2007/06/02 - 2007/06/02
381位(同エリア485件中)
もろずみさん
加治丘陵は入間市と飯能市にまたがる森。
もう少し奥に入ると奥武蔵の山々ですが、この森は本格的な装備は不要で気軽に森林浴を楽しめるフィールドです。
標高が低い割に素晴らしい展望もあり、周囲も変化に富んでいて結構密度の濃い散策を楽しめます。
あまり知られていないけど、この森にはたくさんの妖精たちが棲んでいます。
妖精はなかなか姿を現わさないので見たことはありません。
南の狭山丘陵にはトトロの森がありますが、どうやらトトロとの交流はないようです。
その代わりムーミン一家との交流はあるようでした。
歩くと暑くなって木陰が良くなる季節。間もなく梅雨入りしますが、6月は日が長いので午後からでも夕方までたっぷり歩けます。
ということで今回の単独行はお手軽に里山歩きにしてみました。
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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-
地図も持たずに山には入るのは危険が伴います。
でも、ここは旧サイクリングロードなので舗装路でした。
緑のトンネルをくぐって森の奥へと入って行きます。 -
仏子の駅からこんな道標が設置されているので迷うことはありません。
ただし入り口までは2km近く車道歩きです。
他のアプローチルートを考えた方が良いかな。 -
それにしても素晴らしい森です。
午後からぶらっと歩きに来て、こんな森の中を歩けるとは思いませんでしたね。
とっておきのお散歩コースに早速登録します。 -
ふと足を踏み込むと森の妖精たちが・・・。
ここは人間の世界でなく植物や昆虫の世界だとわかります。 -
メジャーなコースではないですがハイカーも来ています。
のんびりと森の空気を吸うには良い環境です。
こんな景色の中を歩くこと30分余り。 -
尾根を伝って辿り着いたのが桜山展望台です。
一応ここが今日のコースのピークになります。
それにしても、まぁ立派な展望台です。 -
標高は190M。展望台のおかげでこの眺望。
南西方面の奥多摩・丹沢の山々の稜線が見えます。
富士山も見えるはずですが、今日は霞んでいて無理でした。 -
北西方面は飯能の町とその奥に奥武蔵・秩父の山々。
360度の展望が可能で、北東方面は筑波山も見えるはずです。
展望を撮るなら冬の晴れた日にしたいですね。 -
南の眼下には広大な茶畑が広がります。
今年こそ茶摘みに来るつもりでしたけど先週でした。
もう5年くらい来てないし、来年こそは来たいなぁ。 -
茶畑の奥の森はトトロの棲む狭山丘陵です。
あの向こうに狭山湖と多摩湖という2つの湖が隠れてます。
こうしてみると身近に自然がたくさん残っているのですねぇ。何も遠くまで行くこともないですね。 -
南東方面を見れば都心のビル群が蜃気楼のように見えます。
確かに360度の眺望でした。 -
このコースは入間市の「ふれあい茶ん歩道」の一つです。
朝から歩くのなら、八高線の金子から茶畑を楽しんで森に入るのが良さそうです。
無論茶摘みをしてからね。 -
ここまで歩いて来たのは加治丘陵の南コースです。
そろそろ終点という所に小さな社だけの愛宕神社。 -
視界が開けると茶畑のすぐ脇に出ます。
入間は狭山茶の一大生産地です。
茶摘みはこの辺りの製茶農家でもできます。 -
さて今度は北コースに入っていきます。
小さな森のようでもそれなりに歩く距離はあります。
勾配はそれほどないし、道は舗装されているので歩きやすい。 -
おっ!ヘビイチゴを発見。
これも家の周囲では見かけなくなりましたね。 -
しっかり道標も整備され、こんなお休み所もあって格好の散歩コースになっています。
この近所に住んでいる人たちが羨ましいですね。 -
北コースの17番の道標付近で道は二手に分かれます。
真っ直ぐ北コースを行くと仏子駅に戻ります。こちらは入間市のハイキングコース。
左は飯能市の「あけぼの・桜山・万葉」コース。
行政の違うコースが交差しているわけです。 -
来た道を戻っても面白くないので飯能市のコースに乗り換えです。
こちらは舗装されてない山道。
結構急な階段があって今日一番の難所でした。 -
一気に山を下って谷に下りました。
こんなデッキウォークが現れて別の世界に迷い込んだ感じがします。 -
何やら見慣れない建物が見えます。
そう。ここは童話の世界のムーミン谷でした。 -
手前の建物は管理棟です。右手にはムーミン屋敷。
どちらも奇妙な建物ですが、山間のこの地にはよく似合ってます。 -
ムーミンはフィンランドの作家トーベ・ヤンソンさんの創作した童話です。
ヤンソンさんは画家でもあって、こんな絵を描いてました。
実際に造ってしまったのは飯能市です。 -
何から何まで童話の世界を再現しています。
水浴び小屋などスナフキンがそこで釣り糸を垂れていてもおかしくない雰囲気があります。 -
ムーミン谷は自然そのものを残していて、池もあれば小川もあり懐かしい心象風景が広がっています。
これはのんびりと空想の世界に遊ぶには良いところだなぁ。 -
これは森の家です。
