2007/10/02 - 2007/10/04
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Tomokoさん
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やっぱり1冊で収まりきらなかった、臨シの写真たち。
この後は斉国歴史博物館、中国東周殉馬館、古車博物館、排水道口、晏嬰墓に行きます。
写真は歴史博物館の展示。具体的な内容を忘れてしまった…(泣)
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- 一人旅
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- 高速・路線バス タクシー
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お次は斉国歴史博物館です。
ここも学割で半額で入れました〜。
が、チケットが普通のチケットと違って、「半額券」と文字で書いてあるだけのただの紙。一般券を見せてもらったら、写真入りのチケットでした。う〜ん、記念にそっちが欲しいけど…やっぱり半額で入りたいし、仕方ないな…。管仲記念館は半額払ってチケットは一般のものと同じだったのになぁ。
斉国歴史博物館 入場料30元(学割15元) -
太公望の胸像。周の時代に斉は太公望が封ぜられた国。
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斉の桓公。春秋時代の最初の覇者。
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管仲。
なんか、じいさんばっかりやなぁ。若いときの像は作らないのか、こういうの。ま、貫禄があっていいけど(笑) -
管仲と小白(後の桓公)が敵対してたときのジオラマ。
管仲と糾(桓公の兄)は魯に、鮑叔と小白は筥に亡命していた。斉公の位が空いたと聞いて、両者が斉国に入るのを争っていた。斉に入る途中で管仲は小白を矢で射た。小白が死んだと思った管仲はゆっくりと斉に戻った。けれど、実は矢は金具か何かに当たって小白は傷つかず、死んだ振りをして霊柩車で斉に先に入り、小白が位を奪った。 -
桓公が管仲を迎えるの図。
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春秋時代の刀銭とその鋳型。
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この時代の楽器。映画「HERO」にも同じような形のものが出てきていた。この展示室では、この楽器の音楽が流れていました。
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孫子の兵法の孫武。春秋時代の斉の人。呉王・闔閭に仕えた。
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もう一人の孫子・孫ピン。戦国時代、斉の威王に仕えた。孫ピンのピンの字は足きりの意味。無実の罪で足を切られた。
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孫ピンを軍師とした斉の威王。写真がちょっとボケてる…。
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車軸はぶつかりあい、人の肩はこすれあう。
袂を掲げれば幕をなし、汗を拭えば雨をなす。
と言われた斉都・臨シ。今は畑ばかりですが…。ま、それも潔くっていいかもしれないな。 -
賑わいが伝わってくるジオラマです。
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斉は蹴鞠の発祥の地らしい。FIFAの認定書らしきものも真ん中にあります。
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こうやって遊んでたんだって〜。
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戦国時代の酒器。牛の形。愛嬌がある。
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戦国時代の斉の将軍・田単。即墨の戦いで火牛の計を使ったことで有名。
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その即墨の戦いのジオラマ。牛の尻尾に火をつけて、燕軍の包囲を破らせた。
ところどころ、本当に人形がひっくり返っているところが中国っぽい(笑) -
この辺りは斉の城跡だったようです。
博物館の展示品の解説は中国語・英語・ハングル・日本語があって、日本語も管仲記念館と同じくきちんとした日本語でした。こちらは中国人観光客も多く、あっちこっちで博物館のガイドさんが解説してました。展示内容も盛りだくさんで、良い感じでした〜。かなりおススメです。 -
次に行ったのは東周殉馬館。斉の景公の墓地の周囲に埋められた馬の骨を土に半分埋まった形で展示してある。写真を撮るのに5元かかるとのことだったので撮らず。
東周殉馬館 入場料10元 -
その代わり、臨シの史跡地図と史跡案内を購入しました〜。どっちかが5元でどっちかが3元だったような気が…(おぼろげ…)
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殉馬館から出たところ。屋根の上に玉米(とうもろこし)が干してあります。
まさか、この後、この玉米が行く手を阻むことになろうとは…。 -
次に来たのは臨シ中国古車博物館。ここも学割がききました〜。
臨シ中国古戦車博物館 入館料30元(学割15元) -
いろんな馬車が再現されてます。これは戦国時代の戦車。
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秦代の馬車。屋根がずいぶん低いけど、ちゃんと乗れるんだろうか…。
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秦代の馬車の内部構造。座るのもかなりしんどそうだけど…昔の人は身長が低かったから大丈夫だったのか?
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漢代の馬車と手前は木牛。
木牛は三国時代に諸葛亮が発明した食料を運ぶ車。 -
この博物館のメイン。春秋中期に埋葬された戦車と馬。
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無造作に展示されてる感じだけど、保存状態とか大丈夫なんだろうか…。
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古車博物館から見た臨シの風景。本当に何もないな…。
タクシーの運ちゃんがもう駅に戻るかと聞いてきたので排水口跡と晏嬰墓に行ってない!と言うと、電話で場所を聞いてました。そんなに有名じゃないのか?
