2007/08/14 - 2007/08/17
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trippowerさん
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8月15日(水)
朝5時半に起き、6時にはホテルロビーに集合した。この後、朝食を摂り、いよいよ黄山に向う。朝食は、昨日夕食を食べた所だ。おかゆと、漬物、白いパン、などが出た。一日山登りなので、少し多めに食べた。
黄山に登る前に、九竜瀑と言うところに寄るそうだ。どちらかと言うと、黄山の東側にある。入り口から、かなり小川沿いに歩くと、30mくらいの滝があった。水量もかなりあり迫力がある。みんな、写真を撮っている。今回のツアーコースで初めての自然の景色らしい景色のためか?滝の左側から、登り階段がある。まだ元気なので、登ることにする。
先ほどの滝の上部を過ぎさらに登っていくと、開けた所があり、そこから、3段の滝が見える。先ほどの滝より規模が大きい。階段を上った甲斐があった。
さて、いよいよ、黄山に出発だ。一時間ほどバスに乗り、黄山大門のバスターミナルに着いた。ここで、黄山地区専用のバスに乗り換え、又山道を登る。慈光閣站という大きなホテルに着き、ここで昼食になる。内容は、昨日と同じだ。それにしても、沢山の人が来ている。5月の連休は、日本と同様、中国も休みだが、8月は、日本では、お盆休みだが、中国は休みではない。子供が夏休みなので、親も一緒に休暇を取っているのだろうか?
食事が終わったら、今度は、8人乗りのミニバスに乗り換え、ロープウェイの駅まで行く。道が狭いので、ミニバスになるらしい。バスを降りると、残念ながら、雨が降ってきた。それもザーザー降りの強い雨だ。それでも、ロープウェイの駅は、混んでいる。30分待ちだ。6人乗りのゴンドラである。
霧と言うか雲と言うか視界が悪いが、たまに山肌が見える。巨大な岩山で、垂直な壁のように見える。その岩から松が生えている。黄山名物だそうだ。
山頂駅に着いたが、雨脚は、衰えるどころか、激しくなる一方だ。ふもとを出るとき、ポンチョを買っておいたので、それを被ることにする。雨に対しては、防御できるが、今度は蒸してくるので、汗で、びしょ濡れになることは、変わらない。
最初に行く所が、迎客松というところだ。岩盤から直接松が生えており、樹齢1000年を超えるらしい。雨の中を15分くらい歩いた所に、レストランやら、トイレなどがある広いスペースがあり、その先に松がある。雨で、景色がほとんど見えないにもかかわらず、沢山の人たちが写真を撮っている。私も、しばらく待って、写真を撮ってもらった。
次は、天海賓館に向う。一度、ロープウェイの駅のほうに戻り、それから登りになる。この登りが半端ではない。百歩雲梯、一銭天という名前がついている。一銭天は、幅が狭く、一人が通るのが精一杯で、急な登りが続く。上のほうには、大きな岩が、人が登る隙間の上にちょこんと乗っかっている。難所である。それでも、沢山の人が登っており渋滞が起きている。
天海賓館で小休止した。トイレに行ったが、とてもきれいだ。水洗になっている。売店では、飲み物やお菓子など売っている。やはり下と比べるとかなり高い。水などは10倍位する。
びっくりしたのは、登山道のあちこちにゴミ箱が設置されていることである。それに、登山客に混じって、ごみを集める人がポリ袋に収集している。日本だと、ごみは、各自持ち帰りが原則だが、その辺に捨ててしまう人もいて、登山道には結構ごみがあるものだが、ここでは、それが無い。
しばらく休んで、今度は、光明頂に向う。又登りが続く。少し雨が小降りに成って来て、雲の切れ目から、山肌が見えるようになってきた。黄山名物の雲海が見えるほどで無いのが残念だが、それでもダイナミックな景色が続く。
光明頂に着くと、結構風が強い。ここは、黄山の3大名峰のひとつだそうだ。1840mあり、近くにテレビ塔や気象レーダ?などがある。ここでもしばらく休んだ。ツアーコースの連中は、西海を経由して今夜宿泊予定の北海の獅林大酒店に向うのだが、光明頂から、直接、北海にショートカットできる道があるそうなので、別行動することにした。
下りの道が続くが、歩き詰めのため膝が笑ってくる。かなりばてた感じである。
20分くらい下って、ようやく獅林大酒店についた。こんな山の中に、こんな立派なホテルがあるのかというくらいのホテルである。しばらく、ロビーで休んでいると、皆が集まってきて、部屋割りになる。我々は、男10人部屋に割り振られた。2段ベッドが5つ配置されており、シャワーとトイレがあるだけの部屋だ。親子3組と、夫婦だけど、部屋は別々にされた2人と我々2人だ。日本語をしゃべれる横浜中華街にいた昨日の夕食を一緒に食べたおじさんはいたが、後は皆、中国人である。自然と、歳の順にシャワーを浴びるようになり、6時から夕食になる。少し離れた所にある食堂に移動する。献立はいつもと同じだ。肉かと思ったら、豆腐の硬いものの料理であった。ビールはあったので注文した。 こんな山の中まで、どうやって運ぶのか?地図を見ても、車が通れるような道は無い。人が背負子で運ぶのだろうか?ビールはほどほどにして、ホテルに帰り、売店で紹興酒を一本買い、部屋に戻った。
紹興酒を飲みながら、ベッドで休んでいると、隣の親子の子供もベッドに腰掛けていたので、「英語は話せるか?」と声をかけた。「少しは!」と答えてくれたので、「名前は?」「歳は?」「何処に住んでいるの?」などと話していると、別の親子の子供が、近くに寄ってきた。彼にも同様に声をかけると、少し恥ずかしがっていたが、応じてきた。最初の子供は、中学校3年生、後の子供が高校2年生であった。
こっちもそんなに、英語が得意ではなかったが、中国語と日本語では会話にならないので、ブロークンでもかまわないので、会話を続けた。最後に、高校生の彼が、「英語で、外国人としゃべったのは初めてだった。とてもうれしかった」と言ってくれた。
中国の英語教育も日本の英語教育とあまり変わらない状況のようだ。
いい時間になったので、寝ることにした。疲れたので良く眠れた。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス
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