日帰り世界遺産満喫の旅・プランバナン遺跡群

2007/09/04 - 2007/09/04

インドネシア三日目・ジョグジャカルタ

■プランバナン遺跡群　■ボコの丘展望台

午後は、プランバナン遺跡を見に行きました。

午前中に訪れたボロブドゥール遺跡と、ほぼ同時期に建設されたプランバナン遺跡。
仏教を信仰するシャイレンドラ王朝がボロブドゥールを建築したのとは対照的に、
ヒンドゥー教を信仰するマタラム王朝が建立。

2006年5月27日に発生したジャワ島中部地震で大きな損害を受けた。


今回、バリ島からの日帰りツアーを手配してもらったのはコチラの旅行会社。BAGUS　TOUR
http://bali-bagus.info/

現地でお世話になったのは、エンジェ　ウィサタ　ツアー
http://borobudurtour.com/index.html
ジョグジャカルタ現地の旅行会社です。

エリア プランバナン周辺(インドネシア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 航空会社: ガルーダインドネシア航空

2006年のジャワ島中部地震の損害を
目の当たりにしました。

これらも地震の影響で、
すべて崩れてしまったそうです。

全壊を免れた聖堂は、少なかったです・・・
とても悲しい・・・。

写真右がブラフマー聖堂（崩れかかっている箇所多し）
写真左はシヴァ聖堂（これだけはどこも崩れていなく、てっぺんにはツバメが巣を作っておりました）

アップでみると、今にも崩れそう・・・

手前のシヴァ聖堂だけが、
どこも崩れていませんでした。

創造の象徴、ブラフマー聖堂や
救世主ヴィシュヌ聖堂は崩れそうなのに
破壊のシヴァ聖堂だけが崩れていないのが、不思議　というか意味深に感じられました。

なんとかレリーフを。
ズーーーーム！！

近寄れないのが悲しいです。

フェンスがあって、それ以上近づけません。

以前は中に入れたのでしょうけど・・・
ふと見ると、中に入っている人がいる！！
しかし、ハスピーさんによると
「本当はいけないんですケド、袖の下デスネ。」
という事でした。

でも崩れるかもしれない遺跡に入る勇気、
私にはないですねぇ。。。

遠くに見えるのは
ラーマヤナ・プランバナン屋外劇場。

ライトアップされたプランバナン寺院を背景に
演じられるジャワ舞踊劇、見たかったです〜。
（日帰りは悲しい・・・）
屋外劇場で見られるのは、乾季のみだそうです。

だいぶ日が傾いてまいりました。
なんとも幻想的。

どうにも時間が余ってしまったようで、なぜか遺跡の　　近くに腰掛けて、ハスピーさんと雑談をする私たち。

以前は、プランバナン遺跡のツアーは午前中に行われていたそうです。

「もし、地震があった日にこの遺跡を案内していたら、私はここにはいないデス。今頃あの世を案内していたかもしれまセン。」
とハスピーさん。
同じ職場の方で被害にあわれた方もいたのではないでしょうか・・・あえて聞きませんでしたが。

地震の後しばらくはお客さんも来なかった為、
仕事がなかったそうです。
ハスピーさんは、個人でガイドをしているのではないので、会社からお給料はでていたそうですが。

地震は色々な人に影響を与えますものね。。。

シルエットだけ見ると、樹のようにも見えますね。

いよいよプランバナンを後にします。

実際に触ったり、中に入れなかったのが心残り。
修復が完成した頃に、また来たいなぁ・・・

ボコの丘展望台へ連れて行ってもらいました。

眼下にはライステラスが広がります。

現地の方にとっては、デートスポットだそうです。
ハスピーさんも奥さんと来られた模様（聞き出した）

遠くにプランバナン遺跡。
暗くなりつつあるこの景色に
イスラムのお祈り（？）が聞こえてきました。

なんだか不思議な気分。

残念ながら、この日は天気がイマイチ。

期待していた夕日も、
このあと雲に阻まれ
見られなくなってしまいました・・・残念。

このボコの丘展望台へ向かう途中の景色が素晴らしかったので（棚田上の田園に、民家には子ヤギやニワトリ）写真を撮りつつ、歩きたかった！
次回機会があれば！

ジャワ島には、野生のニワトリもいるそうですよ〜。

お茶を頂きながら、夕飯を待ちます。

虫も多い展望台ですが明るい日中はツバメが、暗くなってからはコウモリがよく来てくれました〜。

ミーゴレン。

ここは食事はあまり期待していなかったので
（景色には期待していた）
いいんですけど・・・ね。

ナシゴレン。
いまいちかなぁ・・・

まぁ！眺めはすばらしいのでOKっす。
それが何よりのご馳走ネ☆

だいぶ暗くなってきました。

オランダの方達と相席になりました。

オランダ統治時代だった背景もあって、オランダからの旅行者も多いそうです。

ライトアップされたプランバナン遺跡が
遠くに見えました。
この遺跡をバックにしたジャワ舞踊劇、
幻想的なのだろうなぁ〜。

空港まで送っていただいて、
ハスピーさんともお別れです。

帰りの機内もまた極寒・・・しかし疲れから意識を失うように寝てしまったのですが・・・凍死するかと思った！

自分達へのお土産のバティック。

見るたびに、地震の被害を思い出し
ちょっぴり切なくなったりします。

この旅行記へのコメント （2）

• Muffinさん 2007/10/05 00:57:08

  素晴らしい遺跡

  momoyukiさん、こんにちは
  
  今回も素晴らしい遺跡を見せていただいて楽しかったです。
  
  人の造った物はいつか壊れると思いつつも、長い間そこに建っていると魂が宿っているようで哀しいですね。今までの英知で修復されるのを願わずにはいられません。
  
  いろんな思い出のつまったバテックは素敵！いいお土産ですね。
  
  Muffin

  momoyukiさん からの返信 2007/10/05 07:58:37

  RE: 素晴らしい遺跡

  Muffin様
  
  おはようございます。コメントいただけて嬉しいです（*^_^*）
  
  発見された当時は、もっと崩れていたであろう遺跡ですが
  せっかく修復しても、またいつ来るか分らない地震。
  本当に切なくなりました・・・
  
  バティック、引越したら使おうと思い、またしまい込みました（笑）
  この辺が貧乏性です。汚してしまいそうで・・・
  
  momoyuki