2007/04/27 - 2007/04/30
7239位(同エリア12041件中)
m_mさん
2度目の上海訪問。前回はモダンな上海と、イメージの中の古きよき時代の中国を求めて水郷古鎮を訪れたが、実は上海市内にも古きよき時代の面影を残すところは意外とたくさんあるらしい。
たまたま見たNHKのドキュメンタリー「上海巨大バスターミナル」という番組に触発され、上海の飾らない日常の生活空間をどうしても見たくなった。
北京オリンピックと上海万博を控えた中国の再開発ラッシュの波に飲み込まれる前にと、再び上海の街を地図とコンパス片手に絨毯爆撃でさ迷い歩く。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- JAL
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入り口は超モダンなリニアから。日本のリニアはいつまでたっても実用化されないが(JR東海がやっと実用化の目途を立てたらしいが)、こちら上海ではとっくに運行が始まっている。
初めてのリニアにかなり興奮。どんだけ早いのかかなり楽しみ。早速切符を手に入れて乗車口に向かう。こちらは発車時間近くにならないと、プラットホームには入れない仕組みになっているらしい。 -
おお、小さい頃本で見たリニアそのもの。ようやっと実機を目の当たりにすることができた。結構かっこいい。みんな派手にパシャパシャ写真を撮っていた。
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車内はこんな感じ。高級感溢れる内装でなかなかよい。夜間走行ということもあって速度はいささか控えめになっているらしいが時速200kmから300kmにかけての加速感が結構すごい。新幹線に比べてゆれは大きい感じはするが、レールがないのだからこういうもんなんだろう。
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まずは夕食の調達。ネットで調べておいた新疆のレストランへ。なつかしの新疆ビール。ウルムチで飲んだ、この味が忘れられず、このためだけにやってきました。 場所は南京東路の世紀広場で福建中路を南にしばらく下っていくと右手にある。わりとわかりやすい場所。たしか新疆パミールレストランという名前だったと思います。是非お試しあれ。
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そしてこちらは黒ビール。ハーフボトルながら値段は同じくらい。不思議とテイクアウトで購入するとずいぶん安く譲ってくれる。
日本の黒ビールほどくどくなく、あっさりした味わいに、豊かな香り。新疆ビールの黒は初めて飲んだが、これはうまい。本当にうまい。いくらでも飲めてしまう。マジでお勧めです。 -
新疆の麺。ようは羊の肉とピーマン、パプリカ、ニンニクの芽などの野菜を炒めてラー油で味付けした具をうどんのような麺にかけたシンプルな一品なのだけれども、これがなんともウマイんです。
ついでにシシケバブなんかもつまみながら飲むビールの旨いこと、旨いこと。小さいお店ながら結構楽しめちゃいます。 -
これだけでは終わらない。さて次は昨年の冬、安物の上海蟹を楽しんだ屋台でにぎわう呉江路へ、と思ったら何じゃこりゃ。
道路封鎖って、ふざけんな。屋台がねえ。屋台が。閑散とした道路には、一台の屋台もなく、人通りもまばら。道路の入り口には警察の詰所のようなものまで作られて、警官が巡回なんかしてやがる。
どうもオリンピックがらみで市中心部の繁華街を厳しく統制しているらしい。呉江路といったら屋台が売りだったのに、これじゃ逆に客が逃げちまうだろーに。バカ。 -
ガ〜ン。ショック再び。お気に入りだった店が閉まってる。廃業か、改装かわからんが、とにかくやってない。店頭ににぎやかに並んでた海鮮の姿も見られない。 ここも露店扱いで締め上げられちまったのか?ちっくしょ〜。
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それじゃあと、焼き小籠包の名店へ。実は前回これを食べなかったのでちょっと心残りだったのだ。
うまそうに並べ立てられた小籠包。これが次から次へと焼かれたいく。本当に流行っている店だ。
働いている兄ちゃんの表情もどこか誇らしげだ。 -
うまそうな匂いをあたり一面に振りまきながら、いい音を立てて焼きあがっていく。う〜ん、本当にうまそう。姉ちゃんも汗をかきかき必死になって作っている。
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かぶりつくと、ジュワッと熱い肉汁があふれ出してきて、これが実にウマイ。
