1999/05/30 - 1999/06/02
111位(同エリア134件中)
rojinさん
- rojinさんTOP
- 旅行記44冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 160,647アクセス
- フォロワー7人
スイス・レマン湖畔にあるローザンヌとその周辺のモントルーや小さな村々は、有名人の別荘があったり、欧米人には終生の棲家としても人気が高いことを知り、一度その地を自分の足で歩いてみたい、という気持ちになった。
また、シオン城という歴史的古城もあり興味が湧いた。
スイスは多言語の国であるが、この地方はフランス語圏になる。
それで生まれて初めてのフランス語会話に挑戦したが、
フランス語は難しい。
結果はどうなるか不安一杯で出発。
初めて喋ったフランス語:
( ジュネーヴ空港にて )
Pardon Madame ! Où est l'Hôtel Movenpick ?
Merci !
( ジュネーヴ駅で切符をメモを出して買う )
Bonjour Monsieur ! S'il vous plait.
( モントルー駅にて )
Bonjour Madame ! Deux billets pour Chamby
aller retour, s'il vous plait.
Quel train pour chamby ?
Merci ! C'est pour vous.
( モントルーの街のレストランにて )
Bonjour ! Pour deux personnes, s.v.p.
Cette plat jour, s.v.p.
Pour elle la même chose,s.v.p.
Et un verre de vin rouge,s.v.p.
( シオン城からバスでモントルー駅まで戻る時 )
Monsieur ! J'aimerais descendre à Gare de Montreux,
pouvez-vous・・・・
( モントルー駅で切符を買う )
Deux billets pour Rausanne,allersimple,
deuxiéme classe,s.v.p.
( ローザンヌホテルを探す )
Exusez moi Monsieur !
Je cherche l'Hôtel Rausanne Palace. Où est?
Merci !
( ホテルのチェックイン )
Bonsoir !
Je m'appelle K-O-N-O.
J'ai fait ma réservation é Japon.
Voici mon confirmation.
Merci ! Très bien ! C'est pour vous.
以下省略
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
PR
-
ジュネーヴ空港に到着したのは夕方8時を過ぎていましたが、この時期は(5月30日)まだ真昼のように明るかったです。
泊まるホテルは空港に隣接している<Movenpick Hotel>という所を予約してきました。
さて目指すホテルは空港のどの方角に隣接しているのか?
空港出口にある案内所で尋ねます。
生まれて初めて喋るフランス語が通じるかどうか・・
「 Pardon Madame!
Ou est l' Hotel Movenpick ?」
すると、早口のフランス語の返事がかえってきたのです。
これがまったく分かりません。
しかし彼女が、”あっちよ”と身振りで指し示すので
「 Merci.」と適当に相槌をうってキャスターを引っ張り歩きだしました。
ところが空港の周囲は広く、どこにもホテルらしい
建物が見当たりません。 困ったことになったぞ。
と、その時、近くの駐車場から一人の女性が出てきたので、
今度は、英語で聞いてみました。
「 Excuse me! Where is the Movenpick Hotel?」
なんと、”電話してシャトルバスに乗りなさい”
と言うではありませんか!
隣接している筈なのに、おかしいなあーと思いつつ
「 Then, where is the telephone ?」
”こっちです。一緒にきなさい”
親切にも空港内の専用電話のある場所まで案内してくれました。
「 Thank you. 」
その専用電話で、電話するとホテルのフロントと繋がり、”シャトルバスの乗り場で待つように ” と言われました。
シャトルバス乗り場には数人の旅行者が待っています。
他の泊まり客と一緒にバスに乗り込み、10分ほどかけてホテルに到着、何とか無事にチェックインすることが出来たのです。
写真は<Movenpick Hotel>の玄関 -
翌朝、鉄道の空港駅でメモを渡してモントルーまでの片道切符を買い求めます。
喋ったフランス語は・・・
「 Bonjour Monsieur! S'il vous plait. 」
だけで済みました。 -
モントルー駅で登山鉄道に乗り換えて、ヘミングウェイが執筆滞在したという景勝地<Chamby>を訪ねるのが、本日最初の
目的地です。
モントルー駅のホームにあるコインロッカーに荷物を預けて、
登山鉄道の切符売り場に向かいます。
「 Bonjour Madame!
Deux billets pour Chamby,aller retour,
s'il vous plait. 」
( シャンビーまで往復2枚ください)
ここまでは順調だったのですが、
行き先の違う登山電車が同じホームに前後して数車両停まっているので、シャンビーに行くのはどれかな?
