2007/12/27 - 2008/01/07
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アクアマリンさん
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何かと話題のマカオへ友人と行くことになり、そのついでに7年ぶりで香港も訪れることにした。半分一人、半分連れありで楽しんだ、クリスマス&正月イルミネーションきらめく香港&マカオの12日間をご紹介。ホテル代が高いエリアなので、その分徒歩の町歩きを目一杯入れて、観光代を浮かせた。節約モードでこのエリアをまわろうという方は是非ご参考に!
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー
- 航空会社
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年明けにマカオで友人と合流する前に、香港をまわることにした。前回7年前に初めて香港を訪れた時は九龍側が中心だったので、今回は香港島をメインで見るつもりである。というわけで、2日目は早速香港島へ。マカオへのフェリーが時折込むと聞いたので、上環のフェリーターミナルで購入しておくことにした。平日なのに当日分は2時間待ち。限られた日程なら、やはり事前購入が賢明のようだ。
次に、やはり上環にある、香港最古の廟・文武廟へ。途中、お粥の名店・生記粥品専家で本場広東粥の昼食。上環は下町っぽいところで、古くからあるらしい小さな店が建てこんでいた。
文武廟はさすがに門構えが立派だ。山型で渦を巻いた線香が天井いっぱいにぶらさがっており、廟内はその煙で霞んでいた。
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文武廟から、白人好みの骨董品屋やレストランが並ぶハリウッド・ロードを経て、ヒルサイド・エスカレーターへ。香港島は神戸のように、海に向かって斜面に市街地が開けている。このエスカレーターに乗ると、その地形がよくわかる。それにしても、上まで行っても行ってもマンション群が途切れない。香港の人口密度の凄さを実感した。
エスカレーターのほぼ頂上まで行った後、脇の階段で延々と下り、泰昌餅家で買ったエッグタルトとココナッツの焼き菓子を頬張りつつ、スターフェリー乗り場へ向かう。イギリスの植民地だったせいか、香港のケーキとパン類は本当においしい。
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7年ぶりのスターフェリーから、夕映えのビクトリア湾を眺めてチムシャーツアイへ。プロムナードでシンフォニー・オブ・ライツを見物。人が多くてゆっくり見れなかったせいもあるが、レーザーショー15分は少々見飽きるかも。期待が大きすぎたのかな?
広東焼味餐庁でチャーシュー飯の夕食。香港のロースト類はやっぱり美味しい。この後、廟街のナイトマーケットを冷やかすも、前に進むのも大変な人出である。香港はスリが多いことを思い出し、荷物も心配なので、適当なところで宿へ帰った。 -
宿代節約のため、初めの2日間は佐敦のゲストハウスで過ごしたが、あまり安宿ばかりでも疲れると考え、3泊目からはサウス・パシフィックへ移動。立地、設備とも結構良く、思ったより快適だ。
ここからタイムズ・スクエアまでは歩10分足らず。巨大な吹き抜けにはクリスマスの飾り付けがされていた。旧正月の飾りに変わるまでこのままのようだ。
タイムズ・スクエアのあるコーズウェイベイは香港屈指の繁華街だけあって、凄まじい人並み。にしても至る所で「人民元両替します」の看板を目にして、7年の変化を思う。前回来た時は、香港で普通話を聞くこともなかったのに。大陸人がここまで経済力を持つようになるなんて予想もしていなかった。 -
コーズウェイベイ付近を散策後、湾チャイのシーサイド・プロムナードへ。遠いかと思ったが、コーズウェイベイからぶらぶら歩いても30分しない。ここでもシンフォニー〜を見物。チムシャーツァイよりずっと空いているうえ、視界は広く、ショーの音楽もよく聞こえる。この環境で見ると、昨日の感想とは打ってかわって「結構よくできてるじゃん」と思い直した私であった。
香港一高いIFCも全部見える。何よりこの場所が良いと思ったのは、目の前の海にビルのイルミネーションが反射して実にきれいなことだ。ただ夜景を見るだけでも、ここはおすすめである。 -
