延辺日本人会　２　龍井　延辺東方熊楽園と延辺大学農学院

2007/09/15 - 2007/09/15

延辺日本人会定期総会及び懇親会終了後は会員有志の皆さんと龍井に出かけました。

日中交流バス　　
１３：３０―１７：３０　専用バスにて龍井市内を見学します。
※日本語を学習中の中国人学生との交流バスです。
※案内は延辺大学歴史学研究科　大学院生　Ｔさん
※延辺日中文化交流センターとの共催です。

日中文化交流会
http://yanbian.fan-site.net/event/event.htm

エリア 中国

日中交流バスは羅京ホテル前から出発しました。

延辺大学日本語学部の学生さんも乗車

１３：５０　龍井に向け出発

案内係は延辺日中文化交流センターの崔明玉さん（写真）

１４：１２　東方熊楽園　到着

熊がガッツポーズしています。

延辺東方熊楽園は１９８８年に成立し、野生動物の保護と繁殖、産品の開発、利用をしているアジア最大の熊類繁殖基地です。

敷地面積は６万?、建築面積は１．２万?で小熊から親熊、そして棕熊（熊の一種）の檻が大小１０数あまりあります。

八達岒熊楽園と青島熊楽園は延辺東方熊楽園が権限を授け設置した機関でもあります。

現在熊の総数は１０００頭余り（棕熊は約３０頭）、毎年１００頭余りの熊が生育しています。

この熊園の存在は延吉から龍井まで車で移動する時に何度も確認していたのですが、入園するのは今回初めてでした。

熊が１０００頭近くいると言うのですが、本当かなと思いながら熊の檻の方へ行ってみると・・・

いましたいました。あちこちに熊がいました。

観光客が多いせいか撮影を拒否する熊もいました（笑）。

玉を抱えて嬉しそうな熊

日中交流バス参加者も熊の多さとそのしぐさを見ながら大喜び

安眠を妨げられ？不機嫌そうな熊

何かおいしいものないの？

棕熊？（東北では人熊と呼ばれているそうです）

この熊はとても凶暴そうでした。見ていて怖くなりました。

さてさて、この熊園は熊を見るだけの場所ではありません。

熊説

『何でもいいからちゃんと買って帰ってよ。へへへ〜』

売店

日中交流バス参加者で購入者は・・・

儲からないお客さんでごめんなさ〜い！

次に向かった先はここから５分ほどの

延辺大学農学院

延辺大学農学院は龍井市に位置している。
学院には農学、園芸学、森林科学、動物科学、食品科学、農林経済管理、動物医学、農業機械化及び自動化などの８つの学部と７つの修士コースがある。

また、成人教育部、社会科学部、基礎教育部、外国語教育部、体育教育部などの５つの教育部があり、この外に中国農業部から委託されて運営している外国語養成センター、北方寒冷地区稲栽培技術養成センター、コンピューター人材養成センターなどの３つの養成センターがある。そして、研究所として、農業科学研究所、長白山生物資源研究所、牧畜獣医研究所などがある。

最近、農学院では北朝鮮、韓国、日本、アメリカ、スウェーデン、ロシア、カナダなどの数か国の大学と姉妹校協議を締結した。農学院では毎年外国の学者たちを招聘して特講をし、交換留学生などのプログラムを実施して国際間の交流を深めている。

以上　留学生募集要項より抜粋

■本
２００１年から２００６年７月まで農学院で教鞭をとられていた中條朋子先生が２００７年７月に龍井での滞在中の出来事をまとめた本を出版されました。ここに紹介させて頂きます。

阿里郎の里で　戦争のつめ跡と遺跡が残る延辺
社団法人　日本女子大学教育文化振興桜楓会　出版部
著者　中條朋子


当日は農学院の日本人会員の方に、学院内を御案内頂きたかったのですが、体調を崩されていらっしゃるようでしたので、この場所での数分の下車観光になりました。

次の目的地は大成中学です。

３　龍井　尹東柱出身の大成中学訪問　に続きます。