2004/02/27 - 2004/02/29
7233位(同エリア12036件中)
ユッコさん
今回は、2004年冬上海の訪問記です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
★この時期私達も世間も旅行のオフシーズンなのに、上海へ来れたのはこのツアーが格安航空券より更に安い驚異的な破格値だったからだ。
その為かツアーのタイプは日程の詰まった修学旅行張り団体行動だった。
なので上海を体感するには程遠く、輪郭を見たという程度に留まった。果たして本当にお得な旅だったのか?その価値は読んだ方に委ねる事にしよう。未だに私達も判断が着かないので…。
★それでもテレビで見るのと実際の街を見るのでは大違い、規模は横浜ぐらい大きさかな?と勝手にイメージしていたけど、とんでもない。ニューヨークに比肩する大都市だった。
はじめてニューヨークへ行ったとき、それまで自分が横浜出身というのをちょっと誇らしげに思っていたけど、一体それが何なんだ?という気分になった。井の中の蛙とはいったものだ。勿論横浜はふるさとだしいい所だと思うけど…。
それからこの人口の多さ!それはすでに飛行機から始まっていた。スチュワーデスやパーサーが機内に溢れかえって、食事の時の飲み物ワゴンが通路で交通渋滞を起こしていた。 -
★浦東空港に到着、ガイドさんに連れられ観光バスで中心地へ。移動中驚きの連続だった。高速道路で空港から都心まで約一時間の所を、横を走るリニアモーターカーが約七分で運行している。すでに実用化?!
南浦大橋を渡り、目に入ったのはとてつもなく大きなビル群とすごい量の車とそこを縫って走る自転車と人の波。高速を自転車で走る人までいて、殆どお笑いの世界を地で行っている(一応警察に見つかると捕まるらしい)。暮らしやすさはさて置き、日本がアジアで一番栄えているというおもい上がりは打ち砕かれる事間違いなし。 -
★新旧入り混じる街並みを、人と自転車を掻き分けバスが最初に到着したのは新天地。
日本で”新――”がつく地名はたいてい野暮なのに、ここはレトロなレンガ造りの建物にお洒落な店が入っていて、まさに上海の”新天地”といったところか。日本の店と区別がつかなかった。 -
★日も明るいうち夕食会場へ移動。予想外に立派な団体客向けレストランに案内され、連れとなって間もないツアーのメンバーとおいしい中華をつつきあった。
味も日本人好みで食べきれないほどの量をいっぱい食べ、いい気持ちで外灘(バンド)の夜景を見に行った。 -
★古い洋館をかたどったライトアップと、対岸に浮かぶ浦東の宇宙ステーションみたいな景色を絶好の撮影ポイントとばかりに写真を撮りまくる人でごったがえす。その中で「ほらっ、早くアツマテ(集まって)!」と怒鳴る怪しげな中年男の中国人ガイドに集合かけられている団体客があった。もしあのガイドさんだったら、ものすごい疑心暗鬼になりそう・・・。
-
★19時半頃バスが迎えにやってきて、郊外にあるホテルへ向かう事に。
郊外というのも、更に自由行動を妨げる要因になった。だんだんバスが寂しいほうへ流れていって、
辿り着いたのはこの閑散とした場所にマッチした飾り気の無いホテルだった。
宴会は蟹だったのか玄関が生ごみ臭い。フロントも日本の昔日の観光ホテル風。まあ、こんなもんかと思った矢先、ガイドさんから渡された私達の部屋の鍵が、他の人たちと違ってカード式になっていた。
★部屋へ辿り着くまでに、どのの扉を見てもこのカードが鍵になりそうな扉が無い。突き当りまで行くと突然今までに無い重厚な扉。部屋に入ると扉同様最新式の内装。
よし、ここを”掃き溜めの鶴の間”と命名しよう。 -
★気を良くして夜21時ごろ、、フロントでタクシーを呼んでもらい衡山路へ向かった。
通りに着くと、そこは欧米統治の名残を留める閑静な並木道だった。日本からこんな近くに素敵な都市があったんだという感慨にふけりながらそぞろ歩く。立派なホテルが建ち並び、そして宿泊がここならいいのになーと思い、帰ってからネットで調べると、お値段もそれなりにした。質の良さを求めると、上海も物価は日本と変わらない。 -
夫の頭の中で淮海中路を目指していたらしく、あっちだこっちだ言うのでそれについて歩いていた。散々歩いて寒いし、私はそろそろ帰りたかったのに、夫はいや、まだ淮海中路に辿り着くまではと言い、目的地があったことを初めて知る。ちゃちなガイドブックの地図を見てみた。どうやら反対に来ていて、疲れたので目の前の喫茶店で休んだ。
★お店に入ると若い男の子が中国語で案内するので、英語で中国語がわからない、と言うと別の女の子を連れてきた。