皮は厚めなので結構食べ甲斐もあって、これで4個3元なのだからおやつにはもってこい。言うことなしだ。 -
ホテル近く。楽天トラベルで相当安いホテルを選んだが、寝るだけなら十分快適。繁華街の南京東路も程近く立地も問題なし。
朝からなにやら訓練をしているのは警官か、市の職員か?号令をかけながら隊列を変化させたりといろりろやっている。 -
さて今日はいよいよ街を探索。地元の人々の日常生活を垣間見るのが目的だ。まずは、下町風情のホテル近くから、上海駅を目指して歩きまくる。といっても3〜4キロの道のりだが。
さっそく風情のある町並みが見えてくる。こういうごちゃごちゃした感じが好きなのだ。 -
蘇州河を渡る橋。結構せまい。ここを車やらチャリンコやらが一緒に走るので、けっこう危なっかしい。
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正直、川は汚い。都会の川はこんな感じなのかもしれないが、開発ラッシュの上海の川。水質調査なんかやったら色々ヤバそうなもんがでてきそう。
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南京東路の一本北側の北京東路から浙江中路を海寧路へ向かって北上。そのまま海寧路を東へ進むと、西蔵北路と交差するあたり、この辺りに昔ながらの住宅街を見つけた。
塀で囲まれた住宅街へ一歩足を踏み入れると、そこには小奇麗な大通りとは別世界の空間が。まさにイメージの中の中国といった感じ。
家の外に据えられた水場で野菜を洗うおばちゃんの姿がそこにはあった。それこそ自分がまだ十歳にも満たないころ、おばあちゃんの家で見たような光景だ。それこそ何十年も前の話だが。なんとも懐かしい思い出がよみがえってくる。
そうだ、これが見たかったのだ。 -
朝食の後片付けなのか、外に出て洗い物をしているおばちゃんたちの姿がちらほら。なんか、いい感じである。今の日本ではなかなかお目にかかれない光景だ。
ただの懐古趣味と言われればそれまでだが、それでもそれはとてもいい感じなのだ。 -
この狭苦しい路地やらなんやらが、良くも悪くも隣近所の距離を近くしているんだろう。プライベートもくそもないもんな、この造りじゃ。なんだか賑やかでいいもんだね。
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これがその水場。小学校の頃、こんな水飲み場あったような気がする。ここでみんな洗い物をしたり、洗濯ななんかもするのだろうか。
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ピョコっと家から飛び出してきたちびっ子。
カメラが珍しいのか、こんなところをほっつき歩いている外国人が珍しいのか、興味あり気にかわいい笑顔を振りまいてくれる。ホント屈託のない、いい笑顔だ。 -
青空美容院。目の前ではまさにおばちゃんパーマの真っ最中。なんかよくわからんが、思わず笑ってしまった。なんとも微笑ましいというか、なんと言うか。
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暇そうにしているじい様達。日本じゃあんまりじい様達の集いって見かけない。
中国に来るとテーブル出して昼間っからマージャンやったり、トランプ見たいなのやってるじい様達をよく見かける。こういうのもなんかいい。 -
こっちは青空床屋さん。この辺を歩いているとホントに面白い。上海の日常生活を感じる光景に溢れてて、なんとも楽しい。
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こっちは裁縫屋さん?懐かしい足漕ぎのミシンでセッセと縫い物をしている。
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この辺りの通りも結句渋い感じで風情がある。こんなところに住んでみたら毎日どんな感じだろうと想像してみる。
この辺り、夕方になると夕日に照らされて、きっといい味出すんだろうなと思う。 -
この辺りはまた少し家の造りが違う。ちょっと色味が変わってこれはこれでまた風情がある。
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ようやっと上海駅にたどり着く。ここはまたここですごいところだ。とにかく人が多い。どこから沸いてきたのかというほど人がいる。新宿、渋谷、池袋といったところだろうか。
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上海は地方からの出稼ぎ労働者が多いということだが、駅の周りには本当に大荷物を抱えた人々がわんさといる。
