1997/09 - 1997/09
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yottuchanさん
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ヨーロッパ各地に数多く存在する職人芸。風土や歴史を背景に発達する上、特に人が関わる手工芸は、その国の人々の性格などとも無関係ではないだろうから、
お国柄を知る上でいつも興味深い。
ベルギーの有名な手工芸品といえば、ベルギーレースやゴブラン織などがある。
その緻密な模様や作成に費やす時間から想像するに、ベルギー人はかなり勤勉で忍耐強いに違いないと推測できるのだが、実際の人々の性格に共通するからおもしろい。
国の北半分のオランダ語圏に住むフランダース人と、南半分のフランス語圏に住むワロン人とは、身体の特徴や性格など、様々な点で違うといわれる。
ゲルマンルーツのフランダース人は、一般に大柄で持久力もあり、性格も真面目といわれるのだが、ベルギーレースは、特にこの北部を中心に発達した手工芸である。伝統は古く、レースの原料である良質な麻と労働力を背景に、16世紀には国の一大産業となった。
当時、ヨーロッパの貴族や聖職者など位の高い人々が、ステータスシンボルとして身を飾るのに大流行していたレース。国王や王妃など、当時の権力者に献上された品々は、今も王立博物館などで見ることのできるのだが、当然ながら、その位に応じて豪華さを増している。
髪の毛よりも細い麻糸を、何百本という糸巻きを使い、組み合わせながら、模様を作っていくのだが、わずか10センチ四方を作るのに、熟練者でも1週間かかることもあったという。現存する作品の中には、2、3メートル四方もあるベッドカバーなどもあるのだが、今の金額にして制作費は1億をくだらないとか。
当時の作業者のほとんどは女性。こんな気の遠くなるような作業をせっせとやっていたとは、並の忍耐力、勤勉さではない。
現代のベルギー人女性を見ていると、道理で、そのタフさは昔ながらか……と、関心することもしばしばである。
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