「 Quel train pour Chamby ?」
と窓口の女性に聞いたら、ぺらぺら〜と喋るフランス語が分かりません。困ったぞ。
と、そこに居合わせた野球帽を被った青年が、英語で
”Back. Back." と教えてくれたのです
一番後ろの車両がそれか。 やれやれ助かった!
親切な青年に日本で買ったお土産用の手ぬぐいを差し上げたら、恥ずかしそうに受け取ってくれました。 -
<Camby>で下車すると、駅は無人駅で地元の人達もいません。
写真はシャンビー駅ホームです。 -
<Chamby>駅近くののカフェで一休みします。
ここから眺めるレマン湖畔は素敵でしたよ。
対岸にはアルプスの峰々が連なり、初夏の爽やかな風が実に心地よく吹き抜けていきます。
高度は500mぐらいですが、山の斜面なので別世界の空間感覚が味わえる所です。 作家ヘミングウェイが滞在したくなる気持ちが
分かります。 -
写真は<シャンビー>からの眺望です。レマン湖の眺めは素晴らしかったですね。
-
暫くシャンビーで過ごしてから、再び登山電車でモントルーに戻り、今度はバスで近くの街ーVeveyへ移動します。
ここ<Vevey>はチャップリンが晩年を過ごした地だそうで、彼の銅像が湖畔の公園にありました。(写真)
ここでスケッチしたり、散策したりして過ごした後、
近くのブラッスリー(料理店)に入って昼食をとります。
その際、喋ったフランス語です。
「 Bonjuor ! Pour deux personnes, s.v.p.
Cette plat du jour, s.v.p.
Pour elle la même chose, s.v.p.
Et un verre de vin rouge ,Deux, s.v.p. 」
なんとか通じましたよ。
昼食後は、今日の最後の観光地ーシオン城を目指しました。 -
Veveyから乗ったトローリーバスは車内の自動券売機で切符を買う仕組みです。
目指すシオン城は終点ではないので、運転手さんに
着いたら合図して、とフランス語で頼みます。
「 Monsieur!
J'aimerais descendre a Chateau de Cillon.
Pouvez-vous me faire signe ? 」
頷いて、”Oui. "
写真はシオン城 -
バス停で降りたのは我々夫婦だけでした。
シオン城へ来る観光客はみんな観光バスでくるようです。
城の内部に入ると、大勢の観光客で溢れていました。
ぐるぐる城の内部を回って見たのですが、歴史的遺物が多くても
フランスの歴史をあまり勉強してこなかったので、仲々理解出来ません。 -
帰りは、バスでモントルーまで行き、そこで下車して、今日の朝ホームのコインロッカーに預けた荷物を引き出してから、ローザンヌへと列車で向かいます。
ローザンヌ行きの切符は窓口で購入。喋ったフランス語はこんな具合です。
「 Deux billets pour Rausanne,aller simple,
deuxieme classe,s'il vous plait.」 -
本日の予約してあるホテルはローザンヌの5つ星
<l'Hotel Rausanne Palace >というところ。
ガイドブックによると、地下鉄フロン駅徒歩3分とあるから、地下鉄終点のフロン駅で下車すれば簡単に分かる、と思い込んでいましたが、これが早計でした。
地下鉄といっても、山の斜面の地下を通る登山電車に近い地下鉄です。
ローザンヌ駅は山の斜面の中腹に位置しており、列車から降りて、地下鉄のホームにいくと、ホームが登山電車のように階段状になっています。海岸方面から地中を上って地下鉄がきました。それに乗ってフロン駅に到着すると、出口が2箇所に分かれています。エレベーターに乗って出る出口と、普通の出口と。
何も考えずに普通出口から出てホテルに向かったのですが、周囲にはホテルらしい建物が見えません。何回も人に聞いて、重い荷物を引きずって、ぐるぐる坂道を登るハメになってしまったのです。
エレベーターの出口ならば眼の前がホテルだったのですが。
しかし、やっと辿り着いたPalace Hotelは素晴らしかった!レマン湖を見下ろす部屋の眺望は、疲れを吹っ飛ばしてくれました。 -
翌日、ローザンヌ市内観光に出かける為、ホテルの近くにあるバス停から市バスに乗ります。
ところが、自動券売機が車内に見当たらないので、運転手さんに、切符はどこで買うの?
「 Monsieur!
Ou peut-on acheter des billets ?」
と聞くと、・・仕様が無いないな、という風に首を振りながら肩をすくめる。
しかし、次のバス停で車からわざわざ降りて、切符はここだよ、と教えてくれた上、コインを渡しなと切符まで運転手さんが買ってくれたのだ!
