世界遺産旅行記【７７】アミアン大聖堂

2006/04 - 2006/04

　欧州に数多く散らばる大聖堂シリーズ。フランスに降り立ちまず最初に向かった世界遺産。最大級のアミアンのゴシック大聖堂。
　思えばここからがロッカー無しの駅との闘いの始まりだった。

エリア アミアン(フランス)

　期待に胸を躍らせ意気揚々とホームの階段を上り案内板通りの場所に行くとロッカーは無かった。何かの間違いだと幾度も案内板を確かめインフォの人に聞くも返ってくる言葉は信じられない言葉。
　
　「撤去しました」

こちとらバックパック背負った日帰り観光客ですが。

　幸いにも後に訪れるアーヘンほど坂道が多くないこともあり、さほど疲れることも無く大聖堂に辿り着くがこの姿で入っていいものかと十数分悩む。

　ついに決意し大聖堂に入ると光り輝く世界が広がり目を奪われる。一瞬バックパック姿で入った気恥ずかしさを忘れてしまった。

　入って直ぐ、左側の壁に掲げられた世界遺産の碑。ゴシック様式全盛に一役買ったアミアン大聖堂は以下の基準で世界遺産に登録されている。

　()()アミアン大聖堂はジョン＝ラスキンが偉大な芸術傑作の１つに数え、その建築やゴシック彫刻の発展への影響はブランナーやメッディングの作品に際立って見ることが出来る。　

※ユネスコのＨＰに記載されているものの私訳です。

　奥に控えるステンドグラスの壮麗さは訪れた大聖堂の中でも特に美しく見えた。
　青く輝くステンドグラスは大聖堂の内部空間にまでその光を投げかけ、緩やかな波の中に浸った気分にさせてくれる。

　いつの間にかバックパック背負って入場していたこともすっかり忘れ隅々まで見学をし、こんな見学はもう無いだろうと高を括って大聖堂を後にした。
　これからアーヘン、ブールジュとこのスタイルが継続されようとは夢にも思わずに・・・。　

この旅行記へのコメント （2）

• コクリコさん 2007/07/19 23:32:44

  アミアンのコインロッカー

  漣さん、お久しぶりです。
  
  私がアミアンに行った2005年夏のアミアン・コインロッカー状況は、、、
  私はパリから日帰りだったので問題ナシでしたが、、、
  アミアンで会った日本人ご夫妻によると、、、
  駅のコインロッカーはフラン対応でユーロのコインでは使えないと言われたとのこと。
  当時すでにユーロが流通していたのにまだフランのコインロッカーだとは！
  かのご夫妻、アミアン見学後スペインに行くとかで、大きなスーツケースを持っていました。
  ご苦労さまでした。
  
  そして2006年に漣さんがアミアンを訪れた時はそのコインロッカーは撤去されていたのですね。
  でもまだ新しいコインロッカーは置いてなくて。
  2007年の今の状況はいかがなものでしょうか。
  
  でも、アミアン大聖堂は素晴らしかったですね。
  

  漣さん からの返信 2007/07/20 23:12:12

  RE: アミアンのコインロッカー

  　どうも、ご無沙汰してます。アミアンのロッカー、そんな旧式だったんですか。そりゃあ撤去もされますわな。
  　結構大きめな都市だからと高を括っているとこれですから、事前の下調べは重要ですね。おそらく今頃は立派なロッカーが設置されてるんではないかと期待してます。バックパック背負って大聖堂に入るということほど厳しいことはないですから・・・。