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 京都に行けば何が何でも、かならず立ち寄る200年の伝統を持つさば寿司のお店の「いづう」がです。昆布を剥ぎ取ると、肉厚でお酢の利いました京都ならではの上品なさば寿司はたまりません。<br /><br /> 海の遠い京都になぜ「さば」なのか。<br />裏日本の福井県の若狭湾から塩漬けにして、はるばる京都まで、奈良時代頃から数百キロを運ばれてきた街道です。<br /><br /> この鯖が京都に着くころには、ちょうどほどよい味加減がのる時間と距離のようです。<br /><br /> この街道は、若狭街道から敦賀街道を経て京都に至る。つまり、通称「さば街道」と呼んでいます。<br /><br />この街道は、京都から裏日本に通じる主幹の街道で、農水産物などの供給ルートで古くから栄えていました。<br /><br />この街道には、著名な名刹があり、京都の寺院と比べ昔のたたずまい、そのままにひっそりと歴史を刻んでいます。<br />今回その中の、曹洞宗興聖寺を紅葉のこの時期小雨のなか訪れました。<br />興聖寺:<br />http://www.koushoji.jp/info01.html<br />

さば街道の名刹興聖寺を尋ねて

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2007/11 - 2007/11/18

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mae

maeさん

 京都に行けば何が何でも、かならず立ち寄る200年の伝統を持つさば寿司のお店の「いづう」がです。昆布を剥ぎ取ると、肉厚でお酢の利いました京都ならではの上品なさば寿司はたまりません。

 海の遠い京都になぜ「さば」なのか。
裏日本の福井県の若狭湾から塩漬けにして、はるばる京都まで、奈良時代頃から数百キロを運ばれてきた街道です。

 この鯖が京都に着くころには、ちょうどほどよい味加減がのる時間と距離のようです。

 この街道は、若狭街道から敦賀街道を経て京都に至る。つまり、通称「さば街道」と呼んでいます。

この街道は、京都から裏日本に通じる主幹の街道で、農水産物などの供給ルートで古くから栄えていました。

この街道には、著名な名刹があり、京都の寺院と比べ昔のたたずまい、そのままにひっそりと歴史を刻んでいます。
今回その中の、曹洞宗興聖寺を紅葉のこの時期小雨のなか訪れました。
興聖寺:
http://www.koushoji.jp/info01.html

交通手段
観光バス JRローカル 私鉄 自家用車 徒歩
  • 興聖寺 <br /> 18番の札所、花の寺といわれ、ちょうど小雨に濡れ、まさに、真紅と緑が映え優美でかつ幻想な雰囲気をかもし出していました。<br /><br /> 近江の守護佐々木信綱の菩提寺として仁治元年伽藍が完成しました。<br /><br /> この名刹の住職さんに茶菓をもてなされ、1時間あまり、比叡山との関係が深く、比叡山の開山時には協調関係にあったこと。<br /><br /> 戦乱の中で訪れた武将のこと。お寺の由来とその歴史的変遷など。<br /><br /> また、それらのなかにあって住民を守る当時の住職さんの領主との奮闘のお話など予期しない貴重なお話で時間を過したことは、お寺の見方を一変させる大収穫でした。<br />

    興聖寺 
    18番の札所、花の寺といわれ、ちょうど小雨に濡れ、まさに、真紅と緑が映え優美でかつ幻想な雰囲気をかもし出していました。

    近江の守護佐々木信綱の菩提寺として仁治元年伽藍が完成しました。

    この名刹の住職さんに茶菓をもてなされ、1時間あまり、比叡山との関係が深く、比叡山の開山時には協調関係にあったこと。

    戦乱の中で訪れた武将のこと。お寺の由来とその歴史的変遷など。

    また、それらのなかにあって住民を守る当時の住職さんの領主との奮闘のお話など予期しない貴重なお話で時間を過したことは、お寺の見方を一変させる大収穫でした。

  •  本尊釈迦如来坐像(国・重要文化財)<br /><br /> 平安時代の後期、一条天皇の息子がなくなった供養として作られました内の一体で、桧木の寄木造り.作者不明。<br /><br /> 森閑としたお堂で本尊と向かい合うと、座禅したような心境となり、立ち去りがたくなるのが不思議です。<br /><br /> このお寺の特徴は、ご本尊と面と向かって見合えるような位置まで、しゅみ檀に階段がかかっていて上り拝めるようになっている。<br /><br /> まず、このようなお寺は無いと思う。<br /><br />通常仰ぎ見て、拝みますが、ご住職によれば、これが、本来の仏教だと言われたのが印象に残りました。<br />

