2000/06/15 - 2000/06/15
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4nobuさん
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荷物を好意で預かってもらったドベラーン駅でリューベックに行くのにロストック回りを薦められる。
リューベック駅構内のインフォで紹介してもらった駅傍のホテルに荷物を置き、早速の市内見物。1992年に外港のトラヴェミュンデで開かれたシンポジュームで4泊し、その折にリューベックの見物をしているので今回は1泊でキールに発つ。
12世紀に始まったハンザ同盟は14世紀には単に交易の共同体としてだけでなく政治力や戦力の同盟としても強大となり、バルト海の支配を巡ってスウェーデンと戦い勝利を勝ち取るほどになった。
リューベックはそのハンザ同盟のリーダーとして北ドイツのみでなくバルト海で最も権勢を誇った。すなわちその位置の明白な優位性のみでなく同盟都市と商館の多くが此処に司令部を置き、また年に一度ここで行われるハンザ会議で同盟全体の重要な意志決定が成されたほどだ。
今では地方の都市だが5世紀にわたっての繁栄の遺産がこの町をハンザの女王としての美しい姿と誇りを留めている。それはいまでもハンブルグ、ブレーメンとともにハンザ都市を名乗っていることにも現れ、たとえば車のライセンスプレートの記号でハンブルグはHH,ブレーメンはHB,リューベックがHRのHはハンザ都市を意味している。
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リューベックの旧市街は周囲を運河に囲まれ駅から歩いて旧市街に入るところにこのリューベックのシンボルのホルステン門がある。この要塞門は1469〜1478年にかけて建造されたが城壁から少し飛び出した位置にあり、防御用というより町の威厳を示すための建物だとみられている。
二つの重厚な塔は中の方向に少し傾いている。これは既に建築中に始まったそうだが軟弱な地層に建てられたせいである。
後部に見える塔は聖ペトリ教会で13世紀建造のロマネスク様式が14世紀にゴシック様式に改造された。 -
ハンザ自由都市へようこそ
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門の内部は市歴史博物館で、町の模型や中世の武器とともに海運に関する展示もある。これは60門帆船軍艦の模型と船の舳に飾られるフィギュアヘッド。
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ホルステン門の裏側(市街側)。こちら側の方が丁寧に作られているそうだが気づかなかった。このように河と橋から少し離れて建てられている。
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マルクト広場からの市庁舎。左手の大きな風穴のある壁が最も古く皇帝から都市権を得た13世紀に建造された。右手のつやのある黒色煉瓦のルネッサンス様式の部分は15世紀に建造。
隣接のマリーエン教会とともにリューベック市民の誇りと力を表した建造物といわれてきた。 -
マルクトでは旬のアスパラが大人気
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マルクト広場を別の角度から。
右の新しい庁舎の屋上に並ぶローソク消しの形の円錐形小塔の構造がわかる。また左手の古い壁上の小塔の左に見えるのは隣にあるマリーエン教会の身廊の上にある第3の塔が少し見える。 -
市庁舎の壁の向こうにマリエン教会の主塔が見える
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市庁舎のブライテ通り側に張り出した正面入口。張り出し部分の中央に1594年建造のオランダ・ルネッサンス様式の石の階段がある。
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聖母マリーエン教会の正面。ドイツで3番目の大きさでドイツにおけるバックシュタイン(煉瓦造り)の教会で最も美しいものの一つ。高さ125mの尖塔が完成したのは1350年。
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聖母マリーエン教会を後陣側から見る。設計変更で追加されたバットレス、第3の塔二つの主塔などの特徴がわかる
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同じく後陣側からのマリーエン教会。バットレスと後陣に連なる礼拝堂がよく見える。
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マリーエン教会内部を後陣方向に見る。身廊(中央のホール)の両側に側廊がある構造。当初は身廊が側廊と同じ高さのホール式として着工したが工事途中でフランスの流行に倣って身廊の高さを上げた。そのためにそれを支えるバットレスも追加された。その結果ゴシック様式の狙いの天に近付く威容と明るい内堂を実現できた。
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身廊(右)と側廊。その高さの違いが判る
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その夜、恒例の木曜オルガンコンサートがあり、この教会の正オルガン奏者だった作曲家ブクステフーデやかってここのオルガンがお気に入りだったバッハ、グリークのオルガン曲を聞くことができ、いい思い出になった。
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航海者と漁労者の守護教会ヤーコビ教会。ホール型ゴシック様式、1227年建立
有名なマリーエン教会のオルガンよりこちらの16世紀と17世紀の2台のオルガンのほうが立派に感じた。 -
「魔の山」そしてノーベル文学賞を受賞した「ブッテンブローク家の人々」を著したトーマス・マンの生家(所有は確かだがここで生まれたとするのには異論がある)、ブッテンブロークハウス。この家を舞台としたリューベックの豪商一家の盛衰を描いた名作。
今は兄のハインリッヒとトーマスのマン兄弟記念館で生涯と作品が展示されている。 -
ヤーコビ教会の側にある船主の同業者組合(ギルド)の館(日本の案内書では船員組合と誤訳?)。
今はレストランで、天井には1〜2mの帆船模型がざっと14隻もぶら下がっておりそのほか壁とかにも帆船、船内ランプなどが置かれ、海の雰囲気がいっぱい。 -
リューベックの商人が醵金して建てた精霊養老院。今も老人ホームとして使われている。
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17世紀に遭難などで寡婦となった人の住居として建てられたフュフティングスホッフ。
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入口から奥の中庭を見る。
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カタリーネン教会。北ドイツでの美しい教会建築の一つ。今は美術館でティントレットなどの古い芸術品の他にエルンストバルラッハ、ゲルハルトマルクスなど20世紀ドイツ彫刻が面白かった。
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カタリーネン教会を別の角度から
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かっての波止場であったハンザハーフェン、ホルステンハフェンの河岸の通りアンデアウンタートラーヴェにはこのようなゴシック、バロック、ネオクラシックのファサードが並び中世の雰囲気をかもし出している。
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夕焼けのホルスタイン門
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同じく赤く焼けたホルスタイン門
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