’０８ チュニジア周遊の旅～（１６）カルタゴ、フェニキア人の夢の跡

2008/02/08 - 2008/02/18

ツアーの最終日、予定はカルタゴ遺跡の観光と
昼食をはさんでシディ・ブ・サイドの観光。
今日も今ひとつのお天気でガイドさんの「天気が崩れる前に
観光が終わるように」との意見から昼食を遅めにずらし
一気に観光を済ませることになりました。

カルタゴは海上貿易や農業で繁栄した都市国家。
ローマとの戦いに敗北し徹底的に破壊されてしまいましたが
後にローマ都市として蘇りました。
「ハンニバルの物語」で読んだ歴史の舞台にやってきて
軍港の跡や町の遺跡を見ることができました。

エリア カルタゴ(チュニジア)

トフェ　タニト神の聖域

ポエニ人の墓地。
バール・ハモン神（フェニキアの古代宗教神）と
女神タニト神（カルタゴの守護神）が祀られていた
聖域だったそうです。

トフェ　タニト神の聖域

タニトの印があります。

トフェ　タニト神の聖域

カルタゴでは幼児を神に捧げる生贄の習慣が
あったとか。
この聖域からもたくさんの子供の骨が入った
骨壷が発見されたそうです。

トフェ　タニト神の聖域

トフェの端にある地下室。
ローマ時代の穀物庫だそうです。

トフェ　タニト神の聖域

墓標のようです。

古代カルタゴの港

円形の港。
かつては軍港と商業港がありカルタゴの繁栄を
支えていました。

古代カルタゴの港

アントニヌスの共同浴場

ローマ皇帝アントニヌス・ピウスにより
建設された公共浴場。
ここがその遺跡の入り口です。

カルタゴ港の見取り図

手前が商業港、奥の円形の港が軍港。

アントニヌスの共同浴場

入り口を入ったところで添乗員さんから
大統領邸があるのでカメラを向ける方角には
注意するように言われ少し緊張。

アントニヌスの共同浴場

ここはお墓だったとか。

アントニヌスの共同浴場

ローマ時代を思い起こさせます。

アントニヌスの共同浴場

建物は２階建ての巨大なものだったそうです。

アントニヌスの共同浴場

この円柱の高さからみてもいかに大きな建物
だったかが想像できます。

アントニヌスの共同浴場

更衣室、温浴風呂、水風呂、サウナ、プール、
噴水、談話室・・・１００を超える部屋が
あったそうです。

アントニヌスの共同浴場

彫刻が細やかでとてもきれい。

チュニジアの青空

心配していたお天気も持ち直しきれいな青空が
見えてきました。

アントニヌスの共同浴場

ローマ人ってほんとうにすごいです。

アントニヌスの共同浴場

アントニヌスの共同浴場

円柱や床に使われた大理石はボン岬の
エル・ハワリアなどから運ばれたそうです。

アントニヌスの共同浴場

アントニヌスの共同浴場

現在の遺跡は１９８０〜８８年にかけて
ユネスコの協力で修復・復元されたものです。

アントニヌスの共同浴場

アントニヌスの共同浴場

チュニジアの７つの世界文化遺産、これで
完全制覇です。

ビュルサの丘

コスモスかな？

ビュルサの丘

可憐な花が咲いています。

ビュルサの丘

木にはオレンジがなっています。

ビュルサの丘

日時計です。

ビュルサの丘

ビュルサの丘は古代カルタゴの中心だったところ。
ここからの眺めはとても素晴らしいです。
ハンニバルも見たかな？

ビュルサの丘

フェニキア人の町を破壊しつくしたローマ人が
後にその跡を埋め立てて造った町の遺構です。

ビュルサの丘より

ビュルサの丘

彫刻が並んでいます。

ビュルサの丘より

円形の軍港が見えます。

ビュルサの丘

住居跡。

ビュルサの丘より

カルタゴ博物館

カルタゴ博物館

こちらで発掘されたモザイク。

カルタゴ博物館

ローマ時代の彫刻。

世界遺産のマーク

トフェ、アントニヌスの共同浴場、カルタゴ人の
住居跡等が世界遺産・カルタゴ遺跡。

ビュルサの丘

お花がたくさん。すっかり春です。

サン・ルイ教会

この大聖堂はフランス国王聖ルイ９世に
捧げられています。