2007/05/03 - 2007/05/05
220位(同エリア236件中)
めもるさん
桜を追いかける時は普通北に向かっていく。しかし、今回は掟破り・南下という挑戦的な日程。果たして結果はいかに。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
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昨日軽い捻挫をしてしまったものの、なんとか普通には歩ける。タクシーに乗るのももったいないので、東北三大桜の3つ目、北上展勝地に歩いて向かう。北上川には鯉のぼりの川渡し。そういえば、今日はこどもの日だ。
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ちょうどいい風があり、元気に泳いでいる。いつか四万十川のものを見に行きたいと思っているが、まずは予行演習(?)かな。
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青空をバックに。
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色とりどり。
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さて、肝心の桜。覚悟していたとはいえ、跡形もない。「○○Walker」の関連サイト「ウォーカープラス」の桜情報で「5月2日現在満開」とあったが、ほんとかなと半信半疑。ふたを開けたらやっぱり…だった。弘前で満開なのに、ここで満開なわけがない。いちおう、今日まで桜祭りは開催中ではあるけれど。
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遊覧船に乗っている人たちも、これではせつないだろうなぁ…。
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ま、それでもまだつぼみもあったりするんだけど、
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基本的にはこんな感じ。最後に残った花が吹雪となって散る。
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タンポポの方が花盛りだったりする(笑)。
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それでも何本かの枝垂れ桜はちょうど見頃。
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桜の下で語らうご夫婦だろうか。こういう情景、ちょっとうらやましい。
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八重桜はまだまだこれからといったところ。
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北上展勝地といえば桜のトンネルの下の馬車。しかし、桜がないせいかどことなくさびしそう。
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スイセンは満開、
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菜の花も満開だけど…やっぱりここは桜じゃなくちゃね。
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花はないけど、桜祭りはいちおう今日まで。東北三大桜をめぐるスタンプラリーのスタンプをもらいに行く。今年で最後だそうで、3つ集める機会ができてよかった。
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弘前、
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角館、
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そして北上。
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3つ集めたごほうびはこちらのメモ帳だった。
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中はこんな感じ。
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桜の花がなくなってしまったので、展勝地から北上駅へのシャトルバスの運行ももう終わってしまっていた。帰りは渡し船で対岸へ。
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「すぐ来ますから」というわりには、なかなか向かいからやってきてくれない。待つこと10分あまり、ようやく近づいてきた。
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乗客は自分1人だった。船からの眺め。やはり、桜がないとさえないなぁ。
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ものの3分で対岸へ。
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駅の観光案内所では桜茶をサービスしてくれていた。「塩辛いので」と注意書きがあったけど、ほんとだった(笑)。
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上りの東北本線は行ってしまった直後で1時間待ち。駅前のスーパーに入ってドラッグストアで冷湿布を買う。
食料品コーナーに行って「岩手だから」と小岩井牛乳を探すも、加工乳しか見つからなかった。そんな時に見かけたのが、同じ岩手でも岩泉産の牛乳。消費期限が明後日で、30円引きだったので買ってみる。
