2007/06/02 - 2007/06/02
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のださん
今回は横浜まで足を運びます。
横浜開港祭ということで、博物館を見学するついでに、開港祭も時間があれば、という感じです。
あくまでもメインは博物館ですが、今週はたまたま開港祭があるから横浜にしただけです。
2009年は横浜開港150周年、ということは、その150年前の1859年に開港した、ということですね。
元々横浜界隈は静かな漁村だったそうですが、黒船来航以来、急ピッチで開発が進められました。
1858年の日米修好通商条約が開港のきっかけですが、総領事タウンゼント・ハリスは、横浜などを開港場には求めていなかったそうです。
幕府はなるべく江戸や街道から離れた場所を開港場にしたかったようで、その結果横浜が選ばれたということですね。
東海道に近い神奈川では外国人とのトラブルも容易に予想されたみたいで、結局その後生麦事件などが起こってしまいます。
ところで、公式サイトhttp://www.kaikosai.com/の「開港の由来」にはこう書かれてあります:
「陽暦7月1日(現在の6月2日)に開港されることになりました」
陽暦とは現在の暦のことだと思っていましたが、違うのでしょうか?
よくわかりませんが、陽暦で7月1日は現在の7月1日ではないのですか?
私は「旧暦で6月2日、現在の7月1日に開港した」とばかり思っていましたが、公式サイトに間違いを載せるわけはありませんので、サイトの表現で正しいのでしょう。
私もまだまだ勉強不足です。
そうだ、博物館の話だ。
みなとみらい界隈は博物館や資料館の類が多く、どこに行こうか迷います。
食指が動かされるところが多いですが、今回選んだのは、日本新聞博物館と横浜開港資料館。
お互いに近くにあるからです。
日本新聞博物館では、「MOTTAINAI(もったいない)へ〜キャンペーン報道の力」という企画展で、環境について学べます。
2004年にノーベル平和賞を受賞したマータイさんの特集ですね。
横浜開港資料館では、企画展で横浜の浮世絵が観られるということで、楽しみです。
横浜浮世絵と言えば、二代・三代の広重も有名ですが、何と言っても五雲亭貞秀という浮世絵師が挙げられるでしょう。
歌川国貞(三代豊国)に入門したので歌川一派ですね。
歌川貞秀と呼ばれることもあります。
北斎、広重ら亡き後の浮世絵界を背負った人物と言えます。
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日本大通り駅付近へはJR関内駅から歩いてでも行けますが、もうこの暑さではなるべく歩く距離を短くしたいので、素直に横浜駅からみなとみらい線で行くことに。
昔は東急東横線が桜木町駅まで走っていましたが、それがみなとみらい線に変わりました。
私は横浜以西のみなとみらい線に乗るのは初めてです。
地上に上がって、現在の横浜地方検察庁がある場所は、電信創業の地だったそうで、記念碑があります。
ここはかつて横浜電信局で、東京電信局との間で電報が扱われたそうです。 -
道路を挟んで向かい側に、横浜情報文化センターという複合施設があります。
旧館と新館に分かれており、旧館は「横浜商工奨励館」という歴史的建造物だそうです。
この横浜情報文化センター内に日本新聞博物館が存在します。
知りませんでしたが、今日は開港記念日ということで入場無料だそうです。
その割には人も少なく、ゆったり回れます。
新聞の歴史を見るということは、当然その時々の出来事を記事にしたものを見るということで、要は近現代史を学ぶということです。
新聞の歴史と現在の新聞の作り方を展示しており、私は歴史のフロアで時間をかけ過ぎて、残りは駆け足。
いつものことです。
情報量が多く、入場料を払う価値はあります。
また、新聞製作工房というところで、新聞製作を体験できます。
もっと見学したかったが、3時間くらいで終了します。 -
腹が減った。
ミュージアムカフェはやっていないし、横浜情報文化センター内も探し回ったが、席が空いていないなどで、仕方ないので横浜開港資料館まで歩いてくると、そこのカフェは入れるみたいなので、そこにします。
「Au jardin de Perry」だそうですが、「ペリーの庭で」っていう日本語だそうです。 -
ごはんプレートを注文。
まあ普通です。
何かドリンクでも頼めば良かったかな? -
急いでかきこんで、開港資料館に入ります。
14時から企画展を説明してくれるそうなので、それに間に合うように。
こちらも本日入場無料だそうです。
200円くらい取ってくれたほうが良いのに。 -
今日は入場者数も多く、とても一緒に回ることはできないということで、講堂で合同の説明会みたいなものをしてくれました。
常設展が1Fと2Fに分かれていて、2Fの一室で企画展を開いています。
横浜の浮世絵ですので、汽車を描いた作品が多いように思います。
私には絵心は全くありませんが、一つ一つが細かいところまで描かれていて、ため息ものの素晴らしさです。
貞秀や三代広重らは、さながら文明開化を伝えるカメラマンのようです。
この企画展は比較的長めの期間をとっているみたいですので、是非多くの方に足を運んでいただきたいところです。 -
敷地内にある「玉楠(たまくす)の木」。
歴史の生き証人として、開港のころからこの界隈の変化を見続けてきた木ですね。
浮世絵などにも、この木が描かれた作品が少なくありません。
関東大震災で幹の部分が消失してしまったそうですが、生き残った根から新たに芽が出て育ちました。 -
開港資料館のすぐそばに、日米和親条約締結を記念した石碑があります。
実際に調印した場所は、先ほどの玉楠の木の近くだそうです。
この一帯を「開港広場」と呼ぶそうです。 -
噴水。
それだけです。 -
日米交流150周年記念植樹、とあります。
日米和親条約は1854年ですので、その150年後といえば2004年です。
この木はハナミズキだそうです。
こちらで記念式典が開催され、時の小泉総理も出席したそうですが、全然知りませんでした。 -
おお、でかい亀だ。
なぜこんなところにいるんだ?
