2006/03/09 - 2006/03/12
6位(同エリア12件中)
ぐわぐわさん
ジンバブエからザンビアへ再入国し、リビングストンからいよいよザンビアの首都・ルサカに入りました。
旅行者はほとんどいません。泊まったバックパッカーズにも、仕事で来た黒人が数人泊まっているだけです。
今回の旅で見たかった、アフリカの内陸の都市らしい感じを、この街では多分に体感することができました。
▲行程▼
関空→ドーハ→ヨハネスブルク→ケープタウン→ウィントフック→リビングストン→ビクトリアフォールズ→ルサカ→チパタ→リロングウェ→ムズズ→ムベヤ→ダルエスサラーム→ザンジバル→アルーシャ→ナイロビ→ドーハ→関空
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
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日帰りのジンバブエ見物を終え、ザンビアに戻ってきました。国境の橋を渡ります。
国境は通過する人や車両も少なく、おだやかな雰囲気でした。 -
やや暑い日でしたがカラッとしていて、橋の上から見える滝が涼しげでした。
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バックパッカー宿に戻る頃には涼しくなっていたので、ザンビアのビールを飲みながら読書です。
なんと優雅なひとときだろう。
…と上機嫌でしたが、夕暮れ時で蚊が増えてきてしまったため、10分後には部屋へと撤退しました。 -
翌日。バスで首都のルサカに向かいます。
チケット売り場となっている小屋には、見事なバスの絵が描かれていました。なぜか後ろ向きですが。 -
朝9時発の予定でしたが、9時半ごろまで満員になるのを待っていました。実際、9時を過ぎてもどんどん人が来ます。
隣のタクシー乗り場では、暇そうなドライバー達がたむろしていました。 -
出発を待っていると、バスに変な男が乗り込んできて、乗客にチラシを配った後、怒鳴るように演説を始めました。
ザンビアはクリスチャンの国だとか、ルサカなんて行かずにリビングストンで我々と共に祈ろう、とか言っていました。
乗客に何の反応もなかったことからすると、地元ではおなじみの人なのかもしれません。 -
車窓から。空が広く見えます。
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途中で休憩のため立ち寄ったファストフード店です。
メニューはチキン&チップスがメインでした。 -
果物を売る少年。
バスが立ち寄る先々にこういう少年たちがいて、バスが着くと窓越しに商品を見せてきます。モノによっては、けっこう売れているようでした。 -
こうして、商品をバスのほうへ向けてきます。
どこから、どうやって仕入れてくるのか、知りたいところです。 -
ルサカに到着。さすがに首都だけあって、リビングストンとは比較にならないくらい大きな街です。
ケープタウンやウイントフックの中心部にあった清潔感が無いのも、アフリカらしい感じです。白人も全くいませんでした。 -
日が暮れてきても、通りは多くの人が行き交っていました。
街を歩いていると、「日本人か?」と話しかけてきた人がいました。かつて日本からルサカに来たボランティアと仲良くなったという人で、ヒロシマとかシマネとかの地名を知っていたのには驚きました。
ついでに、この後行こうとしていたマラウイへの行き方を訊いてみましたが、よく知らなかったようで悩んでいると、歩いていた何人かの人が寄ってきて、一緒にアタマをひねってくれました。
親切な国です。 -
中心部のチャチャチャ・ロードです。
大手の金融機関などは一本隣の大通りにあり、こちらは地元っぽい手書きの看板が目立ちました。 -
すっかりおだやかな気分で歩いていると、包丁を二本ほど持った怪しいホームレス?がいました。
なかなか油断できません。 -
こちらが大通り。一通りのものは揃います。
通り沿いに観光案内所があり、マラウイへの行き方を訊こうと中に入ると、閉店間際にもかかわらず丁寧に対応してくれ、地図までくれました。 -
だんだん暗くなってきたので、宿に戻ることにします。
中心部に線路が敷いてありますが、列車はほとんど走っていないようでした。 -
この日のベッドは、しっかり蚊帳つきです。
蚊帳に入ると、こんな感じ。外を飛ぶ蚊がよく見えます。 -
翌日はまず両替のため、中心部を歩き回ります。
10件以上の両替所をまわりましたが、レートはいまひとつです。20ドル以下の低額紙幣だと、さらにレートは悪くなるようです。
途中、雨が降ってきたので銀行の入り口で雨宿りをしていましたが、傘を差している人はあまりおらず、いても骨が曲がったりしていました。 -
この日はさらに、タンザニアのビザを取得する予定だったので、中心部から少し離れたタンザニア大使館までタクシーで向かいます。
