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9/1: 今日も雨の朝。宿代を清算して、南に向けて出発。因みに宿は1泊2食で1万4千円であった。別れに、宿の女将から手作りのイナリ寿司をいただく。雨で予定のコ−スを変更した為、高速を使う必要がなくなった。許田(高速の終点)より東海岸に出て、高速に平行する一般国道を石川市まで下り、平安座島に通じる海中道路のドライブを楽しんだ後、世界遺産の一つ、勝連城を車窓から見ただけで、中城(ナカグスク)村の、沖縄の代表的農家として重要文化財に指定されている中村家を見学。こじんまりした家、傾斜を上手く利用した庭は興味深い、また収蔵された陶磁器は王朝期の沖縄文化を知る上で面白かった。中村家のすぐ先が中城城跡公園。小高い丘に3段に連なる廓を囲む石壁が見事で、勿論、世界遺産に登録されている名城である(首里、今帰仁に加え、前出の勝連城、座喜味城、後述の知念斎場など)。正門付近で修復工事中である。沖縄は隆起石灰岩台地なので、当然、花崗岩などの大きな石は存在しないので、ベ−ジュ色の石灰岩を四角に切出し、それを積み上げて行く。遠くから見ると、山肌なのか城壁なのか区別がつかないような気もした。<br /> <br />今回のツア−は娯楽より文化研修が主体、今日のコ−スはこれから本島南部の玉城村の糸数城跡見学が控えている。何とか村の道を拾い乍ら、玉城村まで辿り着いたが、遺跡が見つからない。地元民に確かめると、向こうだと、余り要領を得ない説明(特に老人の言葉が良く分からない)、右往左往し、最後に消防署で道を尋ねて訪れた城は、もう半ば草生した、それこそ廃墟。後から到着した観光客も、ここがそうですか首をかしげ、結局、車から下車せず、帰ってしまった。我らは、それでも一応、ハブの影に怯えつつ、城壁や斎場と思われる所を歩いて見た。城を後にし、一旦、南岸を走る国道に出てから、橋で本島に繋がっている奥武(オウ)島に寄り道(ここはグラスボ−ト観光等も楽しめる)し、昼食を取る。空腹の猫が盛んに食べ物をねだるが、こちらも食べ物に不自由している。昼食は稲荷とミカン、それにお茶、カリントウだけである。試しにカリントウをあげるとそれを食べて、更にねだるので、もう一本あげた。猫は匂いを嗅いだきり暫く思案し、結局、口をつけずに、他の、もっと裕福そうな観光客を探しに出かけた。<br /> 雨は相変わらず、降ったり止んだり。すっかり靴の中まで湿った。やはり、どうしても観光コ−スからは外せないので、摩文仁丘の平和祈念公園からひめゆりの塔を廻り、糸満を過ぎる頃からは土砂降りで、ワイパ−を忙しく動かしながら、豊見城にある旧海軍司令部を自由見学。有料コ−ナ−は地下壕司令部、無料コ−ナ−は沖縄戦史と市民の犠牲者についての展示で、無料コ−ナ−だけでも充分充実していた。<br /><br />那覇市松尾のプチホテル、ブル−オ−クに6時半着。シャワ−、着替えの後、マスタ−お薦めの沖縄郷土料理の店でソ−キ定食の夕食。口の肥えた市場関係者やタクシ−運転手を常連とする店であるから、不味い訳がない。食後は那覇一番の観光スポット、牧志公設市場内といつも賑やかな国際通りを散策。イヴニングエンタテイメントを考えたら、宿泊は絶対松尾である。<br />

旧盆の沖縄(その?本島中部南部の世界遺産)

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2001/08/30 - 2001/09/03

781位(同エリア827件中)

0

3

青山蒼渓

青山蒼渓さん

9/1: 今日も雨の朝。宿代を清算して、南に向けて出発。因みに宿は1泊2食で1万4千円であった。別れに、宿の女将から手作りのイナリ寿司をいただく。雨で予定のコ−スを変更した為、高速を使う必要がなくなった。許田(高速の終点)より東海岸に出て、高速に平行する一般国道を石川市まで下り、平安座島に通じる海中道路のドライブを楽しんだ後、世界遺産の一つ、勝連城を車窓から見ただけで、中城(ナカグスク)村の、沖縄の代表的農家として重要文化財に指定されている中村家を見学。こじんまりした家、傾斜を上手く利用した庭は興味深い、また収蔵された陶磁器は王朝期の沖縄文化を知る上で面白かった。中村家のすぐ先が中城城跡公園。小高い丘に3段に連なる廓を囲む石壁が見事で、勿論、世界遺産に登録されている名城である(首里、今帰仁に加え、前出の勝連城、座喜味城、後述の知念斎場など)。正門付近で修復工事中である。沖縄は隆起石灰岩台地なので、当然、花崗岩などの大きな石は存在しないので、ベ−ジュ色の石灰岩を四角に切出し、それを積み上げて行く。遠くから見ると、山肌なのか城壁なのか区別がつかないような気もした。
 
今回のツア−は娯楽より文化研修が主体、今日のコ−スはこれから本島南部の玉城村の糸数城跡見学が控えている。何とか村の道を拾い乍ら、玉城村まで辿り着いたが、遺跡が見つからない。地元民に確かめると、向こうだと、余り要領を得ない説明(特に老人の言葉が良く分からない)、右往左往し、最後に消防署で道を尋ねて訪れた城は、もう半ば草生した、それこそ廃墟。後から到着した観光客も、ここがそうですか首をかしげ、結局、車から下車せず、帰ってしまった。我らは、それでも一応、ハブの影に怯えつつ、城壁や斎場と思われる所を歩いて見た。城を後にし、一旦、南岸を走る国道に出てから、橋で本島に繋がっている奥武(オウ)島に寄り道(ここはグラスボ−ト観光等も楽しめる)し、昼食を取る。空腹の猫が盛んに食べ物をねだるが、こちらも食べ物に不自由している。昼食は稲荷とミカン、それにお茶、カリントウだけである。試しにカリントウをあげるとそれを食べて、更にねだるので、もう一本あげた。猫は匂いを嗅いだきり暫く思案し、結局、口をつけずに、他の、もっと裕福そうな観光客を探しに出かけた。
 雨は相変わらず、降ったり止んだり。すっかり靴の中まで湿った。やはり、どうしても観光コ−スからは外せないので、摩文仁丘の平和祈念公園からひめゆりの塔を廻り、糸満を過ぎる頃からは土砂降りで、ワイパ−を忙しく動かしながら、豊見城にある旧海軍司令部を自由見学。有料コ−ナ−は地下壕司令部、無料コ−ナ−は沖縄戦史と市民の犠牲者についての展示で、無料コ−ナ−だけでも充分充実していた。

那覇市松尾のプチホテル、ブル−オ−クに6時半着。シャワ−、着替えの後、マスタ−お薦めの沖縄郷土料理の店でソ−キ定食の夕食。口の肥えた市場関係者やタクシ−運転手を常連とする店であるから、不味い訳がない。食後は那覇一番の観光スポット、牧志公設市場内といつも賑やかな国際通りを散策。イヴニングエンタテイメントを考えたら、宿泊は絶対松尾である。

同行者
友人
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
レンタカー JALグループ

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  • 中城

    中城

  • 中村家

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