彼女は英語でなく日本語が話せた。その子が私達に茶器セットを運んできてくれて、入れ方の説明をしてくれた。とても上手な日本語なので、どこで習っているのか聞くと、なんと独学で勉強しているそう。私達はすごく感心し、日本語を勉強してくれるなんてすごく光栄に思った。そういえば、ツアーのガイドの助手の女の子も学生で、日本語の勉強の為にこの仕事を手伝っているといっていた。よく、中国は政府の不満をそらすために反日感情をあおっているとか、最近の目覚しい経済発展にも拘らず、未だに日本が援助金を出しているとか、国内の外国人犯罪とか、軍事力で少数民族を圧迫しているとか、著作権が無法地帯になっているとか云々云々、悪く言う人たちがいるけど、政権を選べない彼女たちになんの関係があるのだろう。 -
★それはさて置き、中国茶は何杯でも出すことができ、茶葉も沢山あるしお菓子もいっぱいあって、何時間でもここで粘る事ができるようになっている。私が女子高生の時に利用したかった店だけど、あいにく夫と何時間もここで語り合う必要も無かったので、残った茶菓子を貰って30分ほどで店を出た。★さて、目的の淮海中路を目指し、道を引き返した。お洒落なバーや意味のわからない日本語を掲げている美容室なんか眺めて歩いていると、そのうちナイトクラブみたいな店が多くなってちょっといかがわしい雰囲気に変わってきた。
ようやく淮海中路の標識が見えた頃には0時を回っていて、肝心の通りも真っ暗だったので、コンビニでビールやお菓子を買い、タクシーを拾ってホテルに帰った。
とにかく、街中を自由に歩けたのはこの時だけで、結局私達は淮海中路を見る事ができなかった。 -
★朝7時頃朝食バイキングを食べる。
冷凍ものは見かけず、日本のホテルバイキングよりしっかり手を加えてあっておいしかった。
★身支度を済ませロビーに集合。観光バスに乗って全員揃うのを待った。ゆうべは薄暗くてよく見えなかったけど、ホテルの敷地をまじまじと見てみる。庭に巨大なテレビアンテナがある。あれのおかげでNHKのBSが見れるのか…。ここまで受信料の集金に来るのだろうか?などと夫と話しているうちにバスが出発した。 -
★今日はあいにくの小雨。これで4連続海外で雨に降られた。
最初の目的地、玉仏寺に到着。ちなみに今日掛かる入場料は一切費用に含まれている。こういうところへお金を払って見ることは、個人旅行ではまずなかったと思う。でもこのお寺は実に良かった。
★最初のお堂に入ると四天王と言うのか、大きな4種類の神様がやたら躍動感のある表情と動きをしていた。文革時代に一度壊されているから、まだ新しいらしいけど、これは昔のままそっくり再建したのだろうか?
本堂に入ると正面に、巨大な釈迦仏が3体並んでいた。3体の意味はそれぞれ過去・現在・未来を現すそう。ほう、実に興味深い。その両脇に沢山の菩薩像が並んでいてみんな体が釈迦仏に向かって斜めってる。これは釈迦の説法に耳を傾けているのを表現したんだって。インドに近いせいだからか、仏教が日本のように形骸化していなくて、人間味のあるお寺だな〜と思った。こここそ観光目的で建てているはずなのに不思議。他にも社会主義国家なのに何故、立派なビル群の真下で物乞いをする人がいるのだろう?とか疑問に思った。 -
★次に観光客向け中国茶実演・販売の建物に移動。
流暢な日本語と技で、次々にお茶の種類と効能を若い女の子が説明しながら試飲させてくれた。でも既に昨日の夜体験済みだったので、イベントがかぶってしまった。
ここで迎えのバスを待つ間、ついついお茶を買い込んでしまい、散財した。コンビニとかの方が安くておいしいお茶を売っていることに後で気づいた。徐々にツアーの術中にはまってる。 -
★バスが来て、豫園という昔のお金持ちの庭園に移動。すごい人ごみとごしゃごしゃ感が私は気に入らなかった。ここのお土産商店街の一角にあるデパートの上の団体客用中華料理店で昼食。再び食べきれない量が出てきたけど、昨日より味が落ちた。
-
★骨董市に移動。デッキチェアで置物のように昼寝をしている老人、テーブルを囲んでマージャンをする人々、窓から竿を突き出して干してある洗濯物。
売っているものには興味をそそられなかったけど、この通りひっくるめて骨董みたいだった。多分今の中国を知らない日本人がイメージするステレオタイプの中国がここにあった。 -
★骨董市の通りを挟んだ向かいにある、小動物(?)の市場を見学。
まさにSARSやら鳥インフルエンザやらが心配されていたこの時期に何でここが見学コース?と思い尚且つ、中を見ても動物&ディープな場所が嫌いな私は、息を止めて足早に出た。この辺りからこのツアー、尻すぼみになる。 -
★次に中国土産物産ビル(勝手に命名)に移動し、全然欲しくない土産売り場に一時間程費やす。売り場にいると売り子が話し掛けるので、外でバスの迎えを待つ。
★ようやく楽しみにしていた、メインストリートの南京西路、30分しか自由時間が無い。夫のチェックしていた店を目指し、歩き始めて片鱗も見ないうちにひき返す羽目に。何も見れないまま、絹工場へ連れられる。 -