    本尊釈迦如来坐像(国・重要文化財)

    平安時代の後期、一条天皇の息子がなくなった供養として作られました内の一体で、桧木の寄木造り.作者不明。

    森閑としたお堂で本尊と向かい合うと、座禅したような心境となり、立ち去りがたくなるのが不思議です。

     このお寺の特徴は、ご本尊と面と向かって見合えるような位置まで、しゅみ檀に階段がかかっていて上り拝めるようになっている。

     まず、このようなお寺は無いと思う。

    通常仰ぎ見て、拝みますが、ご住職によれば、これが、本来の仏教だと言われたのが印象に残りました。

  • 椿亭と紅葉<br /><br /> 本堂の前の庭には、楓の大木があり、小雨のそぼ降るなか、紅葉の色が冴え、見事な調和を醸し出しています。<br /> 古い神社仏閣の訪問は、晴天を避けたほうが、はるかに風情があり、良いなと実感しました。<br />

    椿亭と紅葉

     本堂の前の庭には、楓の大木があり、小雨のそぼ降るなか、紅葉の色が冴え、見事な調和を醸し出しています。
     古い神社仏閣の訪問は、晴天を避けたほうが、はるかに風情があり、良いなと実感しました。

  • 一1本の大木の楓の演出が庭を征しています。

    一1本の大木の楓の演出が庭を征しています。

  • 旧秀燐寺庭園(国・名勝指定)(作者不明)<br /><br /><br /> 室町時代銀閣寺の庭園をもとに造庭されたわが国の寺院庭園造りのモデルとしてもっとも誇りになる貴重な資産です

    旧秀燐寺庭園(国・名勝指定)(作者不明)


     室町時代銀閣寺の庭園をもとに造庭されたわが国の寺院庭園造りのモデルとしてもっとも誇りになる貴重な資産です

  • 鶴羽の蓬莱石<br />鶴亀になぞらえた石で、藪椿と共に祝いの意味をこめて作庭されています。<br />この背景の高麗芝は朝鮮から持ち込まれい現在まで健在座です。

    鶴羽の蓬莱石
    鶴亀になぞらえた石で、藪椿と共に祝いの意味をこめて作庭されています。
    この背景の高麗芝は朝鮮から持ち込まれい現在まで健在座です。

  • ここに架かる石は椿の化石といわれ、最古のものだそうです。<br />とにかく立派で身近に感じる庭は他にはないと思います。

    ここに架かる石は椿の化石といわれ、最古のものだそうです。
    とにかく立派で身近に感じる庭は他にはないと思います。

  • 右のサイドから、古い藪椿の大木が印象的

    右のサイドから、古い藪椿の大木が印象的

  • 左のサイドから、池に映る景色も不思議に調和しています。

    左のサイドから、池に映る景色も不思議に調和しています。

  • 苔むした石と草木を見ていますと長い時代の流れを感じます。

    苔むした石と草木を見ていますと長い時代の流れを感じます。

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この旅行記へのコメント (9)

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  • こざくらさん 2009/02/08 22:33:44
    くぼうさまのお庭
    maeさん、
    久し振りに、訪問させていただきました。
    錦水亭の筍も魅力的ですね。
    お刺身を食べたくなりました。

    このお寺も、知る人ぞ知るお寺なのでしょうね。
    司馬遼太郎の「街道を行く1」の湖西のみちに出てきます。

    「ひょっとするとここは足利義晴の流寓地だったのではないか」・・・
    「庭は、健在であった。時間による風化のまま素直に荒れていて、観光という人工が加わっておらず、そのことに須田画伯が感動の声をあげてくれた。」・・・
    このくだりを読んで、とても興味をそそられました。
    maeさんの旅行記でそれを目にできるとは、なんという出会いでしょうか。

