2007/03 - 2007/03
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aminaさん
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ヘブロンはパレスチナ自治区の都市ですが、強硬派ユダヤ人が自分達の土地であるとして住み着いた大きな入植地があります。
パレスチナは入植地によって虫食い状態とされていますが、ヘブロンの入植地はパレスチナ人への入植者による暴力が特に酷いと有名です。
94年にイスラエル軍がヘブロンにパレスチナ人住民を追い出すために侵攻、銃撃、砲撃し、ユダヤ人入植者が大量に住み着きました。
まず、ユダヤの強硬右派集団、カハのゴールドシュタインが、占領する地区のスークの入り口のモスクで祈っている100人余りのパレスチナ人にマシンガンで銃撃し、手榴弾を投げつけ、60人を殺害しました。
彼は医師であったのに、パレスチナ系の住民が病院に来ても一切治療をしなかったという徹底した差別家でした。
驚いたことに、調査によるとエルサレムのユダヤ教徒の高校ではこの事件を生徒の半数が支持し、今でもユダヤ人入植地では彼が英雄視されているのです。
さらにイスラエル兵は「たとえ入植者がパレスチナ人等を銃で撃っていても発砲してはならない」と命じられていたのです。
彼の論ではパレスチナ人を根こそぎ消滅させるべき、というものでパレスチナ人の妊婦さんを格好の暴力、殺害の対象としました。
そしてヘブロンに住むパレスチナ人の住居の隅々まで発砲、銃撃し追放してそこに住みつきました。
【ユダヤ過激派、カハの指導者メイル・カハネはニューヨークからの移民で、68年にユダヤ人防衛連盟(JDL)を設立し、反黒人キャンペーンを開始、ブラックパンサー本部を襲撃したり、在米アラブ人差別反対同盟会長を暗殺したりした。
このJDLにはアメリカのユダヤ人支援者から年間50万ドルが寄付され、その大口寄付者には日本にも進出しているハーゲンダッツも名を連ねていた。
そこの会長は「このアイスクリーム一本で野蛮なアラブ人を撃ち殺す銃弾一つになる」と笑って語ったとか。】
訪れてみて、今でも、占領された大きなスークは4階建の建物がずっと並ぶのですが、3,4階にはユダヤ人入植者がそのまま住み着き、下にいるパレスチナ人に向かってゴミや糞尿の入ったビンなどを投げつけるので、それをよける網が張られているのです。
当時はとても繁栄していたアラブ人の街だったことがよく分かるのですが、どのドアもイスラエル軍によりシャットダウンされていて、本当に閑散としていました。
2階には、占領当時に逃げた家族の子供の自転車などもありました。
スークの出口の検問所では、パレスチナ人は嫌がらせでいつも大きな銃を持ったイスラエル兵に脅されていて、それも目撃しました。イスラエル兵は笑ってそれを楽しみにしているのが分かりました。
パレスチナ人の妊婦さんが病院に行こうと通ろうとすると、大きな銃を持ったイスラエル兵がひどく脅すので、流産してしまうということも度々あるんです。(パレスチナ中の検問所で行われていることですが)
これも、妊婦さんをターゲットにした暴行、殺害というユダヤ過激派カハの思想を思わさせられました。
案内してくれたパレスチナ人がユダヤ人入植者達に暴力をふるわれてしまいました。
パレスチナ人は専用の狭い道路を使わなくてはならないのですが、その境目のブロックを集団でユダヤ人達が蹴り倒して、殴る蹴るを始めたのです。
子供までが加わり嘲笑いながら蹴っていることに親から完璧に受け継いでいると感じました。
家を奪われたパレスチナ人はいつも、偉そうにしているイスラエル兵や入植者にすれちがう度にヘブライ語で笑顔でシャロームと挨拶しなくてはならないという、今の時代とはとても思えない恐ろしい社会でした。
これが「イスラエルによるパレスチナ占領地」ということなのか、と。
(詳細は後で付け足します)
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ヘブロンに着くと、とってもフレンドリーな若者達が案内してくれると寄ってきてくれました。
日本人のことが大好きだと言っていました。
でも、「イスラエルの分離壁やユダヤ人入植地のある占領された地区が見たい」というと恐れて「知らない」と言いました。 -
日本人のジャーナリストの女性が前ヘブロンの大学に来ていたんだ。知ってる?
