2007/08/14 - 2007/08/15
141位(同エリア559件中)
どんぴさん
15日間で世界遺産21ヶ所を訪問する『イタリア世界遺産ツアー'2007~青春のいじわる ~』の第16弾はアルベロベッロ。
独特な石積みのとんがり屋根の家(トゥルッリ)で有名なアルベロベッロ。マテーラで合流したフィレンツェ留学中の女の子4人組(以下"F4")とアメリカ留学中の男性Uさん、計6人での旅は、賑やかで楽しいものだった。
【今回訪問する世界遺産】
第16弾「アルベロベッロのトゥルッリ」。
□8/4(土) 成田空港出発(13:20)、ミラノ着(18:45)
□8/5(日) ミラノ →トリノ
□8/6(月) トリノ →ジェノヴァ
□8/7(火) ジェノヴァ →チンクエ・テッレ
□8/8(水) チンクエ・テッレ →モデナ →マントヴァ
□8/9(木) マントヴァ →ヴェローナ →ヴィチェンツァ
□8/10(金) ヴィチェンツァ →パドヴァ
□8/11(土) パドヴァ →ヴェネツィア
□8/12(日) ヴェネツィア →フェラーラ →ラヴェンナ →ボローニャ
□8/13(月) ボローニャ →フィレンツェ →サン・ジミニャーノ →シエナ →ローマ(車中泊)
■8/14(火) バーリ →マテーラ →バーリ →アルベロベッロ
■8/15(水) アルベロベッロ →バーリ →(車中泊)
□8/16(木) カゼルタ →ナポリ →カプリ島
□8/17(金) カプリ島 →ナポリ
□8/18(土) ナポリ →ポンペイ →エルコラーノ →ナポリ →ローマ
□8/19(日) ローマ →ローマ空港発(21:45)
□8/20(月) 成田空港到着(16:50)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- JAL
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-
17:39、私鉄バーリ・ノルド線のバーリ駅に到着。国鉄のバーリ中央駅に預けた荷物をひきとり、私鉄スド・エスト線に乗って18:00 アルベロベッロに向けて出発。
先頭車両はオイラたち日本人6人で貸しきり状態。メロンチェッロ(メロンのお酒)はほとんど空になった。このペースじゃアルベロベッロに着く前にベロベロベッロになりそう(^_^;)
車窓からの風景に時々トゥルッリが現れる。アルベロベッロ以外にもトゥルッリは点在していると聞いていたけど、畑の中にポツンとトゥルッリがある光景はなかなか絵になる。 -
19:00、アルベロベッロ駅に到着。予約しているホテルが違うので、21:00に街の中心のポポロ広場でUさんと待ち合わせをする。
今日のホテルはポポロ広場すぐそばの「ホテル ランツィッロッタ(Hotel Lanzillotta)」。フロントでチェックインする時、「トゥルッリルームにするか?」と聞かれた。本館から徒歩1分ほどのところにある部屋を案内してもらうと、それはまさにトゥルッリ! -
そこは1部屋だけの小さなトゥルッリをシングルルームに改装した部屋だった。普通の部屋だと思っていたのに、とてもラッキー \(^◇^)/
もちろんこの部屋に即決。55ユーロ。 -
ベッドに寝ながら見る天井。なんて素敵なトゥルッリルーム♪
エアコンは無いし、窓が無いので湿気がこもり、遺跡みたいな臭いがする。シャワールームは激狭。テレビも無ぇ、ラジオも無ぇ。とても快適とは言えないけど、それでも素敵なトゥルッリルーム♪
入口のドアを開けて換気していたら、いきなり白人女性が中を覗きこんできた。強盗かと思って驚いたが、強盗にしては顔には満面の笑み(^o^)
「中を見てもいい?」。
どうやら観光客のようだ。部屋に入れてあげるとキャーキャーと大はしゃぎ。一緒にいた彼氏らしき男性はちょっと気まずそうにしてた。 -
Uさんとの待ち合わせの前に夜景を撮影しに出る。写真は部屋のすぐ近所。たぶん同じホテルの別のトゥルッリルーム。
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夜の「ポポロ広場」。いくつもカフェやレストランが並び、夜も賑わっている。
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ポポロ広場に面した教会の横にある展望台から見た光景。
特にライトアップされている訳ではないので、トゥルッリのとんがり屋根が暗くてよく見えない。アルベロベッロの夜景(ヨルベロベッロ)は思ったほど綺麗じゃなかった。 -
