上海旅行記(ブログ) 一覧に戻る
「フレンチ上海 東洋のパリを訪ねる」という本に出会ったことから今回の旅はスタートしました。<br /><br />そこに載っていた旧フランス租界の写真が、自分のイメージしている中国・上海とはまったく違い、ヨーロッパの面影が残る街並みばかり。ということで、そんな古きよき建築を眺めに街歩きしてきました。<br /><br />どうせならと、当時建てられたアールデコ様式のクラシックホテル「錦江飯店」に泊まり、1920-30年代の雰囲気にすっかり浸ってきたのです。

上海のプチ・パリ「旧フランス租界」を歩く

8いいね!

2007/09/22 - 2007/09/24

5769位(同エリア12041件中)

6

34

サトテツ

サトテツさん

「フレンチ上海 東洋のパリを訪ねる」という本に出会ったことから今回の旅はスタートしました。

そこに載っていた旧フランス租界の写真が、自分のイメージしている中国・上海とはまったく違い、ヨーロッパの面影が残る街並みばかり。ということで、そんな古きよき建築を眺めに街歩きしてきました。

どうせならと、当時建てられたアールデコ様式のクラシックホテル「錦江飯店」に泊まり、1920-30年代の雰囲気にすっかり浸ってきたのです。

  • 錦江飯店は、当時はグロブナーハウスやキャセイマイションと呼ばれ、外国人向けの長期滞在型高級マンションだったそう。<br /><br />表紙の写真は、重厚なシンメトリーの建築に圧倒される貴賓楼。(1935年築)<br />左写真は、白い窓枠が清楚な品を感じさせる北楼。今回はこちらに宿泊。(1928年築)

    錦江飯店は、当時はグロブナーハウスやキャセイマイションと呼ばれ、外国人向けの長期滞在型高級マンションだったそう。

    表紙の写真は、重厚なシンメトリーの建築に圧倒される貴賓楼。(1935年築)
    左写真は、白い窓枠が清楚な品を感じさせる北楼。今回はこちらに宿泊。(1928年築)

  • 北楼のロビー。主階段が宿泊客を迎えてくれます。

    北楼のロビー。主階段が宿泊客を迎えてくれます。

  • 同じく北楼ロビーのエレベータの階数表示盤。クラシカルな意匠のまま今も動いています。

    同じく北楼ロビーのエレベータの階数表示盤。クラシカルな意匠のまま今も動いています。

  • ホテル敷地内にあるオフィスも古いレンガ造り。

    ホテル敷地内にあるオフィスも古いレンガ造り。

  • 窓枠のエンブレム。鉄の細かい装飾が繊細さと重厚さを感じさせます。

    窓枠のエンブレム。鉄の細かい装飾が繊細さと重厚さを感じさせます。

  • こちらは、茂名南路をはさんで向かいに建つ新古典主義の花園飯店。(1926年築)<br />かつてはフレンチクラブという上海きっての社交場だったそう。<br /><br />現在はオークラガーデンホテルとして増築されています。

    こちらは、茂名南路をはさんで向かいに建つ新古典主義の花園飯店。(1926年築)
    かつてはフレンチクラブという上海きっての社交場だったそう。

    現在はオークラガーデンホテルとして増築されています。

  • 茂名南路をくだる途中にある南昌大楼。(1933年築)<br /><br />当時はアパルトマンアストリッドというマンションだったそうで、頂上に垂直性を表現したアールデコ装飾が印象的。

    茂名南路をくだる途中にある南昌大楼。(1933年築)

    当時はアパルトマンアストリッドというマンションだったそうで、頂上に垂直性を表現したアールデコ装飾が印象的。

  • 通り沿いで見かけたアイアンワークの門。敷地内は、見た感じ小学校でした。

    通り沿いで見かけたアイアンワークの門。敷地内は、見た感じ小学校でした。

  • 茂名南路を進み、当時モリス邸と呼ばれた瑞金飯店2号楼(1917年築)まで歩きます。<br /><br />イギリス風のハーフティンバー様式を観ていると、ヨーロッパの片田舎を訪れているような気分です。

