イエローストーン?

2007/09/29 - 2007/10/08

2日目もいい天気、というか快晴！
午前中は、MammothからBeaver Ponds Trailを歩いてみる事にしました。その名の通りビーバーが造った池を見に行くトレイルで、トータル約4時間。どこかのガイドブックにはホテルの裏から登っていくとありましたが、朝日に輝くテラスが綺麗だったのでテラスの横から登っていきました。

エリア イエローストーン国立公園周辺(アメリカ)

テラスをバックにしたエルク。なかなかカッコいい。

テラスを拡大。
水が流れていればバクテリアが発生して色があるようです。

雲一つない快晴！
木の上にぽちっと白い点があるのは、月です。
ゴミじゃありません！

シマリス
ちっちゃいね。手のひらに充分乗る大きさです。

朝はすがすがしくて気持ちがいい。

風が出て雲が出てきました。

風はあってもまだ余裕。Trailの名前にはBeaver Pondsとあるが、歩いても歩いてもずーっと草原。本当に池があるのかどうか不安になってきました。ちゃんと地図を用意すべきでした。
でも景色はいいし、気分は爽快！

池を発見！Beaverの造ったダムを探したけど、見つけられず。ビーバーがかじった様な跡のある木はいくつかありましたが…。なんだぁ、名前だけかぁ、とがっかり。

あれ、2個目の池を発見、でもダムはない。
確かにトレイルの名前もPondsと複数形だ。だとしてもダムはあってもいいはずだよなぁ、、

ダムを見つけたのは4つ目ぐらいの池、やっとあった、って感じ。確かにダムの前後で水面の位置が違っています。トレイルを逆から来ていれば最初の池にダムがあったようです。

ビーバーダムの拡大、確かに水面に高低差があります。残念ながらビーバーにはあえませんでした。

トレイルの出入り口には必ずこんな看板があります。
トレッキング中にはクマにはあいませんでした。

Mammothの街が見えてきました。3時間半ぐらいのトレイルですれ違ったのは3組、4人。季節はずれとはいえ寂しいトレイルでした。ビーバーダムを見つけた後は風がどんどん強く、そして冷たくなってきて休憩する気にもならず。やっと街が見えてきて安心しました。

Mammothの街ではオスのエルクがメスを追いかけていました。
オスのエルクの鳴き声はよく響きます。やや低音の金属音のような感じ？

どうやらナンパには失敗した模様。
照れ隠しに？背中を舐めてました。

午後はMammothのテラスをゆっくり散歩。
バイソンが休憩中。
白く見えるのは温泉から立ち上る湯気と石灰質。日が当たってキラキラしてきれいです。

地底深くから噴き出す温泉に含まれる石灰成分が蓄積されて、長い時間をかけてこういうテラスができます。

これは水が枯れてしまったテラス。温泉の噴出が止まってしまうと途端に色が黒ずみ始めるそうです。多くのテラスが枯れてましたが、成長と停止を繰り返すテラスが多いそうで、これもいつかまた成長を始めるかもしれません。

ちょっとした流れにも小さいテラスがあります。これが年数をかけて大きくなっていくんですね。

水のある部分を拡大するとこんな感じ。
自然のつくる模様は不思議です。

流れ出て蓄積した石灰分に閉じ込められて立ち枯れてしまった松の木。白い石灰分の上に湯気が立ち込めて、神秘的な雰囲気を作り出しています。
おっ、雲行きがあやしい。朝は快晴だったのに、、、

多くのテラスは枯れてましたが、この一番遠いところ（左側の指を差してる所）にあるCanary Springが綺麗でした。温泉がどんどん湧き出していて、もうもうと湯気が上がっています。
下から歩くのもいいですが、Upper Terrace Driveから行くのが便利です。

温泉が流れています。成分が蓄積し始めていますね。

Canary Spring。湧き出した温泉が、一番上のテラスから音を立てて下のテラスへ流れ込んでいます。温泉の成分と微生物が造り出す色と造形が見事です。

Canary Springの下の方のテラス。まだ小さいですが、温泉噴出が止まらない限り、これからゆっくりと成長を続けるのでしょう。

Upper TerraceにあるOrange Spring Mound。マウンドという名前の通り、こんもりと盛り上がった丘のようです。上や脇から温泉湯が湧き出ています。
キャンピングカーと比べるとこの大きさが想像できるでしょうか？