観光エリアの「リオーネ・モンティ地区」へ行く。こちらも土産屋やレストランが多いので観光客でいっぱい。
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トゥルッリのレストランの前でたむろする観光客。
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ヨルベロベッロは遠くから見るより近くから見た方がきれいだった。
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21:00、ポポロ広場でUさんと待ち合わせ。彼は日本人のカップルと一緒にいた。彼氏は来年金融系に就職が決まっている学生で、彼女は美容師の姉さん女房カップル。Uさんと同じホテルに泊まっているそうだ。一方、F4は現れず、携帯も通じない。先にカフェで乾杯する。
左の写真を見ての通り、彼女はかなり強烈なキャラ。清算時に手をプルプルさせながら「海に捨てて〜!」と言いながらコインを渡す。俺がキョトンとしてると、「ラピュタのまね、何で分からないの!」とキレ気味。分かるかそんなの。 -
カフェを出て4人でレストランで夕食を食べた。幸せな2人の話を聞いていると、彼氏は若いのに大人だなぁと感心することしきり。
彼氏は俺の一眼デジカメに興味があるようだ。少し夜景撮影のデモンストレーションをすると、カメラを欲しがる彼氏。「買っちゃダメ!」と怒る彼女。ますますセールストークが冴える俺(笑)
Uさんとカップル2人は明日の午前中にアルベロベッロを出発するので今晩でお別れ。よい旅を!
一方、F4とは連絡が取れずじまいだった。明日は会えるかな? -
8月15日(水)
08:30起床。ホテルの本館で朝食を食べ、さっそく外に出る。
まずは昨晩と同じ展望台へ。今日は気持ちのよく晴れていて、トゥルッリの白い壁と青空のコントラストが美しい。やっぱりアルベロベッロはヨルベロベッロよりヒルベロベッロがベリベリグッドだ。 -
「リオーネ・モンティ地区」のメインストリートを展望台から。
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街の南東にある「アイア・ピッコラ地区」へ移動。
観光地化されたリオーネ・モンティ地区とは違い、ここは地元の住民が住んでいる居住エリア。ホテルは所々にあるが、店やレストランはほとんど無い。 -
「アイア・ピッコラ地区」
トゥルッリというと円錐のとんがり屋根が思い浮かぶけど、中にはこんな三角形の屋根の家もあった。 -
「アイア・ピッコラ地区」
たぶん地元住民の住宅。ここは生活のにおいがする。観光客はほとんどいなくて落ち着いた雰囲気。 -
「アイア・ピッコラ地区」
アルベロベッロにはレトロな3輪カーがよく似合う。 -
「アイア・ピッコラ地区」
トゥルッリの屋根はほとんどが黒い石を積み上げて作られているが、たまに屋根まで白い家が点在している。白い屋根の家の方が高級、とかあるのかな? -
「アイア・ピッコラ地区」
地区の一角にすさんだ雰囲気の場所を発見。人が住んでいる気配は無く、雑草は生え、家の中は荒れ放題だ。 -
「アイア・ピッコラ地区」
どうやらここはトゥルッリの廃屋らしい。屋根も一部が崩れて中が見えてしまっている。でも、屋根の断面が分かってちょっと面白い。 -
「アイア・ピッコラ地区」
軒先に洗濯物が干してある。今日はいい天気なので、南イタリアの太陽であっと言う間に乾きそう。 -
「アイア・ピッコラ地区」
この地区は道が入り組んでいるので迷いやすい。トゥルッリで出来た世界一すてきな迷路。 -
「リオーネ・モンティ地区」
お父さんが子供を写真に撮りたいけどカメラの設定に手間取ってる。子供は退屈そうに体育座り。 -
「リオーネ・モンティ地区」
10:30、F4のN嬢に電話が通じた。11:10にポポロ広場で待ち合わせすることに。
それまでリオーネ・モンティ地区を散策することにする。こちらの地区はモロに観光地化されていて観光客だらけ。 -
「リオーネ・モンティ地区」
トゥルッリのお土産屋さん。 -
前の写真の土産屋の煙突に謎の人形が飾ってあった。ちょっと可愛い呪いの人形。
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待ち合わせのポポロ広場に向かう途中。花壇を撮ろうとしたら、イタズラ坊主が飛び出してきた。この写りたがり!
