2007/11/18 - 2007/11/18
222位(同エリア233件中)
のださん
私は実家の近くもよく知らない。
まあそんなこと言っても仕方がないので、少しずつ回っていきます。
今日は神埼市というところを回ります。
私の実家がある町は吉野ヶ里町と言って、神埼市はその西隣です。
昨今の合併ブームで、神埼町は神埼市になり、三田川町というところが吉野ヶ里町になりました。
私は別段思い入れが深いわけでもないし、慣れ親しんでいたわけでもないが、昔からの名前が変わるというのは、それほど歓迎すべきことではないかもしれません。
しかし、自治体の事情もあるでしょうから、こればかりは何とも言えません。
親父は今出かけているので、お袋と一緒に行きます。
練習だてらに私が運転させてもらい、お袋が道案内です。
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まずは鰐大明神。
ここも道がよくわからなくて、お袋もよく知らないから、地元住民に聞きまくって、ようやく到達。 -
渡海者の安全を祈願するために、鰐大明神と熊野三社が祀られていると思われる、のだそうです。
社殿内部にはどなたかの肖像画がかかっていますが、誰かはわかりません。 -
社殿の裏側に、王仁天満宮と書かれた古い石碑。
これが王仁博士のことだと思われる、のだそうです。
まあ結局ここは謎が多いところですね。 -
南に向かいます。
神埼市庁舎に隣接する櫛田宮に参拝します。
石造りの一の鳥居。
額の文字「櫛山櫛田宮」は、順徳天皇の揮毫だそうです。
ここも、前を通ったことは数え切れないくらいあるが、参拝するのは初めて。 -
一の鳥居のわきに、神埼町道路元標。
伊能忠敬も、ここを起点に測量したそうです。 -
昭和天皇御在位60周年と、浩宮様の御来宮を記念した碑が、参道脇に。
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琴の池。
弁財天社鎮座の島の形と池の形が楽器の琵琶の形を表すそうです。 -
二の鳥居。
石造りの「肥前鳥居」です。 -
櫛田宮の御神木である琴の楠。
幹は空洞だそうです。
景行天皇が琴を埋めたら芽が出て楠になったそうで、こちらの説明柱によると、推定樹齢700年だそうですが、景行天皇というのは実在したのであれば紀元前の生まれですね。
百数十歳生きたとか言う。
清浄なる人が息を止めて7回半回れば琴の音が聞こえる、という言い伝えがあるそうです。 -
太鼓橋。
佐賀藩主鍋島治茂の時代、琴の楠の枝が折れ、石造の太鼓橋が損壊したが、しばらくは修復できずに板橋だったそうです。
現在の石造太鼓橋が出来た年代は定かではないとのことです。 -
でかい神門をくぐっていきます。
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本殿。
櫛田宮の創建は1,900年前ということで、どんだけ古いねんという感じですが、景行天皇の時代というから、まあそのくらいか。
吉野ヶ里遺跡と同時代だそうです。
景行天皇が櫛田宮を創建してから、災難続きだったこの地方の人民にも幸福がもたらされたことから、神幸郡と名付けられたそうです。
良かったですね。 -
「神埼そうめん発祥の地」碑。
神埼はそうめんの名産地です。
まあこれくらいはさすがに私も知っている。
碑文は、何を書いてあるかよく見えません。 -
土俵があります。
ここで相撲をとっているのでしょうか? -
本社殿の裏側。
「神埼発祥の地櫛山」碑。
櫛田宮創建以来、幸福の地となったことから、「神幸(かみさき)の里」と名付けられ、現在は神埼、だそうです。 -
ここにも天神様。
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2つの稲荷社が並んでいます。
左が櫛森稲荷社で商売の神様、右が櫛丸稲荷社で食物の神様、とのことです。 -
広場ではご老人たちがゲートボールにも似ているが私はよく知らないゲームに興じています。
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忠魂碑。
神埼出身の英霊・戦争犠牲者の御霊が祀られているとのことです。
昭和29年に建てられました。 -
日露戦役記念碑。
東郷平八郎の名前が見えます。 -
国道34号線側の鳥居から出ます。
ここから中に入る参道を北参道と呼ぶそうです。
国道34号線は、旧長崎街道ですね。 -
国道沿いを歩いて、市庁舎駐車場に入る前に、物見櫓が建っています。
上がることはできません。
こういうのも、意識して見ることは全くなかったなあ。
だから、いつ建ったのかも知りません。 -
市庁舎駐車場にある伊東玄朴胸像。
伊東玄朴は、肥前国仁比山村の生まれです。
と言われても、私もどの辺なのかよくわかっていませんが、旧宅には明日行こうと思っています。
シーボルトに師事しますが、シーボルト事件では危うく難を逃れます。
鍋島藩10代藩主鍋島直正(閑叟)の子に種痘を打ち、成功します。
これがお玉が池種痘所設立へとつながり、西洋医学所、東京大学医学部へと発展します。 -
また車を走らせて、横武クリーク公園へとやってまいりました。
室町時代の豪族・横武氏の城の跡で、昔ながらのクリークをそのまま残して公園にしているそうです。
お袋は、寒いから車に残っていると言っています。
確かに今日は、昨日までに比べて大分冷え込んでいるようです。
軽く歩いてみます。 -
あまり観光で来るようなところではないから、当然地元住民ばかりですが、釣りを楽しんでいる人もちらほら見かけます。
ヘラブナが放流されているという話です。 -
景観は悪くない。
できればもうちょっと気温が高いと、散歩にはもっと良い。 -
葦辺の館。
上から見た屋根の形がコの字になっていて、くど(かまど)に似ていることから、「くど造り」という構造で、佐賀平野独特の家屋形式だそうです。
屋根の中央に集中する多量の雨水を、雨樋を通して排水しているが、よほど雨樋を丈夫に造らないと雨漏りするので、合理的な造りではないとのことです。
農水省の構造改善事業で復元しました。 -
中に入って見学することができます。
昔の生活を再現しているようです。 -
2階まで上がることができます。
屋根裏はこんな感じですね。 -
横武クリーク公園に別れを告げます。
ここは佐賀平野の雰囲気にピッタリの公園だと思います。
神埼もなかなかやりますね。 -
横武クリーク公園からは北西の方角に当たるのかな?
