南仏コートダジュールに息づく中世の世界?　モナコ、エズ、サンポール・ド・ヴァンスの巻

2002/10/03 - 2002/10/11

南仏コートダジュールには、素敵な町が点在しています。ニースはもちろんですが、サンポール・ド・ヴァンス、エズ、モナコ…。素朴なサンポール、豪華なモナコ、可愛いエズ･･･それぞれが魅力いっぱいの街（村？･･･モナコは公国でした！）でした。
写真はサンポール・ド・ヴァンスのメインストリートです。･･･中世の世界でしょ？

エリア フランス

ニースの長距離バスターミナルからVence（ヴァンス）行きのバス(No.400)に乗って50分で、コートダジュールにある鷲の巣村のひとつサンポ−ル・ド・ヴァンスに着きます。終着ではないので、バス乗車時に｢着いたら教えてね！｣と運ちゃんに頼んでおきました。
もちろん、運ちゃんはフランス語オンリー。私は日本語オンリー。だからメモ帳にそのフレーズを書いたものを見せた次第です(^^；

サンポール・ド・ヴァンスはコートダジュールに点在する｢鷲の巣村」の中でも特に美しい村として有名で、多くの芸術家も暮らし、イヴ・モンタンも結婚式をしたとか…。ここがその素敵な村の入り口です。この門をくぐると、中世の世界が広がります。

門のそばにあったレリーフ。サン・ポールさんという人みたいで、村の名前と一緒です。きっと村と関係ある人なんだと思うのですが・・・

鷲の巣村だけあって、村の中は坂道、階段の連続です。そしてその道の両脇は１６〜17世紀の建物が並んでいます。

村の中心にある古い泉の前を、悠然と朝のお散歩中？のワンちゃん。午前中の村の中は、本当にひっそりとしています。

村の教会の鐘楼です。オークルの石作りの鐘楼と、椰子、そして青空…これぞコートダジュール？

モディリアニ、ボナールなど芸術家が多い村だからか、この小さな村には画廊がたくさんあります。どこもとても素敵な絵を飾っています。

村の入り口の真反対の城壁の外シャガールの墓地があります。墓の上に置かれた小石は、ユダヤ人の慣習で、お参りに来たユダヤ人が置いて行くとか…。

もう一つの鷲の巣村エズ。やはりニースの長距離バスターミナルからBeausoleil（ボーソレイユ）行きにのり20分で到着。これもまた終着ではないので気をつけて！車窓からはフレンチ・リヴィエラの絶景が見えます。
エズ村へ向かう陸橋。

エズ村を下から眺めると・・・まさしく鷲の巣のよう。

エズ村の地図です。小さな小さな村でした。

エズ村には平らな道はありません。すべてが坂道、すべてが階段です。足の悪い人はどうしているんでしょうか？

エズ村のさらに高台からコートダジュールを見下ろして…あいにくの曇天で、もう一つの景観。これが青い海と青い空だったら・・・さぁ想像力を発揮です(涙）

想像力を助けるために、村の中に会った絵図も紹介しておきます。

景色はいまいちなので、可愛い看板の写真を撮りました。(^^;

ニースから電車で20分くらいで行けるモナコ公国。面積1.95平方ｋｍ、人口3万人の小さな小さな国。故グレース王妃でも有名ですよね。
モナコ王宮広場からモンテカルロの街を望んで･･･。
弧を書いて走っている道はモナコＦ１のコースです。

モナコの町を観光客を乗せて回るプチトラン

モナコといえばカジノ。ゴージャスです。

う〜んゴージャス！

グレース王妃が眠るモナコ大聖堂

グレース王妃のお墓です。今もお花が絶えないことはいうまでも在りません。

モナコ公国の国境。もちろんパスポートのチェックなんてありませんが･･･。石畳の道はモナコ、舗装道路がフランスです。