卒業旅行＠ドイツ・中欧【ブダペスト編】

2007/02/26 - 2007/03/15

ウィーンからEC特急で約2時間30分

途中でパスポートチェックを受けてハンガリーへ入国する。
のどかで牧歌的な風景の広がるオーストリアとは違い、ドナウ川に沿って荒涼とした平原と畑が広がるハンガリーはまた独特の雰囲気だった。そして列車はブダペスト東駅へと到着する。
東駅は、東欧各地から多くの国際列車が到着し駅の構内は人々の喧騒に包まれている。プライベートルームに誘ってくれるおばちゃんが「1泊10ユーロ」とか言ってくれるが、予約してしまったところがあるのであえなく断る。。。

ブダペストの街へ降り立ったとき、初めて「異国」に来たと感じた。確かに駅や街並みはヨーロッパ風そのものであるが、街を行き交う人々や街中はどことなく殺伐とした雰囲気が漂い、エキゾチックな雰囲気を醸し出している。街を流れる車の交通量は多く、お世辞にも運転マナーはいいとはいえない。街の空気も排気ガスっぽい匂いがする。物価もドイツやオーストリアに比べて安く（日本と比べると少ししか安くないが）、この国がまだ「発展途上」であることをうかがわせる。

ハプスブルク帝国の双璧をなす都として、ウィーンと共に発展してきたブダペストであるが、洗練された文化と明るい雰囲気のウィーンと比べると、混沌としていて重い雰囲気が漂う。それは常に外側からの支配を受けながらも、1000年間にわたってこの国と人々が持つ独特の歴史とアイデンティティの証なのかもしれない。
ドナウ川にかかるくさり橋と王宮の美しい輝きは、他のどのヨーロッパの街とも比べようのない美しさがある。「ドナウの真珠」、「ドナウの女王」という名にふさわしい街です。

ブダペストでは、中心街の安宿に2泊3日。ブダペストの街は広いので、地下鉄や市電・バスを使って移動すると便利です。
途中で今まで写してきたデジカメが故障して撮影ができなくなってしまうというハプニングが発生！相当へこむが、急遽ブダペストのカメラ屋でデジカメを買って(オリンパスの）、なんとか旅を続行しました。決して安くない値段(2万円弱)ですが、ブダペストのpricelessの夜景を残すことができたので、特に気にも留めませんでしたが・・・(笑）
そんなデジカメはいまでも大切に使っております。

夜はスペイン人とアメリカ人と一緒に飲んで騒いで、路上で騒ぎまくって警察に注意される一面も(笑
まぁ旅のいい思い出です。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: スカンジナビア航空

6人がけのコンパートメントを占拠して、ブダペストへ！

ブダペスト東駅

ハンガリー語に戸惑いながら、地下鉄に乗って中心街を目指す

中心部のデアーク・フェレンツ広場付近

後ろは聖イシュトゥヴァーン大聖堂

ドナウ川にかかるくさり橋

くさり橋と王宮

くさり橋

くさり橋から見える国会議事堂

王宮へ続く坂道

王宮からくさり橋の眺め

王宮内部
遠くに見えるのは、ゲッレールトの丘

王宮内部

王宮内部

王宮より街の郊外を眺める
いまだに共産主義時代のアパート群が廃墟のように残っている。王宮やくさり橋の美しさの影にはまだ厳しい現実があるようだった。

ハンガリー建国の祖、イシュトゥヴァーン王の像と、
漁夫の砦

マーチャーシュ教会

外壁の模様がエキゾチック

漁夫の砦

マーチャーシュ教会

漁夫の砦から、マルギット島方面

モスクワ広場
市電や地下鉄のターミナルになっている

ブダペストの地下鉄?

これは旧ソ連製みたいです

国会議事堂前

聖イシュトゥヴァーン大聖堂前

英雄広場前

ブダペストの地下鉄?

これは100年前に作られたヨーロッパ大陸初の地下鉄だそうです！その名もフランツ・ヨーゼフ線と当時のハプスブルクの皇帝の名前が受け継がれています。

夜に輝くくさり橋とマーチャーシュ教会

くさり橋と王宮の夜景

ドナウ川に映る光の筋が美しい…

夜になってもくさり橋は車が多く行き交う。

はっきり言って道を横断するのも一苦労…

王宮からの夜景

その後、1時間近くかけて暗い道を登りゲッレールトの丘に到達する。
そこからの景色はたとえようのないもの。

シュロの葉を掲げる女神像

旧ソ連製の火器・・・だと思う。

もともとゲッレールトの丘の女神像はソ連軍の戦勝記念碑だったらしいので。

王宮とくさり橋を一望できる最高のポジション

あたりには人の気配もない(真っ暗だが・・・）
自分だけの夜の時間、priceless

エルジェーベト橋

ハプスブルクのエリザーベト皇妃を記念して豪華に作られたものの、戦争で破壊されて再建された今はシンプルになっているそうだ。