2007/11/18 - 2007/11/18
387位(同エリア513件中)
のださん
昼に家に戻ると、午前中はジョギングに行っていた親父が戻っている。
じゃあ佐賀まで行ってランチを摂って、その後私が興味あるところを回ろう、ということになりました。
この場合の佐賀というのは、佐賀市内、ということです。
運転は親父。
佐賀市も当然よく知らない。
幕末から明治にかけて活躍した佐賀出身の偉人で特に有名な7人を総称して、佐賀の七賢人、という言い方をします。
他にも、伊東玄朴や、久米邦武、副島種臣の実兄・枝吉神陽なども同時期に活躍しましたし、偉人は多いです。
まずは七賢人を中心に回るというのが良いでしょう。
今回はちょこっとだけ。
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以前も両親と一緒にディナーを食べに来た「季楽」本店。
銀座に支店があります。
いつだったか平成教育委員会にも登場しましたね。
ランチはディナーに比べて格段に安く食べられるからなのか、日曜日ということも相まって待ち時間が長いです。
私が独りでいれば他の店に行っているところです。
パンフレットを見ると、佐賀にもう2店舗、博多にも1店舗あるとのことです。
季楽のサイトは支店情報がしょぼ過ぎだと思う。 -
鉄板焼きコーナーを選べば、シェフが目の前で焼いてくれます。
前回は鉄板焼きを楽しみましたので、今回はテーブル席で。
3人とも佐賀牛の焼きしゃぶを注文。
2,940円ですが、すべてこんな高いのではなく、1,050円などお手頃のメニューもあるので、客が多いのでしょう。 -
ごはんはおかわりできます。
麦ごはんと白ごはんから選べます。
江戸で白米ばかり食べて脚気になった人が地方に行くと治ることから、かつて脚気のことを「江戸患い」と言いました。
だからこういう機会にこそ私は麦ごはんにする、とかそんなのはどうでもよくて、肉は脂がのっていてうまいです。
まあ高いからね。
ボリュームがあって満腹です。 -
両親も道がよくわからないが、適当にグニャグニャ進んで、「ここは違うだろ」みたいなところも通ってみたら、神野公園に着きました。
ここは鍋島直正(閑叟)の別邸跡を公園にしたものです。 -
まず出迎えてくれるのはとんぼ池(睡蓮池)。
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トンボのオブジェが所々に立っています。
他にも、トンボに関するクイズや雑学が散りばめられてあり、一応子ども用みたいですが、結構難しいので、大人まで楽しめそうです。 -
江藤新平像。
なぜ他のところではなくここに建っているのかは知りません。
まあどこが適切とも言えないところが微妙でして。
大久保のやり方は断じて許せないとは言え、江藤をこのように英雄視することに、私は若干の違和感を覚えなくもないです。
しかし、○賢人、のように佐賀の偉人を挙げる場合、江藤新平の名前を入れないわけにはいかず、並外れた才能を持ち正義を貫いた彼は今も佐賀県民に人気を誇ります。 -
両親と私は別れて進むことに。
小動物園があるので回ってみると、全部鳥じゃん。
と思ったところにウサギさん発見!
改めて見ると、ウサギってかわいいな。
他の動物は残念ながら見つからず。 -
隔林亭が近づいています。
おお、これは眺めがよい。
桜の季節にはきれいだろうな。
この池の水というのは、公園の隣の多布施川という川から引いているそうです。 -
隔林亭に入ってみます。
入るのは無料ですが、300円でお茶とお菓子を味わえます。 -
鍋島直正(閑叟)の茶室として建てられた隔林亭。
一度解体されて、平成になってから復元されたそうです。
フルベッキや大久保利通も来たとのことです。
フルベッキというのは、宣教師としてよりも英語教師として主に活動していたようで、門下生では特に大隈重信・副島種臣を絶賛していたという話は聞きました。 -
実に風情ある外観です。
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直正は、藩主としての激務の間をぬってここで過ごして心を洗ったようです。
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こども遊園地。
神野公園は、そもそも遊園地で有名のようです。 -
ちょっと遠いけれども、森林公園にやって来ました。
ここは来たことがあるようなないような。
なぜ選んだかというと、ここは旧鍋島藩の処刑場だからです。
だから来たというのもおかしな話だな。 -
みんなが遊ぶ側とは離れたところにひっそりと建っているのが、千人塚。
森林公園は、嘉瀬川という川の河川敷に造られていますが、かつてこの界隈に処刑場があり、刑死者は河川沿いに首を晒されたそうです。
その菩提を弔うために、約280年前に建てられた供養塔です。 -
芝生広場。
面積約46,000?で、県内最大級の広さだそうです。 -
花菖蒲園。
まあここも時期が合えば素晴らしいのでしょう。 -
じゃぶじゃぶ池。
水ねえじゃん、ってことですが、3月下旬から10月下旬までの利用期間だそうです。 -
鑑真和尚嘉瀬津上陸の碑。
鹿児島に到着した鑑真が、さらに北上を続け、有明海を経て、現在の佐賀市嘉瀬町付近に上陸した、という話です。
鑑真の目は見えていた、という説があります。
鑑真が日本で書いたと思われる書状が正倉院に残っているそうで、ほぼ鑑真の筆跡に間違いないだろうとされています。
視力は弱っていたが、光を失っていたわけではない、と。
しかしあれくらいの高僧ともなると、「心の目」があれば十分なのかもしれません。 -
舳先に見えるモニュメントが傍らに。
遣唐使船をモデルにしたものでしょうか?