だから僕たちは日本人が大好きなんだよ。
Welcome!と案内してくれると言っていました。
占領された地区が見たい、というと恐れて知らないと言う中、2人だけが連れて行ってあげると言い、ついていくことにしました。 -
あんなに栄えていた街が、急にこのスークにさしかかると、閑散としてきました。
連れて行ってくれた若者はあまり英語ができないので、どこからがその地区なのかわからなかったのです。
最初は占領された地区、と言われてもイメージがわかなかったのですが、その後、大きなイスラエルの国旗があり、軍事侵攻で占領された地区なのだと分かりました。 -
占領当時にパレスチナ住民に砲撃し、どんどん有刺鉄線やブロックを置いていったことがわかります。
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スークの通りを少し建物に入って見せてくれた場所です。
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上の階に住み着いたユダヤ人入植者が下のパレスチナ人に向かってゴミを投げつけるのでよける網が敷かれています。
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パレスチナ人にゴミを投げつける上の階にはたくさんのイスラエルの国旗が張られていて、ユダヤ人の領土だと主張しているのがよく分かりました。
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スークの建物にちょっと入ると、すぐこのようにイスラエル軍が置いたブロックがあり、パレスチナ人は入れないようになっていて、占領地であることを露骨に主張しています。
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子ども達がサッカーをしていました。
ここでしか遊べる所がないんだと言っていました。 -
こんな中で遊ぼうとするパレスチナの子ども達・・・。
そんな試みさえも、後で簡単にイスラエル兵によって脅され妨げられてしまうのを見ました。 -
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ここは、スェーデンなどの外国の団体が、平和を願って作った公園だそうです・・。
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スークの出入り口には、検問所がありました。
これが、残酷な検問所です。
パレスチナ人の妊婦さんをイスラエル兵が執拗に脅し、流産させてしまうことも後を絶たないのです。
パレスチナ人はほとんどの人がここを病院や学校、仕事のために通りたくても、嫌がらせで通らせてもらえず、しかもいつ通れるか全く分からない状態なのです。
ここからあまり写真を撮れませんでしたが、ここに近寄ったら、イスラエル兵達が、巨大な銃を持って、ワー!っといった大声を出し、突撃のように走ってスークに入ってきました。
そして、パレスチナの子ども達の遊んでいた路地裏へとわざとすごい勢いで突進するのです。
子ども達は後から泣きそうな顔をしてそこから出てきました。
イスラエル兵達は、さも面白そうに笑顔でそれをやっているんです。
これは完全にここでは日常です。
この検問所の横にはモスクがあり、占領のあった時に最初に勢いづけとして、祈っていたイスラム教徒60人を銃殺した場所です。
このモスクはユダヤ人入植者にとって、占領の象徴であるのです。 -
ここで、最悪な出来事が起こってしまいました。
スークの隣には、ユダヤ人の集まる建物があり、この日はユダヤ教のお祭りの日だったので皆仮装などをしてうかれてるようでした。
パレスチナ人2人は案内してくれていたのですが、度々入植者に汚い言葉を浴びせられていました。
そのたびに、パレスチナ人は丁寧に受け答えなくてはいけないようでした。
やっと終わったかと思ったら、次々と別の人がにやにやしながら嫌な言葉を浴びせるのです。
ここでは、パレスチナ人側が先に手を出そうものなら、イスラエルの警官は必ずパレスチナ人をひどく罰します。
だから、それを狙っているのでした。
パレスチナ人がひどい暴力を一方的に受けても、逮捕されるのはパレスチナ人だけです。
その後、明らかにひどいユダヤ人の若者2人が笑いながらものすごい馬鹿にしながらパレスチナ人2人に話しかけてきました。
酒のビンを持って、飲み、イスラム教徒をめちゃくちゃに馬鹿にしているのが分かりました。
さらにそのパレスチナ人を殴ったのです。
そして、プライドのあるそのパレスチナ人は、同じようにやりかえしてしまいました。すると、そのユダヤ人は蹴ったのです。
すると、いつの間にやら、祝っていた建物の中から入植者が大勢出てきていて、急に突進してきて、パレスチナ人専用の狭い道を作るためのブロックを蹴り倒して、殴る、蹴るを始めたのです。
私は証拠の写真が撮りたかったのですが、一緒にいた日本人男性はすごく驚いてしまい、やめるように怒って言うので隙を見て撮った写真がこの1枚です。
私の場合は、へブロンではもっと残酷なことが起こっていることを知っていたので、行ったからにはそういう実態が伝えられる写真が撮りたかったのです。 -
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入植地に取り残されたかのように住むパレスチナ人の家。
すごく貧しいのに屋上に連れていってくれ、部屋でアラビアコーヒーをくれた。 -
すぐ向こう側はまた入植地。
丘の上に数々あるイスラエル軍の監視塔が撮りたくて撮影。 -
通ってきたスークとモスク、入植者による暴行がなされた場所を屋上から
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パレスチナ人追い出しの軍事侵攻の際に砲撃されたパレスチナ人住居。
ドアにはユダヤのダビデの星が描かれていました。
イスラエル軍はいつもパレスチナ人の家々を破壊した後、このダビデの星を描くのでよく見ました。
ジェニンではイスラエル軍に破壊されたキリスト教会にも大きなダビデが描かれていました。 -
一応パレスチナ人の領ですが、イスラエル軍のチェック塔があり、ここからいつでも狙撃されます。
もうパレスチナ人には危なすぎてほとんど誰も住んでいません。 -
イスラエル軍によるパレスチナ人追い出しの際の銃撃の後がアラブ人の住居の至る所に見られました。
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この旅行記へのコメント (8)
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- mestさん 2009/08/08 01:02:23
- はじめまして
- ワタシもへブロンで深刻な人権被害を耳にしました。
すぐそばに入植地が迫っていて、9年前に行った時よりもはるかに自体の深刻度が増していました。
また他の記事を拝読させていただきたいと思います。
- aminaさん からの返信 2009/08/30 00:41:07
- RE: はじめまして
- どうもありがとうございます!
