史上最悪な日　アルカッション Arcachon CAP-Ferret

2007/08 - 2007/08

天気にも運にも見放された史上最悪な日。

始まりはラ・ロシェルLa Rochelleのユースホステル
朝チェックアウトしようとしたらレセプションが空いてない…
朝食が7時からなのにレセプションは8時から。
ユースホステルの会員カードを預けてあるからそのまま行けないし、
朝食を用意してるフランス語しか話せないスタッフになんとか伝える。

”列車のチケットは7：58発なの〜。”

最悪、予約してあるスペインに送ってくれと
日本の住所とか、ホステルの住所とか渡して
バス停へ。バスが来ないけど、来ない理由も分からずに
待ってたら列車には間に合わない時間になってて
ホステル戻ってゆっくり朝食、チェックアウト。
日曜日でたよりにならないバスを待たずに、すごい遠いけど
歩いて駅まで向かう事にしよう！！と思って出発してすぐ突然の大雨。
屋根があるのにバス停の椅子にも雨が降って来て端の地面だけ乾いてる…
9時半には駅に着いて、チケットのカウンターが空くのを待つ。
あっさり次の列車の時刻を書いてくれた…次の列車はお昼。数時間駅で待つ。

エリア フランス

突然の土砂降り

雨上がりに
通り過ぎたおじいちゃんが見せて来たのは
袋いっぱいのカタツムリ。

食べるらしい…

良かったのはこの虹を見れた事ぐらい。

アルカッションのツーリストインフォメーションのおねぇさんは英語も話せるし、すごく親切。
ただ、アルカッションにはホステルが無く、
列車で前の駅に戻ってバスが休みだから4キロの距離を歩くか、
ボートで約20分のホステルに行くか…
そこはホステルのレセプションは6時からで電話予約も出来ない。
とりあえず行くしか無い。


怪しい雲行き

ボートで約20分

右上の端にあるCAP-Ferretって所まで船で移動

数分歩いた所で突然スコールのような土砂降り…
雨宿りする場所も塀から出た木の下しか無く、
乾いた地面も無い。

重いバックパックを背負ったまま
荒技でカバーをかけて、帽子をかぶってそのまま歩く。
防水カメラで良かった。

キャンプの人達も泊まれる所

暖かいスープでも…って思ったけどマッチが湿ってて
コンロに火を点ける事ができなかった。

大嫌いなハシゴ無しの高めの2段ベッド。
ベッドの上のジーンズを下に引っ張ると
そのままの勢いでベルトの金具が唇を直撃！


寝袋持ってないからブランケットを借に行って
湿ったブランケットを貸してくれた。

何かベッドの上が土っぽいなぁ…と思ってたけど
ブランケットが土っぽくて、さっき外に居た大型犬が
外で使ってたんじゃないかと思うような…
雑巾のような臭い…。

手作りの筒型のシーツは自分サイズになってるから寝相が悪いと顔がその雑巾…ブランケットに付いてしまうため、
真直ぐになって寝た。もちろん熟睡できず…

日本みたい。

もうこれ以上最悪な事がありませんように…とお願い

悪魔が怒った時に後ろにありそうな木

船がちょうど出発するところだった。
チケット売り場のおねぇさんに

RUN！！

と叫ばれ桟橋を猛ダッシュ。

なんとか間に合って船の人に
”よかっただろ？がんばればなんとかなるんだよ”
的な事を言われた。（と思う）

人生でこんなに本気で走った事はあっただろうか？
と思うぐらい本気だったけど、
荷物が重いから、きっとすごく遅かったと思う。

ボルドーで荷物を預けてトラムのチケット買う為に並んでたら
またも雨が降って来て
その雨は土砂降りになった。街を散策する気にもなれなくて、ネットカフェだけ寄って
早めに駅に引き返して数時間待って夜行列車でポルトガルへ向かう。