2007/05/12 - 2007/05/12
79位(同エリア173件中)
前日光さん
鹿沼市(旧粟野町)にある醫王寺は、参万坪という広大な境内を持ち、全山樹林に覆われた寺院です。
創建は、天平神護元年(765年)、勝道上人によって開山されました。勝道上人は、日光山を開き、中禅寺を建てたと伝えられる奈良時代末〜平安初期の山岳仏教の僧です。
この寺は、以前はかなり荒れた感じが漂っていましたが、平成4年頃から仁王門が再建されるなど寺域が整備されるにつれて、驚くほど立派な寺院に生まれ変わりました。
金堂・唐門・弘法大師堂・客殿等が立ち並び、仁王門の再建に伴って、県重要文化財である金剛力士像2躯(鎌倉時代)が安置されています。
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東武日光線楡木駅から約4キロ、県道307号線を足尾方面に向かって西進すると、道の右側にこのような地蔵を目にすることができます。
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地蔵の右側には、このように未だ石段すらない参道を発見します。
ここは昭和の、整備前の雰囲気が残っていて、それがかえって良かったりします。 -
参道を仁王門に向かって歩いていくと、左側にこのような石碑がありました。
「馬力神」と書かれていました。 -
昔は、参道右側にも樹木がもっとあったような気がします。
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やや上り坂になっています。
以前はこの門がなくて、いきなり金堂が目の前に現れたのでした。 -
門の左右に安置された鎌倉時代の作と言われる金剛力士像です。これはガラスのケースに入っていました。
ちなみに、ここには拝観料200円と書かれた自動拝観料支払機が取り付けてあり、大いに風情が削がれたのですが、たぶん整備費が甚大なものであったようですから、仕方ないのかなぁと思った次第です。(しかも実はその日財布の中を覗いたら、なんと百円硬貨が見あたらず、大枚五百円を支払ったのでありました。) -
ところで、この日はとても良い天気であったにも関わらず、この広い境内に私以外にはだ〜れもいませんでしたから、たまの参拝者が五百円払ったのは寺にとって感謝感激だったかも・・・
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仁王門を潜った先にまたしても、お地蔵様が・・・
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これが金堂と、地蔵尊です。
寛文5年(1665年)に再建されたもので、もちろん平成に入って修理されました。
屋根は茅葺きの寄棟造りで高さ20m余あります。内陣には薬師如来三尊像(鎌倉時代)が安置されています。
向かって右側には、銅造半伽地蔵尊があります。 -
佐野天明という人の代表作だそうです。
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金堂から仁王門を振り返ったものです。
ここは石畳が整備されたようです。
桜があったらステキだろうなと思ったのですが。 -
金堂東側の軒には、このような塗装彩色が施されていました。
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金堂の北東方角にあった「枝垂赤四手(しだれあかしで)」です。
「あかしで」自体はそんなに珍しくはないそうですが、このように地面に届くほど枝垂れているのは、そうは無いそうです。
葉の緑が生き生きとして美しいなと思いました。 -
枝垂赤四手の斜め前に、今度は「さつき」です。
しかも樹齢二百年!とありました。 -
金堂の後ろの「唐門」です。
四脚門(しきゃくもん)・朝殻葺(あさがらぶき)入母屋造りの正面に唐破風(からはふ)が華麗です。
江戸初期の建造物で、細部の手法は日光東照宮の陽明門の写しとして高名です。 -
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金堂と唐門との間の西側に「弘法大師堂」がありました。
外観は、金堂や唐門と同様の形態ですが、正面に入母屋の妻を表して変化を持たせたそうです。 -
内部には、弘法大師像(鎌倉時代)があるのですが、やっぱりはっきり写りませんでしたね。元画像にすると、なんとか見えると思います。
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大師堂の北側には、地蔵堂がありました。
これは案内書にも伽藍配置図にも載っていないので、新しいものなのかもしれません。 -
地蔵堂の中の仏もやっぱりうまく写りませんでした。
けっこういいお顔をされていたのですが。
元画像でご覧になってください。 -
この木は唐門の後方、講堂の前にある「樹齢一千年の榧の木」です。
推定ですが、直径約2メートル、幹周り約6メートルとのことです。 -
いったい、どのような歴史の移り変わりを眺めてきたのでしょうか?
