1989/06 - 1989/06
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みどりのくつしたさん
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(1989年のこの時期、ペルーの通貨インティは、1ドル=3000インティ、1000インティ=40円と考えると便利です)
1989年6月28日。
朝6時半に起きて外に出ると、昨夜とても冷え込んだせいか、道には氷が張っていた。
チチカカ湖へ来たら、とにかく浮島、ウロス島を見る。
これが海外旅行の定番だよ。
そこで、到着した翌日には、いろいろウロス島ツアーを調べていた。
ツアーは入島料金1000インティを含んで、1万インティのものがあった。
また、高いものでは1万5千インティのやつもあるとか。
注)1万5千インティの高額ツアーといっても、たったの5ドル(600円)です(笑)。
しかし、個人旅行者というものは、できるだけ普通のツアーでは行かないものなんだよ。
そのほかに、プーノの桟橋へ行けば、安くボートが出ているとの噂があった。
これを試さなければ、話にならない。
朝早くから桟橋へ行って聞くと、小さなボート一隻を借り切って2万5千インティ。
他に人が来なければ馬鹿高いわけだが、8時から9時半まで桟橋で粘っている。
個人旅行者というものは、ほんの数百円得するためにがんばるものなんだよ。
この経験がないと、本物じゃないんだね。
そこに昨夜、外人と僕と一緒に酒を飲んだ、日本の女の子が二人やってきて。
「あなたは格好いいわね〜♪」と、世界旅行者をほめてくれる。
というのは、昨夜、5人で飲んでいたとき、僕は疲れて先に帰ることにした。
帰り際にこっそり、自分の分の他に女の子の分の支払いをしたんだ。
といっても、2人分払っても、たった1ドル(120円)くらいだったけどね。
女の子が金を払おうとしたら、バーのマスターが「さきほどの世界旅行者さんからお嬢さんたちの分はいただいてます」と告げられて、感動したようだ。
しかし、彼女たちは、別の高額なツアー(600円)に参加して、とっとと移動してしまった。
桟橋で待っていたら、長身(180cm以上)でクラークゲーブルに似た後藤君がやってくる。
彼とはロサンジェルスで一緒で、そのあと、クスコで再会していた。
ただ彼は他の日本人2人と一緒だったし、僕は薬剤師くんと一緒だったので、2人きりでじっくり話をするのは久しぶりだ。
一緒のツアーに参加することにして桟橋で粘っていると、薬剤師くんもやってきた。
他に南米の家族連れもやってきて、結局、1人6000インティ(2ドル=240円)+入島料1000インティ。
つまり、7000インティ(280円)でツアーに参加することができた。
記憶していて欲しいのだが、このとき、豪華ツアーが600円で、貧乏ツアーが280円だったってことね。
日本にいたら、この違いは意味がないだろうね。
でも、この違いが意味があると感じられてはじめて、本物の旅行者なんだよなー。
この文章を読んでいる君たちには絶対にわからないけどね。
チチカカ湖に乗り出して、三つの浮島を見て回る。
浮島に上陸すると、確かに足元がへこんだりして、浮いていることを実感できる♪
薬剤師くんと後藤君、そして僕の3人で葦舟にのると、1人1000インティ。
ちょっと船を動かしただけで3000インティ(1ドル=120円)儲かるのだから、いい商売ではないかな。
ここでも、120円なんかたいしたこと思ったキミ、キミには何もわかってないんだよ。
昼過ぎにウロス島から戻る。
ここでべたべたせず、1人でみんなと別れて、郵便局から絵葉書を出す。
プーノの博物館を見学して、明日のプーノ行きのバスを予約する。
インカのセーター(チョンパ)を値切って購入。
教会で祈る。
夜は、後藤くんと薬剤師くんと僕で、昨日のバーへ行ってホットラムを飲む。
互いのロサンジェルスからここまでの、互いの長い旅の話をする。
明日は、国境を越えて、ラパスへ行く。
【写真】ウロス島
【旅行哲学】1989年のプーノにも、個人旅行の日本人が結構いたものだね。
http://www.midokutsu.com/south_america/uros.htm
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