2007/05/03 - 2007/05/03
225位(同エリア339件中)
アリヤンさん
「トレッキング゙」といえば、ちょっとした山歩きのこと。
登山靴とピッケルを用意して行く、大そうな山岳行のように思えるが、そこまでの準備のないワレワレは、普通はいている運動靴のまま、サパから一番近いカットカット村へ向った。
カットカット村入口までは、アスファルトで舗装された道で、車やオートバイも走っている。
入り口に"Cat Cat Cultural Centre"(カットカット文化センター)と看板がかかっていた。
観光客向けのもので、入ろうとすると、またボッタクリ劇が繰り広げられるのでは、ナイカ?
と恐れて、村には入らず。
さらに奥にある、シンチャイ村を目指した。
現地ネット環境劣悪のため作成した当時の現地緊急避難ページ。
http://www.geocities.jp/mihata01/4traemergency_080.html
からサパをクリックするか、または下記をクリックしてダイレクトに移動してください。
http://www.geocities.jp/mihata01/4traemergency_105.html &
http://www.geocities.jp/mihata01/4traemergency_106.html &
http://www.geocities.jp/mihata01/4traemergency_107.html &
http://www.geocities.jp/mihata01/4traemergency_108.html
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今日は、少し天気が良くない。
遠くが霞むので、トレッキングには最適とは云えない。
ちょっと肌寒いくらいだ。 -
イチオシ
入村料5000ドン(約37円/1人)を支払って、勇躍でかけた。
-
サパが1480m、カットカット村とシンチャイ村は、1180mなので、行きは下りばかりだ。
行きはヨイヨイ、帰りはコワイ。
一番近い少数民族の村、ということで、ガイドなしで行けるかどうか?
試しに、今日はガイド無しで行ってみた。 -
道は意外と整備されている。
-
ガイド付でいくと、黄色のルートで、滝を見て、シンチャイ村を見て、サパに帰ることになる。
ワレワレは、そんなルートを知らないし、カットカット村の入口に「文化センター 」と有ったので、どうせ見世物小屋でもあって、ボッタクるんだろう、と思いカットカット村を通り過ぎた。
赤い太い線のルートで、ドンドン奥に突き進み、ドン詰りまで行った。 -
-
イチオシ
田んぼに水を入れる季節らしく、少しづつ水が入っていた。
-
モン族のヒトは、本当に民族衣装を着て、生活しているのか?
が疑問であった。
行って、見た。
本当にあの衣装を着たまま、農作業をしていた。
モンの人たち、疑ってごめんなさい。 -
途中に学校があった。
休み時間か?
生徒全員が出て遊んでいた。
皆、民族衣装を着ていた。
全員男の子だ。
女の子は居なかった。
女の子たちは、街に出かけて、キャッチ・セールスをしているのだ。
先生は普通の服装だった。 -
時々、ウシロにヨメさんを乗せて、バイクで町に出勤する姿を見かけた。
-
今でも、水牛に鋤を引かせて、田を耕している。
-
イチオシ
棚田の上では、水牛2頭が、角をつき合わせて、ケンカ?をしていた。
珍しいので、もっと近くに寄って、写真を撮ろうと、そっと近づいた。 -
すると、牛さんたち、急にケンカをやめて、コッチをじ~っと、大きな目で見つめるのだ。
コチラも見つめていると、2人(頭)で襲ってくるのでは?っと怖くなって、そっと遠のいた。
すると、安心したのか?
また角突きを始めた。
牛には牛の、よそモンには邪魔されたくない、事情があるようだ。 -
イチオシ
夫婦モンはこのように出勤。
-
道端には、木いちごが、なっており、子供たちが採って食べていた。
ワタクシの故郷のいなかでも、良く採って食べていたものだ。 -
ここでは良くお茶を栽培しているが、このハッパは染物の染料にも使うようだ。
ここらの少数民族の衣装の色のベースは、藍染めで、糸紡ぎから、はた織り、藍染め、縫製まで、全て自分たちでやっている。
市場で、女性の手を見ると、良く藍に染まって、真っ黒になっている。 -
イチオシ
途中、ポツンと家があり、子供とヤン・ママが居た。
お茶でも飲んでいかない?と言う。
街のキャッチ・セールス、モン・ギャルに恐れをなしているワレワレなので、お茶のあとに、幾ら請求されるのか?
が心配で、お茶はよばれなかった。 -
ここらの土地は傾斜が強く、岩だらけで、痩せているようだ。
段々畑に出来ないところには、必ずトウモロコシを植えている。
民族衣装を着て、農作業をしていた。
街にくる時だけ着ているのか?
と思っていたが、地元に居るときでも、着ているのである。 -
野ブタ。
街のレストランでは、野ブタ(Wild Pig)料理は普通のブタより高い。
ここらは、野ブタが多く飼われているようだ。 -
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野ブタの母さんは、寝ながら4匹の子ブタにオチチをやっていた。
当方が近づこうとすると、子ブタたちにブーブーと警告して、まず、子ブタたちがサッと散って逃げる。
さすが、野のブタ、ワイルド・ピッグだ。 -
村に残るモン・ギャルたち。
写真を撮ろうとすると「マネー」と手を出す。
もう街の悪習に、毒されているのだ。
っと云うより、写真を撮ろうとする方が、毒されているのか? -
その点、動物がイイ。
写真を撮っても、文句も云わない。
その代わり、余りお近づきになれない。 -
谷間はドンドン狭くなって来た。
集落の家々のバラック度も進んできた。 -
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水は豊富にある。
水力米つき機か?
