2008/02/23 - 2008/02/23
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ライオンベラーさん
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早押しクイズで
「兵庫県最南端の島はどこですか?」
と聞かれたら、さっそく
”ピポン!””ピポン!””ピポン!”・・・
とたくさんの人がボタンを押すと思います。
続いて
「漢字2文字で答えてください。」
と言われたら
”あれ?””あれ?””あれ?”・・・
と焦(あせ)ってしまうかも知れません。
実際には兵庫県最南端の島は淡路島ではなくて、その東南にある沼島なのです。
その沼島でシダを観察するセミナーがあったので、さっそく参加してみることにしました。
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- その他
-
明石海峡大橋を渡り始めるといきなり横風にハンドルを取られました。
ぐぐぐぐぐッ、ぐぐぐぐぐぐぐッ、ぐッ、ぐぐぐぐぐッ・・・・
ものすごい強さです。
橋自体も大きく揺れているようです。 -
模型の橋の上のミニチュア自動車をイメージしてみました。
それに横からフッと息を吹きかけると、ふわっと吹き飛んでしまいます。
私も今、ちょうどこのような状態なのでしょうか?
ああああ! 隣の車線に流されてしまいました。 -
おおお、おっと! おおお、おっと!
おおおおお、何と恐ろしいのでしょう。
必死でハンドルにしがみついていました。
しかしいくらしがみついても、飛ばされるときは車ごと飛ばされます・・・・・ああ!・・・・・ああああー!!!・・・・・・・・ -
ようやくのことで対岸に着きました。
ああ、怖(こわ)かった。
沼島では山の中を歩くので、この辺りで昼食を買っておかなければなりません。
パーキングに入りました。 -
ここには写真のような観覧車があります。何時(いつ)かこれに乗ってみたいと思っています。
うう〜ん、しかしここの物価は高い!
仕方がないので、朝食用にカレーパンと飲料だけを買って、車に戻って中で食べました。
洲本IC(インターチェンジ)で降りました。 -
コンビニでおにぎり弁当とアンパンと飲料を買いました。
船乗り場に到着しました。
待合所には次々と参加者が集まって来ました。
写真は桟橋(さんばし)です。 -
まだ船は来ていません。
少し天候が崩(くず)れてきました。
写真は待合所にかかっていた沼島の地図です。
左が北です。
ほとんど無人島に近いような所をイメージしていましたが、地図を見ると小学校や中学校もありました。 -
船が到着しました。
突然、雨が降り始めました。
雨合羽(あまがっぱ)を手にして乗り込みました。
さあ、いよいよ出港です。
わくわくしてきました。 -
距離にして4.6km、約10分の船旅です。
海は波立っていて、激しい水しぶきが窓をたたいています。
沼島が見えてきました。
どんなところなのでしょうか?
もしかして竜宮城のようなところなのでしょうか? -
心が弾んできます。
それにしてもすごい浪しぶきです。
雨水も窓を伝います。
防波堤を横切りました。
堤の内側では数羽のかもめが飛び回っていました。 -
着岸しました。
乗客は次々に下船していきます。
ああ、遂(つい)に沼島に上陸したんだ。
そう思うといいようのない感慨が湧き起こってきます。
参加者らしき人たちが、桟橋を進んで行きます。 -
私たちが乗って来た船です。
もう雨は上がっているようです。
私たちは左に波止場、右に民家を見ながら歩いていきました。 -
左側には写真のような小船が岸に繋(つない)がれていました。
このような船を見ると、どうしても船の中で跳ねている魚をイメージしてしまいます。
沖合いの船の中で魚をさばいて造りにして、醤油(しょうゆ)とわさびで食べたり、焼き魚にしたり、 -