みんな家財道具を一式抱えて地方からやってきたのだろう。長旅疲れのせいなのか、みんなくたびれた顔をしている。 -
とにかく人が多い。中国には十数億の人口がいるってのはやっぱり本当なんだと、思わずそんなことを思ってしまう。
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お疲れのご様子。どこか地方からやってきたのだろう。年老いて疲れたその表情に、出稼ぎ労働者の苦労が忍ばれる。
こういう人達に支えられて今の上海の繁栄があるんだろうなと思う。 -
切符売り場。切符を買わないと、駅の構内には入れない仕組みらしい。しかし、これじゃあ切符を買うにも一苦労だ。とにかくヒトヒトヒト。
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さて次は定番の豫園周辺へ。とりあえず腹が減ったので飯を求めてさ迷い歩く。豫園の周辺もなかなか賑やかなところが多く、面白い。
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お菓子屋さん。ウナギパイみたいなお菓子もある。似たようなものは、どこに行ってもあるものだ。
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昼飯はここに決定。焼きそば見たいなものを指差し注文で頼むが、う〜んあまりうまくない。これは失敗。値段は2元とめちゃ安なんだけど、味もそれなり。残念。
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豫園はなんかイベント見たいなのやっていてにぎわっていた。奥の方でラッパみたいなの吹いてるおばちゃんの表情が面白かった。
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豫園から少し南下して、細い路地を散策。東街から喬家路、凝和路、望雲路、文廟路、荘家街などを見て回る。この辺りも昔懐かしい風情が残る、好みのエリア。
これはクリーニング屋さんか。使い込まれたアイロンがなんともいい。おっちゃんもいい味出してる。 -
これは東街かな。ここはなんだか生活雑貨やら、機械部品やらが売られていて、まるで秋葉原デパート周辺ののディープな一角のような雰囲気の場所だった。
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これは喬家路と凝和路の交差する辺りだったか。この辺りはまた家の形がちょっと風変わりで歩いていて面白い場所。人通りも多くて賑やかな感じがいい。
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お魚屋さん。港近くの市場なんかだと、日本でもこうやって生きてるの売ってる姿見られますね。
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店番のおチビちゃん。もんぺみたいなの履いてるのがかわいらしい。
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こちらも町の裁縫屋さん。結構いろんなところで裁縫屋さんを見かける。普通の家庭にはミシンがあまりないということか。
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何してやがんだ?やっぱりもちろんこれ食うんだろうな。道端で食用の鳥を売るなよと言いいたいが、やっぱりこれが中国というものなんだろう。
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靴の修理屋だ。へ〜っという感じ。靴の底が磨り減ったらこうやって修理して履き続けるんだな。
こういうのってなんかいいな。なんでも使い捨ての時代、なんだかいいぞこれ。 -
じつに旨そうだね。しかし一人で一羽も食えねえしな。ほんとにいい匂いがした。
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ここは文廟路。学生街だ。部活帰りと思しき学生達が買い食いしている姿があちらこちらに。この辺も結構人通りが多くて面白い。
町並みもまた趣がある。コンクリートの打ちっぱなしのそっけない壁も、薄汚れてくるとそれなりに味が出る。 -
夕飯。ホテル近くの内モンゴル料理屋さん。南京東路から浙江中路を北へ曲がって右手にあるレストラン。
内モンゴルの民族衣装を着た呼び込みが店頭に立っているのですぐわかる。
