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関西空港から飛行機のチケットが取れなかったので、名古屋からの出発でした。名古屋まで青春18切符を使用し、普通列車に乗ってゆっくりと向かいました。名古屋駅前にはイルミネーションが綺麗で、周りを見渡すと一人でイルミネーションを見ているのは私一人だけだったので早々に切り上げました。 <br /><br />午後11時のエミレーツ航空にて名古屋から一路アラブ首長国連邦のドバイへ。ドバイから乗り換えて、オマーンの首都・マスカットへ向かいました。ドバイからマスカットまでは飛行機で1時間程度。あっという間にマスカットへ到着です。 <br /><br />マスカットに到着するとまず空港内でビザを取得しなければいけません。ビザは出入国審査のカウンター横の銀行で両替をし、そこでビザ代の6ROを引いた額とレシートを渡されます。そして、そこで得たレシートを持って入国審査カウンターへ行くとビザ印と入国印を押してもらうことができます。 <br /><br />6RO=約300円 <br /><br />税関審査を終えると、オマーンへ入国です。空港から市街地までは40キロの場所にあります。エアポートタクシーで市内へいけるのですが、市内までは一律8RO。ありえない価格なので、乗り合いタクシーを捕まえ市内へ行こうと試みました。 <br /><br />しかし、乗り合いタクシーに乗ろうと思うと、空港の前を走る高速道路?(直線片道4車線で100キロ以上で車が走っていました)を荷物を持って横切らないといけません。時間がかかりはしたものの、無事わたりきることができました。 <br /><br />そして、乗り合いタクシーを止め市内へ向かいました。乗り合いタクシーは400DH(120円)、乗っている人の多くがインド・パキスタン人でした。とりあえず、一番の中心地であるルイ地区へ行き、そこから安宿が集中するマトラへ別の乗り合いタクシーに乗り換え向かいました。 <br /><br />今日の写真は、マスカット行きの飛行機(ドバイ空港にて)<br /><br />気温は27度前後。日本から持っていったダウンコートを持って歩いているのは明らかにおかしな感じでした。空港前で乗り合いタクシーを止め、タクシーにのり走り出すこと数分、市内に向かって右側に非常に大きなモスク・スルタン・かブース・グランド・モスクが見えました。オマーンで一番大きなモスクと言ってもいいかもしれません。1日5回定期的にモスクから流れてくる「AZAM」、モスク、そしてアラビア文字を見てやっとこさアラビア圏に来たんだって実感しました。 <br /><br />乗り合いタクシーは人を降ろしては、空きスペースがあるとまた人をひらっていく。それを繰り返しながら45分位掛けて市内の中心部・ルイへ着きました。中心部と言っても、周りを見回すと目立つものとしては、ケンタッキーフライドチキン位しかありません。大きなスーパーマーケットなどもなく、コーヒーショップって言われるカフェくらいしか見当たりません。 <br /><br />乗り合いタクシーを探します。「タクシー?」って声を掛けられ、値段を聞くと3RM。あまりにも高く外国人だからって吹っかけてきているのがわかったので、「他を探す」っていって丁重に断った。ルイからマトラへは地球の歩き方をみると、そんなにも離れていない感じがしたので、歩いていくことにしマトラへ向かって色々と人に行き方を聞きながら歩き始めた。 <br /><br />最初の人に聞いた時は、10分くらいで着くって言っていたが、歩けど歩けどマトラへは着かない。3,4人目の人に聞くと、「ここからまだ4,5KM距離があるからタクシーに乗って行け」と促され、タクシーを捕まえてマトラに向かうことにしました。ルイ~マトラまでは1ROを言われ、乗り合いではなく貸し切ってマトラまで行くのには妥当な価格だと思いタクシーでマトラまで行きました。確かに、4,5KM位の距離があり、歩いていくと大変なことになっていたと思いました。 <br /><br />まずマトラでしなければいけなかったことは、安宿を探すことでした。20RO位(6000円)を言う宿が多い中で、私が宿泊した宿は8RO(約2400円)くらいで、シャワー・便座の無いトイレ付き・冷房完備の小汚い宿でした。 <br /><br />マトラのホテルに鞄を置き、お金が無かったので両替を兼ねてスーク(市場)へ行った。歩いてスークまでは10分くらいだった。ホテルの前は魚市場に港…。アラビア海に面したところに位置していた。普通、大都市の近くの海って汚い海が多いが、海面に目をやると、下まで透き通っていて綺麗な海だった。海を眺めながらスークの方へ歩いていく。 <br /><br />アラブ圏ではスークへ行くと私設両替所が周辺にあることが多く、銀行よりも交換レートがいいことが多い。早々に両替を済ませ、スーク内へ。スーク内はヨーロッパから来ている外国人で一杯だった。 <br /><br />トルコの市場のように、日本人観光客がたくさん来るところって、日本語で話しかけられることが多いが、ここには日本人観光客がほとんどいないので、日本語を聞くことはほとんどない。 <br /><br />Hello.などと話しかけられ、Hello,my friend. How are you? How is your job?なんていって、握手をして店のオーナーと長話をする。しかし、決してオーナーだけではない。すれ違う現地人と目が合うと大抵Helloっていう具合に声を掛けられ、初対面にも関わらずそこで話し込む。話し込むと初めて会ったような感じがしない。気軽に声を掛け話をするって言うのは、決して私が外人だからと言うわけではなく、誰とでも気軽に話していた。ムッとした顔で接されるよりもフレンドリーに接される方が断然いい。 <br /><br />ただ気になったことは、彼らは私を見て誰も日本人って気が付かなかった。みんな口をそろえて、フィリピン人か?と言われた。今までフィリピン人か?なんていわれたことが無かったのでびっくりした。しかし、よくよくこの国の実情を聞くと理解できた。つまり、オマーンでは出稼ぎでフィリピンからたくさん労働者が来ているとの事。アジア人=全員フィリピン人という事らしい。 <br /><br />スーク内にはいくつもの商店が軒を連ね、地元の人が利用する食料品店からレストラン、観光客を相手にしているお土産屋まで、ここを1日歩き回っても飽きることは無い。 <br /><br />私は次の日世界遺産があるバファラへ行くため、前もってバスの時刻を調べておかないといけないと思い、バスターミナルのあるルイへ乗りあいタクシーで戻った。 <br /><br />バファラへはニズワというところまで行き、そこで乗り合いタクシーに乗り換えないといけない。ニズワまではマスカットから175KMの距離のところにある。バス会社のカウンターで、「明日、午前8時にバスがあるんですね?」って聞くと「無い。変更になったんだ」「では、どうすればニズワまでいけるんだ?」って聞くと「わからない」って言われた。 <br /><br />多分、カウンターの親父はニズワに行くほかの方法を知っていたに違いない。しかし、わからんっていうんだからどうしようもない。私は頭の中が真っ白になった。しかし、マスカット・ルイに空港から着いた際、あたりを歩いていると私設のバス会社があるのを見ていたので、そこへ行ってみようと思い、何軒か周った。 <br /><br />マスカットからはイエメンとの国境の町・サラ-ラまでバスを運行しているバス会社がたくさんあった。幸運にもニズワを通っていくらしく、そのバスに乗せてもらうようお願いし了解を得て、朝5時に来るように言われた。 <br /><br />そして、再び宿へ戻る。その頃にはもう外は真っ暗になっていた。次の日の出発が早かったため、早々に床についた。 <br /><br />