12月30日。この日は午後からラマ島へ行く。午前中は北角へ行ってみることにした。初トラムを体験、思ったより狭い車内に驚いた。北角は市場や露店が多い庶民的なエリアで、活気に満ちていた。新鮮な魚介が一杯並んでいて、これは台湾やシンガポールなど他の中華圏とは大きく異なる点だろう。
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在港邦人のMさんと落ち合い、アバディーンから船でラマ島を目指す。
アバディーンといえば、かの水上レストラン「ジャンボ」があるということしか知らなかったが、実際にはベッドタウンのようで、中〜上の下ぐらいの生活レベルと思われるマンションや高層アパートが立ち並んでいた。
それらの向こうはもう海。香港に来て3日にしてすでに人ごみにウンザリしていたので、大海原と緑の島々を目にするとホッとした。
ラマ島の目的はもちろん海鮮料理。ついでに、ちょっとハイキングもする計画だ。 -
索●湾という港に着き、ここから●樹湾という港まで歩くはずだったが、ちょっと時間があるので別の道も周ってみることにした=これが、とんでもないアドベンチャーの始まりになろうとは…。
ラマ島は香港市街の近くと思えないほどひなびた風情で、沖縄の離島に来たような感じ。古びた農家や野原を抜けると「菱角山」という表示があり、階段が延びている。上まで行くと眺めが良さそうなので、上ってみることにした。 -
階段はどこまでも続き、私たちは半ばヤケになってこれを上り続けた。上るにつれて左右の視界は開け、眼下にはさっきまでいた農村が小さく見えた。もう汗だくである。「この山って、もしかしてさっき港から見えた、あの山では?」と私(1枚前の写真を参照)。まさかアレを頂上まで?この後どうするか考えたが、夕食の時間まではだいぶあるし、私にとっては男性の連れがいるなら心強い。Mさんも「香港に5年住んでるけど、ここは来たことない」と言い、行けるところまで行ってみることにした。
この後も階段は延々と続くが、時折振り返ると、どこまでも広がる大海原と、対岸の香港島南部を一望する景色が疲れを忘れさせた。
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菱角山の高さはわずか250mだが、海抜0mから上るので本当にきつい。やっとの想いで着いた頂上は、巨岩が組み合わさったような感じ。奈良の石舞台など、古代の遺跡のように見える。それに、こんな大岩がどうしてころがり落ちないのかも不思議である。
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頂上から下り方向を見ると、やはり階段が延々と続き、この先はどこへ通じるのか見当がつかない。さすがに夕食の時間が心配になってきた。道は一つなので迷うことはないものの、、これを下りるか、もと来た道を引き返すかしばし協議。結局どこかの集落に出るはずだから、このまま進んでみることにした。
「女の道は一本道にございます、これを引き返すは恥にございます」(byNHKの篤姫)の心境である←ウソ
途中1組に会った以外(彼らもいつの間にかいなくなった。引き返したようだ)誰にも会わず、静寂の中、岩山と大海原が織り成す絶景を堪能できた。今まで訪れた海外十数カ国の中でも、このコースは間違いなく最上級の一つに入る景色だ。
どうなるかと思ったが、索●湾に無事戻れた。ここから●樹湾までもまたハイキングになるが、こちらは平地に近いので道は楽だし、行きかう人も多い。途中ラマ島の名物という豆花を食べ、無事に●樹湾へたどりつけた。 -
●樹湾付近は島随一の繁華街(といってもささやか)なので、こじゃれたバー、レストラン、土産物屋、宿もある。その通りにある南虹という海鮮料理店で夕食。この店で香港通い10年というR嬢と合流、今日のハイキングを含めておしゃべりに花を咲かせる。冬は海老・蟹がおいしいと聞いていたので、巨大シャコのスパイシー炒めや海老の塩茹でなどをお腹いっぱい食べた。山登りした後のビールも格別。飲んで食べて一人300ドルしなかった。
忘れ難い絶景を楽しませてくれたラマ島を後に、中環へフェリーで戻る。わずか30分で、またあの雑踏に帰ってきた。全く別世界のよう。
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中環フェリーターミナルの目の前は、かのフォーシーズンズ。香港一の高級ホテルも名高いここのクリスマスデコレーションを見てみることにした。
写真は玄関前のツリー。さすがに華やかな中にも品が漂う。
