2007/11/02 - 2007/11/03
86位(同エリア111件中)
Poppyさん
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【マイル消化とリベンジのためのレンタカーで巡る一人旅】
年末で有効期限が切れるマイルの消化と、28年前の高校の修学旅行で台風のために見ることができなかった風景を求めて、宮崎から鹿児島へドライブする旅。
修学旅行のリベンジの一つである青島は、鬼の洗濯板を眺めながら一周を果たし、堀切峠付近で素晴らしい風景にも出会えた。また、日南海岸にふさわしい青い空と青い海に恵まれた中、サンメッセ日南と鵜戸神宮に立ち寄って風景を堪能した。
今回の宿泊地は都井岬。野生の馬がいる自然いっぱいの地と聞いている。既に夕暮れ時、ホテルへの道を急いだ。
【メンバー】
一人旅。
【泊まったところ】
都井岬観光ホテルのスイートルーム。
【ルート】
11/2 伊丹空港−<ANA>−宮崎空港−〔レンタカー〕<R220>青島−道の駅・フェニックス−
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10196656/)
〔レンタカー〕<R220>−サンメッセ日南−鵜戸神宮−
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10196945/)
〔レンタカー〕<R220・R448>−都井岬
11/3 〔レンタカー〕都井岬−
(以上の旅行記⇒本編)
〔レンタカー〕<R448・R220>−道の駅・くにの松原おおさき−<R220・R224>−
桜島港−<桜島フェリー>−鹿児島港−城山観光ホテル−鹿児島北IC−<九州自動車道>−
溝辺鹿児島空港IC−鹿児島空港−<ANA>−伊丹空港
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10197481/)
【表紙の写真】
都井岬にて、青い海・青い空をバックに立つ御崎馬。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー
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■17:30 国道448号線へ
南郷町・南郷駅前交差点。
宮崎空港から一路南下してきた国道220号線をここで外れて左折し、都井岬へと向かう。宮崎空港 (宮崎ブーゲンビリア空港) 空港
-
■17:32 あと31km
国道448号線に入って間もなく、今夜の宿である都井岬観光ホテルへの表示が見えた。
さて、何時に着けるのかな?
これまで走った国道220号線と違って、信号も見当たらず、道もほんの少しカーブや高低が強くなってきた。都井岬観光ホテル 宿・ホテル
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■17:37 あちゃー、真っ暗!
“秋の日はつるべ落とし”と言うが、今日ほど実感したことはない。
一番上の写真から7分、次の写真からも5分しか経っていないと言うのにこの有り様。
ここは「道の駅・なんごう」の前。
ぼんやりとフェニックスの影が見えるものの、街路灯のない道、途中の人家もまばら。
結局、この先ずっと真っ暗闇の中をひた走ることになった。
すれ違った車の数は、両手の指で足りるほど。
こういうときにカーナビは有り難い。
一本道と分かっているので迷うことは考えられないが、あまりに闇が深くて、次にやって来るカーブがどうなっているのか全く想像ができないのだ。
しかも、坂を上り切った途端に現れる急カーブ。
時々左手に、漁船のものと思われる灯りがチラチラ。
ガードレールはあるものの、断崖絶壁の上を走った区間があったのかも。
そんな時、直線区間を走るうちにカーナビで次のカーブを確認しておいて、コーナリングもスムーズに走り続けることができたのだ。
かなり都井岬に近付いてから、先行車が3台停まっているのが見えた。
その向こうに、作業着を来た人が2人。
そう言えば、南郷でこの国道に入るとき、工事の看板が出ていたのはこのことらしい。
待つこと約10分、前の車が動き出し、右手の山へと入って行く。
ん?着いて行って良いのかな?
工事の人に確認すると、「土砂崩れで国道が通れないから、その山の中の道を通って行って下さい。あ、急いで通ってね、もうすぐ通れなくなる時間だから」とのお言葉。
指示通りの山の迂回路に入ったら、車1台分の幅にアップダウンの連続プラス急カーブの連続。
ほほぉ〜、ちょっと気合いを入れようかねと、その昔、少々運転が荒かった頃を思い出して目つきが変わる、人が変わる。
「行けぇ〜!!」とアリオン君に鞭打って、じゃなかった、ハンドルをポンと叩いて闇の中を突き進む。
元の国道に合流して「あー面白かった!」って、私ちょっと変かしら?