    茂名南路を進み、当時モリス邸と呼ばれた瑞金飯店2号楼(1917年築)まで歩きます。

    イギリス風のハーフティンバー様式を観ていると、ヨーロッパの片田舎を訪れているような気分です。

  • アーチをくぐり、1号楼も拝見。<br /><br />瑞金飯店は戦後に共産党の管理となり、毛沢東や蒋介石、海外の要人も滞在した歴史を持ちます。

    アーチをくぐり、1号楼も拝見。

    瑞金飯店は戦後に共産党の管理となり、毛沢東や蒋介石、海外の要人も滞在した歴史を持ちます。

  • 瑞金飯店をあとにし、瑞金二路へ。<br />通り沿いのなんでもない集合住宅ですが、両開きの窓枠とかが洋の風情。

    瑞金飯店をあとにし、瑞金二路へ。
    通り沿いのなんでもない集合住宅ですが、両開きの窓枠とかが洋の風情。

  • 思南路に移動して、こちらは周恩来故居。(1920年前後築)

    思南路に移動して、こちらは周恩来故居。(1920年前後築)

  • こちらは孫中山(孫文)故居。(築年不明)<br /><br />この周辺には文化人が多く住んだそう。

    こちらは孫中山(孫文)故居。(築年不明)

    この周辺には文化人が多く住んだそう。

  • 思南路沿いに建つ名も無き西洋住宅。

    思南路沿いに建つ名も無き西洋住宅。

  • その住宅に「優秀歴史建築」というプレートが。<br /><br />上海では400近い西洋式建築物が指定され、保護・保存が進められているそうです。

    その住宅に「優秀歴史建築」というプレートが。

    上海では400近い西洋式建築物が指定され、保護・保存が進められているそうです。

  • 同じ通りにあった、とんがり屋根のパブ。

    同じ通りにあった、とんがり屋根のパブ。

  • 住宅のみならず、柵の意匠もユニーク。

    住宅のみならず、柵の意匠もユニーク。

  • 思南路から南昌路に入り、当時フランス学校だった法国学校(1926年築)へ。<br /><br />現在は研究機関?らしく、内部ロビーの壮麗な木造階段とステンドグラスの写真を撮ろうとしたら、おもいっきり中国語で怒られてしまいました。

    思南路から南昌路に入り、当時フランス学校だった法国学校(1926年築)へ。

    現在は研究機関?らしく、内部ロビーの壮麗な木造階段とステンドグラスの写真を撮ろうとしたら、おもいっきり中国語で怒られてしまいました。

  • 陜西南路駅の周辺にもどり、ヴィクトリン・ゴシック様式で異彩を放つ、衡山馬勒別墅飯店(1936年築)へ。<br /><br />はじめホテルのゲートが閉まっていて全然見えませんでしたが、宿泊客の車が出入りする合間に撮影。

    陜西南路駅の周辺にもどり、ヴィクトリン・ゴシック様式で異彩を放つ、衡山馬勒別墅飯店(1936年築)へ。

    はじめホテルのゲートが閉まっていて全然見えませんでしたが、宿泊客の車が出入りする合間に撮影。

  • 汾陽路に移り、フレンチルネサンス風の上海工芸美術博物館(1920年前後築)へ。入場料は8元。<br /><br />別称「小白宮」と呼ばれるこの建物は、当時はフレンチトラムウェイ社の邸宅だったそう。

    汾陽路に移り、フレンチルネサンス風の上海工芸美術博物館(1920年前後築)へ。入場料は8元。

    別称「小白宮」と呼ばれるこの建物は、当時はフレンチトラムウェイ社の邸宅だったそう。

  • 館内の螺旋階段などクラシックな内装も見どころ。

    館内の螺旋階段などクラシックな内装も見どころ。

  • ステンドグラスも当時のまま。

    ステンドグラスも当時のまま。

  • 同じ通りにもうひとつのフレンチルネサンスの建物、「白公館」。(1920年築)<br /><br />当時はユダヤ系商人の邸宅で、現在は結婚式場?らしくウェディングパーティーかなにかやってました。

    同じ通りにもうひとつのフレンチルネサンスの建物、「白公館」。(1920年築)

    当時はユダヤ系商人の邸宅で、現在は結婚式場?らしくウェディングパーティーかなにかやってました。

  • 復興中路へ曲がり、丸みを帯びた屋根が特徴的な克来門公寓(1929年築)が見えてきました。<br /><br />当時はクレマンアパルトマンというマンションで、現在も上海人が住んでいます。

