ミュージアムしゃぶり尽くし大作戦 in 両国

2007/08/13 - 2007/08/13

うだるような暑さが続いております。
本日は両国へ向かいます。
ターゲットは、相撲博物館と江戸東京博物館です。

相撲博物館は、基本的に土日祝は休み、「東京本場所中は毎日開館、ただし国技館入場者のみ見学可」とのことです。
両国と言えば相撲ですが、相撲はあまり見ないし、よく知らないので、この機会に覘いてみます。

江戸東京博物館は、普段は月曜日休みですが、本日は開いています。
今日は常設展のみ観に行きますが、後藤新平展が開催されています。
生誕150周年を記念してだそうですが、現在の東京の基礎を築いた人物と言えます。
東京に住む者として、この機会を逃さずに観に行きます。
なぜ今日行くのかというと、以前ETV特集で放映された番組を今日上映してくれるからです。
それを観れば、理解もより深まるでしょう。
江戸東京博物館常設展にはぐるっとパスで入ります。

エリア 両国(東京)

10時にJR両国駅に到着。
駅前の両国国技館。
昨日新日のGI CLIMAX決勝が行われたようですが、数年前一度入ったときも、GIを観に来ました。
最近はプロレスは観ないから事情がわからないな。
そう言えば曙もGIで頑張っていたみたいですよ。

相撲博物館は、すごく小さなところです。
相撲に関しての歴史などを詳しく見ることができると思ったが、そうでもないな。
現在ライバル展が行われていて、たとえば柏戸・大鵬などライバル同士を何組か展示しています。
当然と言って良いかはわからないが谷風・小野川の展示もありますが、雷電が欠片も出てこないのは寂しい限りです。
横綱でないといけないのかな？
雷電VS陸奥、とかやれば面白いのではないでしょうか？

国技館前の祠。
向かって左が豊国稲荷神社、右が出世稲荷神社だそうです。

暑いから早く江戸東京博物館へ入りましょう。

日本橋の規模は28間（約51m）だが、ここでは北側半分（14間）を再現している、とのことです。

現在11時過ぎといったところですが、後藤新平の上映は13時半からなので、さらっと展示を観ておきます。
最初に迎えてくれるのは、1930年島津製作所制作の「大東京復興模型」。

12時半近くになったので、腹ごしらえ。
江戸東京博物館の食事は評判悪くてですね、私も以前食べたとき非常に不満だったので、できれば外に出たかったのですが、この暑さで出るよりも中で済ませたほうが良いということで、仕方なく7Fに上がり、カフェ・カーディナスに入ることにします。

タラモサンドとかいうやつが400円、アイスティーが300円。
ボッタクリにもほどがある。
口にして、思わず笑ってしまいました。
まあ、そういう味です。
背に腹は変えられない。

窓からの眺めは良いですね。
駅の南側を向いています。

1Fに下りて、会議室へ入ります。
「東京を創った男　後藤新平　-その思想と戦略-」の上映を観ます。

関東大震災後、後藤は震災からの復興に全力を尽くしましたが、番組を観たおかげで、今後東京の街を見るときに、復興という観点を持つようになると思います。
特に、復興公園という言葉も知りませんでしたが、復興を目指して多くの公園が造られたそうです。

再入場して、後藤新平展を回ります。

隅田公園の模型があります。
隅田公園も復興公園の一つだそうです。

復興小学校・復興小公園。
これは元町小学校・元町公園と言って、小学校はもう使用されていませんが、公園は健在です。
文京区本郷、水道橋駅の近くです。

第2企画展示室で、「市民からのおくりもの」展が開催されています。
毎年開催されるそうで、市民から寄贈していただいたものを展示しているようです。

今日は常設展は江戸コーナーだけに絞ります。

神田上水掛樋。
隣に架けられた橋を「水道橋」と呼びます。

こちらは四谷大木戸水番屋。
ここから、神田上水の配水区域に入らない江戸南西部へ供給されたそうです。

現在の中央区築地付近を担当していた「す組」の纏を持ってみることができます。
全体で15kgあります。

書物の値段は安くなかったので、貸本屋の存在は大きかったそうです。

そのコーナーにある「絵本通俗三国志」。
三国志の邦訳ですね。
1836〜41年に成立し、最も多く流通したそうです。
これは桃園の誓いのシーン。
わかりやすいですね。

このシーンが何を表しているのか、よくわかりません。
呂布が赤兎馬に乗って、それを見て董卓と李儒が何やら話し合っています。
これってどんな場面でしたっけ？
もう忘れてしまったな。

今日は17時半までなので、前半にあまり時間をかけすぎると後半を観る時間がなくなってしまうな。

これは助六の舞台を表しているものです。

もう閉館時間。
今日は少し中途半端に終わってしまった。