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F4との待ち合わせ場所。ポポロ広場にある四角い木で囲まれた休憩所。
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木の下では多くの人が休んでいた。日差しが強いので涼しい木陰は絶好の休憩ポイント。
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11:10、F4と合流できた。ホテルの部屋がトゥルッリだったと自慢したら反応は上々。チェックアウトの後だったけど、ホテルのオヤジが気を利かせてくれて、泊まった部屋と隣のツインルームを見せてくれた。
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「サンティ・メディチ・コズマ・エ・ダミアーノの聖所記念堂」
F4いっしょに街の大通りを北へ向かう。道の突き当たりにある教会。アルベロベッロらしくは無いが、ネオクラシック様式の立派な建物。 -
「サンティ・メディチ・コズマ・エ・ダミアーノの聖所記念堂」
わりとシンプルな教会内部。新しい建物に見えるけど、1885年建造なので130年以上は経っている。 -
街の散策中にみつけた不動産屋。トゥルッリの家が売り出されている。お値段7万ユーロ(約1千万円)。誰か買ってみる?
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「トゥルッロ・ソヴラーノ」
街の北にある唯一の2階建てのトゥルッリ。入場料1.5ユーロ。 -
「トゥルッロ・ソヴラーノ」
内部は昔の家庭の様子が再現されている。金持ちの家だったそうで、中庭もあってずいぶん広い。俺が泊まったトゥルッリとは大違い(笑) -
「トゥルッロ・ソヴラーノ」
2階の床にあった元貯蔵庫?今は観光客が投げ入れたコインがいっぱい落ちてる。 -
大通りを南下して、再びリオーネ・モンティ地区へ。
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「リオーネ・モンティ地区」
地区の南端にあるトゥルッリの教会として有名なサンタントニオ教会へ向かう。が、女の子が4人もいるとあちこちのショップに寄り道するのでなかなか進まない。最近は一人旅が多かったから、この感覚久しぶりだな。 -
そこらのお土産屋で売っていた置物。いい表情をしてます(^_^)
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トゥルッリの屋根には様々なシンボルマークが描かれていることが多い。そのマークの意味の一覧表がお土産屋に置いてあった。実際はマークの本当の意味はよく分かっていないらしいが…
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これがそのシンボルマークの一例。
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「サンタントニオ教会」
これがトゥルッリの教会。実に独特でアルベロベッロらしい。ここで結婚式を挙げたらステキ♪とF4が言っていた。 -
「サンタントニオ教会」
中は狭くて写真が取りづらい。石積みの内部は石膏で補強されているものの、天井を見ると石を積んでいる様子がよく分かる。 -
本日8月15日はイタリアの祝日なので、サンタントニオ教会の目の前の公園でバザーが開催されていて、様々な店が並んでいた。これはハチミツのお店。ポンプを押すと試食することもできる。アカシア、桃、コーヒー、バラ…と様々な風味のハチミツが並び、どれもこれも美味しい!