    復興中路へ曲がり、丸みを帯びた屋根が特徴的な克来門公寓(1929年築)が見えてきました。

    当時はクレマンアパルトマンというマンションで、現在も上海人が住んでいます。

  • 後から取り付けたと思われる窓の日よけも、白と青のストライプ(写真奥)を選ぶあたり、住人のセンスを感じます。<br />

    後から取り付けたと思われる窓の日よけも、白と青のストライプ(写真奥)を選ぶあたり、住人のセンスを感じます。

  • 克来門公寓のゲートも、やわらかな曲線で素敵ですね。

    克来門公寓のゲートも、やわらかな曲線で素敵ですね。

  • 上海でも先端をいくレストランショッピングエリア、新天地に移動。<br /><br />PAULとSTARBUCKSがレンガ造りに良く似合う。

    上海でも先端をいくレストランショッピングエリア、新天地に移動。

    PAULとSTARBUCKSがレンガ造りに良く似合う。

  • 赤と黒のレンガ造りの和洋折衷建築は、石庫門建築とよばれるそうです。<br /><br />アールヌーボーの意匠のプラスターワークも真っ赤に染められている。

    赤と黒のレンガ造りの和洋折衷建築は、石庫門建築とよばれるそうです。

    アールヌーボーの意匠のプラスターワークも真っ赤に染められている。

  • 当時の長屋と倉庫の建築は入り組んでいて、さながら石の迷路。

    当時の長屋と倉庫の建築は入り組んでいて、さながら石の迷路。

  • この新天地は、中国共産党の第一回大会が開かれた記念すべき場所でもあるそう。<br /><br />現在は、一全大会会址という記念館。

    この新天地は、中国共産党の第一回大会が開かれた記念すべき場所でもあるそう。

    現在は、一全大会会址という記念館。

  • 新天地のとある店舗のプレート。<br /><br />アールヌーボーと筆文字が、意外なほど品よく融合してます。

    新天地のとある店舗のプレート。

    アールヌーボーと筆文字が、意外なほど品よく融合してます。

  • 外難(バンド)に到着。<br />ここは租界時代に建てられた西洋建築のメッカ。<br /><br />左は旧上海人民政府大楼(1923年築)、右は旧上海江海税関(1927年築)。

    外難(バンド)に到着。
    ここは租界時代に建てられた西洋建築のメッカ。

    左は旧上海人民政府大楼(1923年築)、右は旧上海江海税関(1927年築)。

  • 対岸の浦東にある電視塔を観るのも定番ですが、外難信号台(1884年築)も見逃せない。<br /><br />1960年代までの間、海運の気象予報台として旗信号で予報などを送っていたそう。

    対岸の浦東にある電視塔を観るのも定番ですが、外難信号台(1884年築)も見逃せない。

    1960年代までの間、海運の気象予報台として旗信号で予報などを送っていたそう。

  • 最後に、東方明珠電視塔を望む。That&#39;s Shanghai.という風景です。<br /><br />浦東には、1920年代の建築物とは対照的なスカイスクレーパーが立ち並びます。<br /><br />急激に発展する上海だけど、古きよき街並みを残していってほしいと思う旅でした。

    最後に、東方明珠電視塔を望む。That's Shanghai.という風景です。

    浦東には、1920年代の建築物とは対照的なスカイスクレーパーが立ち並びます。

    急激に発展する上海だけど、古きよき街並みを残していってほしいと思う旅でした。

この旅行記のタグ

8いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (6)

開く

閉じる

  • Michyさん 2009/04/08 19:27:36
    旅の参考にさせて頂きます!
    はじめまして、サトテツさん。

    素敵な建物がずら〜りの旅行記、興味深く拝見しました。
    今月末に上海旅行を予定している私には、旅の参考にしたい古き良き建築物が沢山!
    拝見した”旧フランス租地”は、以前私が旅した上海とは全然違う表情を
    見せてくれる場所です。

    これからの旅への期待が、ぐ〜んと高まりました。

    Michy

    サトテツ

    サトテツさん からの返信 2009/04/11 14:01:10
    RE: 旅の参考にさせて頂きます!
    Michyさん
    はじめまして。

    今月末に旅行予定なんですね!
    気候もいい時期かと思います。(私が訪れた9月は毎日スコール…でした)

    私は上海は初めてだったですが、租界時代の洋館が時を経てノスタルジックないい雰囲気になってるなんて本を見るまで知らなくて、実際歩いてみてすごい魅力的に感じました。
    (それに味をしめてというか、今度のGWに、青島(チンタオ)の旧ドイツ租界時代の街並みを見に行く予定です。)

