F1上海GP観戦記1日目その2

2007/10/05 - 2007/10/05

午後からは２回目のフリー走行があるので、サーキットに向かう予定です。

エリア 上海(中国)

初めての個人手配ということもあって、外交官通路を通ってイミグレを通過出来るサービスを申し込んでいました。飛行機を降りると、申し込んだ会社の現地社員の人と、空港職員の女の人２人の３人がネームボードを持って待っていてくれました。現地社員の人の案内でイミグレへと進みましたが、全く並ぶことなくほぼフリーパスの状態でイミグレを通過出来ました。

スーツケースが出てくるターンテーブルまであっという間に来る事が出来ました。入国、税関関係の書類も用意してくれていたので、それらにサインをしただけでした。預けていたスーツケースを受け取ると、それも空港職員の女の人がカートに乗せて運んでくれます。到着フロアを出たところに送迎用の車が待っていて、それに乗り込みホテルに向かいます。空港職員の人はここまでで、後は現地社員の人がチェックインまでアテンドしてくれます。

このサービスを申し込んだ時の話しでは、送迎用の車はＶＷのサンタナということでしたが、実際に待っていたのは革張りシートのアウディでした。ホテルまでの道中、アテンドの人と話しをしていて、どこで日本語の勉強をしたのか聞いてみました。すると、僕が住んでいる隣の県、香川県の香川大学に通っていたそうで、少しローカルなネタで盛り上がりました。

走行中は、初めて見る景色にきょろきょろと周りを見渡していました。途中、高速沿いを走るリニアモーターカーも見ました。町の中心が近付いてくると、車の量も増え高層ビルも見えてきました。日本とは反対の右側通行で違和感があるのですが、建物の感じが日本の建物に似ている気がして、あまり外国に来ているという実感が沸きません。

途中で渋滞にはまることも無く、１時間ちょっとでホテルに到着しました。ホテルの人とのチェックインのやり取りも手伝ってもらったので、すんなりとチェックインする事が出来ました。このホテルにはmixiで知り合った人も何人か泊まっているので、これで一安心です。VIPサービスは行きだけの申し込みだったので、アテンドしてくれたコさんとは、ここでお礼を言って別れました。

今日の午後から一緒にサーキットへ行こうと相談していた人達は、僕達より先にチェックインしていたのでロビーで待ってもらうことにして、部屋に入り急いでサーキットへ行く準備をしました。ホテルの部屋はシンプルで値段の割には広い部屋でした。天井が高いためか、声がかなり響くのが少し気になりました。

フリー走行が始まる時間までは、まだ少し余裕もあるし、チェックインの時にドリンクチケットを貰っていたので、それで少しお茶をしてからサーキットへ行く事にしました。mixi仲間のEさん、Tさんとはしばらく振りの再会です。

ホテルの玄関を出たところで、係の人にタクシーを呼んでもらい、４人で乗り込みました。しかし、ガイドブックを見せながらサーキットの場所を説明してもなかなか通じません。係の人もタクシーの運転手も英語は全く喋る事が出来ないようです。エフイーと言う言葉が盛んに出てくるので、なにかと思ったらエフワンと言う意味でした。確かに麻雀だと、１をイーと発音します。なんとかサーキットの場所も分かってくれたようです。

タクシーに乗って走り出すと、辺りには中国語で書かれた看板などがたくさん目に入り、やはり日本ではないんだなあという実感が少し沸いてきました。サーキットへは高速を使うようで、車は高速道路へ入り高架道路を走り始めました。

空港からホテルまでの道中は高層ビルも多く目に入り都会っぽい感じでしたが、高速を少し走ると周りはのどかな風景に変わってきました。３０分ちょっと走ると、サーキットが近付いてきたのか、高速道路沿いにF1が開催されるといった内容の巨大な看板が目立つようになってきました。看板はもう１種類あって、高速を降りるまでにかなりの数が立っていました。

タクシーはお客が乗ると、通常メーターを倒します。すると、メーターに連動している機械からレシートが打ち出されます。レシートの裏にはF1が開催されるといったPRが印刷されていました。みんなでそれを写真に撮っていると、運転手の人が古いレシートをくれました。

高速を降りる手前で上海サーキットのシンボルにもなっている巨大なグランドスタンド遠目に見えてきました。高速を降りるとサーキットまではすぐです。今日は金曜日でさらに午後と言う事もあって、走っている車は少なく、サーキットにかなり近いところまで行くことが出来ました。車が止まった途端、車の周りにはイヤープラグや双眼鏡を持った物売り、さらにダフ屋が群がってきます。

車を降り、スタンドの方へ向かって歩き始めましたが、至る所に物売り、ダフ屋がいるので次から次へと声を掛けられます。いちいち相手をしていたのではキリが無いし、買う気も無いので完全に無視して歩きます。さすが新しいサーキットだけあって道路も歩道も綺麗で広くとても歩きやすいです。

サーキットの手前には大きなパーキングがありました。関係者用のパーキングなのか、それとも金曜日だからなのか分かりませんが、数台のバスと何十台かの乗用車が止まっているだけで、後はガラガラでした。それにしてもかなり気温が高いようで、タクシーを降りて少し歩いただけなのに汗が出て来ます。

歩き始めて最初にあったゲートから中へ入ろうとすると、チケットを見せても入れてくれません。中国語で何か言われたのですが、全く分からないので別のゲートへ回ることにしました。ここから入れると、自分達のスタンドへは一番近いのに・・・

Eさん、Tさんは現地でチケットを入手するとの事だったので、チケットを持っている僕達とは、帰りの集合場所を決めて、途中で別行動ということになりました。

最初のゲートから次のゲートまではかなり距離がありますが、通路は広く人も少ないので、とても歩きやすかったです。唯一、物売り、ダフ屋を除けば・・・この時にはフリー走行のためにピットを出て行くマシンの音が聞こえ始めたので、急いで自分達の観戦席へ向かいました。

タクシーを降りて歩き始めてから、２つ目のゲートで中へ入る事が出来ました。今回の観戦席は最終コーナー手前のＫスタンドです。すでにフリー走行が始まっているので、トイレだけ済ませてから中へ入りました。

中へはいると、まずチケットに書かれた自分の座席位置を確認します。人が多ければ、自分の席に座って見るのですが、１割も入っていないんじゃないかと言うぐらいの人の数なので、写真の撮りやすそうな席へ移動します。スタンドの入り口はブロックごとに別れていて、チケットもチェックされるのですが、一旦中へ入ってしまうと、スタンド内の移動は全然自由でした。