タクシーは何故かエンジンを止めると蝿が止まってくる。車体にも集まってくるし、中にも入ってくる。温かいからか?見学を終えてタクシーに乗ると、とりあえず窓を開けて蝿を追い出す作業(笑) -
道行く人に尋ねたりして辿り着けた斉故城排水道口。水は流れるけれど人は通れないように、石を交互に組んであります。篭城などのときに敵が侵入しないように。紀元前600年代とかの話ですよ!凄い!!
ここはおじいさんが犬と一緒に門番をしていました。おじいさん、私に大声でゆっくり排水口について説明。私は「分からん」とか「なるほど!」とかを表情で表したり、カタコトの中国語で返したり。それを横で見てたタクシーの運ちゃんが笑っていました。おじいさん「05年に来た、2人の日本人はもっと中国語が流暢だたぞ」とか「大学で歴史の勉強をしてるのか?」とか言ってました。中国語、習いに来てるだけの留学生はこんなところまで来ませんか?(笑)歴史の授業は聞いてみたいけど、多分、今の状態で聞いても聞き取れない
…。しまった、おじいさんの写真撮っておけばよかったなぁ…。
臨シ斉故城排水道口 入場料3元 -
最後に来たのが晏嬰墓です。ここに辿り着くまでが大変でした。
まず、タクシーの運ちゃんが場所を知らない。で、再び道行く人々に行き方を聞く。で、着いた道は車が通れなく、別の道を探したら今度はその道が雨で見たことのないほど大きい水溜りが出来ていて、その先も道がぬかるんでいて車が入れない…。こんなに近くに来てるのに行けないのか〜!!と思っていたら、タクシーの運ちゃんが最初に辿り着いた道まで戻ってくれて、そこから歩いていくことになりました。タクシーの運ちゃんが道案内役(笑)
で、あぜ道を歩いていったら、今度は収穫後の玉米の茎が山になって通せんぼ。なんか私に恨みでもあるんですか・・・?
最後の最後は玉米の実が墓への道全体に干されていて、玉米を避けつつ墓まで辿り着きました。 -
古くてよ〜く見ないと見えませんが「斉相晏平仲之墓」と書いてあります。
晏嬰は斉の宰相です。司馬遷が史記の管晏列伝で晏嬰の御者でもいいから仕えたいと言ったほどの人物。
私が中国史を好きになったのは、晏嬰を主人公にした宮城谷昌光さんの「晏子」という小説を読んだのがきっかけです。だから、ここには来たかったんです。 -
晏嬰の肖像。
こちらも見えにくい! -
晏嬰の略歴。
こっちは他の2つに比べてちょっと見えやすいか? -
さて、帰りますか…。またこの玉米を避けながら。
臨シの街はどこへ行っても玉米だらけでした。こういう人の通らない道はまだしも、車が通る交通量の多い道でも道の2/3が玉米に埋め尽くされてます…。
タクシーの運ちゃんに玉米のヨーグルトを食べたことがあるか聞いてみたら、見たこともないようでした。上海の友達も見たことないって言ってたし、あれって北京だけのものなんだろうか…。 -
さらば臨シ。すごい楽しかったよ〜。
臨シからシ博へのバスは時間が遅くてもうないとのことなので、タクシーの運ちゃんにシ博まで行ってもらうことにしました。 -
シ博に戻って宿探し。今日も暗くなってから宿探しになってしまった…(汗)
バスターミナルの近くの宿が良さそうだったので、そこに決定。昨日より安くて、24時間お湯が出る!
この日はずっと見ていたテレビドラマ・白蛇伝が最終回でした。なんとか旅行中も見れた(笑)ほとんど何言ってるか分からないけど、映像だけで想像して見てました。 -
夕食を食べに外へ。お粥、卵とトマトの炒め物を食べました。
写真は帰り道、駅前の広場で見た風景。集団で踊る人々、中国に来て初めて見た。これぞ中国!って感じ。 -
糖葫芦を食べました。サンザシの飴がけ。甘酸っぱくて美味しい。けど、種があるので食べにくい。きっと中国人ならその辺に種を捨てるんだろうけど、なんとなく後ろめたくてそれは出来ないし…。
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糖葫芦を売るおばさんと哈密瓜を売るおじさん。北京とか上海とか都会でも見かける。
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シ博で泊まった豪庭賓館。24時間お湯が出た。
豪庭賓館 1泊70元(トイレ・シャワーつき) -
シ博の長距離バスターミナル。宿で聞いたらシ博から北京にバスが出ているとのこと。済南に戻らないとと思ってたけど、それならここから乗ろう。
シ博→北京 所要時間8時間 120元
(7:30発、10:10発の1日2便) -
出発を待っている間に雨が降ってきました。昨日じゃなくって良かった〜。
さらば、山東省!また来るかも?!