(⇒クチコミ「都井岬−周辺ドライブ情報」
http://4travel.jp/domestic/area/kyushu/miyazaki/nichinan/kushima/tips/each-nature-toimisaki-10012006-10076052.html) -
■18:15 駒止めの門
国道448号線から「←都井岬」の表示に従って、相変わらず暗い道へ入った。
しばらくすると、前方に閉ざされた門が見え、「夜間は右へ」と書いてある。
右の門も閉まっている。
???
あ〜これが「駒止めの門」ね!
24時間通行可能とホームページで見ていたけれど、自分で開けて自分で閉めるようになっているのだ。
と言うことは、ここから先は野生の馬が自由に歩き回れる区域。
この暗闇、どこに馬がいるか分からない。
スピードを落として先へ進む。
左側は山の斜面らしい。
街路灯のない暗い道、対向車もまったく来ず、カーブも多く。
センターラインの曲がり具合だけが、唯一カーブを予測する材料。
そのセンターライン、車のヘッドライトに照らされた先の様子が変。
更にスピードを落として近付くと・・・センターラインの真上にたたずむ馬だった。
停車して車の中から周囲の暗闇の様子を窺うと、路肩に数頭、前方にはのんびり斜め横断する馬の姿。
おぉ〜、お出迎え有難う!
でも動かないでねー、車に体当たりしないでねー。
(⇒クチコミ「都井岬−野生馬(御崎馬)と触れ合える絶景の地」
http://4travel.jp/domestic/area/kyushu/miyazaki/nichinan/kushima/tips/each-nature-toimisaki-10012006-10076068.html) -
■18:25 都井岬観光ホテル到着
カーブの予測は何とかできても、馬の所在までは想像がつかない。
出迎え?の馬の姿を見てからは、カーブのたびごとゆっくり運転。
ホテルの駐車場はガラガラ。
平日はこんなものなのかもしれない。
「アリオン君、ゆっくりお休み!」と声をかけてホテルへ入る。
ホテルのロビーラウンジ、夕食時のせいか誰もいない。都井岬観光ホテル 宿・ホテル
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■早速夕食へ
このホテルは6階建て。
チェックインで受け取った鍵は6階の部屋のもの。
荷物を置いてほんの少し休憩したら、2階にあるレストランでの夕食に出かける。
駐車場で見た先客の車の台数が少なかったのだが、セッティングされたテーブルはすべて窓側で6つ。
これが今日の宿泊客すべてなのだろう。
広々としたレストランスペースが一層静かに感じられる。 -
■これから炊きます
まずはウェイター氏が、テーブルにセットされた釜に火を点けた。
「これから釜飯を炊きますので、30分ほどかかります」。
それまでに他の料理を頂くことにしよう。 -
■伊勢海老三昧①
一度にそんなにたくさんの量を頂けない私は、旅行前、“量より質で、できれば伊勢海老を頂きたい”と連絡してみた。
9月から漁が解禁になったという伊勢海老、ホテルのホームページでは特別料理の扱いになっているようだったのだが、「伊勢海老でご用意する予定です」とのお返事を頂いていた。
まずは活け造り。
触覚が頻繁に動いて、先程まで水槽で泳いでいたのがよく分かる。
食事を始めて20分ほど経った頃、ウェイター氏がやって来て、「海老の頭をお預かりします。10分ほどお待ち下さい」と頭や殻を持って行った。 -
■伊勢海老三昧②
活け造りの他に、ボイルした伊勢海老を1匹使ったサラダ。
身がプリプリ♪ -
■伊勢海老三昧③
先程、厨房へ出かけて行った活け造りの伊勢海老の頭と殻が、味噌汁になって帰ってきた。
これが絶品!
海老の味噌が溶け込んで、幸せの絶頂。
食事も終盤に差し掛かった頃で食べ切れるのかなどと余計な心配をよそに、ズイズイと飲み込んだ。
伊勢海老2匹、しっかり堪能。
良かった、おやつのアイスをエビにしなくて!
(⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/12987442/) -
■その他に
夕食は伊勢海老だけでは終わらない。
最初に点火された釜飯が、火も弱まってそろそろ頂けそうである。
他にも、お造りでしょ、酢の物でしょ、サラダでしょ、煮物でしょ、茶碗蒸しでしょ、サザエの壷焼きでしょ、天ぷらでしょ・・・。 -
■写真に入り切らない
左端にちょっと覗いている鍋物(豚と魚の寄せ鍋風)でしょ・・・。
これでも量を減らして下さったのかしら?
