「中世古城渓谷とライン・モーゼルの船旅　絶景のスイス・アルプス　14日間」（３　船）

2007/05/20 - 2007/06/02

船は「MPS Serenade 2」（ユーロクルーズ・ホールディングス　船籍：オランダ）でした。（以下セレナーデ号と記します）

http://www.euroshipping-voyages.com/

この船は５月に供用されたばかりの船で、オランダなどの運河を２航海したあと、ライン・モーゼルの旅に初めて供用されたところでした。この船は、ピークシーズンと年末年始はイギリス人の客のためにPage & Moy(英国)により、そしてプレシーズン・ポストシーズンは日本人向けにニッコウトラベルによりそれぞれフルチャーターされているそうです。

http://www.euroshipping-voyages.com/charters.php


Page & Moyの案内には、"The four star MV Serenade I and II are exclusively chartered by Page & Moy and all cabins boast flat screen televisions, private bathroom with separate shower and bath."(ＭＶセレナーデＩとＩＩはページ＆モイにより独占的に貸しきりとなっております。すべての船室にはフラットな画面のテレビが備え付けられ、浴室には独立したシャワーブースとバスタブが備えられています。)と書かれています。

http://www.jpi.co.uk/discovercruises/CruiseLineFactSheetDetail.aspx?cruiselineid=30&factsheetid=56


５月の処女航海の様子は、一部以下のＵＲＬで窺うことができます。
http://www.volksdans-culemborg.nl/Serenade%2007.htm

エリア ライン川流域周辺(ドイツ)

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

船室は、セミダブルサイズのベッドが２つ入る寝室と、シャワーブースが付いたバスタブつきバスルームがあります。面積は１６平方メートルだそうです。確かに狭いといえば狭いのですが、居場所としてはラウンジや、展望デッキがありますので、それほどつらいという感じはしません。

船室内のテレビでは、船の前方および後方を映し出すカメラからの映像を見ることができます。航法装置（ＧＰＳ）の出力もビデオ信号として流されており、船の現在位置を見ることができますが、信号の解像度が低く現在位置を記した文字を読み取ることはできません。また、船旅の間、映画やライン河沿いの城のビデオなどを上映していました。

船の２階には、レストランがあり、船客全員が同時に食事をできます。朝７時からブッフェスタイルの朝食が始まりますが、一気に皆さん集まり始めの１５分ほどは長蛇の列になります。しかし、８時を過ぎるととても静かになります。

ラウンジの前と、後ろにあるスクリーンでは、それぞれ船の前方、後方の映像が常に映し出されています。

このほかに、ラウンジがありコーヒー・紅茶がセルフサービスでいつでも飲めるほか、アルコール類も注文できます。ここでは、いろいろな催し物が行われていました。

展望デッキには、サンシールドやイスが並べられており、心地よい風にあたりながら川辺の景色をみてすごすことができます。

この写真の日は、ローレライや古城を多く見ることができる日でしたので、デッキには人が沢山出ていましたが、そのほかの日はあまり多くのかたはいらっしゃいませんでした。

せっかくの展望をもったいないようにも思いましたが、船室からでも十分に河辺の景色をゆったり楽しむことはできますので、他のお客さんたちはそうされていたのかもしれません。

モーゼル河を航行するときには、橋梁の下の高さがあまりない場合もあり、天幕やイスなどを倒して航行します。このようなときは、展望デッキに出ることはできません。

ブリッジも、高さを変えられるようになっており、主レーダーも低くたためるようになっています。

運河を通過する際には、船の幅もぎりぎりとなります。