まだ9時台だったせいもあり、Mさんの案内で中環付近の散策をすることになった。 -
ランカイフォン。写真は暗くてわかりにくいが、通りの頭上には2008年の幕開けを祝う飾りがもうされていて、その下は人でいっぱいであった。白人ご用達のエリアと思っていたが、東京の六本木同様、若者の夜遊びスポットでもあるらしい。
ただし大晦日は、乱痴気騒ぎをする白人で毎年すごいことになるとMさん。「だから近づかない方がいいよ」とのことだった。
最後に近くのパシフィックコーヒーでお茶をして解散となった。香港でおなじみのこのコーヒーショップチェーンは、ちょいと高めながら確かにコーヒーが美味しい。 -
写真は索●湾付近の海岸。水はかなりきれい。こんな自然あふれるラマ島と、人でごったがえす香港市街が船で30分なんて信じられない。
ラマ島で私イチオシの菱角山は本当に素晴らしいハイキングコースだが、人は少ない(この日は土曜だったのに)ので、女性少人数で行くのは勧めない。また全行程日陰がほとんどないので、暑い時期は帽子があってもかなり苦しいと思う。2〜3時間の道のりだが、水場やトイレもないので注意。 -
2007年大晦日。3日間歩き通しで血豆ができ、この日ぐらいはのんびりするつもりだったが、朝起きて天気が良いのを見たら、またまた外出してしまった私。
行き先はビクトリアピーク。夜しか行ったことがないので、いずれ昼間も行きたいと思っていた。ピークトラムは友人が来た時に乗ることにして、この日は往復バスを利用。山を巻くように上るバスからは、「上へ行くほど金持ちが住む」という香港の生活がよく判る。マンションがどんどん高級になっていくのだ。
ピークタワー(展望台)は20ドルもするので、これも友人が一緒の時用に取っておき、山頂の周りの散策路を一周することにした。時折木々が邪魔するものの、市街の眺めは十分楽しめる。
看板が頭上に突き出した風景が香港らしい九龍も面白いが、山と海に囲まれた坂道沿いに下町〜近未来的なエリアが混在した香港島の方がずっと多彩で、私は好きである。
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この散策路は山頂付近に住む富豪たちの生活道路も兼ねているようで、時折木々の間に豪邸が見える。かと思えば、展望が開けた場所あり、亜熱帯であることを思い出させる南国の巨木あり、と景色は飽きない。
日中なら歩く人は結構いて、物騒なこともない(ただし夜はほとんど真っ暗になるようである)。お金をかけずにピークからの景色を楽しみたい人や、ピークに何度も行った人に勧めたい。 -
散策路より南方面の眺め。ラマ島も見える。
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大晦日は香港式カウントダウンを見物するつもりで、タイムズスクエアに近いサウス・パシフィックに泊まったのだが、タイムズスクエア会場?はチケット(とっくに売り切れ)がないと入れないことが判明。それで、R嬢や他の日本人とともにシーサイドプロムナードでシンフォニー特別版を見ることにした。
その前に未練がましく、タイムズスクエアの様子を偵察しに行く。すでに大変な人出でほとんどが学生のようだ。チケットがない人は立ち止まってはいけないらしく、写真を撮る間だけ立っているだけでも、警官に追い立てられてしまう。確かにここでイベントを見るのは100%無理。
タイムズスクエアをスルーして、中環へ向かった。 -
シーサイド・プロムナードで場所取りをするつもりだったが、思ったより寒くて断念した。この冬の香港は数十年ぶりの寒さらしい。そこで一行の一人が泊まっている近くの某ホテルの客室にお邪魔し、おしゃべりしたり夕食を食べて過ごした。23時近くになってシーサイド〜に戻ると、すごい人である。
23時45分、シンフォニー・オブ・ライツ大晦日版がスタート。人々の頭越しに見物する。レーザーショーの合間にビル群の屋上から次々と花火が上がり、その度に観衆から歓声が沸き起こる。最後はIFCが花火に包まれて終了となった。私たちも新年の挨拶をして解散した。
見応えはあったが、花火の迫力といい、人気歌手のライブを聞ける点といい、台北式カウントダウンの方が楽しめるなというのが正直な感想である。香港しか見ていなければ、きっとものすごく感動したと思う。
ともかく新しい年が明けた。明日からはマカオである。part2へつづく!
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