こんぴらさん詣で＆徳島県の滝紀行《その６》日本の滝百選・大釜の滝～帰路編

2008/01/05 - 2008/01/05

年末とお正月三が日の混雑を避けて、1/3夜のジャンボフェリーで出発。４日＆５日の二日をかけて金刀比羅宮の参拝と徳島県の百選滝３ヶ所を含む数ヶ所の滝めぐりをしてきました。
《その６》は、徳島県那賀町（旧・木沢村）にある大轟の滝＆大釜の滝（日本の滝百選）～帰路編です。
日本の滝百選はここが25ヶ所めになりました。

エリア 阿南・日和佐・海陽・那賀(徳島)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船

轟の滝を後にして、大釜の滝に向かうべく国道193号線を北上。やっとの思いで、「霧越峠」に到着！

"国道"といっても、かつての林道が昇格しただけの道路なので、険しい登りと急カーブの連続...しかも離合するのも大変な道路でした。でも幸いなことに、険しい区間では前方から来た車は1台も無く、離合する苦労は味わわなくて済みました。

さて、これからまた険しい下り坂になります。登りよりも気をつけて運転しなくては...

霧越峠から見た四国山脈の山々...
山水画を見るような素晴らしい景観です！

険しい下り坂を何とかこなして、那賀町木沢地区（旧木沢村）に入りました。

道路脇に見える「大轟の滝」。

「大轟の滝」は、国道脇にあるとは思えない素晴らしい滝です。

「大轟の滝」は、落差約15ｍの分岐瀑で、滝口の白い凝灰岩が印象的です。
百選に入れても遜色のない素晴らしい滝です。

水量の多い時にはもっと迫力のある滝になるそうで、その時の滝音からこのように名付けられたそうです。

「大轟の滝」の向かって左側の滝流。

「大轟の滝」の向かって右側の滝流。
滝壺も巨大なもので、水も澄み切っています。

「大轟の滝」の近くにあった滝。名前は不明です。

大轟の滝から国道193号線を少し北上すると「大釜の滝」に行けるんですが、滝まであと1kmのところで"積雪のため通行止め"の看板が....
ここまで来て、しかもあと1kmで諦めると悔いを残すことになるので、"自己責任"において強行しました。
通行止め地点から先はかなりの急勾配になっていて、滝まであと300ｍ位のところから道路もかなりの積雪状態でした。大釜の滝から先は本当に無理そうでした。

大釜の滝も道路から見える滝なんですが、さすがは「日本の滝百選」！素晴らしいの一言です。

滝壺に近づける階段があったので下りてみましたが、階段上にも積雪があり、てすりにつかまらないと滑ってしまいそうな危険な状態でした。

急な階段を下りていくと、大釜の滝が近付いてきました。
周りの雪と神秘的な滝...通行止めになっているので他の観光客も全くいない状態...

雪が無ければ、もう少し近づけたかもしれませんが、これ以上は危険です。

スヌ君がころげずに座れる場所がなかったので、wifeに持ってもらって記念写真。

大釜の滝は、落差約20ｍの直瀑です。
水深15ｍはあるという大きな滝壺には、大蛇が住んでいるという伝説もあるそうです。

滝水の浸食によってできた岩の造形と豊富な水量の滝、深く大きな滝壺、周りに降り積もった雪...
自然の景観の素晴らしさに寒さも忘れて暫し見惚れていました。

車に戻ってエンジンをかけると、車の50cm程向こうに突然ドサッ！と何かが落下してきました。よく見ると、つららが根元で融けて氷の塊が落ちてきたようです。フロントガラスに当たっていたら間違いなくガラスが割れているところでした。ヒヤヒヤものです...

大釜の滝を後にして、帰路に着きます。
那賀町木沢地区には無名の滝をいくつも見ることができます。

那賀町木沢地区には無名の滝をいくつも見ることができます。

県道16号線を通って徳島に向かいます。
途中、「道の駅・もみじ川温泉」（那賀町大久保）で休憩。

「道の駅・もみじ川温泉」のすぐ横を流れる那賀川の風景。

「道の駅・もみじ川温泉」のすぐ横を流れる那賀川の風景。
かなり日の暮れてきました。フェリーに乗り遅れないよう、急がなくては...

徳島市内〜高松自動車道を経て、19:40にフェリー乗り場に到着。けっこうギリギリでした。

今回の旅行では、帰りもジャンボフェリーを利用しました。
1/5(土)の最終便（第５便20:00発）です。

高松東港に到着したのがギリギリだったので、早速フェリーに乗り込みます。

途中、食事をしている時間的余裕がなかったので、船内で売っていた弁当をいただきました。
ロースカツ弁当：５００円でした。

帰りのフェリーはほぼ定刻に到着。夜景はやはり神戸の方が断然きれいですね。

往路よりは車両数は多かったのですが、Ｕターンでもっと混んでいるかと心配してしました。
幸い予想よりも空いていて船内でもゆっくりと休むことができました。
この後、阪神高速〜名神高速で無事に帰宅しました。

"The End"