吸い物にして食べるとどんなに美味しいでしょう。
また、船の中で衣を着けて揚(あ)げるのもいいかも知れません。
大海原の中で食べるとまた格別でしょう。
・・・などと思いながら歩いていましたが、他の人 -
たちは、船よりもシダに関心があるようで、民家の石垣の間に生えているシダに近寄って観察しながら歩いていました。
山道に入っていきましたが、やはり見ているのはシダばかりです。
ようし、私もシダを見るぞ! -
心は燃えてきました。
山道を上がるにつれてだんだんシダが増えてきます。
うわあ、シダでいっぱいです。
斜面をびっしりと覆(おお)い尽くしています。 -
こちらもびっしりと生い茂っています。
流石(さすが)にこれほどのシダを見るのは生まれて始めてのことでしょう。
もしかして、4〜5年前に屋久島に行ったときや子供の頃に山の中で見たことがあるかも知れませんが、鮮明(せんめい)な記憶はありません。 -
密林っぽいところがあったので踏み分けて行って写真を撮りましたが、手前の木の枝が邪魔(じゃま)になっています。
う〜ん、この枝を折り取るか横へ退(の)けてから撮れば、もっといい感じになったかも知れません。
残念! -
写真の手前がシダで向こうに見える木が種子植物(普通に見られる木や草)です。
シダは種子植物よりも前に地球に出現していたようです。
ではシダと魚はどちらが先に地球に出現したのでしょう? -
どうやら答は魚のようです。
魚類が海の中に出現した頃は、まだ陸上には多細胞生物(大きな動植物)はいなかったようです。
その後、すぐにこのようなシダなどの植物が上陸して、続いて昆虫や両生類が上陸して、その後に種子植物が出現したようです。 -
一見枯葉(かれは)かと思いました。
しかしこれはシダの葉の裏にびっしりと胞子嚢(ほうしのう)がついたものだということです。
胞子嚢とは胞子が入った袋のことです。
この胞子1つ1つが前葉体(ぜんようたい)という -
数mm(ミリメートル)ほどの葉のようなものになります。
その葉のようなものから作られた卵(らん)と精子(せいし)が受精してシダの本体になります。
この写真のシダも胞子がいっぱいついています。
シダはこれ全体が一枚の葉です。 -
道端(みちばた)の茂みの中にこのような人造物がありました。
地面をくり抜いて石の壁をつけたものです。
横の一辺は1〜2mで縦は2〜3mでしょうか。
写真のように真ん中に木製の棒状のものが架(か)かっていました。
誰が何の目的で造ったものでしょうか?
古墳なのでしょうか?
それとも炭焼きか何かに使っていたのでしょうか?
これは何でしょうというクイズにしたいのですが、残念ながら答がわかりません。 -
炭でも焼いていたのでしょうか?
それともただの昔の古墳か何かなのでしょうか?
まったくわかりません。
うわあ、またまたシダだらけの光景です。
う〜ん、素晴らしい! -
シダが上陸したのは古生代のシルル紀だということです。
そのころの光景はこんな感じだったのでしょうか?
続くデボン紀に大型化し始め、次の石炭紀にはどへぇ〜〜と驚くような大きさになっていたようです。
石炭紀とはその名の通り、石炭がたくさんできた時代です。
ということは、この大型のシダが地中で変化して石炭になったということになるのでしょう。
石炭というのは黒くて燃える石で、昔はストーブや蒸気機関車の燃料に使用されていました。
現在でも火力発電や製鉄に使用されています。 -
あ、灯台が見えます。
沼島灯台です!
この辺りで昼食を食べました。
参加者は全部で20〜30人です。 -
私はコンビニで買ったおにぎり弁当とアンパンを食べました。
取り合わせとしては違和感があったのですが、どちらも食べたかったので仕方がありません。
食後、灯台に向かいました。 -
沼島灯台まで0.1kmの表示がありました。
ということは後100mだということです。
やったー! もうすぐだ!
足取りも軽くなりました。 -
ついに到着!