説明板がないからわかりませんが、多分そうなのでしょう。
すべり台にもなっているみたいです。 -
森林公園から真っ直ぐ東へ進み、日蓮宗の本行寺。
木彫りの毘沙門天立像は、市の重要文化財だそうです。 -
江藤新平墓。
墓標は副島種臣の書。
菅原種臣、ってありますが、副島家は菅原道真を遠い祖先に持つ、という話もあるそうで、その関係かもしれません。
佐賀の乱を副島はどう見ていたのかが気になります。
江藤の死後、副島が遺族を大切にし、特に政治家にもなった江藤新作には目をかけたそうです。
江藤家の墓に、「福田赳夫」とありますね。
どのような関係だったのか知りませんが、これは驚いた。 -
成富兵庫茂安の墓。
現在の佐賀市鍋島町に生まれ、龍造寺・鍋島両氏に仕えた武将です。
地元では治水の神様として崇められています。
彼の功績を称えた地名が残っており、佐賀市兵庫町、三養基郡北茂安町(現みやき町)、です。 -
へ〜っ、あの船場吉兆がねえ・・・ではなくて、「佐賀新聞」。
題字は副島種臣。
これを見たいがために、わざわざコンビニに寄って新聞だけ買いました。 -
また東に進み、佐嘉神社へと参拝します。
駐車場代が1時間100円かかります。
両親は車で待機すると言っています。
「もうお前に合わせるのはうんざりだ!」とでも思っているのかもしれません。 -
150ポンドカノン砲が復元されています。
これはお台場に設置されたものと同型だそうです。 -
佐賀藩と言えばアームストロング砲。
光の反射でちょっと見えにくい。
ここ以外にも復元されたものが見られるところがあるようです。 -
佐賀の七賢人の碑。
上段が鍋島直正(斉正、閑叟)。
中段左より、大隈重信、江藤新平、副島種臣。
下段左より、佐野常民、島義勇、大木喬任。 -
本殿。
佐嘉神社には、鍋島直正が祀られています。
幕末を代表する名君。
佐賀が雄藩と呼ばれるようになったのも彼のおかげです。 -
隣接して松原神社。
私もよくわかっていませんが、元々松原神社というのがあって、龍造寺・鍋島両家を祀っていたが、佐嘉神社が後に創建され、鍋島直正と直大(戊辰戦争で佐賀藩を指揮した人物)を遷座した、ということです。
鍋島藩の祖である鍋島直茂の法号にちなみ、「日峰さん」の愛称で現在も親しまれているようです。 -
朝鮮出兵の際、鍋島直茂が連れ帰った陶工・李三平が、有田で磁石層を発見し、磁器を焼いた。
これが有田焼の始まりとされています。
有田山中よりこちらに奉納されたものがこの磁器で、傷みがひどかったが2004年に修理された、とのことです。 -
松原神社神門に、河童像の写真が掲げてあります。
鉢巻をしていますね。
佐賀地方の子どもたちを水難から守るため、松原神社に奉納されているそうです。
神門をくぐると、その月は水難を免れる、とのことです。 -
東側の鳥居のほうまで来てみると、川が流れています。
この川は松原川、なのかな? -
松原の大楠。
樹齢およそ620年だそうです。 -
これは面白いですが、「白磁の鳥居」。
これも先ほど見た磁器と同じように、2005年に修復されたとのことです。 -
神社にしては珍しい形のトイレです。
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ちょっと西まで歩き、徴古館。
鍋島家ゆかりの資料が見られる資料館です。
ここは残念ながら土日祝は休館のようです。 -
徴古館わきに建つのが、「弘道館記念碑」。
碑文は久米邦武の撰だそうです。
弘道館出身ですね。
徹底したスパルタ教育で、弘道館は七賢人の生みの親と言っても良いでしょう。
ここから優秀な人材が多数全国へ巣立っていったわけですね。
当時の佐賀の教育は常軌を逸している、みたいなことを言っていたのは誰でしたっけ?
司馬遼太郎辺りでしたっけ?
佐賀が生んだ偉人たちをもっと深く知ろうと思います。
その第一歩として、今回の探訪は有意義なものでした。
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