1961/12/31 - 1961/12/31
777位(同エリア814件中)
ソフィさん
1961年12月31日(日)
旅に出ればいつもの癖で、朝早くから外に出て、街を歩き回る。
まず町を出てタホ川を渡り、対岸から町全体を見渡す。
何世紀もかかって岩山の上に築き上げられた人工工作物の、なんと偉大なことか。
そのボリュームに圧倒されながら、しばし黙ったままで立ち尽くす。
ここの建造物は、雄大なだけでなく、繊細でもある。
町があまり広くないので、複雑に入り込んだ路地も、地図なしに歩けるようになった。
こうなると、町がいっそう親しく感じられる。
街には、ロバの姿が目立つ。
そしてロバの姿は、この古い町並みにピッタリ調和していると感じる。
この街の中世の風情は、ロバによっていっそう中世的に特徴づけられている。
午後、久しぶりに雨。
ホテルのロビーで、ゆっくり憩いながら、ブランデーをなめる。
遠く日本のこと、家族のことなど、思えば切りがない。
ブランデーは、1カップ5ペセタ(30円)。
18時50分発の列車で、マドリードに戻る。
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