる。
さすがの僕もちょっと興奮してしまった。
彼女は明日、日本へ帰国するとのこと。
僕もだいたい同じ時刻に空港からアスワンへ飛ぶ。
そこで、明日タクシーを相乗りして、一緒に空港へ行くことに話を決める。
明朝午前7時に、クレオパトラホテルのロビーで待ち合わせ。
ということは、彼女は旅の最後の夜というわけだ。
しかも明朝午前7時にホテルで待ち合わせ…。
それなら、彼女は僕の豪華なツインルームに泊まった方がいい、というかそれが自然じゃないかな。
楽しい思い出も作れるしさ♪
でも、彼女は一緒に泊まっている女性に気を使ったのか、安宿へと戻ってしまった…。
だから僕は言うんだけどさ、「女性はひとり旅の方がいい」ってね。
まあ、世の中、チャンスというものは何度も巡ってくるものではないんだよ。
結局何もなかったけれど、ちょっと心残りだったね。
【旅行哲学】旅先の恋はその場で決めないとダメだ。
http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/africa/giza.htm
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