頑張ったけど、やっぱりちょっと残るなぁ。
ふぅ〜〜〜、お腹苦しい・・・。 -
■デザート
最後にメロンが運ばれて、やっと終わりだとホッとした。 -
■オブジェも馬
いっぱいになったお腹を抱えてレストランを後にする。
エレベーターホールまでの通路の壁には、整然と額が並んでいた。
さすが都井岬、やっぱり馬。 -
■スイートルーム①
さて、今度はお部屋のご紹介。
一人旅だと言うのに「スイートルームに泊まりたい」と、一人利用の交渉を懇意にしている旅行社に依頼した。
ホテルからの返事は、すんなりOK。
部屋の入り口を入れば、まずはリビング。
大きなソファーが配置されていた。 -
■スイートルーム②
リビング奥のベッドスペース。
特に仕切りはなく、大きな液晶テレビが中央に置かれて、2つのスペースを区切っている。
ベッドの上に写真が3枚。
あれ?もしや・・・。 -
■両陛下がお泊りになった部屋
都井岬には、昭和天皇も、現在の天皇皇后両陛下も、皇太子殿下もお越しになり、この都井岬観光ホテルに泊まられたことは、ホテルのホームページで知っていた。
ベッドの上のお写真は、現在の天皇皇后両陛下が都井岬にいらした時のもの。
旅から戻って調べたけれど、いつ頃のことなのか判明せず、ご即位前のことかもしれない。
ホテルに確認したところ、部屋に飾られたお写真の方がその部屋に泊まられたということなのだと。
と言うことは、両陛下がお泊りになった部屋に私は泊まっている!!
姿勢を正す、背筋が伸びる!
(⇒クチコミ「都井岬観光ホテル−太平洋一望の天皇陛下もお泊りになったホテル」
http://4travel.jp/domestic/area/kyushu/miyazaki/nichinan/kushima/tips/each-hotel-HL011651-10053191-10076070.html)都井岬観光ホテル 宿・ホテル
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■スイートルーム③
両陛下のお写真が飾られた壁面の向かいになるリビングソファの上には、都井岬らしく馬の写真が3枚飾られていた。 -
■スイートルーム④
サニタリー部分。
バスルームと入り口近くの合計2ヶ所にトイレが設けられている。
両陛下がお泊りになってから恐らくリニューアルもあっただろうから、これらの設備をお使いになったとは考えにくいが。
その他、部屋の中は至ってシンプル、冷蔵庫があっても中はカラ、ミニバー無し、セーフティボックス無し。
豪華さは無いものの、土地柄を考えれば、却ってこれぐらいの方が自然を存分に楽しもうという気になるもの。
結局部屋の風呂は使わず、よく歩き、よくアクセルを踏んだ(!)足を伸ばそうと、大浴場に出かけてみた。 -
■大浴場への道
大浴場は2階。
宿泊部屋のある建物とは別に西館があり、その端に設けられていた。
もともとは宿泊棟だったようだが、リニューアルされ、露天風呂も作ったらしい。
西館は少々高い場所に建てられているため、渡り廊下も坂道となる。
(実際の入浴時は相当薄暗かったので、翌朝に撮影したものです。) -
■大浴場
宮崎・鹿児島には温泉が多いが、残念ながら都井岬には温泉が出ない。
大浴場は鉱火石を利用したお湯。
規模は小さいが露天風呂も設けられていた。
さすがに11月の夜、海から吹いてきて背後の斜面に当たった風が冷たく感じた。
1日目が無事終了、翌日に備え、いつものウシミツ傾向を返上して早目に就寝した。 -
■6:00 起床
普段は時間をずらしてセットした目覚ましを2つも3つも用意しなければ目覚めない私が、たった1回のベルで飛び起きた。
熟睡、そして今朝はこれからやりたいことがある。
部屋に用意されていたお茶を淹れ、完全に眠気を払った。
このお菓子、知事のイラストはないけれど、あっさりしていて口に合う。 -
■6:35 日の出求めて①
やりたいこと、それは水平線に昇る日の出を眺めることだった。
今日の日の出は6:32、身支度を済ませてアリオン君に乗り込む。
ホテルは南に面しているのだが、東に小高い地形があって、ホテルからの日の出は望めない。
ホテルで教えて貰った灯台や神社で見えるかもしれないと車を走らせたが、あいにく日の出の方向に分厚い雲の帯が。 -
■日の出求めて②
灯台の駐車場へやって来たが、雲の帯は簡単には去ってくれそうにない。
灯台も9時オープン、門が閉ざされている。
