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アヴィニョンを起点に、ローマ遺跡と中世城壁都市を巡る南仏の旅。<br />4日目は、湿原に囲まれた城壁都市エグ・モルトを訪問しました。<br />13世紀、フランス王国が地中海側に持つ唯一の港として“聖王”ルイ9世が建設。<br />(当時はマルセイユなどプロヴァンス地方はまだ他国の領土)<br />フランス主導の第7次・第8次十字軍の艦隊も、このエグ・モルトから出航。<br />その後、河の堆積で海岸線が後退したため港の用をなさなくなり、見捨てられた街に・・・<br />しかしそのおかげで、城壁に囲まれた中世都市が現在まで残ることになりました。

南仏のローマ遺跡と中世城壁都市(6)エグ・モルト

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2007/08 - 2007/08

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Giraud

Giraudさん

アヴィニョンを起点に、ローマ遺跡と中世城壁都市を巡る南仏の旅。
4日目は、湿原に囲まれた城壁都市エグ・モルトを訪問しました。
13世紀、フランス王国が地中海側に持つ唯一の港として“聖王”ルイ9世が建設。
(当時はマルセイユなどプロヴァンス地方はまだ他国の領土)
フランス主導の第7次・第8次十字軍の艦隊も、このエグ・モルトから出航。
その後、河の堆積で海岸線が後退したため港の用をなさなくなり、見捨てられた街に・・・
しかしそのおかげで、城壁に囲まれた中世都市が現在まで残ることになりました。

  • エグ・モルトへは、行きは鉄道利用。<br />ニーム駅10:41発→エグ・モルト駅11:15着。<br />最新の車両できれいですが、一両編成・・・<br />しかも単線で本数は少ないです。

    エグ・モルトへは、行きは鉄道利用。
    ニーム駅10:41発→エグ・モルト駅11:15着。
    最新の車両できれいですが、一両編成・・・
    しかも単線で本数は少ないです。

  • 駅前の運河を渡ってすぐ。<br />城壁に囲まれた街が見えてきました。

    駅前の運河を渡ってすぐ。
    城壁に囲まれた街が見えてきました。

  • エグ・モルトの空撮(ポストカード)<br />街の名は南仏の方言で“死んだ水”の意。<br />写真上の「赤い海」が中世の港跡。<br />現在は塩田となっています。<br />

    エグ・モルトの空撮(ポストカード)
    街の名は南仏の方言で“死んだ水”の意。
    写真上の「赤い海」が中世の港跡。
    現在は塩田となっています。

  • ルイ9世時代のフランス王国領。<br />現在より領土が狭いです(特に地中海側)。

    ルイ9世時代のフランス王国領。
    現在より領土が狭いです(特に地中海側)。

  • 街へのメイン・ゲート、ガルデット門。

    街へのメイン・ゲート、ガルデット門。

  • コンスタンス塔。<br />灯台・監視塔として、城壁より先に建設されました。

    コンスタンス塔。
    灯台・監視塔として、城壁より先に建設されました。

  • コンスタンス塔から眺めるエグ・モルトの街。<br />遠くの城壁の向こうに塩田が見えています。

    コンスタンス塔から眺めるエグ・モルトの街。
    遠くの城壁の向こうに塩田が見えています。

  • コンスタンス塔から眺めるエグ・モルト周辺の運河。

    コンスタンス塔から眺めるエグ・モルト周辺の運河。

  • コンスタンス塔の内部。<br />一時は牢獄として、異端派や新教徒を監禁。

    コンスタンス塔の内部。
    一時は牢獄として、異端派や新教徒を監禁。

  • エグ・モルトの城壁上を一周。<br />街を囲む湿地帯と、遠くに塩田が見えます。

    エグ・モルトの城壁上を一周。
    街を囲む湿地帯と、遠くに塩田が見えます。

  • エグ・モルトの城壁上からの眺め。<br />現在は海岸線から約8km離れています。

    エグ・モルトの城壁上からの眺め。
    現在は海岸線から約8km離れています。

  • 土砂のように積み上げられた天然塩の山。<br />こんなにどっさりできるものとは思いませんでした。

    土砂のように積み上げられた天然塩の山。
    こんなにどっさりできるものとは思いませんでした。

  • ブルゴーニュ人の塔。<br />百年戦争時、ブルゴーニュ兵が街を侵略。<br />住民は撃退した敵兵の死体を、この塔内に遺棄。<br />腐敗防止のため、大量の塩を詰めたという・・・

    ブルゴーニュ人の塔。
    百年戦争時、ブルゴーニュ兵が街を侵略。
    住民は撃退した敵兵の死体を、この塔内に遺棄。
    腐敗防止のため、大量の塩を詰めたという・・・

  • エグ・モルトの城壁内。<br />一部の通りを除いて、生活感のある閑静な街。

    エグ・モルトの城壁内。
    一部の通りを除いて、生活感のある閑静な街。

  • サン・ルイ広場(聖ルイ広場)。<br />中央に立つのは街の建設者、“聖王”ルイ9世像。

    サン・ルイ広場(聖ルイ広場)。
    中央に立つのは街の建設者、“聖王”ルイ9世像。

  • ノートルダム・デ・サブロン教会。<br />街で最も古い教会。<br />

    ノートルダム・デ・サブロン教会。
    街で最も古い教会。

  • ノートルダム・デ・サブロン教会の内部。<br />ステンドグラスは現代芸術家のクロード・ヴィアラ作。

    ノートルダム・デ・サブロン教会の内部。
    ステンドグラスは現代芸術家のクロード・ヴィアラ作。

  • 灰色苦行者礼拝堂。<br />17世紀の建築。<br />残念ながら閉まっていました。

    灰色苦行者礼拝堂。
    17世紀の建築。
    残念ながら閉まっていました。

  • 白色苦行者礼拝堂。<br />同じく17世紀の建築。<br />ここも残念ながら閉まっていました。

    白色苦行者礼拝堂。
    同じく17世紀の建築。
    ここも残念ながら閉まっていました。

  • エグ・モルト、城壁内の通り。

    エグ・モルト、城壁内の通り。

  • 湿原側から眺めるエグ・モルトの城壁。

    湿原側から眺めるエグ・モルトの城壁。

  • エグ・モルト駅。<br />ニームへの帰りは、仏国鉄運営のバス利用。<br />(というか、便数が少なくてバスしかなかった)<br />エグ・モルト駅15:50発→ニーム駅16:40着。<br />エグ・モルトへは、他に民営バス便もあるようです。

    エグ・モルト駅。
    ニームへの帰りは、仏国鉄運営のバス利用。
    (というか、便数が少なくてバスしかなかった)
    エグ・モルト駅15:50発→ニーム駅16:40着。
    エグ・モルトへは、他に民営バス便もあるようです。

  • 列車の車窓から見るタラスコンの城。<br />(ニーム・アヴィニョン間にて)<br />時間があれば訪れようと思い、結局行けず。

    列車の車窓から見るタラスコンの城。
    (ニーム・アヴィニョン間にて)
    時間があれば訪れようと思い、結局行けず。

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