名古屋~オマーン

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2007/12 - 2008/01

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SATORU

SATORUさん

関西空港から飛行機のチケットが取れなかったので、名古屋からの出発でした。名古屋まで青春18切符を使用し、普通列車に乗ってゆっくりと向かいました。名古屋駅前にはイルミネーションが綺麗で、周りを見渡すと一人でイルミネーションを見ているのは私一人だけだったので早々に切り上げました。

午後11時のエミレーツ航空にて名古屋から一路アラブ首長国連邦のドバイへ。ドバイから乗り換えて、オマーンの首都・マスカットへ向かいました。ドバイからマスカットまでは飛行機で1時間程度。あっという間にマスカットへ到着です。

マスカットに到着するとまず空港内でビザを取得しなければいけません。ビザは出入国審査のカウンター横の銀行で両替をし、そこでビザ代の6ROを引いた額とレシートを渡されます。そして、そこで得たレシートを持って入国審査カウンターへ行くとビザ印と入国印を押してもらうことができます。

6RO=約300円

税関審査を終えると、オマーンへ入国です。空港から市街地までは40キロの場所にあります。エアポートタクシーで市内へいけるのですが、市内までは一律8RO。ありえない価格なので、乗り合いタクシーを捕まえ市内へ行こうと試みました。

しかし、乗り合いタクシーに乗ろうと思うと、空港の前を走る高速道路?(直線片道4車線で100キロ以上で車が走っていました)を荷物を持って横切らないといけません。時間がかかりはしたものの、無事わたりきることができました。

そして、乗り合いタクシーを止め市内へ向かいました。乗り合いタクシーは400DH(120円)、乗っている人の多くがインド・パキスタン人でした。とりあえず、一番の中心地であるルイ地区へ行き、そこから安宿が集中するマトラへ別の乗り合いタクシーに乗り換え向かいました。

今日の写真は、マスカット行きの飛行機(ドバイ空港にて)

気温は27度前後。日本から持っていったダウンコートを持って歩いているのは明らかにおかしな感じでした。空港前で乗り合いタクシーを止め、タクシーにのり走り出すこと数分、市内に向かって右側に非常に大きなモスク・スルタン・かブース・グランド・モスクが見えました。オマーンで一番大きなモスクと言ってもいいかもしれません。1日5回定期的にモスクから流れてくる「AZAM」、モスク、そしてアラビア文字を見てやっとこさアラビア圏に来たんだって実感しました。