★実際の現場を見せてもらえると思いきや、観光客向けの説明員が軽く作業をしている。東北訛りの日本語でまくし立てて喋るガイドさんから絹布団を買う事に。まさか、上海で布団を買う事になるとは予想もしなかった。まあ、6千円で安かったけど、どんどんこのツアーの術中にはまっている気がする。チャイナドレスのファッションショーの後、更に絹製品の土産コーナーで押し売り攻勢が続く。さすがに布団買ったからもう何も買う気はしなかった。
-
★ここの2階に団体客食堂があり、夕食は三度中華料理だった。味は更に落ちて、げんなりした。
追い討ちを掛けるように外は土砂降りになって、自由行動もままならない。私達は足マッサージをしたかった所に、ガイドさんからオプションで足マッサージの案内があった。夫がチェックしていた店があったようだけど、オプションに申し込んだ。
★そのまま、私達ともう一組の女の子達はどこかのホテルに降ろされて、早速このホテルのマッサージ室に案内された。
室内は窓が無く、カラオケボックスを改装してマッサージ室に変えたような雰囲気。たらいに張ったお湯から立ち込める湿気で空気がよどむ。そこへ入ってきた若い(けど、もっさい)男女のマッサージ師。女性客には男性が、男性客(つまり夫)には女性がそれぞれ担当し、気を利かせているつもりなんだろうけど、なんとも不気味なサービスだ。
可も不可もないマッサージが終わり、迎えの車でホテルに戻った。
ここのホテルのマッサージの方が料金が安かった!夫吠える。 -
★今日はもういきなり早朝の飛行機で帰ることになっていた。
朝食の時間も無いので、大きなお弁当箱が配られ、バスの中で食べる事に。
昨日の朝ごはんからすると、期待できそうと思って蓋を開けると、落胆した。ばさばさのパンにみかんまるごと一個、ペットボトルの水だった。
★ぼそぼそ食べていたら、ガイドの助手さんが同行中に取った写真をちゃちなアルバムとセットで販売を始めた。全然欲しくなかったけど、情が移っていたので断れなかった。
夫とこのツアーのからくりについて談義しながら空港へ着いた。
★チェックインに時間が掛かりすぎ、あわただしくガイドさんたちと別れを告げ、急いで出国カウンターに向かった。ここも長蛇の列で、係員に飛行機の時間がないと説明しても何の対処もしてもらえず、仕方なく手続き直前の日本人に事情を説明して割り込ませてもらった。
乗り場まで走ってどうにか間に合ったけど、離陸時間は過ぎていて、私達のツアー客待ちだったらしい。
★機内で夫とツアー談義は再開された。
別れ際に助手さんが下げていたスーパー袋のマークが「毎日がお得値」のコピーの入った私のお気に入りのホームセンターのロゴだった。
夫がその袋どうしたの?と尋ねると、会社の袋です、と彼女は答えた。
ツアー中に立寄らされた、中国土産物産ビルのレジ袋も同じだった。
これはただならぬ関係を示している。うーん、あのホームセンター、手広くやっているのだろうか?
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この旅行記へのコメント (2)
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- Weiwojingさん 2008/11/04 09:24:50
- 散々な上海ツアーでしたね。
- はじめまして。tamegai と申します。
上海旅行記を拝見しました。雨にたたられたり、郊外の不便なホテルの宿泊、行きたくもないお土産屋へ連れて行かれたり、またまずい食事など散々でしたね。
でも、それなりには楽しまれたのではないでしょうか。
私も上海には何度も訪れていますが、ツアーでは行った事はありません。いっも個人旅行で、自分の好きなところへ、自分なりの計画で行くことができ、自分で地下鉄に乗り、またレストランに行き、いつも楽しく滞在しています。
次回行く時はよくホテルやスケジュールを確認して、ツアーを選ぶといいのではないでしょうか。次回の上海旅行記(それとも他の中国の場所)を楽しみにしています。
- ユッコさん からの返信 2008/11/30 14:25:03
- RE: 散々な上海ツアーでしたね。
- はじめまして、
コメントありがとうございます。
この旅は、確か2泊3日2万9千円の格安のツアーでした。
ツアーで海外旅行に行くのは初めてでしたので、こんな旅になるとは想像もしておりませんでしたが、まあ初めての中国の旅としてはそれなりに楽しめました。上海は想像していた以上に巨大な都市で、人とか車とか、町中が活気にあふれていましたが、つかの間のツアーでも明と暗を垣間見ることもできたと思います。
残念ながら、あれから訪れる機会はありませんが、オリンピックの後も激しく変化していくのでしょうね。
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