登って降りて登って降りて登って降りて

2007/07/08 - 2007/07/08

山行復帰第２戦。以前行ったことがあるから平気かと思ってたが、甘かったです。

エリア 飯能(埼玉)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

　初めは山梨の三つ峠に登って、帰りは富士急のビール列車♪と考えたが、曇りで富士山の展望が望めそうになかった。三つ峠駅から歩くと標高差1000ｍの登りで、ちょっと今の状態ではこわい。かといって、河口湖からバスに乗って登山口まで行ったら登りは１時間ちょっとしかなく、トレーニングにならない。
　そんなわけで進路変更して、行ったことのある奥武蔵の山へ。池袋からは西武線の快速急行に乗る。ボックスシートでちょっと旅気分。

　山小屋風の駅舎・正丸駅で下車。ボーイスカウトの子ども達も大勢下車。

　駅の植え込みにも花が咲いている。芙蓉の一種かな？

　コスモスじゃない、よねぇ…。

　準備運動をしてスタート。しばらくは車道歩きだけれど、民家の庭先にはたくさんの花があって飽きないことは以前歩いたときに知っていた。今回は夏の花。
　まずはネムノキ。西武線の車窓からもたくさん見えた。

　この花はまったくわからない。知っている方、教えてください。

　オオバギボウシ、だと思う。タチギボウシってもうちょっと色が濃くて花の時期も遅かった、気がする。

　民家の庭先にあるマリーゴールド（たぶん）。

　この花も名前がわからないなぁ（汗）。

　さすがにこれはわかる（笑）。

　せせらぎの音が聞こえる。車道を歩いていることを忘れさせる道だ。

　道の両側にはみごとなあじさいの木がたくさん。

　色とりどり。

　ホタルブクロ。といえば童話「大きい１年生と小さな２年生」の２年生、あきよちゃんが好きな花ですね。

　たわわに実をつけたビワの木。でも実が小さすぎて美味しくなさそうなのが残念。

　車道歩きも終わり、いよいよ山道へ分け入る。

　道を左に曲がれば、ものの１分であっという間に山道に。

早くも深山の沢の趣。

　いよいよ急登にさしかかる。１ヶ月前に御岳山に歩いて登ったとはいえ、やはりまだまだブランクは埋められていない。森の中で湿度も高く、汗がしたたり落ちてくる。

　急坂を上から見たところ。赤土で下が滑りやすくなっている。登りはまだいいけれど、雨の後の下りは怖くてここを降りたくない。

　さらに登ると通せんぼが。

「自己責任」の文字で挑発してくる。

　このオレをとめられるもんならとめてみな。自己責任・上等だよ。男坂に挑む。

　こういうところにくるといい緊張感があり、かえって力がみなぎってくる。１ホールド、１ステップに気を配りつつ登る。ここで鎖に頼っているようでは、北アルプスの岩場なんてとてもじゃないけれどおぼつかない。最後まで鎖を使わず登り切る。

　最後のひと岩を越えると、

　展望が開けた。すっきりしていないけれど、まぁしょうがないか。左側の石灰石採掘現場の傷が痛々しい。

　スタートから１時間20分、10:55に伊豆ヶ岳山頂到着。残念ながらここは眺望がきかない。後から登ってきた年配の夫婦のダンナが「こんな木とか切っちゃえばいいんだ」と吐き捨てていたが、そもそも登山道をつけたのは人間の勝手な都合。そこに生きる動植物の生活を優先するのが当たり前。そういうことに思いが至らなくて「自然に親しむ」なんて、ちゃんちゃらおかしいよ。山に登る資格なし。

　伊豆ヶ岳からは天目指峠、そして子の権現への縦走路へ。いきなり急な一気の下り。こわくて道の途中では撮影できない。とりあえずおちついた後に見上げてみる。こんな坂を下ってきました。しかも足下すべります。

