2007/08/14 - 2007/08/16
6081位(同エリア6770件中)
yokoさん
オットが唐突に岩手に行こうと言い出して、5日前にばたばた手配、
盛岡〜花巻〜平泉の旅に出かけてきました。
宮沢賢治、壬生義士伝、藤原三代の都・・・
失われたユメノカケラを拾うような旅になりました。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
-
一日目
東京を早朝4時半に出発。
順調に東北道を飛ばし、10時ごろに小岩井牧場到着。
広々とした緑の中、快適な森林浴・・・なはずが、過去最高の暑さに見舞われていた岩手県。苦行のような観光となりました。でもコドモ達は、乗馬・機織り体験・アーチェリーと元気一杯楽しんだ模様。
糸紡ぎ体験もあって、心引かれたのですが、あまりの暑さに断念しました。
この日のお宿は、つなぎ温泉のホテル大観。
可もなく不可もなく、ごく普通の温泉旅館でした。
写真は牧場から望む岩手山。
もやがかかっていて、残念でした。 -
二日目
盛岡市内観光をしました。
「壬生義士伝」で、「南部の子は岩割って咲け」と語られる石割桜。大きな丸い岩を裂くように伸び上がっている桜の木は想像以上に迫力がありました。
不来方城は、石垣以外は何も残されておらず、南部公の像すら戦時中供出されたとかで台座しかなく、そこはとなく寂しい感じ。啄木が学校を抜け出しては寝転んだと言う草地は小さく、いかにも秘密基地。
お昼は直利庵でわんこそぼを。
8杯で一枚分という一口サイズの椀で、ほいきた、じゃんじゃん、という掛け声と共におかわりがよそられます。いろいろな薬味が美味しい。ついつい食べ過ぎてしまいます。 -
ここはどこ?と思うような素敵なパティオ。
宮沢賢治の「注文の多い料理店」出版元、光原社です。
今は民芸店とカフェになっています。
賢治の世界をモチーフとした型染の展示もあり、趣のある一隅となっています。
「注文の多い料理店」初版本は全く売れなかったそうですが、夢と理想をたくさん詰め込んだ素敵な装丁だったみたい。
このあたりにはいろいろと岩手の手仕事のお店があり興味深かったです。
お土産に、南部古代型染蛭子屋小野染彩所で印鑑入れを買いました。柄や色合いがとても可愛らしいのです。 -
東北道をとおり、花巻へ移動。
広々と広がる田んぼ、その向こうにかすんで見える山並み。この宮沢賢治が理想郷と重ねて眺めた郷土の美しい風景こそ、岩手一番の宝なのかもしれません。
写真は花巻農業高校の門前に移築された羅須地人協会。
この家で、宮沢賢治は理想を求めて苦闘しました。小さな部屋には、農業、音楽、勉強といろいろなものに挑戦し続けた熱気がまだこもっているようです。 -
こちらが「下ノ畑」。
羅須地人協会はもともとこのあたりにあったようです。
今は見事な水田が広がっています。
農民の生活向上を目指した賢治の夢のひとつがかなったとも言えるのではないでしょうか。
「雨ニモ負ケズ」の碑がひっそりと立っていました。 -
夕方、イギリス海岸へ。
北上川がはろばろと広く、とても素敵なところです。
水かさが多かったので、白い岩はほとんど見えず、ドーバーとはいかないようですが。
もっとも水かさが減るのは農家にとって好ましくない日照りの夏ということ。賢治が愛したと言う風景にちょっと矛盾を感じたりもします。
今夜のお宿は新鉛温泉の愛隣館という一軒宿。いろいろなお風呂を楽しめました。シルキーバスという細かい気泡のお風呂が気持ちよく。あと岩盤浴が最高でした。お部屋の掃除も行き届いていて気持ちのよい宿でした。 -
3日目
昨日行き損ねた宮沢賢治記念館と童話村へ。
童話村は、賢治の世界を光や音で演出したところで子供向け。写真の、星座をデザインした展示がわが子たちのお気に入りでしばらく星めぐりを楽しんでいました。記念館では、信仰、農業、芸術などのテーマ別に賢治の生涯を紹介。興味の広さに圧倒されました。40年足らずの生涯で、ほんとにありとあらゆることに挑戦し続けたという印象。
息子が「よたかの星」の本を購入して、花巻を後にしました。 -
平泉に向かう途中、さっくり立ち寄るつもりでえさし藤原の郷へ。
これがひろいひろい!そして、大好きな高橋克彦「炎立つ」の舞台にお〜、「陰陽師」で野村萬斎が呪をかけていた政庁にあら〜と感動。子供たちは、「ガイドでポン」と名づけられたスタンプラリー片手に園内を走り回り。この日は百鹿群舞といういろんな流派の鹿踊が一同に踊りを披露するイベントもあり、大迫力に思わず見入ってしまいました。 -
ようやく今回の旅で一番楽しみにしていた中尊寺へ到着。
写真は金色堂旧覆堂です。急な山道を登るといくつかのお堂が点在しており、その頂上に金色堂がそびえています。その素晴らしいこと。金で輝く様はもちろん、細かい螺鈿の細工、彫り物、蒔絵の一つ一つが丹精こめられていて美しい。宝物殿では、金銀の文字を交互に使って書いたお経、穏やかな表情の阿弥陀仏、精巧な細工の金銅けまんを見ることができました。奥州藤原氏の平和への願いが伝わってくるような美しさでした。
あまりにうっとりして、西行法師の歌碑を見忘れたのが心残りです。 -
写真は4代泰衡の首桶から発見されたハスの実を咲かせたという中尊寺ハスです。ハスというところがいいなと800年前に思いをはせつつ、急ぎ足で毛越寺へ。こちらのお寺は平成元年に再建されたもの。その後、平泉を一望できる高館へ。政庁もその他の寺院も何も残されていない景色に松尾芭蕉が「夏草や兵どもが夢の跡」と詠った場所です。
失われた仏都に思いをはせながら、岩手を後にしました。
おっと忘れちゃいけない、前沢牛。
和風レストラン牛の里で、牛刺しとステーキに舌鼓を打ってから、とっても美味しかった牛味噌をお土産に帰路へ。
お盆渋滞を避け、夜7時に前沢を出発。順調に東北道を走りぬけ、1時に帰京。
非常に充実した3日間でした。
平泉は是非再訪したいです。
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この旅行記へのコメント (3)
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- 義臣さん 2007/08/19 17:07:24
- カタカナ
- はじめまして、
最初はカタカナの文字で、、外国は、、苦手と思ってみたら
東北でしたね。宮沢賢治の世界ですね
家族の楽しそうな写真見せて頂きました、
義臣
- yokoさん からの返信 2007/08/20 09:16:27
- RE: カタカナ
- はじめまして。
メッセージありがとうございます。
思いっきり国内です、すみません。
ちょっと宮沢賢治の真似してみました。
初めての岩手県、子供中心であまりじっくり見られませんでしたが、良いところでした♪
- 義臣さん からの返信 2007/08/20 13:10:57
- RE: カタカナ
- いいえ カタカナ英語は苦手でいつもなら。。素通りが
何故は気になって拝見しました
義臣
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