思ったより高くて立派な灯台です。
この灯台ができたのは1961年の2月です。
ということは、それまでここには灯台はなかったということになります。 -
1958年1月26日に旅客船「南海丸」が徳島県小松島市から悪天候の中を和歌山市に向け出航しました。
そしてこの沼島沖で風雨の中で航行不能となり、救難信号を送り続けました。
しかし遂に沈没し、乗員乗客は167名全員が死亡・行方不明になってしまいました。
まさにタイタニック号のような悲劇です。
生存者がいないため事故の詳しい様子はわからないようですが、船体は間もなくここから南西に4〜5kmほどのところの海中で発見されたということです。
そして、その2年後にこの灯台ができたそうです。 -
そして、その2年後にこの灯台ができたそうです。
この写真は地面に寝転んで撮りました。
この前後の写真から、その様子は推察できると思います。
我ながら立派な写真になったと思います。
ムフフフ・・・・・素晴らしい! -
ここに寝そべって撮りました。 -
左に回り込んで撮ってみました。 -
樹木の陰の向きから推測すると、この方角が南西になるのでしょうか。
とすればこのずっと先が紀伊半島があるはずです。
南海丸が沈没したのはこの先4〜5kmぐらいのところでしょうか? -
そのときここの灯台があれば、泳げる人はこちら向きに泳いで助かったのでしょうか?
それともしけ(海が荒れている状態)のときは助かるのは無理なのでしょうか?
この写真も南西の向きだと思います。 -
こちらは真西です。
右側の岬(みさき)が淡路島の最南端です。
その向こうが四国の鳴門です。
この下に見える波止場は私たちが到着したところです。 -
大きなススキ状の草があったので撮ってみました。
高さは3〜4mほどでしょうか。
植物の名前はあまり知りません。 -
東海岸(和歌山側)に出るために道を下っています。
沼島灯台ももうずっと遠くなってしまいました。 -
ここも道端にたくさんのシダが生えています。 -
こちらは北東でしょうか。
この写真は少し気に入っています。 -
ここもシダに覆(おお)われています。 -
こちらが南です。
ということはこの先はずど〜んと太平洋です。
フィリピンはこの右にあるのでしょうか、それとも左にあるのでしょうか?
クイズになりそうですが答はまだ調べていません。 -
こちらは北東です。
ずっと向こうに和歌山県の沖ノ島です。
その右側に加太岬が見えます。
その少し南が和歌山市です。 -
おお、鳥居です。
たくさんあります。 -
ずっと続いています。 -
神社がありました。
説明文を読むと、ここは航海の安全を祈るところのようです。
おお、そ、そうなのか・・・。
海というのは、こんなにも恐ろしいところなのか。 -
この辺りの海は昔から何艘(そう)の船をその腹の底に飲み込んできたのでしょうか?
お、恐ろしい・・・。
私も海の安全を願って、がらがら(?)を鳴らしてお参りしました。 -
こちらの道(西向き)もたくさんの鳥居があります。
ずっと続いています。 -
まだまだ続いています。
向こうに淡路島が見えます。
こちらは西側です。 -
こちらは南側です。 -
再び西側です。
向こうの淡路島とこの沼島との間には中央構造線が通っています。
中央構造線とは日本列島を東西に走る巨大な断層で、茨城県から長野県、三重県などを通って熊本県まで続いています。 -
中央構造線はこの沼島と淡路島の間の海を横切っています。
そして、この写真のずっと前方の徳島の方へ続いています。
中央構造線ができたのは中生代の頃です。
中生代というのは恐竜が住んでいた時代です。 -
この中央構造線を境に写真の淡路島(北)側の地面に対して沼島(南)側の地面は、右(東)方向に動いて来ました。
中生代から動き続けているので、淡路島側を固定するとこの沼島は、九州よりもずっと西の東シナ海辺り -
から動き続けてきたことになります。
この写真は北に沼島灯台を見ています。
先ほどの写真で、この沼島側は古生代末期の地層で、向こうの淡路島側は中生代末期の地層だということです。 -
この写真は南側の海を見ています。
この島の石は皆、中央構造線ができた頃の地殻変動で、地中深くで押しつぶされて、ぺしゃんこの変成岩になってしまっています。
島の石垣はこの変成岩(結晶片岩)でできています。 -
写真は再び西向きです。
中央構造線がある向きです。
中央構造線の南は全国的にこのような変成岩のところが続いています。
これを三波川変成帯と呼んでいます。 -
シダです。 -
たくさんのシダが生えています。 -
こちらもシダです。 -
こんなに大きなシダもあります。
石炭紀は地表は、これよりももっとずっと大きなシダに覆われていたのでしょう。
すごい光景に違いありません。
そのような光景の中を歩いてみたいと思いました。
どこかの国に行けばそのような植物園か何かがあるのでしょうか?
