2007/12/26 - 2007/12/27
251位(同エリア398件中)
riaさん
どうしても行きたかったアブ・シンベル大神殿。
どんな物語を聞かせてくれるのかなぁ。どんなラムセス2世に会えるのかなぁ。
今回は1泊のみの駆け足滞在ですが、次はゆっくり滞在して、周りの素朴な村もまわってみたい。そんな味のある土地でした。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- エジプト航空
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-
カイロを朝6時発の飛行機でアスワンへ。この時間でも観光客であふれていてびっくりです。みなさん、ロビーでホテルからのお弁当を食しています。
本当はもうちょっと遅い便で行きたかったのですが、いっぱいで取れなかったので、アスワン空港で4時間近く待ちました。
この時間を利用して、ヒエログリフのお勉強です。基本がちょっとはわかって、この後役に立ちました。遺跡を楽しむなら最低限の学習は必要だなぁ。がんばろう。
やっとアスワンを飛び立つと、砂漠の中の一本道が印象的です。そして、ヌビアの地が近づいてくると、岩肌の色が違う!”ブラック・ヌビア”の言葉を思い出しました。人だけじゃなくて大地も黒かった。 -
今か今かと待ち続けた、アブシンベル大神殿!
着陸直前に左側の窓から見えました。
すげー、こんなものを崖下から引き上げて組み立てなおしたのかぁ。わくわくしてきまし。
ホテルは神殿の奥に見える白い建物の「ネフェルタリ」でし。このホテル、想像以上に・・・でした。立地は抜群なんですけどね。 -
ホテルでランチをとってから、ゆーっくり神殿観光です。空港から乗ったホテルの大型バスは、私たち3人だけ。
午後からだからか、思ったほど観光客も多くなく、じっくり見ることができました。岩山と湖とレリーフと、こんな場所ははじめてて感動! -
ラムセス2世が奥さんのネフェルタリのために建てた小神殿。何年も前に読んだ、クリスチャン・ジャックの『太陽の王 ラムセス2世』を思い出しました。
こじんまりしているけど、ハトホル女神の顔を模した柱もきれいに残っている。かすかに残る色彩が、想像を掻き立てますね。
いいなぁ、こんなに愛されたネフェルタリ王妃。 -
小神殿の入り口は、やっぱりこんなものでした。入り口が狭い分、内部もそれほど明るくなく、ライトが頼りです。いろいろな神様のレリーフがあって、見ていて飽きません。
それにしても、ヒエログリフって、同じ文字でも彫り手によってビミョーに印象が違っていて面白いです! -
さぁ、いよいよ大神殿!
夕方なので日がかげってきてしまったのが残念。
それでもラムセス2世の座像は、何千年もじーっと東を見続けてきたわけで。足元の皇女もいじらしく。
足の筋肉が素敵でしたよ、ラムセスさん。 -
入り口に向かう左右の壁には、ラムセス2世の勢力を見せ付けるように、シリアやヌビアの奴隷が列を成しています。等身大くらいの大きさで、リアルな表情。エジプト美術って凄いなぁ。
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内部の撮影はできませんが、入り口からでもこの程度は撮ることができました。かろうじて、最深部のご神体(アメン・ラー、ラーホルアクティ、プタハ、ラムセス2世)を拝むことができますね。
ラムセス2世のオシリス柱が圧巻で、色彩も残っていました。壁画にはもちろんカデシュの戦い!