    ではでは、Michyさん、上海旅行楽しんできてくださ〜い。


    > はじめまして、サトテツさん。
    >
    > 素敵な建物がずら〜りの旅行記、興味深く拝見しました。
    > 今月末に上海旅行を予定している私には、旅の参考にしたい古き良き建築物が沢山!
    > 拝見した”旧フランス租地”は、以前私が旅した上海とは全然違う表情を
    > 見せてくれる場所です。
    >
    > これからの旅への期待が、ぐ〜んと高まりました。
    >
    > Michy
  • ぬいぬいさん 2007/10/17 08:46:12
    コミュニティにご参加ありがとうございます
    サトテツさん  こんにちは

    「歴史的建造物大好き」のコミュニティにご参加ありがとうございます。
    上海同じようなところを見ていますね。
    前回の上海はマイルを使っての旅だったため、飛行機の便の関係で2泊3日とは言え、実質1日だけの滞在だったため、結構見落としてしまったところが多く、この瑞金飯店もそのひとつでした。
    ただ、上海の達人 井上@打浦橋@上海さんにご案内いただきましたので、一人では絶対行けなかった場所も見ることができました。
    来年また行ってみようと思っています。
    今後ともコミュニティ活用して楽しんでください。宜しくお願いします。
                             管理人 ぬいぬい

    サトテツ

    サトテツさん からの返信 2007/10/18 01:25:27
    RE: コミュニティにご参加ありがとうございます
    ぬいぬいさん、こんにちは!

    私も、いつの頃からか歴史ある建物に興味がふつふつと沸いて、
    上海にもフラっと行ってしまう原動力になっています。

    井上@打浦橋@上海さんにカキコ頂きましたが、、
    軍艦ビルを見逃していたり、ぬいぬいさんが訪れた花園飯店の
    内部とか、上海生物学研究所とか、あー、行けばよかったと
    思うところいっぱいです。
    私も2泊3日で初の上海の旅でしたので、今度また訪れて、
    いろんな建築を見たい!と思っています。

    こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
  • 井上@打浦橋@上海さん 2007/10/16 13:08:35
    はじめまして
    サトテツさん、はじめまして。

    建築物には造詣が深いようですね。
    私は、全く・・・・ですが、
    やはり上海の古い建物は好きですね。
    軍艦ビルは、今回は見学されなかったんですか・・・
    あのビルもなかなか素敵です。
    克来門公寓は中に入られなかったんですか。
    あそこは勝手に中に入っていって写真撮っても何とも言われません。

    9月はじめには、
    4.travelのメンバーであるぬいぬいさんとも、
    この中に入っていきました。
    ぬいぬいさんも古い建物好きの方です。
    その東隣にある黒石公寓も、おどろおどろしい感じの建物です。

    軍艦ビルは、私の散歩ブログにいやと言うほど出てきます。
    そのうちの1つ下記をご覧ください。
    「上海・人気の[圓苑]への散歩道・余慶路」
    http://4travel.jp/traveler/dapuqiao/album/10035469/

    サトテツ

    サトテツさん からの返信 2007/10/16 23:00:53
    RE: はじめまして
    井上@打浦橋@上海さん、はじめまして!

    カキコ&投票頂いてありがとうございます。
    大御所さまからの書き込みでちょっとドキドキです(笑)

    実のところ、私、建築は門外漢なんですが、、、
    なぜか歴史ある建物に惹かれてまして、
    たまに調べたりして歩き回ったりしてます。

    軍艦ビル。行っとけばよかったですね〜…(悲)
    参考にした本にも、しっかり載ってたんですが、
    ちょうど私が訪れた日は土砂降りの雨だったりして、
    くじけてしまったんですよ。
    井上@打浦橋@上海さんの日記の写真拝見しましたが、
    すごい迫力あるんですねぇ、やっぱり、うーん、後悔。。

    克来門公寓&黒石公寓も時間に追われ通り過ぎただけだったので、
    軍艦ビルや他の建物とともに、次回(いつ?)こそ行きますっ。
    井上@打浦橋@上海さん、ぬいぬいさんの日記、
    これからも参考にさせていただきます!

サトテツさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

中国で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
中国最安 273円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

中国の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP