2007/05 - 2007/05
2054位(同エリア2802件中)
ニーコさん
フランクフルトでのシュテーデル美術館鑑賞と食事の記録です。
シュテーデル美術館は、地元出身の銀行家ヨハン・フリードリヒ・シュテーデルの寄付により、1818年に設立された。
ナチス統治下の1937年、悪名高き「退廃美術狩り」により、多くの収蔵作品を宣伝省に没収され、また、第二次世界大戦時の連合軍の攻撃により建物が完全に破壊される(コレクションは被害を避ける為に疎開していた為、無事だった)、などの受難の歴史も経て、1966年に現在の形に再建された。
コレクションは、中世から現代までのドイツ、イタリア、オランダ、フランスなどの絵画。
現存する絵の稀少な、フェルメールの作品「地理学者」を所蔵している。
※写真は、Emil Nolde "The Winning"(1916)
そして、春(4月中旬〜6月中旬頃まで)のドイツの味覚と言えば、「シュパーゲル」(白アスパラガス)!!!
ここぞとばかりに、シュパーゲルを堪能してきました。
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マイン川沿いをぶらぶらと歩いていきます。
フランクフルトの高層ビル達。 -
川沿いの遊歩道は、散歩をするには気持ちイイ!
特に春〜初夏は新緑が萌え、花が咲き、1番良い季節なんじゃないでしょうか。 -
不思議な植物発見。
これはなんという植物なんでしょう?
ちょっと食虫植物っぽい感じもしますが? -
ユダヤ博物館
Juedisches Museum
フランクフルトで財を築き、世界的な大財閥となったロスチャイルド家の邸宅を改造した建物だそうです。 -
ホルバイン橋(Holbeinsteg)は歩行者専用の橋。
この橋をザクセンハウゼン側に渡ると、すぐそこに目指すシュテーデル美術館(Staedelmuseum)があります。
橋にも、美術館の特別展示の広告が付けられています。 -
橋の上から見た、シュテーデル美術館。
この美術館は、フランクフルトの銀行家、シュテーデルの寄付によって設立されたそうです。シュテーデル美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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美術館に到着〜☆
レーマー広場の辺りからだと、ゆっくり散歩がてらに歩いて20分くらいの道のり。
美術館の庭部分にビアホール(バー)を設営中でした。これは実は、この日はちょうど「ナイト・ミュージアム」というイベントがあり、オールナイトで美術館、博物館が営業する為でした。 -
美術館の入場料は、10ユーロ。(特別展示も全て含む)
常設展示品(この美術館の収蔵品)は、フラッシュなしで写真撮影可です。…これに関しては、美術館のスタッフの知識がバラバラらしく、「お金を払えば写真撮影可」と言う人がいたり、「全ての展示品が撮影不可」と注意されたりもしました。おかげで、何度も確認してしまいました。
まず正面階段を上り、3階へ。
3階には、特別展示室、14〜16世紀絵画(Holbein、Lochner、Van-Eyck、イタリア絵画など)、17〜18世紀絵画(Tiepolo、Rubens、Rembrandt、Vermeerなど)があります。 -
特別展示・その1、
Wilhelm Lehmbruck "Busts" -
特別展示・その2、
Focus on Ernst Ludwig Kirchner: Life
キルヒナーは私の好きな画家の1人。
思いがけず、キルヒナーのタペストリー作品という珍しいものを観ることができました。
キルヒナーは、エーリッヒ・ヘッケル、カール・シュミット=ロットルフ等と共に「ブリュッケ」を結成し、そして後にナチスによって「退廃芸術」の烙印を押された。
私はこの「退廃芸術」と呼ばれた画家達の作品に、非常に魅かれるものを感じます。 -
Hieronymus Bosch(ca.1450-1516)
"Ecce Homo"
「ヒエロニムス・ボス(本名、Jeroen van Aken)は、ルネサンス期のネーデルラント(フランドル)の画家。「ヒエロニムス」は本名であるイェルーンのラテン語読み、「ボス」は生涯のほとんどをすごした街の名前からとった。
史料が乏しく、伝記には不明な点が多い。