自然と調和した丸太を組み合わせた造りです。
中に入れるので行ってみましょう。 -
飯能と言えばスギやヒノキの産地。
ご当地産のヒノキを組み合わせて造られています。
天井の明かりとりなど大したものです。 -
はい、ムーミン谷の住人たちがいました。
中はトーベ・ヤンソンさんの資料館になっていて、階上のロフトには小さな図書館もありました。
ムーミンはカバに似ていますが動物ではなく妖精です。
ムーミンというのは種族の名前で童話の主人公はムーミン・トロール。父親はムーミン・パパ、母親はムーミン・ママと名前がついています。 -
これがムーミン谷の案内図です。
飯能市が管理する「あけぼの子供の森公園」というのが正式名称。
あまりメジャーな公園ではありませんが、雰囲気を含めてかなり良くできていると思います。 -
ムーミン谷を出て入間川の河川敷に向かうと阿須運動公園に出ます。
こちらはよく整備された広々とした公園です。
結構人も出ていました。 -
天気がよいので入間川の河川敷ではデイキャンプが盛ん。
川遊びをしたり、バーベキューパーティーをしたりみんな思い思いの休日を楽しんでいます。 -
川を下っていくと上の橋に出ます。
この橋を渡ると元加治駅です。
西武線の沿線で一番絵になるのがこの橋梁でしょう。
以前ここでカワセミを見ました。 -
ということで今日の「単独行」はゴール間近。
あれ?花はないの?と思われた方もいらっしゃいますね。
最後に武蔵野観音札所の円照寺の弁天池に立ち寄りました。 -
まだ少し早かったけど池には睡蓮が咲いていました。
今日の花はこれです。
ということで2時間半ほどの里山歩き。
これだけ見所が多くて楽しめる森はそんなにないです。 -
そうそう、「あけぼの子供の森」は名前の通り子供向け。
大人は「ムーミン・ベーカリー&カフェ」でフィンランド料理の方がよろしいかと。
LaQua店です。カフェですがフィンランドビールもあります。
http://www.benelic.com/moomin_bc//main.html -
もう一ヶ所は北斎通りのムーミンショップ「PEIKKO」。
こちらはグッズ類が豊富です。
http://www.dreampocket-shop.jp/hp/shop/index.html
一応ご紹介まで・・・。
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この旅行記へのコメント (4)
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- めぐみ☆さん 2007/07/21 18:26:37
- ムーミン!!
- もろずみさん、身近にムーミン谷があったなんて初耳でした。
夏休みが終わった頃に行ってみたいと思います。
歳がバレバレですが、、ムーミンの声はやっぱり岸田さん。スナフキンは勿論!大人!
東京ドームのお店、、ニョロニョロの調味料入れが気に入りました♪
こちらにも行ってみたい♪
山越えしていくのは無理みたい(苦笑)
駅から近い方のルートで…(ズボラですね〜 笑)
- もろずみさん からの返信 2007/07/22 07:54:02
- RE: ムーミン!!
- 唐八景さんがムーミンファンだとは知りませんでしたよ。
特別に一枚写真を追加しておきました。
埼玉のムーミン谷は、ここだけだと何だかなぁという感じ。
ここは是非とも森の空気と景色を味わって欲しいところです。
山というほどではないのご安心を。
-
- コクリコさん 2007/06/06 17:26:31
- ムーミン谷
- もろずみさん、
入間と飯能の間にムーミン谷があったなんて始めて知りました。
トトロの住処はあまりに有名ですが、さすがもろずみさん、よく調べましたね。
ムーミンといえばけーしちょーさんが大好きなんですよ(妖怪も妖精も好きなんですねぇ^^;)。けーしちょーさんはここにムーミン谷があることご存知なのかしらん?
最後になりましたが、実は「王子・飛鳥山の紫陽花」の旅行記の最後に上野駅中央改札口の平山郁夫作ステンドグラス「ふる里日本の花」を貼ったのですが、ちゃんと調べてなくてわからなかったので、もろずみさんの浅草旅行記を紹介してしまいました。
上野の帰りに王子で途中下車したものですから。
いやー、上野駅にあんなステンドグラスがあったなんて気がつきませんでしたよ。
気がつく人は少ないのでは?もったいないですね。
- もろずみさん からの返信 2007/06/06 21:27:02
- RE: ムーミン谷
- コクリコさん、どうも。
ムーミン谷の存在は尾根道で道標を見るまで忘れてました。
以前できたばかりの頃行ったことはあるのですが、ここだったんだと。
けーしちょーさんもコクリコさんも埼玉県民ですよね。
ムーミン谷が埼玉にあるということを宣伝して欲しいなぁ・・・。
上野のステンドグラス行きましたか!
あれはトラベラーのshioriさんに教えてもらったのですよ。
4トラで知る人が増えるのは嬉しいですね。せっかくの大作ですから。
では飛鳥山レポートを拝見しにいきます。
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