2000/10/20 - 2000/10/26
25位(同エリア49件中)
アリヤンさん
リビア。
カダフィ大佐がまだ西側諸国に復帰を表明していない時期。
「テロリスト国家、カダフィ大佐独裁国家、イスラム社会主義国家」という代名詞を持った恐怖の国、というのが当時の一般的イメージだった。
しかし、この国ほど「行って、見て」初めてわかる国はない、と実感。
まず、石油収入を結構国民に還元していた。
(庶民の生活は周辺イスラム国より豊かで、カダフィ大佐への人気は良かったように見えた。こうした点はイラクのフセインよりずっとマシだったように思える)
地中海気候か気質か?人々の表情は穏やかで優しかった。(これはホント)
また、旧宗主国のイタリアの影響か?料理もうまかった。
ワインもうまかった。
(特に、山羊の腸詰が乗ったクスクスと赤ワインは良く合うのです)
それに観光客がイタリア、フランスから多く来ていた。
日本からのツアーにもで会った。
当時、商社マンにとって、リビアという国は「秘境中の秘境」との認識だった。
恐る恐る入国してホテルに入り、ロビーでホッとしている時、どこからともなく
「ハイッ! 皆さんコチラでーす!パスポートを出してくださ~い!」
と、日本語。
ぞろぞろとスーツケースをもった日本人の観光客が入ってきた!
当方、コシも抜けんばかりにオドロいた。
「秘境中の秘境」に日本のオジイちゃん、オバアちゃんがパリのオペラ座にでも繰り出すように現れるのだから。
聞けば、カイロからバスでオアシスをたどってやって来た!というのだ。
もう日本の旅行業界には脱帽です。
パキスタンのペシャワールのホテルでも、イエメンのサナアのホテルでもそうだった。
どうも、本当の秘境は、もう、ほとんど残っていないのではないか?
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- エジプト航空
-
トリポリ港。
海沿いの道はきれいに舗装されており、車は結構多い。
走っている車は、韓国の大宇(ダイウ)製が多い。
日本車ではマツダのファミリア。
イタリアの植民地だったので、フィアットやイベコのトラックが多かった。
さすが産油国だけに、エジプトなどよりずっと金持ちにみえる。
実際、一人当たりGDP額はアフリカ一だ(南アフリカを除いて)。 -
中央遠くに見えるのが宿泊した「ホテル・アル・カビール」(「一番大きいホテル」、という意味)
海沿いで、しかも旧市街地に近い。 -
旧市街地は城壁で囲まれている。
城塞都市だ。
中近東、アジア、ヨーロッパ、どこでも古い都市は城壁で囲まれていて、今でもその城壁が残っているのが普通だ。 -
城壁の残る市街地。
-
イチオシ
オールド・トリポリへの入り口。
-
城壁の中には市が立っており昔の風情がある。
アラブ式の「スーク」が中にある。
これはアラビアの中でもダントツに素晴らしい。
そういえばリビアの入国カードは、全部アラビア語で記入、町のサインもすべてアラビア語だった。 -
海を引き込んで堀にしている。
こんな素晴らしい遺跡はアラビアでは他にありません。 -
イチオシ
城壁の外側に新市街が広がっている。
なんとなく暖かい地中海の雰囲気が漂っている、落ち着いた街。
どこか南部イタリアの田舎町にいるような錯覚がする。
カフェやビストロで味わう食事はまさに地中海!
赤ワインと合うのだ。 -
街のところどころにカダフィ大佐の肖像と、スローガンの絵が見られる。
インドネシアや中国からきた労働者が結構いたり、ロシア方面から出稼ぎにきた夜の蝶がいたりする。
観光客はフランス人、イタリア人が多い。
ホテルにたむろしているタクシーの運ちゃんには、英語やフランス語の通じる者が結構いた。
チャーターするタクシー運ちゃんの当たりハズレはあるが、ワタクシが選んだ運ちゃんは、中々インテリで、親切な非常に良い男だった。
英語とフランス語を解した。
車は韓国車、ダイウの乗用車(マツダ・カペラがベース?)。
毎日ハイヤー契約(一日約20ドルくらいだった)した。
運ちゃんの善し悪しの見極めは大切だ。
まず運ちゃんの溜まり場に行って皆と挨拶、四方山話をする。
その中で一番良い奴を選び出すのです。 -
いつもの運チャンが居ない最後の日に、人柄の悪い運ちゃんに当たってしまった。
別れ際にハイヤー料でケンカになりかけたが、
「ここはカダフィのイスラム社会主義国家、ケンカはマズイ!」
が頭をよぎった。
それで、穏便にすませたのを良く憶えている。
もう二度と来ることがないだろうリビアを後にした。。。 -
ベンガジから駆けつけてくれた取引先のMR.ハミード。
ガダフィ大佐体制崩壊後、どうなったかその行方は分からない。
ある強力なリーダーが専制独裁者であっても、戦争のない生活は貴重である、という証拠そのものである、リビアだった。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- sunnyさん 2007/09/10 22:37:38
- リビアも。。
- アリヤンさん、こんにちは。
今日はリビアにお邪魔してます。
2000年のリビアで日本のツアー客がぞろぞろ、日本の旅行会社に脱帽!
に大うけしてしまいました。ある場所を秘境って呼ぶ時点で秘境マニアが押し寄せる→陳腐化してしまうのでしょうね。
今はここもけっこうメジャーになってきてますね。お隣アルジェリアも然り。
案外、日本のド田舎のほうが人間が少なくて動物いっぱいで感動が多いかも知れませんね!?
今度行くトルクメニスタンは大丈夫でしょうか。
故ニヤゾフ大統領のあふれんばかりの像&写真などのグッズを密かに楽しみにしてるんですが(笑)
sunny321
- アリヤンさん からの返信 2007/09/11 11:17:33
- RE: リビアも。。
- sunny321さん
2000年のリビアを見て頂いたそうで有難うございます。
ワタクシが秘境と思って行ってみた時はすでに日本からのツアー客が来ていたりしていたものです。
例えば1980年ころに仕事でイエメンのホデイダに行ったことが有りました。
その時、イエメンという言葉を聞いただけで、「イエー、メーン」とアメリカの黒人がニヤニヤ笑いながら言っている様子を思い出したり、「これは秘境ダ!!、ボクは探検隊だ!!」とくらい思って恐る恐る行って見ました。
当時のホデイダで一番の高級ホテルに入った時、日本人のお年寄りの団体に出くわし、ひっくり返りそうになったのを覚えています。
今でこそドバイとエミレーツ航空のおかげで多くの人が訪れているようですが80年代ではまだ珍しいツアーだったでしょう。
トルクメニスタンに行かれるそうで、良いですね。アソコにはシルクロードの遺跡が沢山眠っているのでワタクシもそのうちに中央アジア旅行の一環で是非とも寄ってみたいところです。遺跡を見て回ったあとトルクメンバシまで行ってそこからカスピ海を横切るバクーへのフェリーに乗ってみたいのです。
あの国のビザが今のところトランジットの5日間しか出ないそうで、かなり難しい状態なんですが、ニアゾフ大統領が最近死んだので早く、せめて周辺の国レベル(1ヶ月ビザ入手できる)くらいに成って欲しいのですが、、、
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