私もMestさんみたいに写真で本当の姿を世界に伝えたいです。
パレスチナ人は学校に行くにも職場に行くにも、病院に行くにも、子どもを産みに行くにも、検問所を通らなければならず、イスラエル兵に背筋も凍るような嫌がらせ、虐待を日常的にされています。
大学に行く学生も、通学のために通らなければならない検問所で、イスラエル兵にもう一人のパレスチナ人の学生を抑えて、イスラエル兵が叩くというゲームをしようと言われ、断ってもどうせ殴られるから、その通りにさせられ、叩いてみろ、とイスラエル兵に言われ、それも断られるからちょっとやれば思いっきり銃で殴り続けられたそう。
その後、イスラエル軍のジープの排ガスのわずか1センチの所に立たされ、炎天下の中、アクセルを気が狂ったようにガンガン踏んで長時間そのままにするよう命じられ、火傷を負わされたそうです。
あんな中でも、悪いのはシオニストの政治家でユダヤ教徒じゃないんだということを皆言えて、黙って耐えて生活出来ているだけで、ノーベル平和賞なみだと思います。
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- yuk-inaさん 2008/08/14 16:21:21
- ひどい現実
- はじめまして。
広河隆一さんや古居みずえさんの講演会に行ったことがありますが
こうやって生々しいお話を知る機会は本当に少なく、とても貴重です。ありがとうございます。
くれぐれも、身の安全にはお気をつけください。
- aminaさん からの返信 2008/09/02 22:15:45
- RE: ひどい現実
- はめまして。見ていただいて、本当のパレスチナの人々の暮らしを感じて頂いて本当にどうもありがとうございます。
これからもCNNなどのイスラエル支持の大手メディアが決して伝えない私の見たパレスチナの真実を載せていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
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- yasalさん 2008/06/07 11:47:44
- こんにちは。
- aminaさん
こんにちは、イスラエルの実態、本当の姿を知る上で
非常にためになりありがとうございます。
仕事の都合上、イスラエルに行くことがあるのですが
表面のみしか見ていないので本当に考えされられます。
- aminaさん からの返信 2008/06/27 20:30:25
- RE: こんにちは。
- 本当にどうもありがとうございます。
旅行記に紹介してあるインターネットの情報をチェックしていれば、日々どれだけ残酷なことがパレスチナ人住民に行われているか、イスラエルで隠され、世界に伝わらないようにされているかがよく分かります。
イスラエルにいると、残酷な無数のことが近くに起こっていることが一番見えない、または嘘で捉えられていることを、真実を知っている人だけしか分からない場所だと思いました。
これからも、またまだまだ載せていない貴重な経験を載せていきますのでどうぞよろしくお願いします☆
- ivoryk2さん からの返信 2008/08/21 00:32:26
- 旅行記ありがとうございました
- お書きくださった記録は真実のヘブロンの姿だと思いました。
わたしも8月31日にヘブロンに行く予定です。2回目です。国連からイスラエルに「その占領をやめなさい」といわれている西岸地区を歩きながら、「何を偉そうにイスラエル!」と思いました。
ヘブロンはアブラハムやルツの墓がある、ユダヤ教には大切な場所かもしれないけれど、もっと大切なのは、パレスチナ人たち毎日の生活だと思います。
エルサレムの旧市街の店先の活気がヘブロンにも取り戻されるようにと願っています。スークの溶接されたドアは本当に悲しい光景でした。
- aminaさん からの返信 2009/12/23 21:42:43
- RE:
- お返事、大変遅くなってしまいごめんなさい・・・!>_<
ヘブロンに行かれたんですね!
ボランティアか何かでしょうか?
旅行記などでいろいろ教えて頂きたいです☆
自治区を食い込んでパレスチナ人の家を破壊して造っている入植地も、分離壁も、明らかに国際法違反だと勧告されているのに、イスラエルの法律だけではいつも“合法”と言うんですよね。
私も、本当に心優しく親切を一番大事に生きているパレスチナ住民にまた会えたら・・・と思います。
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