いつもいるのでしょうか?
みんな物珍しがって寄ってきます。 -
大さん橋方面に向かいます。
「開港の道・山下臨港線プロムナード」が頭上を通っています。
その陸橋の下。
壁画が描かれていますが、これは「横浜海岸通之図」という三代広重の作品です。
開港資料館でも展示されていました。
「象の鼻」という補足がありますが、象の鼻というのはよく耳にする名前です。
現在も残っているのでしょうか?
残っているとしたら、それはどこにあるのでしょうか? -
プロムナードに上がって、景色を眺めてみます。
この辺は方角がよくわからない。
太陽で判断するしかないな。
左側に見えるのは赤レンガ倉庫、でしょうか? -
大さん橋の方向を眺めてみます。
開港祭のメインステージがある臨港パークへはどうやっていこうか?
せっかくだから、水上バスに乗っていくことにします。 -
先ほどの三代広重の絵と道路を挟んで向かい側の壁画。
これはどなたの作品か、忘れてしまった。 -
ここから水上バスに乗るようです。
ちょうどいい時間のものがあるので、それに乗ることにします。
料金は400円です。 -
ちょっと遅れて到着。
ええっ、ドラゴンですか・・・
400円だから、もうちょっと良いのを期待していた。 -
17時を回りました。
船内は意外にきれいです。
風が心地よい。
船に乗る機会なんてなかなかないからね、こういうときに乗っておかないと。 -
名物(?)の観覧車に近づいてきました。
あのでかいのがランドマークタワー、かな? -
橋の下をくぐるわけですが、めっちゃ低い。
波の高さによっては危ないです。 -
何だかんだで水上バスは楽しかった。
さて、日本丸乗り場に着きましたが、ここからどう進めばよいかわからない。
私はこの界隈、と言うかクイーンズスクエアには2、3回来ているはずですが、よく憶えていません。
とりあえず人の流れについていきます。 -
ここでは何と言っても日本丸。
中にも入れるようです。
このそばの横浜マリタイムミュージアムも、行くかどうか迷っていた博物館です。 -
道なりに進んでいきます。
よくわからないが、こっち方向で良いのだろう。
名物なのかどうか知らないが、周遊バスである「あかいくつ」。
この界隈を周遊するには、このバスも便利かもしれません。 -
臨港パークに到着。
今日は土曜日だけあって、さすがに人が多いです。 -
メインステージ前に到着するとちょうど18時。
人が多過ぎて、ステージには近づけません。
JALジェッツダンスが始まりました。
普段は客室乗務員をされているチアリーダーたちによるパフォーマンスです。
遠くて顔が見えないから残念です。 -
やって参りました真打ちタケカワユキヒデ!
顔がよく見える位置だと良いのに。
私はゴダイゴ世代ではありませんが、中学生くらいのころよく聴いていました。
全然知りませんでしたが、再結成したそうで。
今日は、2人のお嬢さんと組んでいるユニット「T's COMPANY」として登場。
お二人ともすでにシンガーソングライターとして活躍しており、三女のモトイさんは台湾で活動中、四女のアイさんはFMヨコハマでDJをしているとのことです。
ゴダイゴの曲としては、「モンキー・マジック」、「ガンダーラ」、そして私がゴダイゴにはまるきっかけとなった「GALAXY EXPRESS 999」と、いずれもゴダイゴを代表する曲を演奏してくれました。
GALAXY EXPRESS 999は、2番の歌詞が新しくなっていたような気がする。
いやあ、これを観ることができただけで、ここに来た甲斐がありました。
というより、これしか興味なかった。 -
20時ごろ花火があがるそうですが、それは見ずに帰ります。
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