副室の壁画はちょっと雑かもしれませんが、神殿のつくりがわかって面白かったです。
それにしても入り口をはじめ、随所に見られるラムセス二世のカルトゥーシュの大きさにびっくりです。 -
アブシンベルは、太陽の光が違いました。日中は雲もなく、真っ青な空にブーゲンビリアが咲き乱れる南国。夕焼けもものすごーく輝いています。
ナセル湖で漁をする人たちものどかですね。
さぁ、夜は光と音のショーです。本来はフランス語の日でしたが、日本人が多いということで、6時からも設定してくれたので、便乗させてもらいます。 -
大神殿と小神殿の間に観客席があります。「寒いかなぁ。」と覚悟してカイロを持って行ったのですが、この日は風もなく、それほどつらくなかったですよ。石の座席にも、カーペットが敷いてあって、助かりました。
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ナレーションにあわせて光が揺らめき、けっこう見ごたえのあるショーでした。
UNESCOによるアブ・シンベル神殿の引き揚げ作業も、当時の映像を交えながら、とても詳しく説明してくれます。ラムセスとネフェルタリの夫婦愛も素敵でした。王妃の墓の壁画が使われ、うれしかったぁ。
ただ、写真を撮るのは至難の業で、ブレまくってしまいました。 -
「当時の色彩を鮮やかに再現してるなぁ」と思ったら、バックからレーザー光線が!やることが派手!!パチンコを連想してしまいました。
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夕飯は、ホテルの「暗い」レストランで。
やっと体調が良くなり始めたので、エジプトのステラ・ビールに挑戦です。あっさりとしていて飲みやすかったですよぉ。
手前はスープですが、コシャリに入っているような粒粒パスタが浮いていました。お味は、ふつー。 -
翌日は、サンライズ鑑賞からスタートです。
アブシンベルの朝ぼらけ。幻想的でよかったです。神殿の上を優雅に舞うタカが、気分を盛り上げてくれました。 -
西側の神殿を見上げれば、きれいな月が出ています。
今は寝ている神殿が、朝日を浴びて蘇っていくのかぁ。
結構大勢の観光客が観光に来ていました。神殿内部も見学できますが、朝日が昇るのをゆっくり眺めることにしました。 -
黒い大地がオレンジ色に輝き始めます。
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まぁるい太陽。その暖かい光に癒されます。何にもないエジプトの大地にいると、太陽と再生の信仰もなんとなく分かってくるなぁ。
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オレンジ色のホルス。何千年も前のものなのに、生き生きしています。ラムセスもいつも変わらず、この朝日を見ているんだなぁ。
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遺跡全体が、夜の闇から蘇りました。
何度見ても、すばらしい遺跡。 -
月とヒヒ
みんなでじーっと朝日を見つめてる。
なんかいいなぁ。私もこうして見ていたいなぁ。 -
朝日が差し込んできます。さぁ、始まるぞ!というかんじですね。年末だからかなり南?よりの日の出だということがわかります。
2月や10月にはこのど真ん中に太陽がくるんだろうなぁ。いつか見に来たいです。 -
朝日鑑賞後、7時すぎに空港に向かおうとしたら、観光バスがゾロゾロと到着です。アスワンなどからきたコンボイのようで、「さぁ混むぞぉ。」という感じでした。
エジプト航空の「ワンマン」路線?新しくて綺麗な機体でとっても快適です。しかも、このときは乗客6人!!とっても贅沢でした。なんとなく、うれしいな!
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この旅行記へのコメント (2)
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- 迷子さん 2008/01/21 00:00:57
- アサー!
- こんな場所で朝日なんか拝もうものなら
ただただ感激で涙が出そう〜どすな!
周りはな〜んにも無いのね・・・・。
朝焼けなのに思わず「月の砂漠」ってこんな感じ?
とか思っちゃいますただョ。
- riaさん からの返信 2008/01/22 14:11:37
- 気持ち、初日の出(合掌)
- 湖の向こうの低い岩山の上からの日の出なのですが、いやーよかった!
日本で海からの初日の出を見に行くものの、雲にノックアウトされてばかり、アンコールワットでも雲がたなびき、、、今回もあまり期待していなかったのですが、南国の空気の綺麗な場所は違いますね!
ちょっと寒いですが、朝日鑑賞、お勧めです!
そして、太陽ってほんとあったかいですね。
ria
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