乗り合いタクシーは人を降ろしては、空きスペースがあるとまた人をひらっていく。それを繰り返しながら45分位掛けて市内の中心部・ルイへ着きました。中心部と言っても、周りを見回すと目立つものとしては、ケンタッキーフライドチキン位しかありません。大きなスーパーマーケットなどもなく、コーヒーショップって言われるカフェくらいしか見当たりません。

乗り合いタクシーを探します。「タクシー?」って声を掛けられ、値段を聞くと3RM。あまりにも高く外国人だからって吹っかけてきているのがわかったので、「他を探す」っていって丁重に断った。ルイからマトラへは地球の歩き方をみると、そんなにも離れていない感じがしたので、歩いていくことにしマトラへ向かって色々と人に行き方を聞きながら歩き始めた。

最初の人に聞いた時は、10分くらいで着くって言っていたが、歩けど歩けどマトラへは着かない。3,4人目の人に聞くと、「ここからまだ4,5KM距離があるからタクシーに乗って行け」と促され、タクシーを捕まえてマトラに向かうことにしました。ルイ~マトラまでは1ROを言われ、乗り合いではなく貸し切ってマトラまで行くのには妥当な価格だと思いタクシーでマトラまで行きました。確かに、4,5KM位の距離があり、歩いていくと大変なことになっていたと思いました。

まずマトラでしなければいけなかったことは、安宿を探すことでした。20RO位(6000円)を言う宿が多い中で、私が宿泊した宿は8RO(約2400円)くらいで、シャワー・便座の無いトイレ付き・冷房完備の小汚い宿でした。

マトラのホテルに鞄を置き、お金が無かったので両替を兼ねてスーク(市場)へ行った。歩いてスークまでは10分くらいだった。ホテルの前は魚市場に港…。アラビア海に面したところに位置していた。普通、大都市の近くの海って汚い海が多いが、海面に目をやると、下まで透き通っていて綺麗な海だった。海を眺めながらスークの方へ歩いていく。

アラブ圏ではスークへ行くと私設両替所が周辺にあることが多く、銀行よりも交換レートがいいことが多い。早々に両替を済ませ、スーク内へ。スーク内はヨーロッパから来ている外国人で一杯だった。

トルコの市場のように、日本人観光客がたくさん来るところって、日本語で話しかけられることが多いが、ここには日本人観光客がほとんどいないので、日本語を聞くことはほとんどない。

Hello.などと話しかけられ、Hello,my friend. How are you? How is your job?なんていって、握手をして店のオーナーと長話をする。しかし、決してオーナーだけではない。すれ違う現地人と目が合うと大抵Helloっていう具合に声を掛けられ、初対面にも関わらずそこで話し込む。話し込むと初めて会ったような感じがしない。気軽に声を掛け話をするって言うのは、決して私が外人だからと言うわけではなく、誰とでも気軽に話していた。ムッとした顔で接されるよりもフレンドリーに接される方が断然いい。

ただ気になったことは、彼らは私を見て誰も日本人って気が付かなかった。みんな口をそろえて、フィリピン人か?と言われた。今までフィリピン人か?なんていわれたことが無かったのでびっくりした。しかし、よくよくこの国の実情を聞くと理解できた。つまり、オマーンでは出稼ぎでフィリピンからたくさん労働者が来ているとの事。アジア人=全員フィリピン人という事らしい。

スーク内にはいくつもの商店が軒を連ね、地元の人が利用する食料品店からレストラン、観光客を相手にしているお土産屋まで、ここを1日歩き回っても飽きることは無い。

私は次の日世界遺産があるバファラへ行くため、前もってバスの時刻を調べておかないといけないと思い、バスターミナルのあるルイへ乗りあいタクシーで戻った。

バファラへはニズワというところまで行き、そこで乗り合いタクシーに乗り換えないといけない。ニズワまではマスカットから175KMの距離のところにある。バス会社のカウンターで、「明日、午前8時にバスがあるんですね?」って聞くと「無い。変更になったんだ」「では、どうすればニズワまでいけるんだ?」って聞くと「わからない」って言われた。

多分、カウンターの親父はニズワに行くほかの方法を知っていたに違いない。しかし、わからんっていうんだからどうしようもない。私は頭の中が真っ白になった。しかし、マスカット・ルイに空港から着いた際、あたりを歩いていると私設のバス会社があるのを見ていたので、そこへ行ってみようと思い、何軒か周った。

マスカットからはイエメンとの国境の町・サラ-ラまでバスを運行しているバス会社がたくさんあった。幸運にもニズワを通っていくらしく、そのバスに乗せてもらうようお願いし了解を得て、朝5時に来るように言われた。

そして、再び宿へ戻る。その頃にはもう外は真っ暗になっていた。次の日の出発が早かったため、早々に床についた。

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