振り返れば、下方にホテルが見えた。 -
■日の出求めて③
あきらめてホテルの近くへと戻って来た。
雲間に覗く朝の太陽、でもその昇る先にはまたまた雲の帯。
うぅぅ~、残念。 -
■憎き雲、だが・・・
早起きしてアリオン君で走り回って追い求めた日の出を阻んだのがこの雲。
でも待って。
まるで定規で線を引いたように、雲のあるところ・ないところがくっきり分かれて。
海の青、少しグレーがかった雲の層、その上には青い空。
これはこれで美しい。 -
■7:00 馬に会おう①
日の出を拝むのはあきらめたけれど、朝食までにはまだ時間があるので、馬を探してみることにした。
ホテル前から少し灯台方向に近付いた広場に3頭発見。
車を停めて近付いてみる。 -
■馬に会おう②
サラブレッドほど大きくない御崎馬。
背中の高さが、身長153cmの私の目線ぐらい。
近付いた私には目もくれず、一心不乱に食事中。 -
■馬に会おう③
緑の草をむしり取る馬たち。
その音は「バリッ」と「ゴボッ」が入り交じったような。
新しく伸びた草を探して少しずつ移動しながら食べている。
猫の額ほどしかないけれど、雑草が伸びている我が家の庭、ちょっと出張してキレイにして貰えない? -
■7:09 雲からの日の出①
馬の食事を眺めているうちに、あの分厚い雲の帯から朝日が出ようとしていた。
ホテル前の広場に戻って、刻々と顔を出す太陽を眺めることにした。 -
■雲からの日の出②
西南の方を見やると、先程の雲の帯のコントラストがくっきりと。
定規で引いたような雲の端にも、朝の光が当たり始めた。 -
■雲からの日の出③
太陽が顔を出し、雲の向こうには朝焼けが。 -
■雲からの日の出④
ホテル前の広場に降り注ぐ日の光。
うっ、ま、眩しい! -
■雲からの日の出⑤
雲の帯を押しのけるように、真ん丸の太陽が。 -
■まだ食事中①
水平線に上る日の出はダメでも、意外に美しかった雲からの日の出に満足した私は、先程出会った馬達が朝日を浴びるとどうなのよ?と、近くの広場に舞い戻る。
草を食んでいた辺りに馬の姿が見えず、どこかへ行ってしまったかと見回すと、広場の端に移動して相変わらずの食事中。
身長153cmの私の影がやけにのっぽに見える。 -
■まだ食事中②
2頭並んで、端から順に、ブルドーザーのごとく。 -
■都井岬観光ホテル全景
そろそろ朝食を摂ろうとホテルに戻る。
昨夜の到着時には、漆黒の闇の中だったホテルの建物が、雲一つ無い空をバックにくっきりと。
アリオン君を駐車場で休ませ、2階の右端にあるレストランへと向かう。都井岬観光ホテル 宿・ホテル
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■エントランスのオブジェ
都井岬はソテツ自生の北限らしい。
南国だねぇ・・・。 -
■フロントロビー
日の光がいっぱい差し込むフロントロビー。
向こうのガラス張りはレストラン。 -
■屋上で偶然・・・①
そのままレストランに向かえば良いものを、ふと思いついて屋上に上ってみた。
私の部屋は6階、そのすぐ上が屋上なので、そんなに景色も変わらないとは思いつつ。
何気に周囲を見渡せば、おや?あの船は・・・。 -
■屋上で偶然・・・②
沖を行くフェリー・さんふらわあ号。
そう、28年前の高校の修学旅行で私達が乗った船。
あの時はこんな穏やかな海じゃなく、台風に煽られた波に揉まれながら錦江湾を目指していた。
今は、都井岬からも近い志布志を目指してゆっくり進む。
おーい、あの時のリベンジやってるよぉ~。 -
■朝食
昨夜の夕食のように食べ切れないほど運ばれたらどうしよう?と思いながら、夕食と同じテーブルに着いた。
ご飯・味噌汁・飲み物(ジュース・コーヒー)は、自分で好きなだけ入れて運ぶシステム。
これなら量の調節もしやすい。
朝から結構動き回ったので、しっかりと朝食を頂いた。 -
■部屋の窓から①
朝食を済ませて自室に戻る。
今日は最終的に鹿児島空港までのドライブとなる。
大阪へのフライトは16:30、1時間前の15:30にはアリオン君とお別れしなければならない。
逆算すると、9:00頃には出発した方が良さそうだ。
しばし部屋で寛ぎながら、窓からの風景を楽しむ。
日もすっかり昇り、青い海・青い空が広がっていた。 -
■部屋の窓から②
ホテル前の広場。
雲からの日の出を眺めていたところ。
真南を向いている。
太平洋だ~!!