低温殺菌というほどの低さではないが、85度で15分殺菌をしているため、本来の味が生きているというのが売り文句。実際、低温殺菌牛乳のようにおいしく、500ml一気に飲んでしまった。岩泉牛乳、おすすめ。 -
結局朝ごはんを食べていない。その分、昼ごはんにかける。東北本線の鈍行に乗って前沢駅で下車。本場のものは本場でたべましょう。
「水曜どうでしょう」の東北生き地獄ツアーで行った「前沢ガーデン」に行きたいところだが、駅からは遠い。牧場直営の「前沢牛オガタ」の併設レストランをめざしたが、着いてみたらえらい混みっぷり。次の策として「和風レストラン 牛の里」に行ってみる。
ランチメニューがなく、なかなかぐっとくるお値段ではあったが、ちびしゃぶしゃぶ定食(1,890円)と前沢牛のにぎり(840円)を注文。となりのテーブルにやってきた、ひとり旅のあんちゃんは前沢牛サーロイン定食セット(4,200円)と前沢牛のにぎりという強気の注文。負けた…。
まずは牛にぎり。サシがとろけるおいしさ。たくさんは食べられないけれど、これなら1貫420円払ってもいいなと思う。 -
続いてしゃぶしゃぶ定食。
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こちらがお肉と野菜。半生程度のしゃぶしゃぶ具合がおいしい。佐賀牛よりは肉感があるが、米沢牛ほどの力強さではない、かな。昼間から贅沢をしてしまった。おいしくいただきました。
後で知ったことだが、ここでは世嬉の一ビールの生が呑めたらしい。惜しいことをした。 -
駅に戻って東北線で1駅南下、平泉へ。ちょうど「春の藤原まつり」が開催中。最大の呼び物「義経東下り行列」は一昨日終わってしまったが(義経役の中尾明慶さんに黄色い声援がすごかったのをテレビのニュースで見た)、駅に着いた時には「弁慶力餅競技大会」の決勝がまさに行われようとしていて、かなりの人垣。供え物の餅が載っかった、総重量160kgもの台を抱えてどのくらい歩けるかを競うもので、最初の人は44年連続出場とのこと。撮影したかったのが、人垣と声援がすごくてとても撮れない。20mほど歩いてちょうど餅が落ちたところ。
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まずは循環バス「るんるん号」で中尊寺へ向かう。足が普通の状態なら歩くところだけど、今は足を大事にしなくてはいけない。
杉の香りがかぐわしい月見坂を登って本堂と金色堂に向かう。かなりの急坂で、音を上げている中高年多数。
本堂に着いたはいいけれど、おいおい、参拝するための行列ができてるよ…。初詣でもないのに。 -
讃衡蔵の宝物を見た後、国宝建造物第1号の中尊寺金色堂に向かう。これは金色堂を風雪から守るための覆堂で、金色ではありません。ちなみに金色堂は讃衡蔵の宝物とともに撮影禁止です。あしからずご了承ください。
金色堂に対面した瞬間、一瞬目を覆った。これが眩さというものなのだろう。すべてが金色で、これが現世に極楽浄土を体現したものなのだろうかと考えてはしまうが、圧倒的な存在感を放っていることは間違いない。自分の趣味ではないけれど、さりとて目を放せない、不思議な感覚にとらわれた。 -
五月雨の 降りのこしてや 光堂 芭蕉
五月雨が 降って遅れた ひかり号 めもる -
こちらは能楽堂。つい先ほどまで上演されていたらしい。
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るんるん号に再び乗車、毛越寺に向かう。かつては奥州藤原家の栄華が体現されていた寺。大伽藍を誇るも、本堂は平成の再建、ほかはほとんど「○○跡」。浄土庭園に浮かぶ船に、平安貴族の船遊びの栄華が偲ばれる。
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毛越寺の大泉ヶ池といえば、この立石。
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平安貴族の代表的な遊びといえば蹴鞠と曲水の宴。その宴が行われていた遣り水。ここでは今でも行われる機会があるらしい。
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清らかな流れになにか一句ひねれればいいのだが、あいにく出てこない。というより、詠むより呑む方を選びそうだ(笑)。
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講堂跡の桜に行く春を惜しむ。
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山吹の色に過ぎゆく春と栄華、そして初夏の到来を思う。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Noririnさん 2007/05/12 00:36:06
- 肉。。。
- 肉は本場で!のめもるさんだけあり、前沢牛のランチは美味しそう♪
私も強気にサーロインをがっつり食べてみたい・・・(4,200は痛いケド)
またまたここでもビールを呑み損ねましたかぁ。残念!!
中尊寺で売っていた「いわて蔵ビール」は美味しかったですよ。
そういえば私が平泉に行った時、ガイドさんが「義経東下り行列」でタッキーが来た時は、平泉の人口以上の観光客が押し寄せたと言っていました。
- めもるさん からの返信 2007/05/16 00:50:37
- RE: 肉。。。
- Noririnさん、おばんでございます。
サーロイン、4,200円でも100gなんですよね。
これがステーキでいちばん安かったです。やはり
高級和牛の道はなかなか険しいものがございます。
地方に行く前はとりあえず日本地ビール教会の
サイトを見るんですが、最近はそちらに載って
なかったり、載っているものがなくなっていたりで
なかなか困っております。調べ方をちょっと考え
なおさなくちゃいけないかもなぁ。
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