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この旅行記へのコメント (10)
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- スーポンドイツさん 2008/10/22 00:00:17
- 編鐘
- この写真も出ていましたよ。戦国時代に使用された楽器、編鐘
ビデオで!曹操がこの楽器を演奏させているシーンを見たことがありますが、実際はどんな音色なんでしょうね、いいなぁ〜
斉国歴史博物館での写真が数枚、どれも(写真/下嵜好治)としか書いてありません。どんな方でしょうね。
すーぽん
- Tomokoさん からの返信 2008/10/22 01:34:49
- RE: 編鐘
- この楽器は歴史モノの映画とかでちょこちょこ見ますよね〜。
博物館で音楽が流れてたとか、自分で書いてますが、すでに音色は記憶のかなたです(泣)
-
- スーポンドイツさん 2008/10/21 20:42:21
- ありましたよ♪
- NHKの「知るを楽しむ」で宮城谷さんのお話を聞いています。
優しそうなお話しぶりに時々うとうと・・(^_^;
表紙と同じ写真がテキストに載っていたのです。
斉の桓公が諸侯の覇者となった葵丘会盟の場面だそうです。来週は孫ピン登場です♪
すーぽん
- Tomokoさん からの返信 2008/10/21 23:02:06
- RE: ありましたよ♪
- わ〜、いいなぁ。なんで、私が中国にいるときに放送なんだろう…(笑)
写真が載っていたということは、取材に来たんでしょうかね??
どこかの写真の使いまわしかな?
あの寂れた管仲記念館にわざわざ取材に来ている日本人を想像すると、
「はるばるご苦労様」と思ってしまいます(笑)
「葵丘会盟」ですか〜。情報提供ありがとうございます!!
-
- スーポンドイツさん 2008/06/04 08:45:56
- 春秋戦国総出演♪
- 伯委さん
こんどはこちらへやってきました。
管仲・太公望・鮑叔・孫ピン・田単・アン嬰・・目白押しではありませんか♪
「アン子」をお読みになったと知り、嬉しくて・・
こんなにジオラマが揃っているとは!子供にしっかり歴史の教育をしているのでしょうか。ともかくなが〜くふか〜い歴史ですから試験はタイヘンでしょうねぇ(~_~;)
欲を言えば「楽毅」の跡も訪れてほしいです。
スーポン
- Tomokoさん からの返信 2008/06/07 00:13:45
- RE: 春秋戦国総出演♪
- スーポンドイツさん、こんばんは。
臨シは本当に良かったですよ〜。あんまり観光地化されていないところも含め。
陝西省におされて影が薄いですが、歴史好きには結構いいと思います、山東省。
中国の学生さんの歴史の試験は本当に大変そうですよね…。
でも、古代史より近現代を重視してるんじゃないかな〜←イメージだけですが。
楽毅の墓は北京近郊にあるらしいのですが、まだ調べていません…。
時間と気力があれば行くかも??
ではまた!
-
- はんれいさん 2008/02/15 20:46:47
- はじめまして
- はじめまして。
管仲の像があるのですね。
他のジオラマも自分の目で見てみたいですね。
すばらしい。
- Tomokoさん からの返信 2008/02/24 02:25:47
- RE: はじめまして
- 返事が遅くなってしまい、すいません。
管仲記念館のジオラマたちは多少放置気味の感はありましたが、思い入れのある分、見たときの感動は大きかったです。
中国は建物やら像やら、全てが大きいので迫力が凄いですよね。
-
- よっしーさん 2007/10/13 13:39:37
- はじめまして
- 書き込みありがとうございました!!
少しでも私の書き込みが役にたてれば幸いです。
うらやましいです。私は晏嬰の墓を断念してしまったのです。
2王塚や管仲博物館にもまだなので、近い未来には行かねばです^^
私も参考になります^^
今後ともよろしくお願いします。
- Tomokoさん からの返信 2007/10/14 00:46:52
- RE: はじめまして
- ご訪問、ありがとうございます。
私の歴史の知識は高校世界史と歴史小説からのみの知識なので
浅くってお恥ずかしい限りです(*_*;
私はいま、北京で語学留学中なのですが、
せっかく中国にいるのだから日本からツアーのある世界遺産などには行かず
「○○故里」とか「○○の墓」とか「○○が△△した場所」など、
日本のガイドブックには載っていない所に行こう!と下調べ中です。
nao6971さんのように、他の人にも参考になる旅行記を目指します!
こちらこそ、今後もよろしくお願いします!
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