タクシーは供給過剰なようで、声をかけてきたドライバーと交渉していると他のドライバーが割って入ってきて、もっと安い額を提示してきたりします。 -
タンザニアビザは50米ドル。高いですが、残念ながら払うしかないようです。
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ビザは午前中に申請して午後受け取り。なのでとりあえず街に戻りますが、タクシーがいないので歩いて帰ります。
雨がやんだ後は晴れてきて、かなり蒸し暑くなりました。 -
都会の小学生。
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ビザ受け取りの午後まで時間をつぶすため、ネットカフェに入ります。
料金は1時間で9000クワチャ。3米ドル弱です。
しかし、ネットを始めて40分くらいしたところで停電。おいおい、という感じでしたが、客がみんな「仕方ないな」という感じで店を出て行くので、私も店を出ました。 -
パン屋の看板。
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中心部を西に歩いていくと、工業部品や衣料を売る市場があります。狭い範囲に多くの店が詰まっていました。
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店番の人。
市場には売る側の人と買う側の人が半々くらいで、あまり売れている感じではありませんでしたが、どんなもんなのでしょうか。
店はどれもトタンや木の板を組み合わせて建ててあり、手作り感があふれていました。 -
市場のまわりでも、こうして物を売る人がたくさんいて、賑わっていました。
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空が広いですね。
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中心部には高いビルがいくつもありましたが、いずれも錆びれていました。
ザンビアの経済は数十年前に比べるとずいぶん低迷しているようなので、それを象徴している感じでしょうか。 -
橋はありますが、線路を渡る人もたくさんいました。
それくらい、列車が来る気配がありませんでした。 -
お昼ごろ。でっかいバスターミナルに行き、マラウイ方面に行くバスを探します。
観光案内所によれば、マラウイに行くなら東部のチパタに行って、そこからタクシーで国境まで行くのがいちばんメジャーだということでした。
ターミナルではたくさんのバス会社のカウンターがひしめいていましたが、チパタ行きのある会社はあまりなく、ようやく購入したチケットは翌朝6時発でした。
ターミナル内にはDRコンゴとの国境に近いンドラ行きのバスが停まっていて、かなり乗ってみたかったのですが、日程も限られているので断念。 -
ターミナルの入り口で写真を撮っていると、地元の兄ちゃんたちが近づいてきて、「よう何を撮ってんだい」と声をかけてきました。
いま撮った画像を見せると、「俺らも撮ってくれ」というので一枚。画像を見て満足げでした。 -
タンザニアのビザを受け取りに行って、宿で昼寝していると、また夕暮れがやってきました。
内陸の首都に、古くなったビルと赤みのかかった広い空がよく似合っていました。 -
翌朝、6時のバスに乗るために5時半ごろ宿を出て歩き出しましたが、真っ暗です。
しかしバスターミナルに着くと、既に車内には半分くらい人が乗っていました。みんなどこから歩いてきたのでしょうか…。 -
バスの車窓から。
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チパタには14時半ごろ到着。
まだ陽は高かったのですが、とりあえず今日はここで一泊することに。
チパタの情報が乏しかったので、車内で知り合った男に何軒かの宿を教えてもらいましたが、安宿はかなり酷いレベルだったため、約25米ドルもする宿に泊まることにしました。今回の旅で初の個室です。
部屋に置いてあったテレビでプレミアリーグの試合を放送していたので、だらだら見て過ごしました。
施設は老朽化していますが、フロントはフレンドリーでいい感じでした。 -
チパタの中心部です。
付近に目立った観光地も無く、宿泊施設が存在していることが不思議なくらいの町でした。
この翌日、タクシーで10キロほど離れた国境へ行き、マラウイに入りました。
ザンビアは安全で観光客も少なく、人々も親切でアフリカらしさがあります。なにより、「かつては栄えていたんだろうな」と思わせるものが随所に見られ、かなりオススメの国です。(つづく)
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