青春１８キップの旅２００７年夏　その２−１

2007/09/02 - 2007/09/03

青春１８キップを使って、第２回目、広島・道後、２泊３日の旅に行きました。
子どもたちの夏休み中の混雑を避ける意味で、９月になってから行きました。お陰で、列車は比較的空いていて、快適に旅することができました(以前、姫路・岡山間の列車が超満員でたいへんだった経験があるものですから・・)。
ルートは、湖西線で山科へ出、そこから東海道線の新快速で相生へ。あとは、山陽線で、岡山、糸崎で乗り継ぎ広島に１３：３３到着。結構近い！　もっと遠くへも行けるけど、今回は大好きの広島カープの試合をもうあと１年あまりで見納めとなる現在の市民球場で観たいという目的があったので、１３：３３は１５：００開始の試合にピッタリの到着なのです。
昼食は、時間が遅くなったので、お好み村まで行かず駅の２階のお好み屋で食べました。宿泊は、広島東急イン(生命保険の会社から、補助が出るので)。荷物を置きにホテルへ寄って、球場へ。市内の中心部に球場があるというのは、便利でいいと実感。球場は、前田選手の２０００本安打達成の翌日(しかも日曜日　実質夏休み最後の) ということもあってすごい盛り上がり。しかも、その前田選手の活躍で広島が勝ったのですから・・・。場内の盛り上がりに浸れて楽しかったです。
試合後は、ホテルにいったん戻ってから、夕食に出ました。実は、このホテルのそばに天然温泉の「音戸温泉」があるというので、それに対する期待もあってこのホテルにしたので、夕食前に寄ってみたのですが、入ってみてちょっとがっかりでした。ビルの２階でしかも、浴槽が、ジェット風呂(温泉)、泡風呂(温泉)、水風呂と３つあるにはあるのですがどれも狭くて小さい。ちょっと温泉気分には慣れなかったです。
夕食は「酔心本店」で食べました。名物の釜飯と赤出し、カキの酒蒸しを頼みました。何回か広島には来ているのですが、なかなかこれなかった店で今回はここに行こうと決めてきましたので・・・。夏なので々かと思ったのですが、カキも大きくて実がプリプリして美味しかったです。店の雰囲気もなかなかいいし、これは正解でした。
翌日の午前は、平和公園。映画「夕凪の街　桜の国」を観たので、やはりもう一度じっくりと見たいなと、慰霊碑や原爆ドーム、資料館などをゆっくり回りました。一瞬のうちに多くの人の生命を奪い、居残った人にも苦しみを与え続けた核兵器の残酷さを、この現在の広島の平和な風景との対比であらためて噛みしめた半日でした。

エリア 広島市(広島)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄

前田選手の２０００本安打に盛り上がる街。

この日も大活躍の前田選手。

街の真ん中の便利な場所にあって、しかもこんなに美しいのに、もう１年で新球場に移転とは・・・。

地元の熱心なファンの人々。

夜の慰霊碑。昼間とは違った、感慨が・・・。

酔心本店での夕食。カキも身がこれだけ大きいと、プリプリと美味しかった。

釜飯も美味しかった。

ちょっとがっかりだった音戸温泉。地元の方向けで、観光客にはちょっと向いていないと言うことなのでしょうが・・・。

世界遺産になった広島の原爆ドーム。やはり、その存在感は大きい。その前に立ち見あげると、無言のメッセージを今後も永遠に世界に向けて発進し続けてくれることを、心より願わずにはいられなくなる。

広島の街並みととけ込んで、存在感を失わない原爆ドーム。ここに市民球場があることの意味も良く分かる。

原爆の子の像。いつも祈りの千羽鶴が絶えない。

引き取り手のない(名前が分からない、１家全滅したなど)遺骨、７万柱が納められている。

韓国人原爆犠牲者慰霊碑。強制連行などにより広島で被爆した朝鮮の人は数万人に上ると言われる。１９９９年本川橋西詰めから平和公園内に移設された。

嵐の中の母子像と原爆資料館(広島平和記念資料館)。

被爆したアオギリ。幹の片面を焼かれながらも、翌年の春に芽吹き広島の人々に生きる希望を与えた。今も、毎年種子を付け、全国に平和を発信し続けている。

峠三吉の詩碑！

明るい中での原爆死没者慰霊碑。

この碑文はしっかり噛みしめたいと思った。