30点ほどの作品が残されているが、シュルレアリスムを思わせるような、その作品の主題も謎に満ちている。スペイン王のフェリペ2世はボスの絵の愛好者で、ボスの故郷から遠く離れたマドリードに傑作の多くがあるのもそのためである。」(Wikipediaより)
絵の左下部分に、薄く何人かの人物の姿が見える。 -
Sandro Botticelli(1445-1510)
"Idealized Portrait of a Lady"
ボッティチェリの描く人物は「ボッティチェリらしい」。優雅で、少女漫画チック。 -
Stefan Lochner(ca.1410-1451)
"The Martyrdoms of the Apostles: Sts Peter, Paul, Andrew, John the Evangelist, James the Great, Bertholomew, Thomas, Phillip, James the Minor, Matthew, Simon and Judas, Matthias"
キリストの12人の弟子の受難…。
12枚のリンチ図が並んでいる。 -
Hans Holbein the Elder with the assistance oh his brother Sigmund and Leonhard Beck(ca.1460-?1524)
"High Altar of the Dominican Church in Frankfurt, outer wings open, 1501"
有名なハンス・ホルバインの同名のお父さんの作品。 -
Jan Vermeer van Delft(1632-1675)
"The Geographer"
★フェルメールの「地理学者」 -
Ernst Ludwig Kirchner(1880-1938)
"Vandeville Theater"
(executed ca.1910 and postdated to 1907 after reworking in Davos in 1919) -
Ernst Ludwig Kirchner(1880-1938)
"Nude Girl 1912/19"
キルヒナーの彫刻作品も何点かありました。
アニメっぽくて、かわいい。 -
Ernst Ludwig Kirchner(1880-1938)
"Nude with Hat,ca. 1911" -
Max Beckman(1884-1950)
"Frankfurt Main Station, 1943"
フランクフルト中央駅。
駅の建物自体は、現在とそんなに変わらない形。 -
Karl Schmidt-Rottluff(1884-1976)
"In the Kiosk, 1912"
キルヒナーと共に「ブリュッケ」を結成した、カール・シュミット=ロットルフ。
kioskって「煙草・新聞・軽食などの売店」のあのキオスク?! …「あずまや」の意味もあるらしいですが。
こういう絵を家に飾りたいなー。 -
Johann Heinrich Wihelm Tischbein(1751-1829)
"Goethe in the Roman Campagna"
ゲーテっていうと、よくこの絵が出てくるなーと思って、写真に収めてみました。
「ローマ郊外でくつろぐ壮年期の(ギラギラした)ゲーテ」って感じでしょうか。 -
Edvard Munch(1863-1944)
"Jealousy"
あの、「ムンクの叫び」のムンクさんです。
「嫉妬」という題ですが…暗い〜〜(〃_ _) -
Emil Nolde(1867-1956)
"Christ in the Underworld, 1911"
ノルデも私の好きな画家です。
シュテーデル美術館では、3点が展示されていましたが、その中でこの作品が1番好きでした。
「下界にいるキリスト」と訳せばいいでしょうか。
前に横たわる病人に奇跡を起こしているキリストの姿を描いているのでしょう。
この色彩感覚! -
"Christ in the Underworld"をアップで。
この色使い、キリストの表情…奇才の画家だと思います。
美術館で鑑賞すると、絵具のぼこぼことした質感まで観ることができるのが醍醐味です。 -
Emil Nolde(1867-1956)
"Eva, 1916"
こちらの作品は、これまたカラフルで、メルヘン系。
ノルデの作品は白い壁よりも、はっきりとした鮮やかな色の壁に映えるような気がします。 -
特別展示・その3、(パンフレットより)
Witches' Lust and the Fall of Man.
The Strange Fantasies of Hans Baldung Grien
ハンス・バルドゥング・グリーンは、デューラーの弟子で、死をテーマにし、裸婦を配した寓意的な作品を描いた画家。
豊満な裸婦に骸骨が絡んでいる絵、若い少女に醜い老人が手を出している絵など、ブラックながら、興味をそそられる作品でした。 -
ミュージアム・ショップ兼ブックショップ。
美術書、写真集がかなり豊富に揃っていて、長時間いても飽きない!充実のミュージアム・ショップ。
椅子も置いてあったりして、座って画集を見ることも
できます。 -
シュテーデル美術館を出て、マイン川沿いのSchaumainkaiを歩きます。この通りは別名「美術館通り」(Museumsufer)とも呼ばれるように、美術館・博物館がいくつも並んでいます。
ドイツ情報通信博物館
Museum fuer Kommunikation
通信の歴史などを展示。 -
ドイツ映画博物館
Deutsches Filmmuseum
「この博物館の見所は、設定されたテーマに関連する映画を、可能な限り原版で上映しているシネマです。プログラムには、回顧上映や初演、連作映画、フェスティバルなどがあります。また、年に数回、映画に関するテーマで特別展を開催しています。資料館では、映画、カメラ、ポスター、無声映画用音楽、さらに俳優や映画監督のコレクションや遺品を管理・記録しています。」 -
応用工芸博物館
Museum fuer Angewandte Kunst
アメリカの建築家リチャード・マイヤーによる建物。
ドイツで最大の工芸博物館のひとつで、ロマネスク様式から現代デザインまでの発展についての常設展「ヨーロッパの工芸品」など、生活の中の芸術、デザインを展示している。 -
ここからは、フランクフルトでのお食事編です。
【フランクフルトでの食事?】
ランチをサルディニア料理の"Ristorante Sardegna"にて。
前菜の、カラスミ with トマト。
この独特の生臭さというか、磯臭さがたまらないです♪ -
イタリア料理でもシュパーゲル!
こちらはシュパーゲルにトマトやチーズをかけて焼いたグラタン風。ルッコラ、生ハムを添えて。
美味しい〜♪ -
こちらも名物の、カラスミ・パスタ。
バターソースに、カラスミパウダーがふりかけられてる。
日本人も絶対に好きな味です(^▽^) -
【フランクフルトでの食事?】
Small Luxury Hotels of the World(SLH)の1つでもあるホテル、
Hotel Krone Assmannshausenにてディナーをいただきました。
ここはフランクフルトではなく、ライン河畔の街、リューデスハイムの近く。ホテルはライン川沿いにあり、対岸には古城ライシュタイン城を望むことができます。 -
アミューズ・グール。
見た目も美しく、お上品♪
このホテルのあるアスマンスハウゼンの町は、ドイツでは珍しく赤ワインの産地(シュペート・ブルグンダー種)だそうです。食前酒として、ここの自家製という赤(ロゼっぽい色合い)のゼクト(スパークリングワイン)をいただきました。 -
旬のシュパーゲル♪
7〜8本もあります。
もうこれで、今年のシュパーゲルは十分堪能しました!
シュニッツェルと共に。 -
こちらも旬の苺のデザート。
下には温かいワインのソース、マリネした苺にバニラアイスクリーム♪
かなりのボリュームです…。
はちきれそうな程、お腹いっぱいになりました…。
美味しかった〜・:*:・ウフフフ(*´▽`*)・:*:・ -
Hotel Krone Assmannshausenのフロント。
雰囲気あります。
歴史的な高級ホテルらしく、天皇陛下もお泊まりになったとか…。
将来、大金持ちになったら泊まってみたいな〜。 -
【フランクフルトでの食事?】
ビール醸造所兼、居酒屋 "Zu den Zwoelf Apostel"(十二使徒)にて、夕食。
http://www.12apostel.net/startseite.html -
そして、またもやシュパーゲルを食べます(^-^;A
だってやっぱり、この時期しか食べられないかと思うと…。なんかちょっとヘルシーな感じもしますし。
今回は、サーモンと一緒にソースをかけて焼いた、グラタン風。
これもまた、美味しい。 -
【フランクフルトでの食事?】
これはホテルでの部屋食です。
飲物は、Schweppesのビターレモン。
カマンベールチーズとトマトのサンドイッチ。
大きいサラダ、茄子の前菜風オイル漬け、それからポテトサラダ。
ドイツのポテトサラダは日本のとはちょっと違うのですが、美味しくて大好き。
デザートにはヨーグルト。
Moevenpickのヨーグルトは、クリームデザートのような濃厚さで、美味しい!
最後がちょっとショボくなってしまいましたが…これはこれで、ドイツの食事の記録です(^ ^;Δ
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この旅行記へのコメント (7)
-
- wiz さん 2008/03/08 20:59:58
- ノルデ、キルヒナー
- ニーコさん、
カキコミがかなーりご無沙汰しちゃいました。
出張&旅行、かわらずアクティブなご様子ですね!
ところで、今日
「北の画家 神秘の世界 ムンク/エミール・ノルデ」
というDVDを見ていたんです。
で、ノルデを見ていたらニーコさんを思い出し、
以前どの旅行記へのカキコミでこの話をしていただろう?と
今探してしまいました(笑) それは多分、
シカゴ・4&このシュテーデル美術館かな〜と♪
改めて見直すとまた面白かったです。
DVDの中でノルデ版「キリストの生涯」を見て
非常に気になったのですが、
ニーコさんの撮られたコレも興味深い。
ノルデはベルリンなど都会に馴染まなかったというけれど
絵も≪故郷のデンマーク(ノルデ村)の農村を思わせるような?≫
どこかプリミティブな雰囲気を持っていますね〜。
亡くなったゼービュルにノルデ美術館Nolde-Stiftung Seebullがあるんですね!
ノルデ、キルヒナー、フリーダ・カーロなど
ニーコさんの好きな色合い?やっぱり共通していますネ。
久々、ニーコさんの美術館編拝見して楽しかったでーす・・・では☆
- ニーコさん からの返信 2008/03/10 23:31:21
- RE: ノルデ、キルヒナー
- voodooさん、こんばんは☆
お久しぶりですm(_ _)m
相変わらず、バタバタと慌しく過ごしております…。
voodooさんは、お元気ですか〜?
>「北の画家 神秘の世界 ムンク/エミール・ノルデ」
というDVDを見ていたんです。
そのDVD、おもしろそうですね!
ぜひ観てみたいー。
そうなんです、ノルデの美術館がデンマークにあるっていうのは、以前インターネットで知り、ぜひぜひ行ってみたいなーと思っていました。
ニーコ
- wiz さん からの返信 2008/03/11 00:32:46
- RE: ノルデ、キルヒナー
- ゼービュルは・・北ドイツ・・・
デンマークとの国境近くの
ノルデ村にも近い辺りにあるみたいですよね♪
美術館のサイト見ると
長閑そうなところですネ〜☆
-
- 96さん 2007/06/04 20:58:00
- こんばんは★
- 今日は、フランクフルトへお邪魔しました。
ホントはこの旅行記へは・・・コメントしずらいっす(笑)
列車は遅延する、アスパラは買い損ない、雨には降られる、、、
しかも、美術館!
とりあえず、足跡のこします(爆)
あっ、でもボスは知ってますよ♪←(ドウダ!)
プラドで観て、本買いました。
ではまたお邪魔させて頂きます!
-
- wiz さん 2007/05/10 23:44:51
- Vermeer
- ニーコさん、
またまたシュテーデル美術館というのが
UPされてたのでこちらにもお邪魔♪
数少ないフェルメール Vermeerの作品が
こちらにもあるんですね〜!
いいもの見せてもらいました、どうもありがとう〜デス!!
気になって、今、Official HPの方覗いてみました☆
またコメント載ったころ見に来まーす(^-^)/~~
P.S.これってまた出張ですか・・・? 逆に出張(仕事)だと、
(ニーコさんの場合けっこう同じところに何度も行くみたいだから)
「今回はここ見よう!」とか集中できるかもですね・・・。。。
- wiz さん からの返信 2007/05/11 00:05:40
- RE: おっと!しかも〜!!
- Hieronymus Bosch じゃないですかー!
http://4travel.jp/traveler/ni-ko/pict/12157666/src.html
「快楽の園」(プラド) − も1回よーーーく見たくなりました^^
P.S.スイマセン、コメント前に1人で楽しんでしまいました;;;
- ニーコさん からの返信 2007/05/11 10:09:01
- RE: Vermeer
- voodooさん、おはようございます♪
ご訪問、ありがとうございます〜♪
フランクフルトでシュテーデル美術館に行って来ました。
予想以上に素晴らしい美術館でした。
…というか、あまり期待していなかっただけに、意外に充実していてびっくりしました。
フェルメールの絵が1点あるというのは知っていたのですが、私の好きなKirchner、Noldeなどの作品も多くて嬉しかったです。
フランクフルトって、良い町ではあるのですが、あまり見所がないんですよねー。ま、ドイツの町って2、3の大都市(ベルリン、ミュンヘン等)を除いてはみんなそうなんだと思いますが…。
あまり遠出する時間がないのが、残念です。
そして、さすがvoodooさん!
よくBoschだってわかりましたね!
これからコメント順次入れていきまーす。
ニーコ
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