「馬場ボデー」のエッフェル塔を見に来ました。
ちょうどご主人の馬場さんが掃除なさっています。
馬場さんがエッフェル塔を忠実に再現したもので、ここが観光名所なのかは知らないが、佐賀にエッフェル塔があるというのは意外と知られているみたいです。
元は吉野ヶ里歴史公園の近くに、赤茶けた小さいエッフェル塔があったが、公園の拡張か何かでこちらに移転し、塔自体もでかくなったようです。
そう言われてみれば、かつて三田川町(吉野ヶ里町の前身)にエッフェル塔があるのは有名で、私もおぼろげながら何度も見たという記憶があります。
ああ、あれのことか!
お袋も馬場さんとは話をしたことはあるらしいです。
多才な方で、棒高跳びの選手でもあり、マスターズアジア大会で金メダルを獲得したそうです。 -
さらに北に進み、日の隈公園。
特に何があるわけでもないが、桜の季節には見ものだそうです。
遠くに見えるのが日の隈山。
奈良時代から通信・伝達施設として烽が置かれ、江戸時代以降は肥前七隈の一つとしての景勝地だったということですが、肥前七隈とは何か知りません。
福岡の地下鉄に七隈線てのが新しくできましたが、関係あるのかどうか知りません。
ここへは、佐賀の学校の児童・生徒らが遠足等で来ることがよくあって、私もよく憶えていないが来た記憶はあります。 -
家へ帰る途中。
「日本一たい焼き」。
何が日本一かというと、一日の売り上げだそうで、ギネスブックに申請中とのこと。
これは期待が持てる。
我々が入ってみると、昼時だからなのか、やはりかなり待つ必要があるので、断念します。
はなわくんの登場以来なのかどうかは知らないが、佐賀は確実に熱さを増しているようです。
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この旅行記へのコメント (3)
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- 一歩人さん 2013/11/09 05:01:30
- ふ、ふ、投票ありがとうございました。
- のださんへ
ふ、ふ、旅行記を拝見するうちに、ここまで辿りつきました。とさ。
ということは、ルーツでしょうか。
私の友人は、実家が、嬉野茶の農園の持ち主で、学生時代、夏休みに行きました。一人っ子の私には、友人のきれなお姉さんがとてもうらやましかったのを覚えています。さすがに、こうれいになり、お顔までは、不に気だけで、よく思い出せません。光陰他の如し?いえ、いえ、物忘れが始まっただけですが。鍋島藩ですよね。伊藤玄木ですよね。江戸東京紀行には、かかせませんよね。
ありがとうございました。失礼しま〜す♪
- のださん からの返信 2013/11/09 23:45:35
- こんばんは
- 一歩人さん、ありがとうございます。
ルーツといえばルーツかもしれませんが、ほとんど帰っていませんし、思い入れが強いとも言えません。
武雄や嬉野も行ったことがありません。
あまり佐賀を語る資格もありませんね。
一歩人さんのクチコミに、島倉千代子さんの名前を見つけて、思わずおおっとなってしまいました。
最近は東京を回られていますか。
それでは、また〜
- 一歩人さん からの返信 2013/11/10 05:16:01
- RE: こんばんは
> 一歩人さんのクチコミに、島倉千代子さんの名前を見つけて、思わずおおっとなってしまいました。
> 最近は東京を回られていますか。
小指と小指〜♪からませて〜♪・・ランデブ〜♪宇宙的な歌詞だったのかなああ。
ふ、ふ、忘れられない歌声。人生いろいろで若い人に人気をはくし、復活!
も、その歌声えは、美空ひばりさんとともに、昭和の女王は星のかたなに、
きっらきら星に!
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