2007/09/09 - 2007/09/09
56位(同エリア77件中)
明日葉さん
国指定の重要無形民俗文化財にもなっている越後闘牛『牛の角突き』
片貝まつりの花火を見るため小千谷市片貝町に行き、お世話になってる方のお宅へ挨拶に行くと、今日は近くで牛の角突きをやるとのこと。前から見たいとは思っていたけど場所もよく分からないし・・・と諦めていたのに、突然の朗報!なんてラッキー♪
本来は別の場所でやっているのだけど、地震の影響で会場が使えなくなってしまったそうで、近くの白山運動公園の仮設闘牛場で開催するらしい。しかもこの会場でやるのは今日が最後だって。
初めて見た牛の角突き。後半になるにつれ牛も大きくなり迫力満点!スゴイ!の一言です。そして勢子の人達が闘志に燃える牛に飛び付き角を押さえ、闘いを止める様子や掛け声は会場をさらに盛り上げます。
物の文化財も大切ですが、人や動物が行う無形の文化財というのは受け継ぐ人があってこそ守られていく貴重なものだということを改めて実感し、伝統ある越後闘牛を楽しんできました。
- 交通手段
- 自家用車
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小千谷IC近くにある白山運動公園仮説闘牛場。
本来は別の所でやっているそうですが、地震により使えなくなってしまったそうで、しばらくこの会場を使っていたそうです。
そして、ここでの闘牛は今日が最後とのことでした。 -
闘牛場の周囲を取り囲むように、牛の名前が書かれた幟が沢山ありました。
-
1時開始。
勢子達が集まり、前半の取り決め。
取り組みの発表をして、無事故祈願をします。
土俵まわりには、ご祝儀を出して頂いた方の名前や金額が白い布に書かれています。 -
前半と後半に分け、若い牛から取り組みが始まります。
闘牛デビューは3歳から。
人間でいうと、16,7歳くらいだそうです。
まだ若いため体も小柄で角も小さめです。
顔も幼く、迷子の子牛ちゃんってかんじ。 -
天神vs信長。
この2頭は共に3歳。今年デビューした牛だそうです。
顔を合わせた牛の鼻綱を同時に抜き取り空に向かって高く投げ、「ヨシター!」の掛け声で始まります。 -
若い牛はまだ戦い方がよく分からなかったりするので、勢子達が牛のお尻を叩いたり、掛け声などで牛の闘争心を掻き立てます。
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次の牛も3歳。
まだ角が小さく、顔も幼く見えます。
顔につけてる赤白黒の綱は面綱といって相撲の化粧まわしのようなものです。 -
角銀vs秀吉。
3歳同士。
牛の闘争心は本能だそうです。
上目使いで睨み合います。
「ヨシター!」「ハイハイハイハイッ!」と掛け声がかけられます。 -
頭を突き合わせて額が熱くなると、どんどん闘争心が出てきて目が赤くなってきます。
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真剣な目。
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和泉屋vs家康。
4歳と3歳の取り組み。
見る人が見れば分かる暗黙の格付けにより、きちんとした番付表は無くとも同じレベル同士の牛を戦わせるそうです。 -
試合後は牛を褒めてあげます。
勢子の人の笑顔がいいです。 -
取り組みを終えた牛。
お疲れさま〜 -
拓輝号vs新将。
4歳同士の取り組み。
取り組みが進むにつれ牛の体格が大きくなってきます。
角がぶつかり合う音がします。
角が目に入りそう・・・ -
闘争心が出てくると牛は頭を離しません。
「ソレソレソレ〜」と会場が盛り上げられる。 -
角を使って牽制しあいます。
闘牛にも相撲のように色々な名前の付いた技があるそうです。
技について説明されたサイトがありました。
興味のある方は、どうぞ↓
http://www2.ocn.ne.jp/~yamakosi/fightingbull/waza.html -
越後闘牛は引き分けが原則で勝敗をつけません。
牛の角を突き合う技を楽しむ、そして闘志に満ちた牛を引き分けにするための勢子達の勇姿を見て楽しむものです。
そして神事であるため賭け事は禁止です。 -
この牛は東山小学校で飼育されている『牛太郎』
可愛い名前です!
たくさんの小学生の応援が付いてます。 -
牛太郎は子供たちの大事な友達のようです。
-
土俵内には女人は入ってはいけないことになっているので、男の子が牛の取り回しをします。
もう立派な継承者ですね。 -
休憩をはさんで後半の取り決め。
今日はいつもより少なめだそうで前半6組、後半6組の取り組みです。 -
和泉龍vs丸坂。
8歳同士の取り組み。
後半になると体格が一段と大きくなる。 -
闘いにも慣れてきているので、動きも大きく迫力ある取り組みが見られます。
土俵内いっぱいを右に左に頭を突き合わせながら動きまわります。 -
これ以上闘わせると勝敗がついてしまう一歩手前で勢子達が戦いをやめさせます。
闘いの真っ最中の牛の後ろ足に縄をかけ、角をおさえて両頭を引き離します。
この瞬間が一番迫力あります。 -
牛は闘い続けようとするので、大勢の勢子達が足と角を押さえ、鼻に綱を通します。
牛は鼻が急所で、鼻に綱を通されて押さえられてしまうとどんな暴れ牛でもすぐに大人しくなるそうです。 -
和泉龍。お疲れ様!
さっきまで闘っていた牛も鼻に綱を通されると、おとなしく引かれて行きます。 -
次に闘う牛が間もなく連れられて来ます。
清松9歳。 -
順ノ下13歳。角が長い!
1トンを超える大きな牛。
もうベテラン。試合前にもう闘争心に満ちています。 -
ここまで来ると大関、横綱級で迫力満点!!
ドドドッという音が地面を伝う。 -
頭の毛にカールがかかってて可愛い♪
普段は優しい顔してるのね。 -
牛の顔もそれぞれで面白い♪
闘志満々でウォーウォーと声を上げながらやって来る。 -
さっきまで穏やかな顔だったのに・・・
頑張れ〜!
若桜12歳vs川端11歳の取り組み。 -
闘いが最高潮になると牛の後ろ足に縄を掛け、勢子達が止めに入りますが、ちょっとやそっとじゃ止まらない・。
土埃が上がり牛も勢子も真剣。
この瞬間がいちばんの見所! -
引き離そうと暴れる牛の間に勢子が入り、角を掴みます。
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足の綱を引っ張る勢子と角が刺さりそうになりながらも抑える勢子。
大迫力です! -
取り組みはどんどん進み、あと2組を残すのみ。
横綱レベルの牛はもう慣れたもので、土俵に入る前に闘志満々!走って来る。
角も大きく見事だ。 -
小杉12歳vs隆政9歳。
小杉は大横綱級で負けたことがない牛なんだって。
隆政にとっては辛いけどいい経験になるはず。 -
「ヨシター!ハイハイハイ!!」と声がかかる。
牛たちを見守る勢子達。 -
「その時」が来るのを見守ります。
-
取り組みが終わってホッとした顔。
勢子の人達に撫でてもらって嬉しそう。
勝敗をハッキリつけないというのは、初めは何となく物足りなく感じましたが、「引き分け」を原則とし、賭け事禁止という神事である越後闘牛は、とても興味深いものがあります。あえて勝負をつけなくても、「見る人が見れば分かる」というのももっともだと思いました。牛を大切にし、共に生きてるんだなぁ!と新潟の素晴らしい伝統文化をまたひとつ見ることが出来て良かったです。
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