思わず、日本語で「有難う!」
一番高い場所で降りて、坂道を下って大聖堂までやってくると、カテドラルCathedral は現在修復中。
旅行者らしい婦人がカメラでCathedralを撮っています。
そこで、そのご婦人に頼んでみた。
「 Excusez-moi Madame!
Pouvez-vous me prendre un photo ?」
にっこり笑って、”いいわよ” パチリ。(写真)
「 Merci! 」
すると、私の方もお願い、と自分のカメラを差し出す
から、
「 Avec plaisir.」( 喜んで )パチリ。
”Danke schon! "
どうもドイツからやって来た婦人のようです。 -
大きな広場の花壇の前で一休みしていると、
乳母車を押した男性が傍らにやってきました。
家内が可愛い赤ん坊をあやしてやると、喜んでいる。
外人の赤ちゃんは本当に可愛い。
「 Quel age a l'enfant ?」(幾つ?)
と、聞くと
父親の男性が、ニッコリして指を1本たてた。
「 C'est mingon !」(可愛い!) -
ローザンヌ駅から各駅停車の列車に乗り、15分ぐらいの近間にあるレマン湖畔の小さな村ーSt Prexへ行って見よう。
商店街をぶらぶら散策しながらローザンヌ駅方向へ坂道を下っていく。
交差点で駅の方角が分からないので、信号待ちしている香水横溢の淑女に、ローザン駅の場所を聞く。
「 Pardon Madame! Ou est la Gare de Rausanne ?」
ーこの通りを真っ直ぐ行って、左側に渡れば、そこが駅よー
「 Merci !」
ーDerien!ー(ドウリアンという綺麗な声がいつまでも響いた)
ローザンヌ駅窓口で切符を買います。
「 Bonjour Madame!
Deux billets pour St Prex,aller-retour en
deauxieme classe,s'il vous plait.」
”ぺらぺら〜、Monsieur."
だが、数字のフランス語はお手上げだ。
「 Pardon ?」( え?)
すると、紙に<13.60 SFr>と書いてくれた。
「 D'accord.」(わかった)
各駅停車の列車は空いていた。列車はひと駅毎にとまり、ゴトゴトゴットン、ゆっくり動き出す。 その都度、車内放送が次に停まる駅名を伝えている。
”プロシュナレ〜〜”
”プロシュナレ〜〜”
途中の駅で遠足に行く幼稚園児たちが乗ってきたら、
途端に賑やかになった。
引率の先生が隣に座ったのを機に、早速プロシュナレを使って尋ねてみた。
「 Pardon Madame! Prochain arrêt à St prex ?」
( サン・プレは次ですか?)
”いや、次の次ですよ”
「 Ah,D'accord. Merci. 」(わかった。有難う)
”D'ou venez-vous ?" (どこの国から)
「 Je vien de Japon. 」(日本からです)
” Du Japon! " ( 日本から!)
子供たちが可愛いので、
「 Pourrais je vous photografier ?」
(写真を撮ってもいい?)
と断ってパチリとシャッターを押す。
すると、その子は得意げに、<このMonsieurに撮ってもらったんだい>と喋っているようでした。 -
サン・プレ駅のホームです。
駅で降りたのは私たち夫婦だけでした。
あたりは人影もなくひっそりしています。
レマン湖畔に出たいので、駅員さんに尋ねます。
「 Pardon Monsiur! Je cherche la bateaux. Ou est ?」
駅員さんが丁寧に身振り手振りを交えて教えてくれました。
「 Merci! 」 -
教えて貰ったとおり、古い教会の脇道を入っていくと、広い公園の向こうに目指すレマン湖が見えてきました。
天気は良いし、スケッチに絶好の場所です。
-
静かな湖畔の公園でひと時を過ごします。
-
公園の傍らにはホテルのような建物もあります。
-
帰りはレマン湖を遊覧船に乗ってローザンヌのウシー湖岸まで行くことにします。 鉄道の切符で遊覧船に乗れる、とガイドブックに書いてあったので、船着場で聞いてみました。
「 Pardon Monsieur!
Pout-on prendren la bateaux avec cette billet? 」
追加料金を払えば OKだよ との返事。
ウシー湖岸に着いた後、そこにあるオリンピック博物館を見学してから例の登山鉄道のような地下鉄に乗って終点のフロン駅まで移動します。
家内が近くのデリカテッセンを覗いてみよう、と言い出したので
ホテルに戻る前に、ローザンヌの坂道を散策してすごした。
それにしても、スイスの初夏レマン湖畔は実に快適なところでしたね。
チャップリンはじめ有名人がここを終の棲家とする
理由が本当に分かったような気がしました。
おわり
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
レマン湖周辺(スイス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
19