それとも現在の地球上にはないのでしょうか? -
地下深くで押しつぶされてできた変成岩(結晶片岩)です。
押しつぶされたために、横筋がついています。
これが三波川編成帯の岩石です。
ついつい見入ってしまいます。 -
奥の岩は上部がこちら側にせり出していて、高さは3〜4mあります。
三波川変成帯の岩ということで撮りました。 -
参加者の方は専(もっぱ)らシダを観察されていますが、私はどうしても岩に目が行ってしまいます。
-
岩です。 -
岩を拡大しました。 -
ようやく、東側の海岸に出ました。
写真は南向きです。 -
南向きです。 -
東向きです。
きれいな海です。 -
とんがり岩です。
北東向きです。 -
とんがり岩です。 -
とんがり岩です。 -
とんがり岩と私たちが降りてきた道です。
さあ、そろそろこの坂道を登って帰路に着く時間です。 -
山道を東海岸から西海岸まで歩いていきます。
途中、小学校や中学校もありました。
このように島の石垣は、横筋の入った島内の石を使ってあります。
どの石垣を見てもこのような石なので、旅の気分を盛り上げてくれます。 -
西海岸に出ました。
神社がありました。
この馬は昭和30年頃に、島出身で大阪で活躍していた人たちが出資して造ったそうです。
昔ここにあったという像の再現だということです。 -
神社は階段を登った高いところにあります。 -
神社の石もこのように筋模様の入った結晶片岩です。 -
どの石も筋が入っています。 -
社殿の右側の階段もこのように筋入りの結晶片岩が使ってあります。 -
私たちが登ってきた階段です。 -
こんなに高いところにあります。
向こうは淡路島です。 -
階段を降りていきます。
途中にこのような門があります。
門をくぐると波止場の光景が・・・ -
門をくぐると波止場の光景が・・・ -
波止場の光景が・・・ -
よいしょ!
このように広がっています。
対岸はの淡路島です。
対岸までの距離は4〜5kmです。 -
ここを中央構造線が横切っています。
中央構造線は和歌山から徳島の辺りまで、この海の底で連なっています。
こちら側の岩石は向こう側より数億年ほど古いようです。 -
ということは、こちら側が断層(中央構造線)に沿って上がってきたということになります。
あ、鳥が飛んでいます! -
これがミサゴという鷹(タカ)なのでしょうか?
ミサゴならこの辺りの生態系の食物連鎖のピラミッドの頂点にいる生き物ということになります。
この鷹を狙(ねら)う生き物はいません。 -
漁船です。 -
網(あみ)です。 -
水面がキラキラと輝いてきれいです。
キラキラ。 -
帰りの船が到着しました。 -
ここにも島の地図がありました。
この上に私たちが訪れた灯台が小さく見えていますが、わかりますか? -
船に乗り込みます。
「島を美しく」と大きく書いてあって、
「またお越し下さい。」と小さく書いてあります。 -
振り返ると
「ようこそ沼島へ」
と描いてあります。
こうして振り返ると来たときの気分が味わえます。 -
いよいよ、船は沼島を離れます。
沼島よ、さようならと手を振りたい気分です。
船が桟橋(さんばし)を離れました。
何と、先ほどまでいい天気だったのに、海に出ると小雪が舞い始めました。
(※ 後編 http://4travel.jp/traveler/wanyamapori/album/10223950/ に続く)
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