    「足利将軍代12代の義晴が、細川氏に圧迫され、京を逃げ出し朽木谷に身を潜めたと言うがその潜居の場所が興聖寺だったのだろう。義晴はそのとき憂さ晴らしにこの枯山水の庭をつくったにちがいない。」

    ますます、本物が見たくなりました。
    今は、この旅行記をじっくり見せていただきます。
    ありがとうございました。

    D・GT・ムーアに出会えたくらい感動ものです。
    1票しか入れられないのがザンネンです。

    こざくら


    mae

    maeさん からの返信 2009/02/09 14:04:57
    RE: くぼうさまのお庭
    こざくらさん

     長い間ごぶさたしています。冬眠からさめかけです.
    掲示板にお見えになり、ありがとうございます。

    > 錦水亭の筍も魅力的ですね。
    > お刺身を食べたくなりました。
     日本でここだけ、しかも4月限定です。奥座敷は1年前から競争で予約です。
    普通のお座敷も予約です。ぜひどうぞ、

    > maeさんの旅行記でそれを目にできるとは、なんという出会いでしょうか。
    うわ〜声が?出ないくらいの驚きです。

    > このお寺も、知る人ぞ知るお寺なのでしょうね。
    > 足利義晴の流寓地だったのではないか」・・・
    > 「足利将軍代12代の義晴が、細川氏に圧迫され、京を逃げ出し朽木谷に身を潜めたと言うがその潜居の場所が興聖寺だったのだろう。義晴はそのとき憂さ晴らしにこの枯山水の庭をつくったにちがいない。」
    > ますます、本物が見たくなりました。

    まさかmaeが????\(◎o◎)/!だと思います。
     住職さんお暇でしたので、2時間ばかり、おっしゃられたような由緒あるお寺の歴史をうかがい感銘を受け、それ以来、忘れられないお寺になりました。

     なんといっても、この庭園です。普通にみれば変哲も無い池ですが、
    とんでもない、造園の歴史上貴重な池ですし、特に鶴亀の石の枯山水です。
    完全にとりこになります。

     それ以来古代庭園の発掘から造園の歴史に興味を持ち調べているのです。
    この石組みの枯山水が原点となって、日本の庭園が造園されててゆく、身震いするほど貴重な池けなのです。
     ご興味がおありですから、ぜひお尋ねになることですね。

    これ以上は長文になりますので、メールにいたしましょう。
    ご訪問に感激でした。

    mae
  • 前日光さん 2008/01/07 22:16:08
    こんばんは〜
    いろいろな方の旅行記を拝見していますが、関西方面では
    滋賀県を見直しております。

    聞くところによれば、日本一お寺の多い県は滋賀県だそうですね。
    京都じゃないというのが意外でしたが、さらに滋賀県って大部分が
    琵琶湖じゃないかと思っていたのに、湖でない部分にはお寺が満ち
    満ちているのだと思ったら、すごい!と感心し、そういえば天智天
    皇も近江の都を築いた場所だと思い、さらに感心していた所に、こ
    の興聖寺のような隠れた名刹の存在を知ることができ、どんどん興
    味は深まりました。
    ありがとうございます。

    mae

    maeさん からの返信 2008/01/07 22:48:34
    RE: こんばんは〜
    前田光さん こんばんわ
    近江には、商業も盛んで近江商人の町もあり栄えた土地です。
    京都の都に通じる街道は、大動脈でその付近はお寺が多いい。
    風に吹かれて旅人さんが街道のプロですネ、今年は探索にがんばるそう。
    たぬぽんさんもままちゃりで街道をたんさくです。
    しかし、仰せの湖東は穴場でしょうネ。石山寺を中心にです。湖東の湖畔を辿るのも面白いですし、近江を中心も面白いでしょう。
    情報の収集では、県庁、市役所の広報課です、がっさり送ってくれますョ
    行政機関で聞きますと仰せのお寺など簡単に分かります。
    また、東京、などの大きな都市には県の出張所がありますので、便利です。
    ぜひ、調査の必要性がありますネ。
    さらに、京都和菓子の里もあり、京漬物の本店(工場直販店)もあります。
    ついでに取材も愉快でしょう。
    またどうぞ お越し下さい。
    mae