これは羊の肉にピーマンやセロリなどの野菜、トッポキのようなもちなんかを甘辛く炒めたもの。量も多く、結構旨いのでお勧めです。 -
これはデパートの中のフードコートみたいなところ。ここで食べたサンラータンメンみたいなのが旨かった。
結構にぎわってる。 -
再び呉江路へ。ここも一本裏通りへ入り込むと、いい感じの生活の場が。やっぱりみんな外の水場で夕飯の仕度なんかしてたりする。
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高層ビルと、庶民の住まいとのギャップが面白い。
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これはなに屋さんだろう。なんか食べ物屋さんのようだったが。
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床屋さんですな。なんかすごく懐かしい感じ。店内の暗い照明がなんか隠微な感じでとてもいい。
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お気に入りの一枚。なんかとてもいい雰囲気。壁の色、雨にぬれた路地。そして少しばかりの緑がなんともいい感じだ。
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夕方近くなって明かりの灯り始めた家々。家のドアの色、部屋に灯る明かりの色、なんとも渋い。たまらねえ。
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またまた内モンゴル料理屋さんへ。結構遅くまでやっているので使い勝手がいい。二晩連続で来たので店員さんも顔を覚えていてくれていい気分。
なんとここではザリガニが食べられる。そう、小さい頃どぶ川でスルメにタコ糸結んだだけの仕掛けで釣ったあのザリガニである。
味はといえば予想通り、海老となんら変わりはない。結構旨いのだ。
でも、あのキタネエ川辺りで取れたやつなんだろうな、と思うとあまり食べる気がしなくなる。 -
当初の目的を果たし、ノスタルジックな上海をたっぷり楽しみ帰路に着く。いや〜ホントに良かった。
次来るときもまだこの風景が残っているだろうか。再開発で何でもかんでも新しくなってしまわないようにと祈りつつ、再びリニアに乗る。今度は日中の走行なので、高速運転だ。
すげえ。加速感がものすげえ。なんと最高時速431kmだ。思わずおお〜っとうなってしまう。 -
しかしこれどうやって動いてるんだ。となりの対向車線を見てもレールらしきものは見えねえし、時速430kmってどこかにすっ飛んじまってもおかしくなさそうなんだが、うまいこと走ってる。
う〜ん、よくわからんがスゴイ。 -
お〜富士山が良く見える。近くで見ると良くわからんが、空から見るとやっぱり富士山てでかいんだなと初めてわかる。
いや〜上海まだまだいっぱい見所あるね。旨い飯屋も見つけたし。また冬になったら上海蟹食べに遊びに来よっと。
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この旅行記へのコメント (1)
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- 井上@打浦橋@上海さん 2007/11/20 08:36:52
- はじめまして
- m_mさん、はじめまして。
新疆黒ビール、旨かったでしょう。
私が良く行くところは富民路のパミール餐庁です。
そこでは1本、10元でした。普通ビールの大瓶も同じ値段でした。
今は、その店、名が変わってしまいましたが・・・。
新疆の麺はラグ麺というやつですね。
呉江路の小楊生煎館で食いましたか。
私は、もう、何度も、この前を通りましたが、
未だに食っていない、なんせ、いつも行列ですから
蘇州河はアレでも綺麗になったんです。
7・8年前は黒っぽくて、泡がブクブクでしたから・・
もう、アレ以上綺麗に出来るのかな・・・
黄色っぽいには、土ですから、あれは処置の施しようが無い。
しかし、いまや、リバーサイド・マンションは人気です。
これは、やはりニオイがなくなたからなんでしょうね。
上海の下町風景、いいでしょう。
私も大好き。
「これは喬家路と凝和路の交差する辺りだったか」とコメント入ってる所は、
まず、それで間違いないです。
文廟路の学生相手の屋台、
小物類やら、食い物類の屋台ですが、
2ヶ月前にいたら、もう、なくなってしまいました。
綺麗にスッキリして行くのもいいですが、
やはりゴチャゴチャ感が、無くなっていくのは寂しいもんです。
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