　ムカデなんて久しぶりに見たなぁ…。

　100ｍ以上も下って、そして伊豆ヶ岳とたいして変わらない古御山まで登り返す。そしてまた一気の下り。

　高度計つきの腕時計の表示・その１．古御山から一気にずどーんと落ちております。

　その２。キビシー登り返しを強いられております。

　この登りを越えれば子の権現、だったっけ…。

　うそ…（がっくり）。

　13:18、ようやく子の権現到着。ここは足腰の神様を祀っている（天台宗の寺だけど）。今後、けがなく楽しい山登りを続けられるようにお詣り。お詣りも３回目だけど。

　奉納されている重さ２トンの鉄製わらじ。

　そして夫婦下駄。やはり鉄製。お天狗さまだってこんなの履かされた日にゃキビシーのではなかろうか。

　境内に咲いていたキキョウ。もう秋か？

　あとは杉林の中を一気に下るだけ。特に見所もなく車道に出る。こちらの車道も正丸から伊豆ヶ岳への道に負けないくらい花が多い。

　ほんのちいさなできごとに。

　あじさいだらけ。

　きれいな桃色にひかれる。

　なにイチゴだろ？

　でかっ！

　休憩込みでコースタイムで行くことを目標にしていたけれど、それより５分遅れで吾野駅到着。まぁ、上々だろう。でも、アップダウンはやはりきつかった。標高差1000ｍあっても、一本調子の登りな三つ峠の方が楽だったかも。
　西武線に乗って池袋へ戻る。どうせ乗り換えるのだから、寄るだけ寄ってみようかと、日本に再上陸した「バーガーキング」のあるサンシャインシティへ。
　ひさびさに食べたくなって新宿に再開１号店がオープンした１週間後に行ってみたが、１時間以上も待たねばならず断念。ここも混んではいるけれど、新宿に比べればぜんぜんまし。

　15分程度の待ちで注文カウンターまできた。せっかくなので「チーズベーコンワッパー」(450円)を注文。直火焼きビーフ、やっぱりうまい。しかし、やはりワッパーは自分には大きすぎた。これからはワッパージュニアで十分。せっかく山で運動したのに、摂取カロリーが多すぎだ。まだ17時だけど、夕食おしまい！

　目白の田中屋で地ビールでも買って家で打ち上げと思ったが、行ってみたら「日曜定休日」（号泣）。
　地元のスーパーでフライング販売していた「ニッポンプレミアム」を試して溜飲を下げた。

この旅行記へのコメント （5）

• ツーリスト今中さん 2007/08/05 08:04:20

  おっしゃるとおり！

  ホント！
  めもるさんのおっしゃるとおりです。
  私たちはお邪魔しているんだと言う気持ちを
  忘れずにいたいものです。
  
  それにしても標高差1000mでのアップダウンですか、、、。
  頑張っていますね。
  岩もやるんですね。
  私の友人で50歳を目の前に岩を始めた人がいます！（女性）
  私は怖がりだしとてもとても、、、。
  鎖使用でも不可って言う感じです。
  
  めもるさんの山行、これからも楽しませていただきます。
  

• ジロさん 2007/07/09 19:44:32

  ムカデ☆

  おじゃまいたしまするのだ☆
  
  かわいいムカデだこと｡｡｡
  少し乾かして炙ると喰えるかなぁ〜
  それよりもジロの好きなワッパーでは｡｡｡
  遂にバーガーキング再上陸したのだなぁ〜
  東京だけでなく九州にも上陸してほしいのだ☆
  めもるさんはいつも新ビ〜ルのフライングするなぁ〜
  そのうちキリンさんに喰われることだろう｡｡｡
  山道のお散歩おつかれさまなのだ♪
  
  ワッパー大好きジロ

  めもるさん からの返信 2007/07/10 00:10:13

  わっぱっぱ

  こんばんはなのだ♪
  
  　ムカデはうまいのだろうか。あぶるとくりすぴー？
  ジロさん、食べたことあるとか？　もしそうだとしたら
  実にチャレンジャーなのだ。
  　めもるもバーガーキング（以下・ＢＫ）の復活を
  心から待ち望んでおったのだ。ボウリングの前にＢＫで
  買いこんで、ほおばりながら投げていたのだ。数年ぶりの
  ＢＫは実にウマく、またもやくせになりそうなのだ。
  早くあちこちに店ができてほしいなぁ〜。あとはやはり
  首都圏でのＡ＆Ｗの展開が待ち望まれるのだ。
  
  　
  「キリンがめもるを捕獲しにくる」とのことなのだが、
  善良なめもるはお店からきちんと買っているだけなのだ。
  捕まえるならフライングして売っているスーパー○エ△に
  してほしいのだ。でも捕まったらフライングができなく
  なるので困るなぁ〜。
  　この際、大目に見てほしいのだ（逃）
  
  

• Noririnさん 2007/07/09 01:02:34

  急な坂道がいっぱい･･･

  めもるさん　こんばんは。
  
  結構ハードな山道ですね。
  雨の後の下りは怖いですよね。
  雪道を滑りながら歩いた苦い思い出がよみがえって来ました･･･
  
  頑張って登った後は、すっきりした景色を見たいですよね。
  私もまた何処かへ登りに行こうっと！
  
  Noririn

  めもるさん からの返信 2007/07/10 00:02:27

  けっこうこわかったっす。

  こんばんはでおま。
  
  　雨はここ２日ほど降ってなかったと思うのですが、
  森の中で湿気が逃げない分、滑りやすかったです。
  いや、ほんとこの道は雨の後は歩けないですわ。
  
  　ビール列車が運行されている期間で、すっきり
  富士山が見えそうな日があったら、三つ峠・お気軽
  コースにでも行こうかなと思います。
  
  　Noririnさんも「山景色＋温泉＋ビール」の喜びの
  世界へぜひ♪