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またまた出ました『ルパン三世』。ホントに人気あるなぁ。峰不二子が恰幅がよくて欧米人っぽいけど…
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人気アニメのキャラを描いた壷。たぶん著作権無視(笑)
日本からはキティちゃん、ドラゴンボール、ワンピースがエントリー。 -
ワインを試飲できるコーナーもあった。昼からタダ酒飲めてオイラ幸せ(*^_^*)
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日本の縁日みたいに、くじ引きでおもちゃが当たる屋台が出てた。景品の中には日本の特撮戦隊モノ『轟轟戦隊ボウケンジャー 』のフィギュアもあった。どう見ても中国あたりで作られたニセモノですが。
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「リオーネ・モンティ地区」
有名なハートマークのシンボルが描かれたトゥルッリ。5つのトゥルッリが並ぶ光景が美しいので、よく写真で見る場所だ。 -
「リオーネ・モンティ地区」
ハートマークのアップ。 -
「リオーネ・モンティ地区」
同じく三日月マークのあるトゥルッリ。 -
このポーズはストロングマシン2号のマネのつもり。
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ある土産物屋のオヤジ。独特なフォントで書かれた「いらっしゃいませ」と書かれたの紙を持ってポーズをとってくれた。ナイスオヤジ。
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この土産屋では2階のベランダに自由に登れる。日本語で「アルベロベッロで一番高い展望台 キレイだよ!」と張り紙してあった。2階なので大して高くないが、上から見るトゥルッリはまた格別。
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同じ土産屋の2階。とんがり屋根が登れそうなくらいすぐ横にある。登るフリをして遊ぶ。
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そこいらの土産物屋。
この後、F4の留学生仲間でたまたまアルベロベッロに来ていた女性2人と合流。これで男1人に女6人で計7人。ずいぶん人数の偏った"あいのり"だ(^_^;) -
そこいらの土産物屋。
そろそろアルベロベッロを出発することにする。今日はイタリアの休日なので電車は運休。1日4本しかない代行バスだけがバーリに戻る唯一の交通手段だ。14:30出発に乗るため、各自ホテルへ荷物を取りに戻り、バス乗り場で待ち合わせをする。
ちなみに、某歩き方には駅前にバス停があるように書いてあるが、実際にはバス停は駅からMazzini通りを南西に進んだとこにある。 -
写真はアルベロベッロ駅。
14:30、バスが来たが、運転手がチケットは車内では買えないの一点張り。F4が必死に交渉するが聞く耳を持たず、怒鳴り散らし、電話で警察に通報するフリをする始末。我々を置いて強引に出発してしまった。
後で分かったが、アルベロベッロで切符を買うには駅の西にある"Hotel Astoria"近くの"Agip"というガソリンスタンドでしか変えないようだ。
仕方が無いので最終の19:05のバスに乗ることにして、上記のガソリンスタンド付属のバーで時間をつぶす。乗車拒否を食らった仲間に新婚旅行中の日本人カップルもいたが、彼らはスケジュールの都合上、タクシーでバーリに向かった。タクシー代いくらだろう?皆さんもアルベロベッロに休日移動する時をお気をつけください。
《イタリア旅行記:バーリ&カゼルタ編へつづく》
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ミラベルさん 2007/11/07 01:01:07
- 素敵な出会い
- こんばんわ(^^)
なんだか楽しそうな旅だったのですね♪
現地で出会った人と一緒に行動したり、ご飯を食べたり・・・そんな思い出って心に残りますよね!
それにしてもどんぴさんの旅行記はコメントが面白いです!!
パソコンの前で吹き出しちゃったこと多々(^^;
特にアルベロベッロとベロベロベッロ・・・最高です(笑)
続きも楽しみにしています。
- どんぴさん からの返信 2007/11/08 01:53:26
- RE: 素敵な出会い
- どもども、こんばんわです(^~^)γ
>現地で出会った人と一緒に行動したり、ご飯を食べたり・・・
>そんな思い出って心に残りますよね!
そうですね〜。今回のF4との出会いは今までの中でも特に楽しいものにな
りました。電車の中でサングラスかけながら地球の歩き方とにらめっこしてた
オッサンによく話しかけてきてくれたもんです(笑)
F4のうち2人とはアルベロベッロの後もカプリ島とナポリを一緒に旅しま
した。カプリ島には最初行く気が無かったんですが、イタリア語を話せる2人
のおかげでカプリ島を最高に楽しむことが出来ました。旅行記を楽しみにして
いてください(^_^)
>それにしてもどんぴさんの旅行記はコメントが面白いです!!
自分のコメントを読み返すと、いい大人が書いた文章とは思えないなーと
思ってしまいます…
でも、喜んでくれている人がいると嬉しいです *^_^*
ではまた〜。
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