ノスタルジック中近東：　シリア

2000/10/26 - 2000/11/03

仕事で２０年近い中東とのお付き合いだったが、シリアに行く事は少なかった。

シリアには合計３～４回行ったことがあるが、写真が極端に少ないのでこうしてブログに載せるのに資料不足で苦労する。
＊当時は写真嫌いで、殆どカメラを持って歩かなかった。
「写真を写すよりこの目に焼き付けるノダ」、主義でした。
若かった。

アレッポは、アルメニア人の街で人々はアラブ人と言うよりは、西欧系白人だった。
彼らから教えられたことは、「トルコがアルメニア人を大量虐殺した」とのこと。
第一次世界大戦の頃の話らしい。
勉強不足で未だにこの問題のおサライをしていない。
最近でもアルメニア人はトルコ政府を糾弾している。
アレッポの古都は現在では確か世界遺産だと思うが、訪問当時はまだ世界遺産ではなかった。
懐かしい匂いのするアレッポの街は写真に撮って置くべきだった。

ダマスカスからカルナック・バスに乗って、途中ハマで休憩してアレッポまで行った覚えがある。
結局アレッポには１回キリ。
ハマには２回くらい行った。

ダマスカスからベイルートに陸路抜けるチャンスがあったが、その時はイスラエルがヒズボラの拠点（バールバック付近で、ちょうどダマスーベイルート国境付近）を空爆する恐れがあったので、急遽取りやめた。

今後、シリアには行く機会があるだろうか。
行くとしても今度は仕事ではなく100％プライベートなので是非、パルミラ遺跡を巡りたい。
（そのパルミラ遺跡がISに爆破されており、とても残念だ）

写真は世界一古い？
水車と言われているハマの水車。

エリア シリア

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: シリア・アラブ航空

チャム・パレス・ホテルの部屋から臨んだダマスカスの町並み。

ダマスカスの街並み。

チャム・パレス・ホテルのパンフ。

確かシングル、一泊US$160くらいした。

たいしたホテルでもないのに非常に高かった。
国際電話が特に高く１分US$20くらいとられた。

ビジネスで来ていたのでロクな写真はない。
これはダマスの下町風景。

街並み。

これはハマの世界最古？といわれている水車。

２０００年当時はこのように綺麗に整備されていた。それより１０年くらい前にこのハマを通ったことがあるが、その時はこの水車は荒れ放題で廻りはドブ池同然だった。

現地の人に聞いた話だが、ハマの人たちはちょっと昔にダマスの中央政府に反抗したことがある。
その時、ミグ戦闘機でハマは空爆されたことがある、らしい。

それでハマの人間は本当はダマスの中央政府には密かに反抗心を持っている、とのこと。

＊フセイン国王はイスラム教アラウィー派、ハマにはスンニー派が多く、原理主義的。この違いから、ダマスカス政府に反抗していたらしい。１９８２年ころの話。
＊最近の反政府運動を見ていて、このハマがまた政府軍に攻撃されている。反政府の根は深いので、今度は抑えきれないのでは？

ハマの街並み。

これはハマの取引先のお家に招待されて出された食事のスナップ。
シリアには、おいしいワインがあるので食事は美味しく食べられる。