旧ユーゴ３カ国を巡る旅-クロアチア・トロギール、シベニク偏-

2007/08/29 - 2007/08/29

スプリットから日帰りで行ってきました。

バスターミナルがなかなか見つからず、13:30発のバスでトロギールへ向かいました。バスは急行ではなく路線バスだったので、地元の人たちで混雑していました。

エリア トロギール(クロアチア)

お昼を食べていなかったので、バスターミナル側のスタンドでサンドウィッチを買って食べました。空気が乾燥しているので、炭酸飲料が欲しくなり、日本ではまったく買わないコーラがとっても美味しく感じられます。

写真は聖ロブロ大聖堂の入口。両端にアダムとイブの像が彫られています。左側には塔の入口があります。ちょっくら登ってきます。

聖ロブロ大聖堂の塔からの眺め。湾の向こう側にあるのはチオヴｫ島。建設ラッシュなのか、無数のクレーンが仕事をしていました。

聖ロヴロ大聖堂から下を見てみました。向かいの時計塔がタイムボカンに出てきそうな、なんともかわいらしい姿です。地面に描かれた白い囲いはなんなんだろう。

ちなみに、この日もむちゃくちゃ暑かった。塔から降りたら、ソフトクリームを買って食べました。

トロギールは見るべきエリアがコンパクトにまとまっているので、予定時間よりも大分早く観光が終わってしまいました。このままスプリットに戻るのも残念なので、少し足を伸ばしてシベニクまで行ってみることにしました。一日に世界遺産を３ヶ所も訪ねることができるなんて。

トロギールからシベニクまでにバスは、バスターミナルではなく、通りの向側のスーパーの前に止まります。炎天下の中、しばらく待っているとようやくシベニク行きのバスが到着。すくわれた思いでバスのシートに倒れこみました。

シベニクの見所はズバリ、聖ヤコブ大聖堂。バスターミナルから旧市街を目指すと、いきなり教会が見えますが、これは聖ヤコブ大聖堂ではありません。そこから300mくらい歩いた先にあります。

この教会の入口には、男性も女性も肌を露出するような服装は慎むようにとの注意書きがありますが、短いスカートやパンツに女性にはオレンジ色の布を配り、教会内にいる間はその布で肌を隠すようにと神父さんが説明していました。

海外旅行を始めた当初は、キリスト教の礼儀作法を尊重する意味で、教会を訪問する時は短パンなどを避けていたのですが、慣れるにしたがってなあなあになっていたことに、今更ながら気づかされました。

スプリット行きのバスの発車時刻にはまだ間があったので、大聖堂の周囲を散策してみました。細い路地が入り組んでいて、神秘的な雰囲気の街でした。

帰りは実はひと悶着がありました。スプリットからトロギールまで往復切符で来たものですから、シベニクを出た後、一旦トロギールで降りなければならないとドライバーが言うのです。さもなくば、シベニクからスプリットまでの切符を新たに購入しなければならないというのですが、それでは無駄になってしまいます。トロギール行きの切符+スプリット行きの切符を持っているのだから良いじゃないかと食い下がったのですが、トロギール行きのバスは急行、私が持っていたスプリット行きの切符は鈍行の切符だったため、ダメでした。差額を払って・・・とも思いましたが、英語力の問題で断念しました。

さらに、シベニク⇔トロギールも往復切符にしたのですが、ドライバーが往復切符の意味を理解できず、「これはシベニク行きの切符だ！」の一点張り。時間も迫っていたので、こちらも焦りと苛立ちで大声を出してしまったところ、別のドライバーが私の切符を見て「この切符は問題ないよ」のような意味の助け舟を出してくれ、なんとかバスに乗ることができました。

結局トロギールまでは急行で行き、トロギールで下車して各駅停車に乗り換えてスプリットまで帰りましたので、スプリットの夜景が見える頃には既に日は暮れてしまっていました。

スプリットに到着した時は、疲れと空腹でクタクタでした。宿には戻らず、ビールとピザを買って広場でパクついた後、ほろ酔い気分で宿に戻りました。

よし！明日はアドリア海の島巡りだ！ワクワクしながら眠りについたのですが。。。

スタリグラード偏へつづく