でもちょっと気になって・・・ホテルスタッフに「台風の時には大変なのでは?」と問いかけたところ、岬の電柱が3本折れて、しばらくの間は停電だったとか。
遮るもののない景色、自然の影響も受けやすい。 -
■部屋の窓から③
西南の方角、沖には貨物船。
水平線のあたりがもやっているが、これがハッキリしていると種子島まで望めるそう。
手前の建物は、大浴場がある西館。 -
■部屋の窓から④
休憩中のアリオン君(一番向こうの白)。
今日は鹿児島を走ろう! -
■部屋の窓から⑤
時刻は9:00、そろそろ出発するかと前の広場に目をやると、馬がゾロゾロ集まって来ていた。
客が帰る時刻が分かって、見送りにでも来ているのだろうか。
急いでチェックアウトし、荷物をアリオン君に預けて見に行くことにした。 -
■馬の会話①
左「おはよ~、元気?」
右「朝早くから車で日の出求めて走ってるヤツがいてさぁー、ちょい眠い」 -
■馬の会話②
「今日も海が青いなぁ・・・(しみじみ)」 -
■馬の会話③
右「ねぇねぇ、今日は何して遊ぶ?」
左「土曜日だから人間もいっぱい来るっしょ、驚かしてやろうよ」 -
■馬の会話④
左「ちょっとぉ~、こんな所に何だか付いてるわよ」
右「えっ、どこどこぉ~??」 -
■馬の会話⑤
左端「おい、記念写真撮るんだってよ、みんな集合しろよ」
右端「お母さ~ん、早くぅ~」 -
■馬の会話⑥
中右「写真撮れたらしいから解散!」
右端の馬とその向こうに隠れた馬の動きがちと怪しい。 -
■人間を怖がらない
野生の馬とは言え、観光客慣れしたのか、脅かさなければ人間が近寄っても怯えない。
同じ頃にチェックアウトを済ませた別の客が草を与えているようだ。
この直後、女性客の一人に異変が起きる! -
■逆に人間を脅かす
ご一行の女性客が、広場にいた馬達にあっと言う間に取り囲まれた。
「キャー、怖い〜〜」。
一頭一頭は可愛くても、馬力という言葉があるように、野生馬の力は計り知れない。
取り囲まれたら当然怖い。
男性陣が救出すべく駆け寄ろうとしたまさにその時、バイクに乗った地元の方が「あ〜危ないですよ〜」と近寄って来られた。
まるで“月光仮面のおじさん”が登場するみたいに。
馬を追い払いながら、女性客が手に提げていたビニール袋を指差して「それを狙ってる」と。
ビニール袋の中には食べられるものが入っているに違いない、と馬達はゾロゾロ寄って来たらしい。
“月光仮面のおじさん”は、その後もバイクで馬を追いかけ、馬は右の急斜面を駆け下りて行った。
広場には、そして誰もいなくなった。
時刻は9:30、出発予定を30分オーバー。
「まだ走らないの?」と待っているアリオン君に向かって歩き出した。 -
■ここまでの走行ルート
宮崎空港〜堀切峠近くの道の駅・フェニックス(地図の緑色線、http://4travel.jp/traveler/poi/album/10196656/)。
サンメッセ日南〜鵜戸神宮(地図の黄色線、http://4travel.jp/traveler/poi/album/10196945/)。
日南〜都井岬(地図の青色線、本編)。
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