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一千年の榧の木の辺りから眺めた唐門
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今度は講堂東側前方にある楠です。
これは樹齢は分かりませんでした。 -
唐門の隣にもこのようなシンプルな門があったのですが、これは一般の門なのでしょうか?(唐門は年に一度、5月3日の花祭りの日にしかくぐれません。)
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講堂です。
十二間七面、寄棟造り、茅葺形銅板葺で、唐門の後ろに建っている大伽藍です。
江戸時代初期の特徴がよく表れたものだそうですが(@_@)難しいことは分かりません。
講堂の秘仏御本尊は「薬師如来座像」です。
制作年代は平安時代に遡り、説明書には「おおらかな眉、優しい眼、弾力のある頬、小さめの唇、底に漂う表情には威厳と愛情を含める一千年の沈黙の静けさがある。」とありました。
う〜ん、見てみたい! -
鐘楼は、講堂と唐門の間の東側にあります。
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講堂も立派ですが、その東北に位置するこの客殿もなかなかです。
間仕切りの襖を外すと、一三〇畳の大広間となります。十三間5面、長押には釘隠しを打ち、菊之間2間は面皮(めんかわ)造りという凝ったものになっているそうです。
細かいことはともかくとして、一見した感じが唐招提寺に似ているなぁと思ったのですが。 -
客殿の一室の障子が開いており、このように庭が見えました。
時間に余裕があれば、説明を聞いたり秘仏も見せてもらえたかもしれませんね。
後で、もう一度ゆっくり行ってみようと思います。 -
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楠を別の角度から眺めてみました。
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楠と唐門です。
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庭にはこの季節らしい花が咲いていました。
もう少し前だったなら、裏山の自生の藤も美しいのですが、今回はもう散ってしまったようです。 -
帰りは仁王門の東側の側道を歩いてみました。
杉の木立越しに仁王門の屋根が見えます。 -
この狭い側道は、往来に向かってこのように続いています。
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寺を出て、反対側に道路を横断すると、このように
バス停があり、「医王寺」と書いてあります。 -
「東高野山 醫王寺」の碑を写したいのに、学童横断の交通標識が、しっかりと針金で縛り付けられていてはずせませんでした。
車がけっこう通過する県道脇で、標識をはずそうとしている怪しの人物と思われそうなので、あきらめましたが、でも、こんなものをくっつけておくなんて無粋です〜(T_T)
まぁ、それにしても久しぶりに訪れた醫王寺は、ホントにすばらしい寺でした。
これからも四季折々訪れてみたいと思いました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 義臣さん 2007/05/18 14:46:44
- 講堂も
- わー、、講堂も素晴らしい
もう一票、、無理ですね。
義臣
- 前日光さん からの返信 2007/05/18 21:49:46
- RE: 講堂も
- 義臣さん 度々のご訪問ありがとうございます。
旧粟野町と言うところは、本当にいろいろな神社仏閣に満ちており、
自然の風景も私の好きなものが多々ありまして、こんな所が通勤圏内に
あるというのは、うれしいことだと思っています。
また、ステキな所を見つけましたらアップしますので、遊びにいらして
くださいね。
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- 義臣さん 2007/05/18 14:45:16
- 本堂
- 趣のある本堂ですね。。
此れだけでも一票の価値がありますね。
義臣
- 前日光さん からの返信 2007/05/18 21:52:43
- RE: 本堂
- ありがとうございます。
コメントをいただけると、作成した甲斐があるというものです。
義臣さんの次の旅行記も楽しみにしています。
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