2007/06/02 - 2007/06/03
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alemmanischさん
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この日は宿泊したロベール農場を出発し、いよいよ今回最大の山場であるCreux-du-Van(クリュ・ドゥ・ヴァン)を目指す。その壮大なU字型の絶壁から「天然の円形劇場」とも名づけれられている。その後電車でNoiraigue(ノワレ-グ)駅からMotiers(モティエ)駅へ移動、第2の見所であるPoeta Raisse(ポエタ・レッス)渓谷へ向かう。ここは、2つの滝と大小様々なコルジュ、鎖の石段や岩壁の木道など変化に富みスリル満点。クリュ・ドゥ・ヴァンと並んでとても人気が高い。ポエタ・レッス渓谷をぬけた後、時間の関係から予定していたLe Chasseron(シャスロン山)へのルートを変更しLa Combazへ出る。ここからPostauto(路線バス)にてYverdon-les-Bains(イヴェルドン・レ・バン)市に向かう。クリュ・ドゥ・ヴァンもポエタ・レッス渓谷も難度は上級(Bruckmann社「Jura」参照)、所々滑りやすい。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
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6月でもまだまだ冷え入る日曜の朝、Ferme Robert(ロベール農場)では8時から4組の宿泊客全員が一緒に朝食を取る。パンとチーズ、ジャム、コーヒー・紅茶だけの質素な食事だが、おかわり自由で特にチーズがまたとてもおいしかったのでびっくり。他の3組は朝食後早々に個々の目的地へ出発。ビリなのは私達だけという、いつものパターン。農場の方へお別れの挨拶をし、いざヌーシャテル州最大の名所、Creux-du-Van(クリュ・ドゥ・ヴァン)へ向かう。農場を出てしばらくするともう圧倒するような絶壁が目前に迫ってくる。
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途中からかなり厳しい登りに変わる。そして霧もどんどん濃くなっていく。昨日まで天気がぐずついていたため、岩や木の根っこが滑りやすい。おまけにいくつもの大木が道へ倒れこんでいる。さらに道のあちこちに巨大な黒いナメクジが!!一匹目を発見以降、怯えながらトレッキングをする羽目に。中腹にさしかかったころ、昨日一緒に宿泊したスイス人おじいちゃん・おばあちゃんペアに合流。さすがにペースはゆっくりながら足腰の強さには感服。私も将来こうありたいものです。
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登りきったところで急に薄暗い森が途切れ、広大な平野が出現。霧と強風で遠くがよく見えないが、最初にまず牛の群れを発見。こちらの気配に気がついてみな近寄ってくる。なかなかかわいらしい♪
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霧があまりに濃くてクリュ・ドゥ・ヴァンがなかなか見えない。半ばあきらめたところでものすごい突風が。次の瞬間霧がさーっと薄くなり、突然とんでもないスケールの断崖が姿を現したのである!映画のワンシーンでも見ているかのような幻想的な光景にあちこちから歓声が!
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別の角度から。
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クリュ・ドゥ・ヴァンの最高地点はLe Soliat(ル・ソリア、1436m)。
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視界がどんどんひらけ、宿泊したロベール農場なども見下ろすことが出来る。もし晴天であればアルプスも臨めたかもしれない。
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最後に名残のもう一枚。
その後、Ferme du Soliat(ソリア農場、1382m)を通り1カーブごとに番号がふられたジグサグの急斜面を一気に下る。途中、いろんな家畜がいるLes Oeuillons(レ・ズイヨン農場)でカフェ。この時点で太陽が現れよいお天気に。 -
レ・ズイヨン農場からさらにNoiraigue(ノワレ−グ)駅を目指して下りていく途中。巨大ナメクジはここでも健在。。。でもだいぶ慣れて来た。
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Noiraigue(ノワレ−グ)駅到着!かわいらしい素朴な田舎町。駅には小さなキオスクもあり、地元のチーズや蜂蜜をお土産に購入できる。電車は1時間に1本運行。
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電車で15分ほどでMotiers(モティエ)駅に到着。スイスの田舎の原風景を見ているような美しい村。なのでまた少し寄り道。15世紀に建てられた教会は荘厳な石造り。
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途中で見つけたかわいらしい家。カウベルと大きな牛乳缶が壁に飾ってある。まさしくハイジ・ワールド。庭には沢山の小人の像が。
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モティエの通り。誰も人が居ないのは片田舎の特徴か。この先にPoeta Raisse(ポエタ・レッス)渓谷への入り口がある。
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駐車場を兼ねた入り口(757m)からポエタ・レッス渓谷(1131m)へはしばらくなだらかな登りが続く。太陽の光と鮮やかな緑がとてもまぶしい。天気がとても良くなったせいか、沢山のハイキンググループと行き交う。
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ずっと川を沿うように道が続いていく。色鮮やかな緑の美しさにただただ見惚れるばかり。しかし、前日まで雨が降っていたためか湿度が高くすぐに汗びっしょり。でも木陰と水のせせらぎがなんとか涼しさを演出してくれている。
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一番目の滝に到着。マイナスイオンが気持ち良い♪ここから鎖につかまりながら石階段を登っていく。この前後から結構厳しい登りになる。
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滝の上の細い道は結構スリリング。所々滑りやすい。
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下から見上げたポエタ・レッス渓谷の一風景。そり立ち上がるような光景。
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第2の滝に到着。水しぶきをまじかに感じることが出来る。
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最後は岩壁に這いつくように作られた細い木の道を歩いていく。左はもうすぐ川なので落ちたら大変!
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渓谷を抜けると一転、太陽の光がサンサンと降り注ぐなだらかな広野へと景色が変わる。あちこちで牛の群れが日向ぼっこしており、時が止まったかのようなのどかな風景。黄色に埋め尽くされた野花のじゅうたんの中を歩いていく。
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色とりどりの綺麗な野花が咲き乱れている。ただ個々の名前は全然分からない。ちょっとは勉強しないと。
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途中とんでもなくぬかるんだ道の悪い場所が。マウンテンバイクのあとがあちこちに。もちろん愛用の登山シューズは泥まみれに。
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La Combazに到着。ここから黄色のPostauto(路線バス)で移動。バス停の前はカフェになっており、ここで少し休憩。カフェの横にはとても人懐こい2匹の小ヤギがいて、バスを待つ間しばらく一緒に遊ぶ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- とらいもんさん 2007/06/11 21:40:32
- 渓谷美!
- 今晩は
見てくださいましてありがとうございます。貴方のお写真は、日本の渓谷美そっくしでした!!ステキです。
私は、ハイキングが目的(あと、山見る写真撮る)なので、皆さんの写真で行かないところを楽しんでます。
ドーモです。
- alemmanischさん からの返信 2007/06/12 00:24:22
- RE: 渓谷美!
- とらいもん様、こんにちは!
日本の渓谷と似ていますか?私はもう長いこと日本を離れて暮らしているので日本の自然や風景がとても懐かしいです。でもスイスの山々や渓谷を旅しているとなにか日本に通じるものがあるので不思議です。とらいもん様の今後のお写真も楽しみです♪
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