なにか穀物をついていた。 -
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奥へ行けば行くほど、人間の生活は苦しくなるのか、貧困度が強くなって、ヒトの表情も、元気がなくなっていく様に思える。
でも、逆に、動物はマスマス元気良くなっていくようだ。
自然の中で生きて行く力は、野生に近いほど強いらしい。 -
イキのいいオンドリくん。
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ランチは段々畑の縁に座って、フランスパン・サンドイッチ。
キュウリとオレンジと桃で、100%植物性サンド。
我が家はラオス、ベトナムでは、このフランスパンとおこわで助かっている。
変なローカル食を食べるより、美味しくて安心な食べ物だ。 -
ワレワレがランチをしている間、近くの道を通ったのは2,3人しか居なかった。
竹製のショイコに柴をいれた、若いモン族女性と、ウシと、犬と、若いモン族のニイチャンだけだった。 -
鋤(スキ)を担いで、牛と共に畑に出かける、モンの青年。
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畑を作る時にでた石を積んで、道壁としている。
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細い川がドンドン細くなり、かなり上流にきたようだ。
古い吊り橋が出てきた。 -
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吊り橋の先には道らしい道は無く、山に登るケモノ道のような道しかなくなった。
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どうもここで行き止まりだ。
これ以上は、人間の行けるところでは、ないようだ。 -
今はまだ乾季で、水が非常に少ないが、この岩を見れば、雨季にはどれほどの水が、如何に激しく流れているか、が分かる。
-
地元の人たちは、ここらの石を「ソフト・ストーン」と言っているように、柔らかい、白い石だ。
自然の造形は、実にすばらしい。
もし、この岩を覆うような水量であれば、下流の集落の人達は、洪水で悩まされるのではないか?
鉄砲水や、山崩れでも、悩まされるであろう。 -
イチオシ
吊り橋を渡ったり、写真を撮っていたら、山の上から二人の兄弟が降りてきた。
モン族か?と訊ねると、
そうでない、と云う。
良く分からなかったが、ベトナム人のキン族でもなさそうだ。
ワタクシの見るところ、未だ発見されていない、未知の民族か?
そうであれば、大発見である!
(ソンナ・アホナ!) -
さて、行き着くところまで行ったので、あとは帰るしかない。
-
こんな奥深い山ん中でも、オートバイで走っている。
-
-
奥深い山の中、シンチャイ村の人達は、このような家に住んでいる。
家と云うより小屋だ。
しかも、ブタ小屋とあまり変わらないほど、ボロで非衛生的だ。
いかに貧しいか、ということだ。
この貧しさは、ハンパではない。 -
-
村人の貧しさと反比例して、田園風景の美しいこと。
動物たちの元気の良いこと。
助けられるのは、
シンチャオ!(コンニチワ)
と、挨拶すれば、みんな明るく、
シンチャオ!
と、笑顔で応えてくれる。
小さな子供たちは、ハローハローと遠くからでも、手を振ってくれる。 -
-
左の小屋がブタ小屋。
右がヒト小屋。
冬には、さぞかしたくさんの薪が必要だろう。
薪がなくなれば、凍死してしまう。 -
家の前庭には、自分達で縒(よ)った糸や服を干している。
縒った糸は、さらに染めて、生地に織り込むのだろう。
数千年前と、あまり変わらない生活をしているのではないか?
ただ、電気は通っていて、小屋の中では、テレビを見ているようだ。 -
小さな女の子が、弟を抱っこして、縁側に座っていたが、カメラを向けると、恥ずかしがって、背中を向けられてしまった。
街中で、モン・ジャリにカメラを向けると、すかさず「マネーッ!」
と叫ばれる。 -
-
女性は歩いていても、麻の糸を縒っている。
これは、玄関先に座って、麻糸を縒っている少女。
なにも無い家だけど、ロシア製のオートバイだけはある。 -
学校。
今朝、通った時には、元気の良い子供たちの声がしていた。
校舎から聞こえた、元気な子供たちの声;
http://www.geocities.jp/ariyan9910/070502mon_s_school.wav -
-
モン族の子供たち。
-
このように、山の土地は岩だらけで、決して耕地に適しているとは云えない。
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イチオシ
奥シンチャイ村の子供たち。
みんな、パンツを穿いていない。
(タレナガシ式、トイレ様式) -
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来るときに、鋤を牛に引かせて耕していた人は、帰るときも、まだやっていた。
-
本物の貧しさを見せ付けられた、奥シンチャイ村トレッキングだった。
ワレワレには、山の絶景だが、
実際に生活するには、あまりに厳しい自然ではある。 -
しばらく贅沢は出来そうに無い。
贅沢をすれば、奥シンチャイ村の人達に申し訳ない。
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