    mae

    maeさん からの返信 2008/01/07 22:48:34
    RE: こんばんは〜
    前田光さん こんばんわ
    近江には、商業も盛んで近江商人の町もあり栄えた土地です。
    京都の都に通じる街道は、大動脈でその付近はお寺が多いい。
    風に吹かれて旅人さんが街道のプロですネ、今年は探索にがんばるそう。
    たぬぽんさんもままちゃりで街道をたんさくです。
    しかし、仰せの湖東は穴場でしょうネ。石山寺を中心にです。湖東の湖畔を辿るのも面白いですし、近江を中心も面白いでしょう。
    情報の収集では、県庁、市役所の広報課です、がっさり送ってくれますョ
    行政機関で聞きますと仰せのお寺など簡単に分かります。
    また、東京、などの大きな都市には県の出張所がありますので、便利です。
    ぜひ、調査の必要性がありますネ。
    さらに、京都和菓子の里もあり、京漬物の本店(工場直販店)もあります。
    ついでに取材も愉快でしょう。
    またどうぞ お越し下さい。
    mae
  • rimigardenさん 2007/12/21 13:55:46
    maeさんこんにちは!
    椿の化石ですか〜!驚きました。
    滋賀県の風景は京都に似ているんですね♪
    コケまでも風景の一部にしてしまうのは
    日本人独特の美意識なのかもしれませんね。

    ・・・りみ・・・

    mae

    maeさん からの返信 2007/12/21 17:47:52
    RE: maeさんこんにちは!
    rimigardenさん 投票ありがとうございました。お礼もうしあげます。

    >椿の化石ですか〜!驚きました。
     よくお気づきになりましたネ鋭い感覚、京都の庭園の原点と云われているこの庭での採用は、当時の庭園師に大きなインパクトを与えたとありました。

    >滋賀県の風景は京都に似ているんですね♪
     このお庭が参考にされたとあります。よく見抜かれました。驚きです。

    >コケまでも風景の一部にしてしまうのは
    >日本人独特の美意識なのかもしれませんね。

     以下、苔について有名な「苔寺」をご紹介しましょう。
    苔は幽玄、静寂として、日本庭園の下草として景観上なくてはならない重要なものなのです。

     京都の世界遺産の寺院の中に苔で有名な通称「苔寺」西芳寺が登録されれているくらいです。
    拝観は予約制です。

     苔が境内を覆い、緑のじゅうたんを敷きつめたような美しさ、庭木から洩れてくるこぼれ日が映える苔の風情、心をなごませてくれます。

     好きなのは雨上がりの日、こぼれ日がしっとり濡れた苔にさしこむ風景などはえともいえません。
    rimigardenさん から頂くみごとな富士山の霊気の感覚でぜひトライされて頂ければ、きっとすばらしい写真が撮れることを保障します。

     このお庭は、maeの写真が入選した思い出のお庭でした。思い起こさせて頂き感謝いたします。ありがとうございました。

    また、ご訪問ください。

     西芳寺のHPアドレスです。雰囲気をご覧下さい。
    http://www.y-morimoto.com/kyoto_isan/koke.html
    mae


  • naniwa ladyさん 2007/12/10 09:52:49
    おはようございまーーす。 8(*^o^*)8サザエ   
    興聖寺、見せていただきました。
    お庭の石組み、なんともいえない味わいがありますね。いろんな歴史を見てきたんでしょうね。
    ところで、紅葉のところで、終焉ていう言葉がありましたが、まさにぴったりの表現で、ちょっとその写真とともに感動しました。

    mae

    maeさん からの返信 2007/12/10 14:36:58
    RE: おはようございまーーす。 8(*^o^*)8サザエ   
    早速再訪ありがとうございます。
    終焉は何を訴えているのかなと慰問自答して、再度参りました。
    被写体も人生(木生?)がありそうなので、トライしてみた力不足の結果でした。
    訪問の最後の1枚〜2枚は代弁が必要かと教えられました。
    お褒めのお言葉に感謝いたします。
    ありがとうございました。

    冷や汗のmaeでした。






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